住友林業で実際に家を建てた人にアンケートにご協力いただき、見積もり金額や最終的にかかった金額など、実例を紹介しています。これから住宅の購入を検討している方のご参考にしていただければ幸いです。
また、2015年以降に大手ハウスメーカー11社で家を建てた方、ぜひ実例アンケートにご協力ください。最大でamazonギフト券8000円分の謝礼をお送りいたします。
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積水ハウスの住宅実例 実際に建てた人に聞きました(住宅実例スレ)
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[スレ作成日時]2018-11-09 15:49:11
住友林業の住宅実例 実際に建てた人に聞きました(住宅実例スレ)
1:
管理担当
[2018-11-09 15:53:24]
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||
by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
・地域(都道府県):東京都
・住宅の仕様:木造・通気工法 瓦葺き
・階数:2階
・敷地面積:442.1m2
・延べ床面積:239.5m2
・見積もり金額:67,000,000円
・最終的な金額:69,000,000円
【これから家を建てる人へのアドバイス(良かった点・悪かった点)】
ハウスメーカーの選定段階では、私共の場合、後述する入門書やメーカー比較サイトを読んだり、各メーカーさんに同じ質問状を出してその対応で判断したり、各社の建築現場や決算書(原価率、広告宣伝費率、研究開発費率、利益剰余金など)を見たりしました。地盤特性・周辺環境・結露などの条件から、和風木造2階建て瓦葺きは最初から決めていましたので、決定要因として、基礎の種類、耐震設計の方法、外観デザイン、壁内換気方法、断熱性、白アリ対策、各社の特徴と短所、長期優良住宅、Eco住宅、アフターサービス、保証期間を比較して、5社ほどの中から選びました。
設計段階では、注文住宅と言いながらも、ハウスメーカーさんの準備した品揃えの中から設備を選ぶことになり、それ以外の材料メーカー・商品を選ぼうとすると、価格が予想以上に高いです。その結果、設備メーカー(LIXIL等)のショールームへ足繁く行きましたが、ほとんど採用できませんでした。また、太陽光発電やインテリア・家具等を売り込まれ、どんどん契約金額が増えていく傾向があるので、施主は何が必須アイテムなのか、あるいは、上限額はいくらまでかを事前に決めておいたほうが良いように思います。
助言としては、設計段階が一番重要で、相手の設計者の言われるままにならないよう、事前に本やネットで勉強しておくことをお勧めします。私共の場合、以下の4冊を流し読みし、住宅検査会社のブログ等を見て、専門用語やチェックするべき重要ポイント・良く起きる不良個所を勉強しました。必須アイテムとしては、地震後の電力復旧に伴う火災を防ぐ「感震ブレーカ」や、空き巣予防のための玄関ドアの「センサーチャイム」、ネット利用に便利な「情報分電盤」があると思います。私共の場合、正門と玄関ドアが離れていたので、正門のインターフォン以外に、後付けでワイヤレス・ドアベルを付ける羽目になりました。
① 市村博(2014).ハウスメーカーで後悔しない家を建てる技術、廣済堂出版
② 家づくり後援会(2011).木造住宅 工事チェック・ハンドブック、作品社
③ 大野隆司(2010).住宅建築なんでも小辞典、講談社ブルーバックス
④ 佐藤秀雄(2011).家づくり必ず知っておきたいこと100、あさ出版
解体工事や外構工事についてはハウスメーカーさんの外注経費が高いためか、専門業者に別途依頼したら半額程度になりました。さらに、専門業者は原則、発注者の指示に従うので、ハウスメーカーさんに工事を依頼するとメーカーさんが発注者になり、我々の指示が専門業者に届かない(言うことを聞かない)かも知れません。
建築現場では、ハウスメーカーさんの現場監督がほとんど常駐せず(1週間に数回程度、計測・不具合箇所点検に来るぐらい)、管理は職人さんや下請けに任せ切りという状態でした。ですから、基礎の立上り部分のコンクリート打設前、および、数週間に一度ぐらい現場に行き、完成後に見えなくなる壁内・天井裏・床パネル・屋根上などをチェックすることをお勧めします。もちろん、引渡しを受けるまでの建築中の物件は、法的にハウスメーカーさんの所有物ですから、現場への立入りはメーカーさんの了解を取ってください。
ちなみに、近所で建て売りや大手ハウスメーカーさんの新築現場を良く見かけましたが、「これで大丈夫!?」という工事をしていたり、日本語が話せない外国人だけで工事をしていたりで、「施主さんは何も知らずにここに住むことになるんだろうな」と暗い気分になりました。
我々の場合は、現場横の古家に仮住まいしていたので、我々が仮設トイレなどの清掃や現場の整理整頓を手伝いながら、毎日、品質をチェックし、定期的に問題個所を現場監督に連絡していました。その際、管理されていないと感じる一例として、棟上げ前日に大雨が降ったせいで、長期間、床下に雨が200ℓほど溜まっていたり、仮設トイレが満杯でも気付かなかったり、材料(柱材)が雨ざらしで足場の上に放置されているということが起きて、工事監督がうんざりするぐらい我々が文句を言って、丁度いいぐらいでした。後で聞くと、うるさい施主には優秀な職人を回すそうですが、優秀な職人さんでさえ、そんな具合です。板前さんは魚と包丁を大事にすると言いますが、今の職人さんは材木や道具を大事にする暇がないぐらい忙しいようです。
また、ホームインスペクターの市村先生にお願いすることにした途端、ハウスメーカーさんの態度がコロッと変わって我々の言うことを聞いてくれるようになり、作業も丁寧になったので、住宅検査会社にお願いするのは大変良かったと思っています。
建物の引渡し時はやっと終わった解放感も加わり嬉しいものですが、沢山説明されて、何が何だか分からないうちに終わってしまうものです。助言としては、竣工図面(設計図面から現場で変更となった事柄を反映させた図面)を大切にして下さい。その後の外構工事、リフォームやメンテナンスの際に必須です。特に、ハウスメーカーさんが直接、施工せず、重視しない、屋外の上下水道やガスの敷設図や外構図面は重要でしょう。
最後に、色々と文句・苦情を書きましたが、今、思えばハウスメーカーさん、特に現場の方々はたいへん良くやって頂いたと感謝の気持ちで一杯です。相手に不信感を抱くのではなく、お互い協力して一緒に良いものを造って街の財産にして行こうという一体感があっても良いかと思います。苦情を言うのはハウスメーカーさんにもっと良くなって欲しいからで、苦情を言わなくなってしまうということは、家造り・街づくりを諦めてしまうということではないでしょうか?
■最終的な金額補足
69,000,000円は解体・外構・登記費用含まず