住宅の設計や現場管理を得意としている一級建築士です。
このHP 施主さんの気持ちがや悩みがわかってとても参考になります。
なにかわからないことや 困っていることがあったら聞いてください
一生懸命 お答えします。
よろしくお願いします
(営利目的ではありません。基本的にはこのスレッドの中だけで簡潔とします)
[スレ作成日時]2007-06-26 00:05:00
建築士です なんでも聞いてください
563:
治療院
[2007-10-03 15:45:00]
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564:
匿名さん
[2007-10-03 21:17:00]
基本的なところで恐縮ですが、よろしくお願いします。
基礎について、一体の基礎とよく耳にします。 一体の基礎とはどんな場合で、逆に一体でない基礎とはどのような場合なのでしょうか? 教えてください。 |
565:
建築士№265
[2007-10-03 23:20:00]
No.559 by ビギナーさん 様
検討している敷地に傾斜がありそうだ ということですが どこにどれだけの傾斜があるのか により回答が変わります。 敷地に斜面がある場合、塀や土留めを設けて、土地の形状を変えても良いし、そのまま家を建てることも自由です。擁壁などを設けると、平地は広くなり、利用できる土地面積が広がりますが、その分費用がかかること、またあまり高い擁壁を設ける場合には、宅地造成規制法が適用されて行政の許可が必要になることがあります。また道路から玄関まで、段差がある場合には、階段などを設けて入りやすくする必要があります。 |
566:
建築士№265
[2007-10-03 23:34:00]
>水周りを取ること、移すことは、現実高額になるのでしょうか。
>一軒の家にトイレが、1階にトイレが複数あるのは、家相的に良くないでしょうか。 >新しい家と今の家を、屋根付きパティオ(・・・こう言わないのかも)かインナーテラスで繋げたいのですが、やっぱり耐震強度は取れにくいのでしょうか。 状況が良く分からないので、お答えがむずかしいのですが、水廻りがあるのと無いのとでは、費用は大きく変わります。流し台、ユニットバス、トイレの部品だけでも100万円くらいはします。その上設置費用、給排水設備工事費などあわせれば最低300万円はかかるでしょう。 あと、宅内の排水、給水管の位置関係によっては、水廻りが設置しにくい場所もあります。詳しくは工務店や業者さんに調べてもらいましょう。 トイレが2個あるには家相の点でどうか、ということですが、ひとつでもふたつでも変わりません。私は家相はあまり信じてはないのですが、たとえば鬼門を避ける とか自分に都合の良いように考えれば良いと思います。 増築部分のつなぎ方ですが、デザイン的なことはともかく、できれば二つの家が完全につながっているような方法よりも、構造的には独立させたほうが耐震的には良いと思います。 |
567:
建築士№265
[2007-10-03 23:38:00]
No.561 by ちょこ 様
確かにHMの大手の場合、工法が特殊で認定されたものが多く、第三者機関がとやかく言う というのはそぐわない気がしますね。 一般的な木造軸組工法や2×4であれば費用対効果はあると思います。 |
568:
建築士№265----
[2007-10-03 23:52:00]
No.562 by ビギナーさん
給水や排水の配管は、できるだけ基礎の外周部に入れて、床コンクリの下になる部分は無いようにするか、あっても最小限にすることが必要です。確かに配管というのは永久に持つわけではないので、できるだけメンテしやすいようにします。 |
569:
建築士№265
[2007-10-04 00:09:00]
No.564 by 匿名さん 様
一体の基礎 というと分かりにくい言葉ですよね。 べた基礎の造り方で、普通は床板のコンクリートを打設したあと 数日後に立ち上がりのコンクリートを打設します。 これだと、形状的にはつながっているように見えますが、 厳密に言えば床板と立上り部分は一体になっているわけではありません。 (構造的には応力は伝達するし、止水性もあるので問題はありませんが) ところが最近床板と立ち上を同じ日に施工して一体成型と称する工務店が出てきました。確かに床と立ち上りを一緒に打設することが出来れば、別々に打設するよりは丈夫そうに見えます。 ただ正確には、床のコンクリートが固まるのを待って数時間後に打つ ということらしく、厳密に一体成型しているわけでな無いようです。 本当に一緒に打ってしまうと、重力でコンクリートが流れてしまうので、立上りのコンクリートががっちりと打てなくなってしまいます。一体成型というのは工法として無理があります。 |
570:
ビギナーさん
[2007-10-04 09:34:00]
No.562です。早速の回答ありがとうございました。
もう少し教えていただけませんか。 べた基礎は基礎コンクリ部から配管を直接垂直立ち上げが普通ですか。 もしくは基礎に水平に穴を開け屋内に引き込むのでしょうか。 その他どんな方法があるのでしょうか。 お手数ですがよろしくお願いします。 |
571:
ちょこちょこ
[2007-10-04 11:54:00]
建築士さん、早速のご回答ありがとうございました。
>増築部分のつなぎ方ですが、デザイン的なことはともかく、できれば二つの家が完全につながっているような方法よりも、構造的には独立させたほうが耐震的には良いと思います。 ・・・参考になりました。少し自分の計画に自信が出来ました。 >一般的な木造軸組工法や2×4であれば費用対効果はあると思います。 ごめんなさい、費用分の効果があると受け取りましたが合ってますか。 |
572:
にせたい
[2007-10-04 15:47:00]
よろしくお願いします。
「家の寿命はメンテ次第」だと思いますが、屋根・外壁・基礎にひび割れが出たらその補修、というように外側のメンテナンスは確かに不可欠ですよね。 でも、例えば木造住宅の場合、柱や梁などの構造体の補修(補強)って長年住むと必要になるもんなんですか? (蟻、雨漏り等による腐食は当然ですけど) 木造軸組のHMって大小企業たくさんありますが、それらで使用される木材(柱、梁など構造体の部分に関して)の品質の違いってどう比較すればいいんですか? 私がお伺いしたいのは結局、屋根・外壁のメンテはしますが、構造体は補修せずに50、60年住めるものなのかな?それはHMで違うのかな?ということです。 HMの意見は鵜呑みにしたくないので、プロの意見をお願いします。 |
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573:
購入検討中さん
[2007-10-04 16:09:00]
ALC外壁を使って新築予定です。
外壁の塗料は、高耐久の弾性塗料をお願いしました。 メーカーの提案した塗装は、下地剤に微弾性フィラー、 中塗りにレナフレンド、上塗り剤にクリーンマイルドシリコン弾性でした。 これ自体には納得しているのですが、コーキング材は、 目地補修にはアクリル、窓枠部のみウレタンらしいです。 折角、高耐久の塗料にして貰ったのに、 コーキングの劣化で再塗装となったら意味がないので少し心配です。 しかし、レナフレンドもアクリル製だし、 コーキングの上に、下塗り、中塗り、上塗りと塗膜が塗られるので、 紫外線が直接コーキング剤にあたらないと思うので、 コーキングはアクリルでも構わないかもとの思いもあります。 一方で、やはり、コーキングの劣化の要因は紫外線だけではなく、 熱なども影響すると思うので、耐久性の高いものの方が良い という思いもあります。 コーキングをアクリルからウレタンに変更すると、 差額は8万円とのことでした。 この金額が少し高すぎると感じるので悩んでいます。 やはりアクリルコーキングは避けた方が良いのでしょうか? それとも、この使用環境ならばアクリルでも問題は無いのでしょうか? 教えて下さい。 |
574:
広島の建築士
[2007-10-04 17:14:00]
基本的に、ALCの構造物(鉄骨造)は建築物が地震等で変形した場合、剛性による耐震性でなく、柔軟性(揺らせて)耐震性を発揮します。
5〜6年前だったと思いますがALC板の取付方法も、湿式工法(板と板のジョイントにモルタル充填)は廃止されました、(モルタル充填で板と板が固定され柔軟性がなくなる)したがって、現在は建物の揺れに追柔する金物での工法が一般です。アクリル・ウレタンもちろん耐候性は違います。上塗りの外装材で 膜を張るのでアクリルでいいかと思われがちですが、揺れに対するコーキングの粘着強度・引張り強度の事も考慮するとウレタンでしょうね。 工場・事務所建築等ならコーキングのm数も多いので金額が大変な事になりますが、住宅でしょ?アクリルは柔軟性も劣化が早いし、思い切ったほうが・・・ ちなみに外装材(上塗り材)も水系でなく溶剤系(ウレタン系)がいいですよ。 |
575:
匿名さん
[2007-10-04 20:30:00]
>>568建築士さん
へなちょこベタ基礎よりも、地耐力3tの設計の布基礎で十分でないの? |
576:
一本松
[2007-10-05 02:31:00]
建築士様
No.551 一本松 です。 柱の選び方についてのご回答、ありがとうございました。 ぜひ参考にさせていただきます。 今後ともよろしくお願いします。 |
577:
ビギナーさん
[2007-10-06 09:24:00]
初めまして。
早速ですが質問させてください。 現在持ち家の車庫スペースの上にウッドデッキを造ろうと 考えています。既に建蔽率は一杯なのでこれを造ると 建蔽率オーバーになるのは明確なのですが施工を依頼しようと 考えた業者曰く、「基礎」をつくらずにいきなり地面に柱を 立てれば建築物にはならないので建蔽率には加算されない と言われましたが本当でしょうか?もしこの方法がダメなら 床(天井)の部分を間隔をあけて板を張れば屋根扱いには ならないので大丈夫とも言われました。もし実際そうであれば どのくらいの間隔を開けて張れば良いのでしょうか?大工さん曰く 「すのこ」の間隔程度ということなんですが・・・・。 宜しくお願いします。 |
578:
建築士
[2007-10-06 14:54:00]
No.570 by ビギナーさん 様
普通はコンクリ-トの下を通して、垂直に立ち上げをします。 基礎の立ち上げからスリ−ブを通して入れる方法もありますが それだと交換メンテナンスが容易にないますが 反面 配管が空気中にさらされ、傷みが早く あまりお勧めできません。 |
579:
建築士
[2007-10-06 15:31:00]
No.572 by にせたい 様
無垢の材木は素材としては、鉄やコンクリ−トと違い物理的な劣化がありません。(法隆寺は1300年も建っています)シロアリや腐食など生物学的な劣化が問題ですが、構造材が結露や雨漏れなどで湿気が高い環境に置かれることがなく、シロアリ被害を防げれば、「永久に持つ」ということができます。あとは接合部の釘や金物の寿命(錆が無ければ50年〜100年)、集成材の接着剤の寿命(期間ははっきりわかりませんが、)そして基礎のコンクリ−トの寿命(普通の住宅であればこれも50年くらい=中性化といいコンクリ−トのアルカリが抜けて、中の鉄筋が錆を生じます) ということでしょうか。 使う側の都合による寿命(文化的な寿命)というのもあります。 間取りの考え方ひとつとっても、変化します。世代も変わります。 そのため日本では30年くらいで家が建て替えられてきました。 あと材木の品質のついてですが 1 樹種による品質の差 高級材料=ヒノキ 安価=杉 ホワイトウッドとか 露骨に値段が違います 2 無垢か集成材か 一長一短です。一時期集成材がもてはやされましたが、 接着剤で剥離する事故があり、無垢材が見直されました 3 含水率の差 乾燥材=含水率に応じて(D1 15% D2 20% D3 25%) グリ−ン材 4 見栄えによる区分 節があるか無いか 5 寸法による区分 3寸5分角 4寸 それ以上・・・ などいろいろです。どの仕様が最も良いかということは一概にはいえません。予算や見栄え、施主さんの希望など、現場現場で検討し決定しています。大手HMだと安定供給の問題もあり、それらも踏まえて樹種が設定されています。 |
580:
建築士
[2007-10-06 15:45:00]
No.577 by ビギナーさん 様
昔 議論になったこともあり、反論されたこともありますが、 「床が すのこ状であれば面積に加算されない」 というのは誤解です。 そもそも車庫が建っている以上、建築面積に加算されてしまいます。 柱に基礎があるかないかは関係ありません。 そもそも基礎がないというのは危険です。 ネガなお答えしかできませんが、確認を出さずに無許可でやるしかないと思います。 |
581:
Ks
[2007-10-07 10:47:00]
現在家の建築に向け打ち合わせ中です。
そこでエコガラスについて質問をさせていただきたいと思います。 エコガラスには2つの種類があったかと思いますが(遮熱タイプ と断熱タイプ)、どちらを選択するのが良いのでしょうか? 遮熱タイプですと夏場は日差しをカットしてくれますが冬場の 陽だまり感は得られないのかなと・・・ 逆に断熱タイプですと夏場は日射を取り込んでしまいますよね・・・ 軒や庇を深くすることにより断熱タイプでも熱の伝わりを抑えて室温の上昇を防ぐことが出来るのでしょうか? 各社のHPを見ても熱の反射率などは載っていますがどういった条件での話なのか、輻射の問題なのか記載されていないため不明です。 もし情報をお持ちでしたら提供していただけないでしょうか? |
582:
もぐたん
[2007-10-07 19:02:00]
建築士 様
お世話になります。 軽量鉄骨一戸建てを竣工後1年になりますが、基礎の立ち上がり部分に60本以上のクラックが発生しています。 クラックは表面の化粧モルタルだけでなく、コンクリートそのものを貫通しています。 HMによると原因はコンクリートの収縮とのことです。 クラック幅は0.1〜0.5mmで、0.3mm以上はエポキシ樹脂注入による補修をしています。 しかし、0.3mm以下のクラックも無数にあり、点検の度に数が増えるので不安が残ります。 エポキシ樹脂注入以外に有効な補修方法がありましたら教えていただきたいです。 よろしくお願いいたします。 |
No.540 治療院です。
お忙しい中、お返事いただきありがとうございました。
次回の打ち合わせの際に粘り強く交渉してみます。
本当にありがとうございました。