大阪市内でも天王寺区は販売価格が高い物件が多いですが,環状線内側・天王寺区という立地にあって,本物件の価格競争力が高いという評判を聞き,気になったのでモデルルーム見学行ってきました。以下,レポートさせていただきます。
トイレについては,本タイプのみカウンターがありますが,手洗いは併設されていません。この点が他物件と比較したときに弱いとおっしゃっていました。ただ,トイレ自体はちょっとよいもの(TOTOのプレミスト・セフィオンテクト搭載のもの)を採用したとのことです。
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・居室等について
居室の出入り部分にちょっとした段差が設けられており,フルフラットにしようと思えばできる部分なのになぜしないのか疑問でしたが,担当者によると,これは建具(ドア)のゆがみ防止だそうです。ドアは,4方向に囲いがあることで構造的に安定するらしいのですが,これをフルフラットにすると,下方向だけ囲いがなく,構造的に不安定となり,わずかながら徐々にドアが傾いてくるそうです。そのため,やろうと思えばできるけれども,あえて囲いとしての段差を設けていると説明を受け,非常に納得しました。 |
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収納は,部屋のタイプによって確保量がまちまちです。基本的にはしっかり確保されていますが,CタイプとEタイプ(ともに60㎡半ば)のみ,図面上収納に不安があると感じました。それ以外のタイプは十分に確保されていると考えます。
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天井は最大2500mm確保されているということで,平均より5cmですが高いのはありがたいです。この5cmで体感の開放感がかなり変わってきます。また,小梁工法であるためそこまで下がり天井の下がり方も気になりません。下がり天井の天井高は,モデルのHタイプのみ共用廊下に面した居室が1860mmとかなりの下がり方をしていますが,それ以外のプランでは2040mmの下がりとなり,そこまできつさは感じないと思われます。ダブルアウトポールですし,居室やリビングの開放感はかなり感じられ,全戸南向きで採光がよさそうなので,明るい広々としたLDKになると考えます。
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・その他の特記事項
建具については,価格の割にはブランズというブランドマンションのためか,全般的に高級感がありました。本物件では引き戸が多いのが特色ですが,全てソフトクローズで上吊りの仕上げになっています。 リビングのドアは,中途半端に開いていると自然と閉まるようになっていて,子供はきちんとドアを閉めないので,その際のストレスがなくなりますとの説明を受けました。 |
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廊下幅は85cm確保しており,車いすにも対応したサイズとのことです。
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廊下収納も設けられています。
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共用廊下に面した居室のルーバーです。このルーバーの網戸は取り外せるようになっていて,手洗いができるのがポイントとのことでした。従来は網戸の取り外しができず,きちんと掃除ができないという問題があったそうです。
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モデルルームのうち,子ども部屋の画像です。
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今なら上層階についてセレクト可能ということでした。
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もう一方のタイプです。
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浴室のセレクト一覧です。
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コンクリート厚等の構造に係る仕様です。
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【建設現地について】
モデルルーム見学後,現地を訪れました。現在,おおむね7階くらいの中層階の躯体工事に着手しているような状況で,着々と建設が進んでいるように感じました。 隣接状況ですが,北側はスーパーライフと接していて,買い物が便利という状況です。ライフですが,営業時間は朝9時から深夜24時まで,1階が食料品,2階は日用品を取り扱うとのことでした。 画像は南側隣地の歩道から,建築現地と東側を走る環状線の位置関係を撮影したものです。 |
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東側は道路を挟んで環状線の高架があります。おおむねマンションから10m程度の距離になるのでしょうか。かなり近接した印象を受けました。ところが,現地に立つと,工事の音の方がうるさかったためか,そこまで電車音が気にならず驚きました。担当者によれば,外回り電車は寺田町駅停車に向けて減速しており,音が静かということです。一方で,内回り電車の加速音が気になるのではないかとのことでしたが,環状線はマンション付近を時速50km程度で走行するため,一般的な電車としては騒音が比較的マシとのことでした。また,環状線に新型車両が投入された影響で,全体的な静音化が進んでいるそうです。
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西側と南側は既存の住宅等が立ち並んでいます。3階程度の住居がメインで,背の高い雑居ビルや賃貸ビルは見当たりませんでした。そのため,採光シミュレーションによると,冬至の時に1~2階が朝方と日没間際に陽が入らない程度で,ほとんど問題なく全戸に陽が射しこむとの説明を受けました。確かに,採光や眺望(見るに値する眺望かはさておき)に問題はなさそうという印象を受けました。
画像は南側隣地の様子です。 |
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西側隣地の様子です。
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また,近くの国分公園で子どもたちが多く遊んでおり,環状線は走っていますが比較的静穏な環境で,利便性もありつつ住環境としてもそこまで悪くないという印象を受けました。
画像は見切れていますが北側のライフと国分公園の様子です。おおむね東側隣地から南,西と経て北側と建築現地をぐるりと回って撮影した格好です。 |
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【価格帯・管理費】
価格についてですが,南西角住戸は広いこともあり,環状線から最も離れているのでさすがに値が張りますが,全般的に天王寺区の物件にしては目に優しい価格ではないかと思います。本物件の坪単価は220万円ということでした。 階数が上がるからといってめちゃくちゃな価格の乗せ方をしているわけではなく,数十万円の単位で徐々に上がっていく形です。 |
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管理費も,ネット使用料込みでおおむね1万5千以内に収まっており,非常に低廉な印象を受けました。価格も管理費も非常に安く感じますと感想を言うと,担当者がおっしゃるには,そもそも他の天王寺区で分譲中の物件が高すぎるということでした。とはいえ,価格も含めてこの管理費の安さは非常に競争力があると評価してよいと考えます。
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