建築関係の設計です。
本業は住宅系ではなく、インテリア・意匠系分野なのですが、住まいのこと、建築のこと、設備のこと、一般の方よりはわかりますので、質問があればできる範囲でお答えします。
■多忙のため、おそらく全ての質問に答えることができないと思います。
また、私が詳しくない分野の話もあるかと思いますので、そんな時はその分野に詳しい方の力をお借りしながら疑問を解決できればと思います。みなさまぜひご参加ください。
[スレ作成日時]2010-05-09 11:37:46
設計です 質問があればどうぞ
1101:
匿名さん
[2012-12-13 10:17:02]
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1102:
匿名さん
[2012-12-13 10:56:19]
>1101
スレ主ではありませんが、気になったのでコメントさせて頂きます。 通常、小梁はスラブの中央付近などにあるものです。 スラブの周囲は大梁が取り囲んでいますので、どうしてもサッシよりも上に配管やエアコンのスリーブを出さないといけない場合には大梁に穴を開けて通しますが、普通は梁下を通すように設計しますので、大梁ならわかるのですが小梁を貫通させると言うのはとても珍しい建物です。 質問されている建物が銀行ローンが使える分譲マンションだとすると、建築指導課の検査を受けて合格した建物ですので、姉歯のようなことでもないなら、まともに構造計算を行った上で許可されたものですから大丈夫でしょうし有り得ます。 普通、エアコンスリーブは室内機のドレンも通すので、柱と柱の距離が20m以上の巨大な建物で天井高さた3m以上の建物でない限り大梁を貫通させるような位置にエアコンスリーブを通すことはありません。 エアコンのスリーブは、室内機のサイズとドレンの排水勾配を考えると、少なくとも天井から50センチは下に設置しないと使えません。 そうなると、大梁は天井から最低でも80センチ以上下がっていないと大梁を貫通させることは不可能です。 天井から大梁が80センチ以上も下がっていると、窓サッシの一般的な施工可能高さである210センチを足しますので、少なくとも天井高さは290センチ以上になります。 そして柱と柱の間が20mくらいですので、おそらくワイドスパンのリビングルームの広さは60畳くらいのマンションでしょう。 また、このような巨大な建物であっても、小梁にエアコンのスリーブを貫通させるような可能性はまずありません。 通常のマンションは、100平方メートルの4LDKであっても、大梁の下の壁部分にエアコンのスリーブを設置します。 部屋の外周の梁下に排気などのダクトを通すことがたまにありますが、その場合、大梁の下にダクトを通し、仕上げで梁と一緒に隠してしまうことがあります。 ところで、どんなマンションに住んでいるのか非常に気になりますので、良かったら教えてください。 |
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1103:
匿名さん
[2012-12-13 14:12:25]
1102さん、
普通の70m2くらいの分譲です。 階高3mくらい、2重床2重天井で、LDKの天井高が2550、小梁を含む下がり天井高が2150です。 小梁の高さは630だと思います。 まだ入居前で平面詳細図を改めて見なおしていたところです。 おっしゃる内容から、私の図面の読み方が違っているのかもしれないです。 私のスリーブという言葉の使い方も、間違っていそうですね。 エアコンの冷媒管や24時間換気の配管ラインが小梁を横切るときに貫通記号 (バルコニー側のエアコンのドレン、冷媒管が壁を抜ける記号と同じ)らしき記号が書かれているので、 貫通しているのかな、と思った次第です。 スリーブが小梁を貫通するという表現は、違っていそうです。冷媒管と換気配管のことです。 売主に確認してみます。 |
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1104:
匿名さん
[2012-12-13 15:58:20]
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1105:
設計R(スレ主)
[2012-12-17 02:16:32]
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1106:
設計R(スレ主)
[2012-12-17 02:27:16]
>エアコンスリーブや換気配管のための小梁にけっこう沢山穴が貫通していることに気づきました。 小梁1本に3〜4個、開いてます。きちんと計算されているんだろうな、と思いつつちょっと気になってます。 これくらいはあり得るのでしょうか?
>>1102さん、ありがとうございます。 私も同じところに疑問をもち、同じ意見です。隠蔽形や天カセエアコンのドレンアップ仕様専用スリーブ!?などと逆説的に考えたりもしましたが、通常あまりないことですね。逆に換気用だと150φスリーブでも納まらないでしょうし。(一班的にRCマンションの換気系ダクトを梁スリーブで通すことはありません) 梁に一定径以上のスリーブを入れる場合は補強筋が入っており、そのスリーブがあることを前提にした設計(強度計算)がなされているので強度的な面はご安心ください。 |
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1107:
匿名
[2012-12-21 12:34:06]
設計Rさん
>>1105 洒落の効いた回答 いいですね 冷静で的確な回答…いつも感心しながら読ませていただいております 私はこの9月にマンションを購入したのですが このレスを知ったのは購入後でした 次回に備えてこれからも勉強させていただきたいと思います 頑張ってください |
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1108:
匿名さん
[2013-01-07 18:21:27]
あけましておめでとうございます。
この度入居する、木造戸建がガス床暖なのですが 、LDK14畳と続きの6畳和室に設置するエアコンをどうしようか迷ってます。 場所は都内です。 エアコンは冷房のみを考慮すればよいと思うのですが、 200V5.6kw1台 100V2.8kw同じ機種2台 100V3.6kw+100V2.2kw 他・・ 夏前に量販店で検討しています。具体的な機種とかあればうれしいです。 |
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1109:
サラリーマンさん
[2013-01-07 21:09:41]
三菱の霧ヶ峰か日立な白くまくん。
それぞれに暖房強化型のタイプあります。量販店は取り寄せかも。 |
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1110:
匿名さん
[2013-01-08 09:39:25]
私の部屋は東の角部屋の14階で陽射しをさえぎるものはない立地でして、南のベランダに面したLDKだと16畳になる部屋と隣接した3枚ドアでリビングに続けられる洋室6畳の部屋なのですが、普段はドアを開けて使っていますので、今年の夏も扇風機を併用しましたが、6畳に付けた6畳用のエアコンだけで過ごせましたよ。
今のエアコンが壊れたら、リビングも6畳用にする予定です。 |
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1111:
ビギナーさん
[2013-01-12 04:28:08]
マンションの壁面収納についてアドバイスください。
リビングの壁一面に、壁面収納(TVボード含む)を作りたかったのですが、天井にカセットエアコンがついていて干渉します。そのため、天井までいっぱいには作れないので、幅は壁いっぱいで 274cm, 高さは190cm にしようと考えました。(エアコン高さまで40cmほど空く) しかし、戸境壁(コンクリート)なので収納を壁に打ち付けることができません。この場合、地震時に倒れないように固定する手段はまったく無いのでしょうか。 その場合、天井カセットエアコン(幅は約120cm)を避けて、その両側だけ天井まで収納を作って突っ張るというのは少しでも地震対策になるのでしょうか、また、それって見てくれとして(意匠的に)どうなんでしょうか。Webサイトを探してもそういう施工例がなく、よくわかりません。よろしくお願いいたします。 |
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1112:
匿名さん
[2013-01-12 05:06:43]
家具を壁ぴったりくっ付けて置いた場合、地震時の倒れ防止の突っ張り棒は、家具の奥側、壁一杯に突っ張ることで効力を最大限に発揮します。
壁面収納も同様です。 ただ、市販の突っ張り棒だと設置する家具に合わないと思いますので、家具と同じ面材を用いるか、壁クロスと同じか良く似たクロス仕上げにして、造作の突っ張り棒と同様の効果を発揮する「幕板」のようなものを付ければ綺麗に収まります。 例えば、家具の奥行きが50センチだとして、突っ張り棒の代わりの幕板のようなものは奥行き3センチくらいで十分です。 高さは家具の上端と天井までの高さです。 幅は、綺麗に収めたいのであれば家具全体の幅に合わせると良いでしょう。 つまり、幅274センチ 奥行き3センチくらい 高さ40センチくらい の幕板です。 2分割か3分割にしても良いと思います。 家具を設置した後、幕板をはめ込み、天井と家具の両方に簡単で良いので外れないように固定するだけで完了です。 家具のデザインに合う納得できる市販の突っ張り棒があれば、それのほうが安上がりです。 突っ張り棒の取り付け位置を知らずに、家具の表側、つまり、扉の上に取り付ける人を良く見掛けますが、突っ張り棒は嗅ぐの奥、壁の間際に取り付けるものです。 家具の奥の壁際に取り付けるので、手前に何か置いて目隠しにしても良いと思います。 |
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1113:
匿名さん
[2013-01-13 13:24:45]
エアコンは暖房を下に向けて送風するので、エアコンの風の流れを邪魔しないようにしたほうがいいですね。
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1114:
匿名さん
[2013-01-13 13:25:57]
失礼、カセットエアコンでしたね。
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1115:
匿名さん
[2013-01-13 14:27:25]
規約確認してみた方が良いですよ。うちの場合(三井系の規約)コンクリアンカー打設についての仕様細目がついていて、それを守ればアンカー打てることになっているよ。
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1116:
匿名さん
[2013-01-13 21:12:36]
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1117:
匿名さん
[2013-01-13 21:15:22]
規約を誤解して自分勝手に判断してはいけませんから、管理会社に問い合わせて確認すべきです。
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1118:
1111
[2013-01-14 00:27:17]
>1112さま、その他の皆様
アドバイスありがとうございます。突っ張り板は奥行き3cm分あれば可能なんですね、勉強になりました。 マンションの有償オプションに造作家具のための下地をつけるというのがあったような記憶が…見逃していました。なので、1115さんの言われるようなのは出来なさそうです。 横の固定が可能か確認してみます。 |
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1119:
匿名さん
[2013-01-14 20:02:42]
1111さん。
RC壁面にと言うことですが、RC壁に直接クロスを貼っているマンションは非常に少なく、普通はRC壁に石膏ボードを貼り付けています。 石膏ボードの貼り付け方法ですが、GL工法が多く用いられています。 接着剤を団子のようにして、RC壁に30センチ間隔くらいに押し付け、RC壁と石膏ボードで接着剤の団子を押しつぶすようにして石膏ボードを貼り付けているのです。 団子以外の部分は空間です。 他の間仕切壁で用いられている軽量鉄骨は規則正しく配置していますが、GL工法での空間は少し不規則です。 しかし、その空間をみつけるのは容易です。 ボードをドアのようにノックすれば音の違いで誰にでも見つけることが出来ます。 その空間を狙って「ボードアンカー」を使って家具を固定することが出来ます。 石膏ボード自体の耐力は、それほど強くありませんので家具の最上部にL字金物を沢山取り付けて家具にビス止めすれば、かなり期待出来ると思います。 これに加えて、両側の壁への固定をするような検討も良いと思います。 |
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1120:
設計R(スレ主)
[2013-01-14 23:19:21]
>この度入居する、木造戸建がガス床暖なのですが 、LDK14畳と続きの6畳和室に設置するエアコンをどうしようか迷ってます。 場所は都内です。 エアコンは冷房のみを考慮すればよいと思うのですが・・・具体的な機種とかあればうれしいです。
個人的にエアコンの機種や特徴などは詳しくはなくて(住宅向け民生品は特に)良いアドバイスが出来ません。ごめんなさい。 ただ>>1110さんの例にもあるように、私も約20畳のLDKにやや弱めとされる4.2KWタイプで使っていますが、特に冷房に関しては、もう少し低出力(3KW級)でも良かったかなとすら思っています。 まあ、RCのマンションなので戸建てとは熱負荷が違いますし、設計としては一般的に言われるように「少し余裕を持った出力で選定を・・・」と言わなければならないのですが。(ということで、あまり参考になさらずに。) エアコンの出力と分割はレイアウト(平面的な使い方)によりますね。2.8KW×2台というのが汎用性に長けるように思いますが、そうするとついつい片方だけをMAX運転してしまいそうな気もします。 |
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1121:
設計R(スレ主)
[2013-01-15 01:07:03]
>リビングの壁一面に、壁面収納(TVボード含む)を作りたかったのですが、天井にカセットエアコンがついていて干渉します・・・地震時に倒れないように固定する手段はまったく無いのでしょうか。
うーむ、これとても重要な問題なのですが、なかなかアドバイスが難しいんですよね。 (意外と複合的な話なので実物を見ればアドバイスできるのですが、文面だけからアドバイスするのが難しい・・・) やはり一義的には剛性の確保された壁面への転倒防止措置(有効なビスどめ等)が欲しいところですが、皆さんが仰るように、両サイドで固定(LGS等に複数箇所固定。LGSも所詮は0.8mmなので)することで、ある程度の転倒防止効果が期待できると思います。ただしその場合はW2.7mの壁収納造作が剛性を持って一体になっている(分割搬入設置された壁面収納が現場でボルト等で一体接合されている)ことが必要です。両サイド固定されていても、左右の中央から崩れてしまっては意味がありませんから。 >天井カセットエアコン(幅は約120cm)を避けて・・・ という手も施工方法次第ではアリだと思います。ただし個人的に「天井突っ張り棒」は、一見施工が簡単でありながら、有効に機能させることが難しいのであまりお勧めはしません。どうしても天井へ支持をとる場合には、「突っ張る」だけでなく、天井下地に「固定」することをお勧めします。 また、意匠的に天カセを避けて施工するのは勇気がいる行為ですが、仮にフルオーダーであれば1.2m空いた箇所が不自然に見えないようなグリッド状の意匠を組んでごまかすこともできますし、何より固定を優先すべきだと思うので、あとは>>1111さんの拘り次第ですね。 厚さ数センチの幕板を用いて簡易的に天井と固定する程度では、正直転倒防止の効果は、ほぼゼロと思ってください。 少なくても「板」ではなく箱状の支輪(しりん)をもって固定しないと、家具はコケてきます。(「支輪」の分かりやすい例を紹介します) http://workskougeisya.blog108.fc2.com/blog-category-30.html 市販の「突っ張り棒」は構造的に支輪の役割を代替するパーツですね。前後方向の奥行があることが重要です。 >>1111さんのお宅は戸境壁(コンクリート)とのことで関係無いとも思いますが、ボード面自体へのボードアンカー施工もあまりお勧めはしません。マンションの多くは9.5mmの石膏ボードですが、石膏ボードは元々弱く12.5mmでも強い力で簡単に抜けます。やるのであれば本当に沢山(数十カ所)欲しいです。 コンクリ+クロス直貼の施工方法は、遮音性の高さを理由にしてマンション界では「理想的な施工方法」と言われており、実際にも採用される割合が高いような印象があります。有名なマンション評論家(?)が「直貼施工以外はダメマンション」などと言ったりもしていますが、私個人的には以前から家具固定に難のあるコンクリ直貼仕上には反対で、戸境壁もLGSでフカして家具を固定できるようにすべきだと考えていました。(RC壁ダンゴ支持のGL工法は遮音性の低下や支持力の面から良いとは思いませんが、上下固定のLGS壁なら音振動共振も大きくありませんから) コンクリ+クロス直貼戸境壁でも規約(規則)さえ許せば躯体強度や防火性に影響するわけではないので、RC壁アンカーと言わずともコンクリートビスを打ち込むだけで相当な支持力を得ることが出来ます。本当はこれが理想的。 ということで、私としては ・壁面をLGS(上下固定)等でフカして、そこに固定。 ・天井に下地材を入れて(もしくは利用して)固定 * 共に側面/床固定併用 がお勧めでしょうか。 ただしLGS工事は大工さんができないのでもう一人職人が必要になり、結果高くつきます。 コストをケチった自家施工の場合、他人には勧めはしませんが、意表をついて(!?)全造作収納背面全面をRC壁にコーキング止めにするかも。(規約的にアリなのか怪しいけど、支持力は期待できそうな気がする、ダメ設計案。) その上でオプションとして、お金があれば天カセを移設しますね。これも高くつきますが。 何にせよ、マンションに壁面収納を設置するとあれば上下左右何分割かされて搬入されると思います。 固定するにしても、上端だけで固定するのではなく、それぞれが積木を崩すような崩れ方をしないように緊結するなど留意する必要があります。また収納自体の素材(基材)がランバーなどのベタ芯材かスカスカなフラッシュ造か金物かによっても扱いが違いますので、できればプロ大工に施工してもらうことをお勧めします。 今回は他にアドバイス頂いた皆さんの投稿内容を部分的に否定するような内容になってしまって申し訳ないですが、そんな皆さんへのアドバイスにもなればと。 |
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1122:
匿名さん
[2013-01-15 15:37:19]
スレ主さん、市販のJIS規格をとっている家具店頭防止の突っ張り棒は幅3センチくらいしかないのですが、効果ないのですか?
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1123:
匿名さん
[2013-01-15 16:12:36]
転倒防止の理屈は次の通りです。
家具の背面を壁にぴったりと付けて設置した時、家具の奥(壁に面している側)が浮かないようにすれば家具は転倒しません。 理屈で言えば、転倒防止の突っ張り棒の幅が1ミリでも、家具と天井との間に隙間なく、ずれないようにしておけば、その部材(痛手も棒でもなんでも良いのですが)曲がらなければ絶対に家具が転倒することはありません。 現実には、全ての部材は少しでも撓んだり曲がったりしますので、それらを考慮して数センチの幅を与えているに過ぎないのです。 家具の裏面一面に天井までの高さと同じ高さ、もしくは家具の上端から天井までと同じ高さになる厚さ1ミリの金属板か撓みの少ない素材のものを取り付ければ、地震の揺れによって家具の奥が持ち上がらないようになるので転倒を防止することができます。 ただ、この方法ですと、家具を設置するのが難しくなりますので、ちょっとした工夫が必要ですが可能です。 |
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1124:
匿名さん
[2013-01-15 18:49:20]
>1122さま
JIS規格で幅が3センチくらいの転倒防止製品を教えていただけないでしょうか。突っ張り棒は見た目が気になっていたので私も使ってみたいです。 |
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1125:
匿名さん
[2013-01-15 19:22:57]
すみません。
幅というより奥行きですね。 よろしくお願いします。 |
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1126:
匿名さん
[2013-01-15 21:49:10]
スレ主さん、良くスーパーの防災グッズコーナーに2本セットで2000円くらいでありますがメーカーとか商品名までは知りません。
棒が1本のものや2本のものがありますが、どれも3センチくらいだったと思います。 |
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1127:
匿名さん
[2013-01-15 22:59:26]
家具が一本物で壁との隙間がほとんど無いのなら、家具の両側の上に厚さ2センチ程度の板をぴったりのサイズにカットして差し込んで壁に両面テープで止めれば大丈夫でしょう。
家具が一本化されていないなら、家具の上で合わせ目に板を被せてねじで止めてしまえば良いでしょう。 |
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1128:
設計R(スレ主)
[2013-01-20 10:47:15]
>スレ主さん、市販のJIS規格をとっている家具店頭防止の突っ張り棒は幅3センチくらいしかないのですが、効果ないのですか?
おっしゃっている物は正しく使えば効果を発揮するものです。ご安心ください。家具を正面から見て数センチの「幅」でも、「ある程度の奥行き」と「強度」さえあれば転倒防止に効果を発揮します。>1126であげられているものも同じですね。 >1123さん >理屈で言えば、転倒防止の突っ張り棒の幅が1ミリでも、家具と天井との間に隙間 >なく、ずれないようにしておけば、その部材(痛手も棒でもなんでも良いのですが) >曲がらなければ絶対に家具が転倒することはありません。 ・・・という気もするとは思いますが、それでも実際には転倒は起きてしまいます。ご注意ください。 まず、突っ張り棒の相手になるマンションの天井面は元々弱く、構造上「下からの押し上げ」の力は特に不得意です。また、天井面のボードはへこみや破壊が生じやすく、標準の軽鉄部材も壁に比べて格段に華奢なので歪みやすいです(軽鉄吊天井は 外力を受けるものとして作られていないので)。面自体が弱いので、「力の集中」による破壊を避けるためには、「接点」を大きく確保する必要があります。(>1121で支輪を推したのもこのため) 加えて、大地震時には数百分の1レベルで躯体の歪みも生じます。(1/400の歪みは2.4mで6mmに達します。) つまり、強い力が加わった地震時の天井面にミリ単位の精度は期待できないのです。 一方で、壁面収納自体も変形します。壁面収納であればおそらく上下も2ピースでしょう。また、特にマンション高層階では水平方向へ家具を移動をさせるような揺れが生じがちです。家具に上下動がなくても残念ながら家具は壁から離れてしまいます。 そのような環境の中で、1mmや数センチの「奥行き」しか持たない材に突っ張り棒のかわりをさせることは現実的ではありません。市販の突っ張り棒に数十センチの奥行きがあるのもそのためです。 LGSを含めた内装も家具も案外華奢で歪みますから、それを前提に有効な対策をとられることをお勧めします。 |
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1129:
匿名さん
[2013-01-20 11:49:02]
綾野の壁面収納や食器棚には突っ張り棒が付いていませんが、天井との隙間をなくする方法はないでしょうか?
メーカーは天井まで2cmだけ空けて設置するので転倒リスクは低いというのですが、ちょっと心配です。 |
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1130:
匿名さん
[2013-01-20 17:22:08]
スレ主さん、プラスチックのようなパイプですから奥行きも同じで、1本でした。
それに天井が弱いなら、店頭防止の突っ張り棒は強くても天井が壊れてしまい、結局効果なしと言うことですか? |
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1131:
設計R(スレ主)
[2013-01-20 21:11:39]
>綾野の壁面収納や食器棚には突っ張り棒が付いていませんが、天井との隙間をなくする方法はないでしょうか?
フィラー(支輪)のカット寸を天井ぴったりで指定すれば天井との隙間は無くなると思いますよ。但し設置難度が高まり精度も必要になるのでむやみにそれを実行することはお勧めしませんが。 什器形状や分割状況によりますが、特に奥行きが浅かったり上下什器の結合がされていない場合は、上部2センチの隙間でもあっけなく倒れます。フィラーを入れる前に壁面(または天井)に固定した上でフィラーを入れれば見た目も良いと思いますよ。 綾野のような分割システム什器を利用される場合、食器棚を含めて、什器全体の一体化と壁面下地に対する金具を使った固定をお勧めしたいです。ちなみに大工がフィラー等を設置する場合は、多少大きめに持ってきて現場合わせでカットします。什器の重さで床が沈み込まないとも限りませんし、天井が水平かどうかもわかりませんから。 |
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1132:
設計R(スレ主)
[2013-01-20 21:18:49]
>プラスチックのようなパイプですから奥行きも同じで、1本でした。それに天井が弱いなら、店頭防止の突っ張り棒は強くても天井が壊れてしまい、結局効果なしと言うことですか?
単なる「1本棒」タイプですか。。。それはあまりお勧めしませんね。 揺れた什器の重さが棒の端点に全てかかり天井が壊れる可能性も当然ありますが、それ以上に揺れるうちに什器と天井面にズレや歪みが生じてパイプが外れ、突っ張り棒の意味が無くなる可能性が高いです。 突っ張り棒は、有効に機能するように、外れないように設置するには結構コツがいるので、個人的にはそこを心配して壁面固定をお勧めしたいと思っています。(まあ、壁面固定にもコツは要るのですが。) |
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1133:
匿名さん
[2013-01-21 00:14:34]
スレ主さん、パイプだけではありません。
パイプの両側は長方形になっている、よく見掛けるものです。 ごらんになったこと無いのですか? ネットで調べてみると、アイリスオーヤマのホームページでよく似たものを見つけました。 一般市販のものではだめなのですね。 |
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1134:
設計R(スレ主)
[2013-01-21 07:56:27]
>1133さん。仰っているのはこの画像のような形状のものでしょうか?
よく見かけるこれ(一般的な突っ張り棒)であれば>1128でも書いたように「ある程度の奥行き」をもったものなので、正しく使えば一定の効果を発揮しますよ。私が書いていた「奥行き」とは、支持棒部分の奥行き(断面形状)ではなく、家具や天井と接している部分を含めた「奥行き」です。上下端に奥行きがあれば、その中間部分を1本パイプで支持して「H形」をしていようが「ロの字」形状で支持しようが、強度さえあれば形状は関係ありません(強度と形状には関係がありますが)。 これらの器具はある程度の強度がある天井部分に対して、家具が揺れた時にも隙間が出来て棒が脱落しないようにしっかりと取付ける必要があります。 |
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1135:
匿名さん
[2013-01-21 08:26:33]
この突っ張り棒は見た目が悪すぎて使いたくないです。
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1136:
匿名さん
[2013-01-21 10:48:44]
じゃあ使わなきゃいい。いちいち書き込むな。
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1137:
匿名さん
[2013-01-21 12:36:31]
1134の画像のように使う場合に注意は必要です。 二重天井の場合、天井面と設置している部分には天井の下地材が無くて石膏ボードだけの部分になる可能性が非常に高くなります。 一般に天井下地は、45センチ間隔で入っていますが、格子のように45センチの枡状ではなく、一方向に45センチ間隔で流すように通っています。 それが縦に流れているとした場合、90センチ間隔で横に下地材が入っています。 そのようにして、幅90センチで長さが180センチの石膏ボードをビス止めする下地にしています。 それにこの下地は、天井から吊り下げ、天井の石膏ボードが落ちないようになっているだけなので、下から上の力には弱いのです。 しかし、部屋の周囲は壁に入っている下地に固定されていますので、写真のような取り付け方法ではなく、写真の突っ張り棒の両端の長方形の設置免の取り付け方が縦だとすると、横にするようにして、家具の一番奥、天井の端のしっかりととした天井部分に来るように設置すれば、相当強固になります。 ただし、写真のような設置方法でも、いくら天井の石膏ボードが弱いと言っても、天井下地が下から上への力に弱いと言っても、一般的な家具であれば問題ありません。 一番重要なのは、突っ張り棒が家具から離れないようにすることです。 家具にネジや両面テープで固定しれやれば、二重天井の天井石膏ボードが割れても、天井ボードと下地が全て落ちてしまうことはないので、何処かに引っ掛かったりして転倒せずに済む可能性があります。 写真のように2本使うなら、家具の両端の奥に横使いで設置し、家具とはネジか両面テープで固定して、天井面の端に設置するのが良いでしょう。 |
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1138:
匿名さん
[2013-01-21 18:35:21]
横使い?縦使い?どっち?
>1134の写真は縦? |
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1139:
匿名さん
[2013-01-21 21:12:16]
>1138
ちゃんと読めばわかりますよ。 1137の一部をコピーします。 >しかし、部屋の周囲は壁に入っている下地に固定されていますので、写真のような取り付け方法ではなく、 >写真の突っ張り棒の両端の長方形の設置免の取り付け方が縦だとすると、横にするようにして、家具の一番奥、 >天井の端のしっかりととした天井部分に来るように設置すれば、相当強固になります。 この部分の2行目に書いてます。 「写真の突っ張り棒の両端の長方形の設置免の取り付け方が縦だとすると」 と言うことから、写真の使い方を「縦」だと最初に断っています。 |
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1140:
匿名さん
[2013-01-21 22:34:32]
どっち向きにすれば良いの?
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1141:
匿名さん
[2013-01-22 16:51:39]
>1140
これも1137に書いていますので、ちゃんと読めばわかりますよ。 1137の一部をコピーします。 >写真の突っ張り棒の両端の長方形の設置免の取り付け方が縦だとすると、 >横にするようにして、家具の一番奥、天井の端のしっかりととした天井部分に来るように設置すれば、相当強固になります。 この部分の2行目に書いてあります。 「横にするようにして、家具の一番奥、天井の端のしっかりととした天井部分に来るように設置すれば、」 と言うことから、写真の使い方を縦だとすると、横に使い、家具の一番奥のしっかりした部分に設置すると良いと、既に書いてあります。 |
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1142:
匿名さん
[2013-01-22 18:03:14]
スレ主はツッパリ棒の奥行きが小さいと駄目だから縦使いがいいと言ってるけど、>1141は奥行き1ミリでも数センチでも十分で横使いがいいと言っているから訪ねました。
結局どっちが良いの? |
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1143:
匿名さん
[2013-01-22 21:51:02]
床がフローリングの場合、樹脂製の下敷きのようなものでは役に立ちませんが、1ミリのアルミ合金などの剛性の高い板を家具の幅と同じにして裏面に固定し、天井まで隙間が空かないくらいぴったりくっ付けるようにし、家具の底に滑り止めを付けておけば家具は倒れません。
二重天井の場合、写真の位置だと天井下地のない石膏ボードだけの場合がありますので、天井にくっついている面積が大きくないと天井の石膏ボードを突き破る可能性があります。 しかし、前に説明したように、天井の周囲には軽量鉄骨が隙間なく通っていまして、壁の軽量鉄骨に固定されていますので、天井の周囲役3センチくらいだけは非常に強固なのです。 その強固な部分に力を伝えるようにするのが最良です。 ただし、この方法は一般的ではありませんので、写真のような市販の突っ張り棒を用いることを前提に、横使いにして家具の奥に設置し、家具の下には滑り止めを入れることが良いのです。 家具が倒れるのは、家具の奥側が持ち上がるからです。 滑らなければ、家具を壁にぴったり置いておくと、大きく揺れても家具の手前が持ち上がることがないからです。 |
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1144:
設計R(スレ主)
[2013-01-23 02:49:56]
突っ張り棒を使うのに、縦か横かと言われれば、>1134の写真の様な方向(縦)に普通に付けた方が良いですよ。
横だと歪みや遊びが生じなければ良いのですが、歪みやズレが発生した場合には隙間を埋めた突っ張り棒が外れやすいです。 実際の地震ではズレや歪み、家具の滑りが生じてしまいますので、私としては>1137や>1143で書かれたような方法はお勧めしません(下部に突っ張り棒を固定するのは良いのですが)。まあ、突っ張り棒の取説にも縦方向につけるように書いてありますしね。 また、これは補足としての情報ですが、天井と壁との接点の強度は戸境壁のような「壁先行」の場合、天井と壁の軽鉄下地同士が直接固定されない(ボード同士が突きつけられているだけの)場合があり、そうした場合は天井端部であっても強度が期待できませんのでご注意ください。(マンションではあまりないと思いますが) 何にせよ、天井はそれほど強いものではありませんし、突っ張り棒は固定が甘くなりがちです。もちろん何も対策しないよりは良いですけどね。家具の固定が済んでいない皆さんはなるべく早く、L字金物などを用いて家具を壁面に固定されることをお勧めしたいです。 |
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1145:
匿名さん
[2013-01-23 09:25:32]
家具がどのように倒れるのか、倒れるのを止めるにはどうすれば良いのかさえ理解できれば、どこにどのように取り付けるのが最適なのかは一目瞭然です。
ただ、一般市販品の場合、素人が取り付けるため、最大性能を発揮させる方法よりも、取り付け方法が簡単でクレームが出ないような無難な方法を推奨するのは当然です。 縦使いなら、最大能力は発揮できませんが、私が指摘したような床に滑りとめを付けることも不要ですし、誰でも間違いなく設置できるのです。 私も一般市販品としての取り付け説明書を書くとしたら、スレ主さんのように書きますが、ここでは最大能力を発揮する方法を書いたのです。 マンションであることが大前提であるので、二重天井になっているのなら、部屋の周囲に必ず軽量鉄骨の枠組みがありますし、その枠組みはビスで壁を構成する軽量鉄骨の枠に固定されます。 一般市販の家具であれば、壁幅いっぱいに設置するのであれば、地震による振動で前にしか倒れる危険性はありませんので、壁際、家具の一番奥に設置するのが最良です。 何故なら、縦使いの場合、家具の奥側は有効に働きますが、家具の前側には全く力が働きません。 支えるどころか前側は、家具の奥側が持ち上がろうとした時に離れてしまい、隙間があくからです。 そうなると、家具と天井に密着している長方形の底面はが短辺方向の小さな面でしか設置しないこととなり、スニーカーのように設置していたものが、揺れだすとピンヒールで踏んづけるようになるので、突っ張り棒が付いている家具の上面と天井面を撓みやすく、軽量鉄骨下地がない部分だと破壊させるような力に変化するのです。 しかし、横使いに壁際に設置しておけば、そのようなとき、突っ張り棒の底面のほとんどが力を分散させるので、弱い家具の上面と天井面への負担が10分の1くらいに減少するだけでなく、家具と天井の端と言う家具と天井にとっては最も強固な部分に力を伝えることになるので、更に安定するのです。 無難な取り付け方法を選ぶので十分な効果を発揮させることが出来ると思いますが、それが全てではありません。 全ての状況に対応するものではありませんが、物は使いようで最大の効果を発揮させることができるのです。 |
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1146:
匿名さん
[2013-01-23 22:34:59]
マンション洗面室のダウンライトは、洗濯機の位置より離れたところにある事も多いのはどうしてですか?
洗濯機あたりへの明るさは考慮して設計しないもの? |
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1147:
匿名さん
[2013-01-23 23:04:51]
洗面所の形は他の部屋とは違い、洗濯機置き場だけが凹んでいたりします。
照明の設計は平均値を考えて配置しますので、洗濯機の上だけに配置することはまずありません。 それには理由があります。 今では横ドラムの洗濯乾燥機が当たり前になってきて、昔のように洗濯機の上に乾燥機を付ける人は少なくなりましたがなくなった訳ではありません。 洗濯機とは別に洗濯機の上に乾燥機を付けた場合、その上に照明器具があっても用を成しませんので配置しないようにしているのです。 もしも単体の乾燥機がなくなれば、洗濯機置き場の上に単独の照明が付く時代がくるかも知れませんね。 |
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1148:
匿名さん
[2013-01-24 15:18:48]
投稿を読むかぎりスレ主案は実際の地震を考えての話。>1145の案は自身も言うように理論上は良いけど実際にはあやしい感じがするな。
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1149:
匿名さん
[2013-01-24 19:40:45]
洗面室のダウンライトのご回答、有難うございました。
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1150:
匿名さん
[2013-01-24 20:50:09]
1148の内容は「案」ではなく事実です。
家具の天板が一枚板である無垢材なら、一般的な力に対して、どの部分でも同じような耐力があると考えられますが、大半の家具の天板はフラッシュ構造と言うものになっています。 フラッシュ構造とは一般のマンションの壁などと同じような構造です。 天板の周囲と間にだけ木材の骨組みが梯子のような形状であり、上下に薄い板を貼り付けているものです。 骨組みの部分は強くても、薄い板だけの部分は弱いのです。 天井も同じで、天井の周囲だけは、壁の骨組みと同じ軽量鉄骨がビスで固定されていますので上からの力にも下からの力にも強い部分になります。 他の中央部分は、天井から長くて細いボルトを吊り下げていて、それに骨組みを吊るしているだけですから、上からの力にはある程度強くても、下かの力には弱いのです。 しかも、骨組みの部分ならある程度の下からの力に強いのですが、骨組み以外の部分は前述のフラッシュ構造と同じで弱いのです。 特に、RC壁に設置した家具だと言うことですので、RC壁に固定している天井の端の骨組みは非常に強いのです。 家具の強い部分は嗅ぐの周囲です。 二重天井の強い部分は、天井の周囲です。 壁をコンコンとノックして見て下さい。 ボコボコと鳴る部分が大半ですが、ところどころでコツコツと言う硬い音がする部分があります。 それが骨組みの強い部分です。 これは二重天井の話で、直天井の場合は全面がRCスラブなので、二重天井とは比べ物にならない強さがあります。 よって、フラッシュの天板の家具と二重天井の場合、地震に強くしたいのなら、強い部分同士を有効に使えれば安心だと言うことです。 しかも、それさえ知っていれば、この写真の転倒防止の突っ張り棒を取り付けるのは誰にでも出来るくらい簡単です。 |
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
小梁1本に3〜4個、開いてます。きちんと計算されているんだろうな、と思いつつちょっと気になってます。
これくらいはあり得るのでしょうか?