11月の上旬に、青山一丁目から徒歩3分という高級マンション「パークコート青山一丁目」に見学に行ってきました。
土地柄かなり高級になることは十分理解していたのですが、同じ会社が展開しているシリーズである「パークハウス」を狙っていることと、単純に億ションのモデルルームを見てみたいという好奇心から、家族で見学に行ってみました。
伺った時間のせいか、自分たち以外には一組ほどしか見えませんでした。
アンケートを書いてから、担当の方がブースに来て、「パークコート青山一丁目」の説明をしていただき、モデルルーム見学、現地案内という内容でした。3時間くらいかかったかと思います。 「パークコート青山一丁目」は東京メトロ半蔵門線、銀座線、都営大江戸線の3路線を使うことが出来る、青山一丁目駅から約徒歩4分という、とても条件の良い場所に建つ物件です。 今回はモデルルームから現地に向かったので実際に歩いてみることができませんでしたが、使う路線によってかかる時間が違うとのことでした。 改札からの時間は3番出口からは約6分、4番出口南からは約4分とのことでした。 この場所は、表参道や外苑前など、オシャレな街が近く、一方で赤坂も近くて華やかですし、赤坂御所が間近ですから自然もあるという環境を持っています。 元々、この「パークコート青山一丁目」が建つ辺りは、江戸時代には大名屋敷などが多くあった場所だそうで、元々静かな住宅街なのだそうです。 青山一丁目という場所が、赤坂御所の近い便利なオフィス街、くらいに考えていた自分には、この閑静な邸宅地という情報は驚きでした。 写真は、モデルルームの机にあった地図とパンフレットの現地の航空写真です。 周囲の雰囲気が分かり易いかと思います。 |
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先にHPなどで情報を見て気になったところは、この「パークコート青山一丁目」が地下1階地上5階という設計だということについてです。
あまり高い建物は建てられないかもしれないことは、この地域が第二種住居地域にあたる為だそうですが、地下の部屋の日照などはどうなっているのだろうかと思っていました。 質問してみたところ、1階の部屋は半地下くらいの低さで、テラスを設けている、ということでした。 また、建築基準法上は地上4階建ての地下2階建て、ということになるそうです。 この辺りが丘になってることが影響しているそうです。 |
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この「パークコート青山一丁目」マンションの説明をしていただく上で気になっていたのが、どこがまだ空きがあるのか、という事でしたが、自分たちの行ったタイミングは遅かったようで、多くの部屋が契約済み、または商談中となっていましたが、それでもまだ全てのフロアでいくつかずつ部屋を残してある、という状況でした。
こちらは総戸数は46戸だそうですが、その中に事業協力者住戸が7戸含まれている為に、販売されているのは39戸とのことです。 建物の設計的には、内廊下式を採用し4方向全ての面に、いづれかの部屋の窓やバルコニーがくるというデザインになっています。 写真は東側のエントランスがある面から撮った模型です。 |
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模型の写真と現地の写真を元に、説明していただいたことを書いていきます。
模型は東側の写真です。 現地の写真は、同じく東側の道路から撮ったものです。 東側は道路に面しています。北側も道路には面しているのですが、行き止まりになる為にほとんど車は通らないそうなので、こちらの東側の道路だけが道路や人が通る道だと考えることができそうです。 1階の部屋にはテラスがついていて、陽が入るように設計してあるそうです。 また、5階の部屋にはルーフバルコニーがあり、その先に植栽が置かれるということでした。 建物の中に緑が多いように感じる設計だと思いました。 |
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模型も現地も、南側です。
こちら側には「翻訳の学校 フェローアカデミー」と看板の出ている建物がありました。 この建物が4階建てくらいになっており、距離が気になるところだと、現地で少し気になったのですが、サロンに戻りその話をしてみると、建物が被る部分は少し引いた設計になり、隣の建物からは遠くなる、とのことでした。 模型の写真だとわかりにくいのですが、隣の建物は南側前面にかぶっているわけではなく、写真の手前にある1本だけの木より向こう側に建っているのです。 現地の写真と木の位置と比べると理解できると思います。 そしてモデルルームになっていた部屋は、一番南側に位置する部屋でした。 南側で開けているので、かなり光は入ってくるだろうと思います。 |
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では隣の建物が近いという南西側ですが、1階に住民が使える共用のカスケードテラスが設計されています。
一緒に載せているのはパンフレットの写真ですが、このような、共用で使える場所に使うことで、デッドスペースをうまく生かしているそうです。 また、カスケードテラスの上には何もない、ということが、模型の写真からよく分かると思います。 |
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模型を西側から撮った写真と、現地で北側の道路一番端から西側に向かって撮った写真です。
西側で隣になる建物(現地写真の目の前にある煉瓦造りっぽい建物)は、基本的にはオフィスとして使われている建物で、見た目もマンションのように見えました。 間にある塀から、目隠しになるような木が西側のお隣さんの区画の中に配置されているのは、両方の写真から分かると思います。 模型の方が間に立つ木などは元気そうですが、実際にはここまで茂っているかは疑問です。 また、現地で感じた事としては、西側のお隣さんの建物までの距離が意外とあるということでした。 写真だとうまく撮れていませんが、間にちゃんと距離が保たれていました。 隣と「パークコート青山一丁目」との間に目隠しの木もあり、これで隣からの視線はそこまで気にしなくてもいいのかもしれない、とも思いました。 |
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他に、模型を見ながら説明していただいたことを書いておきます。
他のパークシリーズでも使われているそうですが、外面のサッシやポイント部分にグレイッシュブルー(写真では水色くらいに見えますが、少しくすんだブルーグレイをしています)が採用されているので、模型を見るだけでも、他のマンションと違いを作っていることが分かりました。 全ての面にこのグレイッシュブルーが使われているため、統一感も出ていると同時に、爽快感があると思いました。 また、サッシだけではなく、この敷地を取り囲むフェンスにもこの色が採用されています。 |
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模型を見ていて、屋上の緑の一角が気になったのですが、これは屋上緑化といって、東京都の条例で決まっているものだそうです。
最上階の植栽とは別に必要なのだそうで、このこともあって、この「パークコート青山一丁目」は緑が多いマンション、という印象を受けました。 また、サッシなどで使われているグレイッシュブルーと相性が良い、オリーブの木が植栽には多く使われるそうです。 |
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ではモデルルームを見学して感じたことやパンフレットを見て感じた事をまとめていきます。
部屋などの写真は、パンフレットを撮ったものです。 まずはエントランスホールです。 2層吹き抜けになっているエントランスになっており、高さがあって開放感がありそうです。 屏風をイメージした飾り壁や、アートが飾られたりするなど、マンション全体の玄関口として、明るく美しい印象になるように設計されていると感じました。 |
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モデルルームに入ってみます。
今回モデルルームになっていたのは124Aという部屋でしたが、全体的に大きくアレンジされていて、元々の間取りとはかなり違うものになっていました。 入り口から入ると、大きくグラウンドした壁が印象的で、その先にリビングダイニングが広がる、という形になっていて、この写真のままの印象でした。 青山という場所なので、セカンドハウスとして持って、ここでホームパーティーなどをするのかな、と考えてしまいました。 部屋の各所には、世界中のアートが飾られています。 |
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リビングです。
窓が多く、光が沢山入ってくるだろうと思いました。 この部屋は建物の中で一番南側に位置するので、この写真に写っている窓からは、本当にたくさんの陽の光が入ってくると思われます。 この写真のリビングは約38帖ほどになり、あまりに広いので驚きました。 しかし実際の間取りでも32帖の広さがあるリビングになっています。 この写真の真ん中に柱があり、そこに鏡が貼られているためにキッチン側が写りこんでいるのですが、この柱に向かって右側が、本来であればもう一部屋という設計になっています。 |
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続いてキッチンです。
このキッチンは、位置も形も変わっているのですが、それでもその雰囲気を感じることは出来ました。 キッチンはミーレ社製のIHクッキングヒーターや食器食洗機が入ったシステムキッチンが採用されていました。 また、シンクしたの収納のサイズに合わせたステンレス収納などを、KEYUCAさんとコラボして用意してある、とのことでした。 大きなサイズのマンションではありませんが、もちろんディスポーザーも用意されています。 少し遠くて分かりにくいですが、キッチンに向かって右側に、オーブンが入れ込まれたキッチンラックがありますが、この中に家電は全て入れられていて、また冷蔵庫もこのオーブンの左隣に入れ込まれていました。 生活感を見せないが使いやすい、というところにこだわっていることを感じました。 |
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ラウンドの壁の中に、雰囲気を変えた部屋が用意されており、そこに主寝室やバスルームなどが作られていました。
書斎のようなスペースと、電気式のストーブなどがあり、温かくシックな雰囲気に作られていました。 |
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メインのベッドルームです。
このモデルルームのベッドルームは約19帖で作られていましたが、実際の部屋ではもう少し狭く、10帖になるそうです。 自分は10帖でも十分広いと思ってしまいました。 また、この横とリビングに約6㎡くらいのバルコニーがそれぞれ設計されていました。 このバルコニーには、このマンションの景観規則によって、洗濯物が干せないことから、干せるようなところがありませんでした。 このくらいのレベルのマンションになると、景観の問題などが出てくる為に、洗濯物は外に干せないということは多いそうです。 |
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このモデルルームのウォークインクローゼット(以下WIC)です。
このデザイン、とても格好良いデザインだとおもったのですが、これは広さがあるからこそできることですね。 全て見えてしまうので、隠しておく、ということもできないですし中にも外にも広さがあって、余裕を持っておくことが出来ないと、この良さは再現できないだろうと思いました。 このWICは約2.3帖で作られていましたが、実際のWICは1.6帖ほどで設計されていました。 |
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バスルームと洗面台です。
バスルームの設備については、部屋の大きさによって、これと同じ設備になるのかが決まっているそうです。 バスルームの写真の左上にある、天井からのシャワー(オーバーヘッドシャワー)は、日本の家で付いているものを見たことが無かったので、少し驚きました。 湯船自体も縦に立ち上がっているところにパネルが貼られていたり、床のデザインがよく見るようなタイルなどではなかったので、高級感のあるバスルームになっていると感じました。 また、この広さになれば当然なのかもしれませんが、洗面台は2つ用意されていました。 このモデルルームでは、洗濯機置き場はカットされていたので、どのようなものになるのか見ることはできませんでした。 |
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以上でモデルルームの写真は終わりなのですが、床材についてパンフレットでも触れられていたので書いておきます。
玄関からリビング、そしてキッチンまで使われている素材は、フローリングではなくタイルだそうです。 掃除もしやすく、また天然石のような温度的に冷たくなりすぎないように、このタイルが採用されているとのことでした。 また、プライベートルームの方のフローリングは、「無垢材にエイジング加工をしたような」デザインのフローリング(本物の無垢材ではありません)になっているそうで、こちらも掃除しやすく痛みにくいということでした。 |
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モデルルームの説明の他に、玄関前の部分には、設置されたユーテリティボックスという設備がありました。
これは、共有部分にあるそれぞれの部屋のロッカーというようなもので、このマンションのコンシェルジュが、マンションまで届いた宅配便やクリーニングに出していた物、またはネットスーパーで注文した生鮮食品を、ここまで届けておいてくれる、というサービスです。 このロッカーの下部には専用の冷蔵庫もありました。 他のマンションで良く見る、エントランスにある宅配ボックスは、先に使われてしまっていて空きがない、なんてこともありますが、このシステムであれば、冷蔵の物を冷やしたままでちゃんと受け取ることができるのですね。 凄いシステムだと思いました。 |
大使館などが並ぶ場所にモデルルームがあることで、伺うだけでも緊張してしまいました。
三井不動産レジデンシャルの中でも、特上グレードのマンションなのだと、入る前から分かる気がしました。