越後湯沢・苗場のリゾートマンションは買ってはいけない?
藻谷 湯沢のいくつかのマンションでは、水回りが老朽化しているために、蛇口から出る水道水も飲用には堪えず、住民はペットボトルの水を買っていると聞きます。
「空き家大国ニッポン」のゾッとする近未来?首都圏でさえこの惨状… 無計画な開発の果てに
2017.03.10 藻谷 浩介,野澤 千絵 現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51118
ベストセラー『里山資本主義』の著者・藻谷浩介さんと、『老いる家 崩れる街』の著者・野澤千絵さんのおふたりが明かす日本の惨状――。
藻谷 浩介(もたに・こうすけ)1964年、山口県生まれ。日本総合研究所主席研究員。主な著書に『デフレの正体』『里山資本主義』『しなやかな日本列島のつくりかた』『和の国富論』などがある
野澤 千絵(のざわ・ちえ)兵庫県生まれ。東洋大学理工学部建築学科教授。著書『老いる家 崩れる街――住宅過剰社会の末路』(講談社現代新書)が話題を呼び、累計5万5000部を超えている
藻谷 戦後の日本の住宅業界は、「供給を増やせば市場価値も上がる」という、市場経済原理とは真逆の、謎の信念によって支えられてきたのです。原理的には、供給を増やせば値段は下がるのが当然なのですが。
今から20年以上も前、日本開発銀行で地域振興の調査をしていた時分に、大阪の街づくりコンサルタントと話をしていて、初めてそのことに気づきました。
私が「容積率を上げると供給が過剰になってテナントの家賃も下がるし、地価も下落しますから、やめたほうがいいですよね」と言ったら、「はぁ? 容積率を上げないと地価が上がらないだろうが!」と激怒されたんです。
私は「供給を増やすと値段が上がる」と大真面目な顔で言う人がいることにひどく驚いたんですが、それ以来出会った不動産業界、住宅業界の人はみな同じ考えだったんです。
野澤 たしかに、同じ広さの土地を開発する場合、容積率を上げればより多くの住戸が作れますから、その土地の価値は上がりますが……。
藻谷 これは典型的な「合成の誤謬」です。その土地だけみれば確かにその時には価値は上がるのですが、そうなると隣の土地でも同じことを始めます。つまり、エリア全体で見ればあっという間に供給過剰になって地価が下がるんです。
湯沢町(新潟県)が典型ですね。都市計画もないスキー場エリアで、バブルの頃に林立した超高層のリゾートマンションの部屋が、今は超格安で売りに出ています。
野澤 そうですね。あのリゾートマンションはいまや100万円でも売れない状態でしょう。結局、持ち主にしてみれば資産価値は暴落しても、古くなった家電製品のようにどこかに廃棄することもできない。
所有権がある以上、固定資産税や管理費・修繕積立金という支出だけは負担しなければならない。ものすごい重荷になっているはずです。
藻谷 湯沢のいくつかのマンションでは、水回りが老朽化しているために、蛇口から出る水道水も飲用には堪えず、住民はペットボトルの水を買っていると聞きます。
野澤 えーっ!
住宅業界の人が買わない物件
藻谷 実際には開発業者はそんな超高層住宅の末路は知っているのです。でも「買う奴がいるのだから、今売れればいい」という「売り逃げの論理」で突っ走っているんです。
東京都心に急増している分譲タワーマンションの多くは、近い将来、高齢者が詰まった「新・山村」になって、その処理は大きな社会問題になります。その頃になって製造物責任を問われるのは、売り逃げを図った不動産会社ですよ。
野澤 だから、建築や住宅業界の人はほとんど、タワーマンションを買ってないですよね。
藻谷 そう、住宅業界の人は超高層物件を買わない。私も家は買っていない。首都圏の家を買うリスクは大きすぎます。
野澤 タワーマンションは修繕コストも膨大になります。大規模修繕や建て替えの際に住民の意見をまとめなくてはならないけれど、何百世帯もの合意を得るのは非常に難しい。
藻谷 消防車の梯子が届かないような高さの建物の修繕はかなり技術的にハードルが高い。湯沢町のように、十分な修繕ができない「立ち腐れ超高層」が激増するでしょう。そして、劣悪な状態になったマンションであっても、居住者は税金や管理費・修繕積立金を負担し続けなければならない……。
野澤 戸建てもタワーマンションも大量に余る時代になってきているのは予想ではなく現実です。こうなった以上、今すでにある空き家を中古住宅として流通できる建物にして売買・賃貸したり、古い空き家は解体・除却することが一般化するような仕組みを整えつつ、都市計画を厳格にし、規制を強化すべきだと思います。
藻谷 高さ制限の厳格な国立市(東京都)では、高層マンションを建設した業者に、住民が訴訟を起こし、一審では20メートルを超える部分の撤去を命じた。地元の不動産業者が「不当な判決だ。これで国立の地価は暴落する」と言っていましたが、現実には国立の地価は今でも上がっている。
野澤 「地区計画」という都市計画制度による規制で、実質的に住宅の供給が一定程度制限されているからですね。住宅過剰時代には、自分の家があるまち自体の資産価値を上げるよう、ひとりひとりが行政に働きかけることが、ますます必要となってくるのでしょう。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51118?page=4
[スレ作成日時]2017-05-27 20:04:01
越後湯沢・苗場のリゾートマンションは買ってはいけない?
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匿名さん
[2018-09-27 10:45:24]
宇宙戦艦ヤマトの設定はある意味、将来を予言していたということですか?
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42:
匿名さん
[2018-09-27 10:47:47]
苗場のリゾートマンションが売れなくなったのは、白樺平ゲレンデや浅貝ゲレンデの様なリゾマンに隣接するスキー場が廃止されたからです 苗場のリゾマンの販売価格はすぐ隣にスキー場があるという付加価値で高くなっていたのに、一番近くの苗場スキー場でも車で10分もかかる様になったので価値が暴落したのですね。 実際、ファミールヴィラ苗場やファミールヴィラ苗場タワーは2年前に浅貝スキー場が廃業する前までは 100万円以上していたのに、廃業後すぐに10万円に下がりました。 それ以前も、白樺平ゲレンデや浅貝ゲレンデが土日以外休業になってから売りが急増していました。 湯沢のリゾマンもスキー場がすぐ傍だったり、無料循環バスがあるからまだ100万円代で下落が止まっているので、これから地球温暖化の影響でスキー場が廃止されたら苗場のリゾマンと同じになってしまいます。 ____ 苗場地区で採算が取れなくなって廃止されたスキー場 三国スキー場 浅貝スキー場 浅貝の隣のファミリーゲレンデ(今は別荘分譲地になっている) 白樺平スキー場 二居スキー場 唯一残った苗場スキー場も稼働するリフトが 1/3 になり、ゲレンデには中国の団体客ばかりになりました。 苗場でゴンドラに乗って上まで行っても、初心者はスキーで降りて来られない。 大斜面の初級者用迂回路をコスト削減で閉鎖していますからね。 地球温暖化の影響で湯沢地区のスキー場も苗場地区と同じになります。 湯沢地区のスキー場で残るのはガーラと かぐら の二つ位でしょうか。 田代スキー場は既に今でもガラガラで、営業日を土日だけにしないと採算が取れなくなっています かぐらスキー場は駐車場からメインゲレンデに行くまで40分もかかるし、ゲレンデも移動路みたいな狭いコースばかりで、初心者向きの緩いコースも一つも無い。 それから、かぐらのゴンドラライン急坂に敷いているサマーゲレンデ用のピスラボ・マットを雪が無くなっても使っています。 前はバスでロープーウェイ頂上駅と かぐらゴンドラ始点をむすんでいたから、雪が無くなっても かぐらメインゲレンデに行けたけど、バスを廃止したんで、ゴンドララインのエッジの効かない急坂のピスラボの上を滑らないといけない。 初心者には危険だし、滑るだけでスキー板がボロボロになる。 という事で、かぐらメインゲレンデに雪が沢山有っても かぐら・田代スキー場は採算が取れないのですね |
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匿名さん
[2018-09-27 13:03:54]
苗場のリゾートマンションの人気が無くなった理由 近くにまともなスキー場がなくなったら、わざわざ苗場のリゾートマンションに行く意味も無くなる: ファミールヴィラ苗場タワーの元オーナーがリゾマンを売った理由 Re 苗場地区の将来は? 投稿者:タワー引退者 投稿日:2016年 8月31日(水)12時22分29秒 私は苗場スキー場に絶望してタワーを売却しました。 毎年いるとわかるのですが、経営が傾斜した時から、 ・コースの廃止(火打ゲレンデはかなりコース廃止されましたね) ・コース整備の手抜き(コースは存在しても滑れない。大斜面も迂回くねくねが存在して、初中級者でも上から下まで何とか降りてこれたはず)、 ・ロープウェイ・ゴンドラがすぐに運休(強風とか視界不良とかの理由ですぐ1日運休する) ・平日はさらにコースも縮小 ・プリンスホテル内の店が穴あき状態(行くと営業してないとか) ・プリンスホテル自体が季節営業に以降(今は夏はやっているようですが、冬しか営業せず) など、スキー場としてまともではなくなりました。 子供と外国人だけ相手して、下の方で滑ってろと言わんばかり。 子どももちょっと滑れるようになると、満足せず田代や湯沢まで遠征してました。 さらにスキーシーズン以外で営業していたゴルフ場も廃止されましたしね。 プリンスホテルだけのせいにするつもりは無いです。 地元も浅貝ゲレンデもM選手の仲間内だけでの営業(レストハウスで仲間内だけでの盛り上がりで営業しているのかどうかもわかず、地元のホテル・ペンションとの連携もなし)で、M選手がスキー選手のせいかスノボパークもなくなり、地元もやる気なし(浅貝と温泉のセットでもやればいいのに) タワーは気に入ってたのですが、手放しました。 苗場は温暖化で雪質も悪くなり、さらに奥の三国スキー場があれば雪質の良さは多分売りになると思うんですけど、地元もこうじゃ難しんでしょうね。残念です。 http://8601.teacup.com/naebatower/bbs/983 _____ 2009年12月26日 スキー専用になった浅貝スキー場 http://blog.livedoor.jp/mightycraft/archives/50478809.html 昨晩はオフィスでクリスマスパーティーでしたが、アルコールは飲まず、パーティー終了後子供3人を連れて車をとばし、深夜に苗場のマンションに到着しました。妻は仕事があるので一緒ではありません。 朝は少し遅めの朝食をとります。 DSC05047 昼近くまでWiiのスーパーマリオをやらせて、スキーの準備をします。今日は苗場タワーそばにある浅貝スキー場に行きます。 正式名称は苗場スキー場浅貝ゲレンデというらしく、リフトも1本でスキー場に昇格していないのですが、苗場スキー場からも離れていますし、1日券も別料金のため別のスキー場のようです。 今日が浅貝スキー場のオープン日ですが、今年からスキー専用ゲレンデになったようです。スノボのパークアイテムがいくつもあり、どちらかというとスノボプレーヤーの割合の方が多かったのですが、なぜかスキー専用です。 勝手な見解ですが、以前から赤字でスノボのパークを維持するにはコストがかかるので、スキー専用にしてスクールなどの団体を呼び込むつもりでしょうか。以前はハーフパイプのコースとかも作ってましたからね。 どちらにしても苗場スキー場全体のリストラクチャリングの一環でしょう。苗場スキー場奥にあったスキー専用エリアの火打ゲレンデが廃止されたので、その部分を持ってきたとも言えますね。 まずはいつものように、スキーロッカーからスキーの準備をする間に、子供達にはラジコンで遊ばせます。 DSC05048 浅貝ゲレンデまではマンションから徒歩で3~4分ですが、今日は妻はいないので車で移動します。 まずはそりで遊びます。それにしてもオープン日だというのに人がいません。子供のスクールの団体で何人かいるようですが、その他は数えるほどです。 DSC05051DSC05049DSC05056 長女マミもプラスチックのスキーでスキーデビューさせました。やる気は満々でした。が、滑り出した途端、怖がって終了。そり遊びに戻りました。 DSC05054DSC05053DSC05057 1時半近くになったので、ゲレンデのレストランに行きます。ここも寂れていてお客がいません。小物を売っていた売店エリアも無くなってしまったようです。 メニューの種類も少なく、カレーやピザなどを注文しました。サービスで豚汁をもらいましたが、全て素人以下の料理です。関係者のような人ばかり出入しているようで、どうもスキースクールの運営のレストランのようです。 DSC05058DSC05060DSC05059 子供向きの料理なども無く、浅貝をスキー専用にしてファミリーを呼び込めるとは思えないです。せめて苗場とかかぐらでやっているようなドリンクバーを設置すればいいのに。 食後はスキーをします。スキーデビューしたはずのマミは、もうスキーを履きたくないとのことで背中に背負って滑ります。 DSC05065DSC05063DSC05066 リフトを3回乗り、滑って終了。リフト1本しか無く、さらに1枚岩バーンですから、この位で飽きます。 スノボならもう少し楽しめるかもしれませんが、スキーだとすぐに飽きるコースですね。コースの下部もなだらかでは無いので初心者向けでもないですし。 これからかもしれませんが、そりなどの遊びエリアも無く、ファミリー向けでもないでしょう。 スキーが終わり、そのまま数十メートル先にある温泉の、「雪ささの湯」へ行きます。 DSC05067DSC05068 フロント横にある恐竜のおもちゃがお気に入りで遊んでいます。帰りがけにはリンゴをもらいます。 DSC05069DSC05070 夕食は冷凍食品のハンバーグです。夜はヒロキとユウキはスーパーマリオWiiを、マミはアンパンマンのおもちゃで遊んで過ごします。 DSC05071DSC05072 それにしても浅貝スキー場の先が思いやられます。元々リフトが1つしか無く、コースも少なく初心者向きでもないのに、スキー専用になり利用者激減(多分、いや確実)。ゲレンデレストランも素人運営で美味くない。ナイターも今シーズンから廃止。苗場スキー場との連絡バスなども無く孤立している。子供向けの遊び場も無い。と、マイナスの要素ばかり。 来シーズンは西武マンションに隣接した白樺ゲレンデのように土日のみ営業になり、ゆくゆくは浅貝スキー場自体が廃止になりそうな・・・。 苗場タワーのマンションの部屋から見えた、ナイターの様子はもう見られないと思うと残念ですが、スキー場自体が無くなるとしたらもっと残念ですね。 元々運営元のプリンス自体にやる気がないんでしょう。苗場スキー場浅貝ゲレンデと名前がついているのに、ゲレンデ間を連絡するシャトルバスさえ無いのですから。 苗場スキー場スタッフBLOGに、うちの子供達が写っていました。2枚目の写真の黄色の2人とピンクの1人です。ここです。 http://blog.livedoor.jp/mightycraft/archives/50478809.html |
44:
匿名さん
[2018-10-02 16:08:08]
三国スキー場(新潟県湯沢町) 「'86 SKI GUIDE(山と渓谷社)」によれば、 「苗場スキー場から、3.5km。上越国境の山々に囲まれた谷あいにあり、43haのゲレンデは豊富な積雪に恵まれ12月初旬から5月上旬まで滑走でき、美しいブナ林に囲まれた独特な雰囲気をもっている。 ゲレンデにはセパレートされた7コースが設定されており、初級者から上級者まで自分の技術に応じたコース選定ができ、安心して滑走できるようになっている。苗場プリンスホテル宿泊のスキーヤーには、無料送迎バスが運行されている」 と紹介されている。 標高1,120~1,548m。開設は1980年。 最大斜度30度。 苗場と同様、国土計画によってつくられた西武系のスキー場だった。 リフトはペア2基、シングル1基。最長滑走距離2,500m。 http://old-skier.seesaa.net/article/161623424.html 2005年10月18日 さらば三国スキー場 http://goodman.seesaa.net/article/8280789.html 今日は、衝撃のニュースがあった... <抜粋> 5スキー場と2ホテル休止 コクド、採算見込めず 西武グループの中核企業コクドが、新潟県の「三国スキー場」(湯沢町)など新たに全国5つのスキー場と、北海道の「札幌北広島プリンスホテル」(北広島市)など二つのホテルについて、今冬の営業を休止することが17日、明らかになった。採算が見込めないのが理由。 スキー場は「三国スキー場」のほか、新潟県中越地震で被害を受けたままの「小千谷山本山高原スキー場」(新潟県小千谷市)と、秋田県の「千畑スキー場」(美郷町)、「日光菖蒲ケ浜スキー場」(栃木県日光市)、「札幌北広島プリンスファミリースキー場」(北広島市)が対象。休止方針だった「土樽スキー場」(新潟県湯沢町)は正式に閉鎖を決めた。いずれもリフト1本の小規模スキー場で、黒字を維持するのが難しい。 (共同通信) - 10月17日12時12分更新 <抜粋以上> この閉鎖されるゲレンデの中でも、三国スキー場は、僕の大好きなゲレンデの一つでした。 苗場スキー場の脇からくるまで10分ほど上った山間に、三国スキー場はあります。 このゲレンデは、苗場が常に激しい混雑をしていた時代に、エスケープゲレンデとして作られたスキー場で、当時は最長1.5KMのコースを誇り、一番栄えた時期は、1000m級のペアリフト2本とシングルリフト1本を備え、ゲレンデレストラン2カ所と茶店1カ所を備えた、そこそこの規模のスキー場でした。 ここの特徴は、すべてが深い林間にあることから雪質が比較的良く、喧噪から離れていることもあり、とても静かな雰囲気を保っていました。 欠点といえば、ゲレンデが開発された時期が、カービングスキー以前なため、コースの幅が狭く、また下部行くほど緩斜面となっているために、春先にもなると滑走面の広いカービングスキーでは、抵抗が大きくなりすぎてスピードが出ない現象が発生します。 でも良いときは、本当に楽しいゲレンデでした。 頂上からの1.5Kmのダウンヒルは、出だしこそ緩斜面ですが、急に長い急斜面があり、その下部に緩斜面の踊り場があって、ここで左方に90度曲がり、100mほどの短い中斜面となります。ここの斜面変化が急なため、スピードに乗って下ってくると、ちょっとだけ飛べます... 左からの別のコースとの合流を越えると、リフト乗り場までの約300mの長い緩斜面が続きます。ここは、仲間たちと直滑降や座りチョッカリで空気抵抗を減らして競争です。もちろんアイスや昼飯を賭けて.... 中央のコースは、出だしからレストランへ向けて、長い中斜面が続いているため、真冬の新雪が降った日などは、パウダーを楽しむには、もってこいの斜面でした。 左側のリフト沿いには、タイムチャレンジャーが常設されていて(苗場には無いのです!)、ここでは仲間と真剣勝負を繰り広げました。 斜度が比較的緩いので、ちょっとしたミスで勝負が決まるという、意外な楽しさもあり、よく遊んだものです。 ここ数年は、ゲレンデの規模も逐次縮小され、ペアリフト1本、レストラン一軒(昼のみ営業)という縮退営業を続けていたため、僕も足が遠のいていました。 苗場スキー場は儲かっているのだから、こういう静かな隠れ家的なゲレンデもやっているというのも粋な感じもするのですが、現在の企業体質に合わないのでしょうね... 実に残念です。 名物ちょうちん岩も、なかなか見る機会も無くなりますね... 僕らの青春時代のたくさんの思い出を育んでくれた三国スキー場よありがとう! いつかまた、良い時代がやってきて、再びこのゲレンデで滑れる日がくることを祈っています。 コメント う~ん、今シーズンも閉鎖中ですね。。 わたしたち仲間の間でも 三国はかくれスキー場として大人気でした!! またいつかオープンしてくれることを祈っています! Posted by トミー at 2007年01月22日 15:36 最近の西部系のスキー場を見ていると、 客が減る→リフト止める→つまらないので客がリピートしない→リフト廃止 の縮小スパイラルという感じで、寂しい限りですよね.... いつの日か、再び拡大期が訪れて、クワッドの架かった三国スキー場をかっ飛ばしたいものです (^o^) Posted by NOBU at 2007年01月23日 02:27 http://goodman.seesaa.net/article/8280789.html |
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マンション比較中さん
[2018-10-05 02:02:19]
10年以上前の骨董記事延々と猿コピペして何がしたいのこのひと
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46:
匿名さん
[2018-10-06 11:18:07]
苗場 プリンスホテルの口コミ:2016年8月22日 ryojun 東京23区, 東京都 お粗末すぎる苗場サマーパーク 苗場プリンスといえば新潟県を代表する大型施設。今年はスキーワールドカップで各国のトップスキー選手をもてなし、かつてのスキーブーム時代を牽引した由緒あるホテルなはず。スキーブーム終焉とともに営業期間も縮小され、僅かなスキーシーズンとフジロックだけが頼り、から家族連れへのアピール頑張ってるな~と魅力的なホームページに惹かれ行ってきましたが、正直がっかりでした。 おもしろ自転車→何処かの潰れた遊園地から持ってきたような古くて面白くない自転車20分¥600! 苗バッシャーン→手作りウォータースライダー 水が冷たすぎて3回やったら家族全員ギブアップ30分¥1200!! わんぱく広場→こちらもどこかの潰れた施設から持ってきたような汚いエアートランポリン、エアースライダー(汚れていて全く滑らない)、説明書きもない謎のスケボーのような乗り物、超ゆっくり回る回転ブランコ、5才の子供が全て「つまらない」と言っておりました。20分¥600 ほんとにくだらないこの3種目で¥2400なり。3人姉弟で¥7200 長男が一番楽しみだったシューティングゲームは弾切れ?で営業終了。 最後に乗ったお散歩カートは距離も長く唯一楽しめましたが、歩道も車道もなく、お客さんが普通に歩く場所を走るので危険極まりない。要普通免許2人乗り、のはずが免許の確認もなく4~5人で乗る家族も全く放置。 どのエリアでもそうだったが、係員は客を管理もせずかなり放置状態。 小屋の中で談笑してました。チケット払わずにエリアに入っても絶対にわからない状態。 これがプリンスホテル??? どこかの場末の遊園地よりも酷い。 今まで色々投稿しましたがここまで書くのは初めてです。 宿泊時期:2016年8月、家族旅行 https://www.tripadvisor.jp/ShowUserReviews-g1119245-d301350-r408665421... |
47:
匿名さん
[2018-10-06 11:22:58]
アッフィさんの 苗場プリンスホテル のクチコミ
アッフィさん [30代/女性] 2018年08月14日 18:50:31 苗場は観光出来る所があまり無いので、ホテルに子供の遊べるプレイランドみたいなのがあるのですが、とにかく何をやるにも高い! 部屋も狭いのに高い! どうしてこんなにも強気なのか? だからかわかりませんが、空室が目立ちました。 もう行く事は無いだろうと思います。 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/30694/review.html |
48:
匿名さん
[2018-10-06 11:25:45]
トオル4683さんの 苗場プリンスホテル のクチコミ トオル4683さん [60代/男性] 2018年01月24日 20:38:53 夫婦で毎年スキー旅行で利用しています。 時代の流れで仕方ないと思いますが、外国人のマナー悪さ(特に中国人)には驚きます、朝食時、席を確保してましたが、勝手に座り知らん顔。今回もロッカー前通路で進路妨害。 6年位利用してますが、次回は思案してしまいます。 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/30694/review.html |
49:
匿名さん
[2018-10-06 11:29:24]
投稿者さんの 苗場プリンスホテル のクチコミ
投稿者さん 2017年10月10日 16:35:37 車は無料のはずが1000円取られました お風呂は刺青だらけ 部屋は古いからトイレも流れない 最悪でした https://review.travel.rakuten.co.jp/hotel/voice/30694/?f_time=&f_k... |
50:
匿名さん
[2018-10-06 11:37:21]
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匿名さん
[2018-10-07 06:12:04]
採算が取れなくなったスキー場はこの手口で閉鎖するからね 客が減る → リフト数を減らす → コース整備の手を抜く → リフト稼働日を土日・休日だけにする → つまらないので客がリピートしない → スキー場廃業 この手口で閉鎖された苗場地区のスキー場 三国スキー場 浅貝スキー場 浅貝の隣のファミリーゲレンデ(今は別荘分譲地になっている) 白樺平スキー場 二居スキー場 唯一残った苗場スキー場も稼働するリフトが 1/3 になり、ゲレンデには中国の団体客ばかりになりました。 |
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匿名さん
[2018-10-07 06:16:43]
バイク業界もこの悪循環で最盛期の1/10まで落ち込みました。次は自動車業界がやばい。
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匿名さん
[2018-11-04 09:58:17]
青春時代はあこがれだった苗場がそこまでひどくなっているとは驚きです。
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購入経験者さん
[2018-11-15 14:24:18]
独擅場状態のスレッドにレス付けてよいものか考えましたが質問させてください。
私は不動産賃貸業をしています。 空き部屋を物置代わりにしているのですが賃貸付ければ当然賃料が入ります。 今年になって苗場周辺の不動産価格を知り、タダ同然なら物置代わりに購入出来ないかと? しかし、このスレでも書かれている「あと3年で崩壊?」という噂が気になります。 このレス読んでいただいた住民の方から実際はどうなのかご教授いただければ幸いです。 当方、特に注目しているのは湿気です。荷物置き場にして全てカビてしまうと困ります。 |
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苗場歴20年です
[2019-02-02 07:31:46]
20年前にマンション購入していまでも冬はスキーで使ってます。
冬は湿気とは無縁です。あたりまですね。 夏なんですが、放置してるとカビ生えます。 一回換気に足を運べばそこそこ平気です。 この湿気は冬使ってた分の名残かと。 廊下も夏はそれなりにカビ臭いですが、築年数相応だと思います。 管理センターの方が掃除してるからですかね? でもここ数年、苗場の夏ですらムシムシするのは気のせいかどうか? 昔は夏も夜寒いぐらいだった気がしたけど エアコンあってもいいかなとか、去年思いました。温暖化?それとも寒冷化へ向けての温度上下差? |
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匿名さん
[2019-02-02 09:07:19]
北米は寒波で、オーストラリアは40℃近いそうです。日本は今のところ、暖冬で雨が少ないといったところでしょうか?ただ日本海側は大雪のようです。
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匿名さん
[2019-02-20 13:06:29]
空気や水、食品の鮮度は都内より良く、身体には明らかにいいのに資産性がないだけで評価されないというのは不思議、ドーパミンが出る材料が少ないというだけだと思います。
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匿名さん
[2019-02-21 19:56:25]
楽しければよいと思います。ただ、負動産で子供たちに迷惑をかけなければ。
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ご近所さん
[2019-04-18 19:25:13]
あなたのマンションも「廃墟化」する?危険な2つのステップに要注意 「買えば安心」は大間違い
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/63873 2019.04.18 榊 淳司 住宅ジャーナリスト 現代ビジネス 廃墟化への進行を留まらせるのは、一にも二にも管理組合の手腕である。管理組合さえしっかりしていれば、廃墟化を防ぐことができる。その好例を新潟県・湯沢町のリゾートマンション群に見ることができる。 すでに湯沢町のリゾートマンション群は、「資産価値喪失」という廃墟化への第1のステップには十分に達している。だが、あのリゾートマンション群の管理組合の多くは、次のステップである「管理不能」という状態に陥ることに対して、頑強に抵抗している。 たとえば、競落額が300万円未満であっても、果敢に競売を申し立てている。その住戸の滞納分を回収できなくても、おかしな人に競落されて、再び滞納が発生するのを防いでいるのだ。 管理組合が自ら競落したあとは、管理費等を払ってくれる人に売却しているとか。その一連の動きは、そんなに簡単なことではないかもしれない。しかし、放置するよりも何十倍もマシな結果になると思える。 「終の棲家」であるはずのマンション。しかし、このままでは数十年後、多くのマンションが「廃墟化」するという。どうすればマンションが「粗大ゴミ」になるのを食い止められるのか? 『すべてのマンションは廃墟になる』の著者で、住宅ジャーナリストの榊淳司氏によれば、「廃墟化」は2つのステップを踏んで進行するという。あなたのマンションでも起こっているかもしれない驚きの実情を、榊氏が指摘する。 第1ステップ「資産価値喪失」 私は分譲マンションの廃墟は、ふたつの重要なステップを踏んで進行すると考えている。 最初に、そのマンションの「資産価値喪失」が起こる。そのマンションの資産価値がおおよそ500万円未満になることを、ここでは「資産価値喪失」とする。 こうなると、そのマンション自体の存在意義が問われていくので、管理組合のモチベーションが著しく低下する。 詳しく説明しよう。 資産価値が500万円を切ると、区分所有者たちがそのマンションを所有していること自体に関心が薄れる。特に、非居住者にとってはそうなる。賃貸に出していて、賃料収入が得られていれば別だが、空室になっている場合は、なおさら関心が薄れる。やがて、管理費等を滞納するようになる。 管理費や修繕積立金を滞納されると、管理組合には入ってくるべきお金が入ってこなくなる。それでは困るので、支払いの督促をかける。督促業務は、通常管理会社がおこなうが、督促している主体はあくまでも管理組合だ。 督促しても支払われない場合、その住戸の競売を申し立てることになる。このときに、競売の諸費用や弁護士報酬などを差し引いても、滞納している管理費等をほぼ全額回収できるギリギリのラインが500万円なのである。 もちろん、この500万円は、滞納額の多寡によって変動する。滞納額が100万円程度なら、300万円で競落されれば元が取れるはずだ。ただ、滞納額が100万円であっても競落を申し立てるには、初期費用を百数十万円ほど用意しなければならない。これはあまり現実的ではない。 また、競売を申し立てる場合、申立人は個人か法人でなければならない。その管理組合が法人化していない場合、理事長の名前で申し立てをおこなうことになる。競売といえども、裁判の一種である。その当事者になるのを嫌がる理事長も多い。 このように、資産価値が失われることで管理費等の滞納が増えると、管理組合は督促に追われ、あるいは複数の競売案件を抱えることになる。その場合には、管理組合の事務能力が問われる。 あまりやる気のない管理組合だと、滞納を放置するケースが多い。すると、必要な収入が得られなくなる。入ってこないのだから、支払うほうも滞る。 最近、マンションの管理業界は売り手市場だ。長引く人手不足によって、管理人が集まらないのだ。だから、管理会社は業務を委託してくる管理組合に厳しい目を向けている。問題のある受託先は遠慮なく契約を解除される。 支払われるべき業務受託料が払われなかったり、理不尽な減額を要請されたりすると、管理会社は即座に「業務受託契約解除通知」を送りつけてくる。この場合、その解除日を過ぎると管理会社からは誰も来なくなる。 第2ステップ「管理不能」 管理費が徴収できずに、必要な管理業務や保全がおこなえなくなる状態が「管理不能」である。こうなったマンションは、ほぼ確実に廃墟化する。 たとえば、エレベーターは定期点検をしなければ作動できない。受水槽は定期的に清掃しなければ水道の水が濁る。ヘンな臭いも出てくる。清掃する人がいなくなった共用部分は薄汚れていく。 自転車置き場は乱雑なまま放置される。掲示板には古いお知らせがずっと残ったままになっている。マンションのなかで、どこかに不具合が発生しても補修できなくなる。マンション全体がなんともみすぼらしくなっていく。 そのうち、住む人が少なくなっていく。住みにくくなるからだ。するとますます管理不能状態は進む。やがて、誰も住まないマンションになってしまう。これこそが廃墟化だ。 廃墟化すると、ホームレスが住みつく可能性もある。何かの犯罪に利用されることもありえる。野犬などが住処にすることも考えられる。あるいは、建物の崩壊や、その一部が剥落して地上に落下することで、敷地外に被害が及ぶかもしれない。 そういった場合の法的責任も、管理組合にある。管理組合が機能していなければ、一人ひとりの区分所有者が責任を負うことになる。 たとえ廃墟になったマンションだとしても、区分所有権は法的に存在する。だから、これを行政機関なりが取り壊そうとしても複雑な手続きが必要だ。 また、うまく更地にできたとしても、それをまとめて誰かが買い取ることはできない。もとの区分所有者が、それぞれ有していた床面積割合で敷地の所有権を有しているからだ。区分所有者全員の同意がなければ、その敷地の所有権は動かせない。 今の区分所有法では、そのまま放置するしかないのが現状だ。 こういった廃墟化への進行を留まらせるのは、一にも二にも管理組合の手腕である。管理組合さえしっかりしていれば、廃墟化を防ぐことができる。その好例を新潟県・湯沢町のリゾートマンション群に見ることができる。 すでに湯沢町のリゾートマンション群は、「資産価値喪失」という廃墟化への第1のステップには十分に達している。だが、あのリゾートマンション群の管理組合の多くは、次のステップである「管理不能」という状態に陥ることに対して、頑強に抵抗している。 たとえば、競落額が300万円未満であっても、果敢に競売を申し立てている。その住戸の滞納分を回収できなくても、おかしな人に競落されて、再び滞納が発生するのを防いでいるのだ。 管理組合が自ら競落したあとは、管理費等を払ってくれる人に売却しているとか。その一連の動きは、そんなに簡単なことではないかもしれない。しかし、放置するよりも何十倍もマシな結果になると思える。 都心のマンションも安心できない マンションという鉄筋コンクリートでできた構造体を維持するには、じつのところけっこうな手間ひまとお金がかかる。そのお金は誰が出しているのかと言えば、区分所有者だ。彼らが払っている管理費と修繕積立金が、そういう費用に充てられている。 そのお金が、日常の管理業務をおこなっている管理会社に支払われる。あるいは修繕工事をする建設会社等に支払われる。 もし、そのお金が足りなくなったらどうなるのか? それは先ほど述べたとおり、廃墟化への大きなステップとなる。結局のところ、廃墟化に進むかどうかという問題は、区分所有者にきちんとお金を払ってもらえるか否かにかかっていると言っていい。 この点、資産価値が500万円未満にはなることはまず考えられない都心エリアのマンションでは「資産価値喪失」は起こらない。だから安心してもよいのだろうか。あるいは、数千万円以上の価値を持つマンションの区分所有者は、所有への意欲を失わないので、管理費の滞納などは起こり得ないと考えてもいいのか。 私は少子高齢化している日本社会の現状を考えれば、都心立地にあるといえども必ずしも安心できないと考える。 今は問題なくとも、この先、永遠に払ってくれるかどうかはわからないのだ。 たとえば、高齢の区分所有者がマンション内で孤独死したとする。相続人を探したが、見つからなかった場合、その住戸の管理費と修繕積立金は誰が払うのか? マンションが老朽化すると、そこに居住する区分所有者も高齢化しているケースが多い。高齢化すると、収入も細くなる。払いたくても払えない状況に追い込まれる区分所有者も出てくるはずだ。 マンションは、老朽化するほど管理費や修繕積立金の滞納が多くなると言われている。都心のマンションといえども、老朽化が進めば管理費等を滞納する、あるいは滞納せざるを得ない区分所有者は増えてくるはずだ。 そういった場合、大きな問題となる前に、早めの対策を講じるのは管理組合の役割。しかし、現行の区分所有法では迅速な対応を不可能にしている面が多い。 |
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ご近所さん
[2019-04-18 19:27:10]
5000万円がゼロ円に…「廃墟化」するリゾートマンションの悪夢 これは「現代の姥捨て山」か
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/60267 2019.03.21 榊 淳司 住宅ジャーナリスト 現代ビジネス 「終の棲家」であるはずのマンション。しかし、このままでは数十年後、多くのマンションが「廃墟化」するという。どうすればマンションが「粗大ゴミ」になるのを食い止められるのか? 『すべてのマンションは廃墟になる』の著者で、住宅ジャーナリストの榊淳司氏は、バブル期に建てられた新潟県・湯沢町のリゾートマンションが、まさに現在「廃墟化」していると指摘。その驚きの実状を、明らかにしてくれた。 「バブル」がもたらした悪夢 ホイチョイ・プロダクション製作の映画「私をスキーに連れてって」が公開されたのは、1987年の11月。世の中は、あの平成大バブルの絶頂に向かって盛り上がっていた。また、スキーブームにも沸いていた。東京に住む多くの若者は、冬になると二度か三度はスキーに行くことがあたりまえだった。 私はそのころ、広告制作会社の制作部門に在籍していた。もっぱら分譲マンションの募集広告を作らされていたのだ。 あるとき担当させられた広告のひとつに、新潟県の湯沢町にできるというリゾートマンションがあった。 「世の中には、マンションを買ってまでスキーをしたがる人がいるのか」 そんなことを考えたのを覚えている。 パンフレットや図面集、価格表を作った。価格を見て驚いたのだが、当時の東京の郊外型マンションとほとんど同じ水準だった。 その購入費用と維持費用の総額は、同じリゾート地のホテルを利用した2泊3日のスキー旅行を毎年5回、30年続けた場合の費用よりも高額だったのである。 「これを買う意味があるのか?」 なんとも不思議な商品だった。そもそも、リゾートマンションという形態そのものが、温泉やスキーなどが目的や用途であるにもかかわらず、コストパフォーマンスでは説明できない不動産商品だったのだ。 しかし、時はバブルだった。そういった商品に説明できない価格がついていても、それなりに売れていたと記憶している。そのうち、都心にあるようなタワー型のリゾートマンションまでが湯沢エリアに次々と登場した。湯沢エリアで、リゾートマンションブームが巻き起こったのだ。 最終的に、湯沢町には約1万5000戸分のリゾートマンションが建設されたという。 それで、現状はどうなっているのか。かなり悲惨である。 まず、そういったリゾートマンションの資産価値は、ほぼゼロと考えていい。10万円で売り出されている物件も多数あるが、成約事例が多いとは思えない。 このエリアのマンション売買は、H不動産というリゾート専門の大手仲介会社が、そのほとんどの取引にかかわっているはずだが、取引に関するデータを一切公表していない。またメディアの取材も受けつけない。 一方、競売案件を調べてみると、多くの物件が備忘価格になっている。備忘価格とは実質ゼロ円なのだが、帳簿上ゼロ円だと存在しないものとされるので、形だけ価格をつけておく、というもの。競売開始額が1万円とか5万円に設定されているのだ。 つまり、裁判所も、湯沢町の多くのリゾートマンションは実質ゼロ円だと見做しているのだ。 かつては3000万円から5000万円以上で販売されたリゾートマンションが、今やその価値がゼロ円だと見做されている。これは日本の分譲マンションの歴史における、かなり衝撃的な出来事ではなかろうか。 ここは「老人ホーム」か? そういった湯沢町のリゾートマンションを訪ねてみると、少々驚かされることがある。 まず、多少老朽化したとはいえ、設備が立派である。特に、温泉大浴場は一流の温泉旅館並みと思える物件も多い。タワータイプのリゾートマンションのなかには、豪華絢爛な展望大浴場もある。 もっとも、つねに新鮮なお湯が供給される「源泉かけ流し」になっているところはほとんどない。見たかぎり、すべてがお湯を使いまわす「循環ろ過」式だった。 あるリゾートマンションでは、理事たちは絶対にお湯に浸からないと聞いたことがある。そこで湯船にたたえられているお湯がどういうものか知っていると、「とても浸かりたいとは思えない」のだそうだ。 湯沢町のリゾートマンションを見ていると、そこの住人と思われる人には高齢者が多いことも意外だった。私が見せてもらったのは、11月の平日の午後。いくつかのリゾートマンションでは、浴衣を着てタオルを首にかけ、洗面器を持って大浴場に向かう高齢者と何度もすれ違った。 数十万円の購入費と月々3万~4万円程度の維持費用で、温泉大浴場のついたマンションに住めるのである。ある意味で、高齢者向きと言えなくはない。ただし、湯沢は豪雪地帯だ。冬は雪に埋もれる。そういうときはどうするのだろう、と考えてしまった。 また、身体の弱った高齢者も多いようで、さまざまな問題が起こる。大浴場では、しばしばお湯の中に固形排せつ物が見つかるという。 かつて、リゾートマンションとして時代の先をゆく華やいだ存在だったのが、今や高齢者たちが寄り添って時間を過ごすデイサービス施設のようになってしまっているのだ。 一説によれば、湯沢町にあるリゾートマンションの6割が、1年に1日も利用されていないとか。こういう数字には、どこまで信ぴょう性があるのかわからない。 ただ、湯沢町の各エリアにあるリゾートマンションを見て回ると、オフシーズンに利用されている住戸は全体の一割にも満たないであろうと想像できる。私が宿泊に利用したマンションでは、全700戸のうち、夜の10時30分に部屋の明かりがついていたのは5戸だった。 こういったリゾートマンションの所有者の多くが、「できれば手放したい」と考えているはずだ。運よく買い手が見つかる場合もあるのだろうが、大半の人が絶望感を味わいながら、管理費や修繕積立金、そして固定資産税などを払っていると想像できる。 その費用は30㎡程度の狭い住戸でも、年間30万円前後はかかる。駅に近くて広い住戸だと、年間50万円以上になるはずだ。 年に1日も使わないのに、そういった費用は払い続けなければならない。これはもはや不動産ではなく、所有しているだけで自分の資産がマイナスになる「負」動産だろう。 お金を払ってでも手放したい 最近、「なんとか手放せないものか」と考えている所有者の弱みに付け込んだビジネスが登場した。 その会社のビジネスモデルは、「3年分の所有経費を払ってくれたら、区分所有権をもらってあげますよ」というもの。現所有者から3年分の管理費や修繕積立金、固定資産税などの総額相当を払わせることで、所有権を自社関連の法人に移転させるのだ。 所有者からすれば、3年分の経費を払うことで、実質的に4年目以降の支払いから完全に解放される。「だったら、3年分払うから引き取ってください」ということになるのだ。 とうとう、リゾートマンションは有料粗大ゴミ同然の存在になり下がったのだ。それも、かなり高額な引き取り料を要求される難儀なシロモノだ。 しかし、このビジネスには多分に無理があるように思える。その会社は、引き取って自社関連法人の所有にしたマンションをどうするのか。たぶん、転売はできない。元の所有者が何年もかけて売れなかった物件だ。 こういった取引でその所有者になってしまったら、管理費や修繕積立金、湯沢町への固定資産税を払わなければいけないではないか。 この引き取りビジネスは、どういうスキームのもとに成立しているのだろう。 私の勝手な推測を述べよう。 その会社は、関連法人で引き取ったリゾートマンションを放置してしまうのだろう。当然、管理費や修繕積立金、湯沢町への固定資産税は支払わない。支払うと、このビジネスモデルでは利益が出なくなるからだ。 つまり、この会社は報酬を得て区分所有権を自社関連の法人に移転するが、その後に生じる所有者としての義務は一切果たさないのだ。そして、3年分の所有経費相当の報酬は全額を利益にしてしまう。 最初からその意図でやったとしたら、なんらかの違法行為になる。しかし、「関連法人を作って運用に努めたのですが、どうにもうまく行かなくて」と言い訳をしておけば摘発はしにくい。おそらく、そういうスキームだろう。 それで、管理費や修繕積立金、固定資産税を払ってもらえない管理組合や湯沢町が困ることになる。 結局、管理組合が競売にかけるか、湯沢町が公売に付すしか手はなくなる。しかし、そこで落としてくれる善良な一般人がそう易々と現れるとも思えない。 |