現在セルロースのデコスドライ工法にて建築予定なのですが、気密性を上げつつ調湿性を損なわない様に内壁へ調湿気密シートを貼る予定です。
そこで質問なのですが、ザバーンとインテロの性能差ってどうなのでしょう?
どこかで見たやつだとザバーンは湿度が40%超えてくると透湿性が上がるみたいですがインテロはどうなのでしょう?
詳しい性能の違い教えて下さい!
どちらの方が値段・性能が高いのか、おすすめはどちらなのか誰か教えて下さい!お願いします!
あと、冬場に室内で加湿器や石油ファンヒータなど使用して湿度が高くなった場合、ザバーンの40%で透湿性が上がって湿度が外壁の方へ流れると壁内結露しちゃいませんか?
そうならば調湿気密シートしてても冬場の室内は乾燥させたままにしとかないとダメですよね?
[スレ作成日時]2016-09-11 22:07:26
調湿気密シートのザバーンとインテロどっちがいいの?
1:
通りがかりさん
[2016-09-18 17:01:28]
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2:
匿名さん
[2016-10-10 14:13:36]
インテリア?
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3:
匿名
[2016-10-16 11:17:08]
そうなんです
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4:
匿名さん
[2016-11-13 04:29:06]
ザバーンにしときや
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自分も答えを持ち合わせていませんが、自宅にはザバーンBFを選択しました。
コストの点、またおよそ同じ透湿性プロファイルを持っている事と、自分が住んでいる地域の夏と冬をシミュレートしたところ、ザバーンBFで逆転結露の問題はクリアできるであろうと考えた為です。
輸入した場合、インテロは
http://www.ecomerchant.co.uk/pro-clima-intello-plus-1-5x50m.html
£162/75m2 → 1ポンド134円計算で ¥287.3/m2
ここでは日本への発送はしていなさそうなので仮計算ですが、代理店で買えば倍以上になり、ぼったくりのような印象を受けると思います。
ザバーンBFの場合
メーカー希望 ¥19,250/49m2 → ¥392.9/m2
実際はもう少し安くなるはずです。
性能に関しては、一番の特徴である可変性のある透湿性に関して相対湿度と絶対湿度が混合されて述べられている事が多く、
真面目に比較している専門家の方がいらっしゃらないのと、通常各社自身に都合の良いデータしか載せませんので、
残念ながら単純比較が困難です。
その為、『ザバーンは湿度が40%超えてくると透湿性が上がるみたい』というのは厳密には正しくありません。
鵜野日出男先生のブログなどで使用されているのは良くお見かけしますが、施工後のデータが記載されている形跡はありません。
それでも日本で使用する場合は費用対効果でザバーンBFに軍配が挙がると(個人的には)思います。
あとはどのような断熱材を使用する予定か、透湿気密シートの場所が(ほとんどの場合室内から9〜12mm以内の場所でしょう)、夏場/冬場にそれぞれどの程度の温度・湿度になる可能性が高いかを熱貫流率計算を用いてシミュレートする必要があると思います。場合によってはザバーンBFでは冬場の透湿性が高くなりすぎて壁内への湿度の流入が想定以上になる可能性も考えなければいけません。
水の蒸気圧
20℃ 23.32f /hPa
0℃ 6.10f /hPa 湿気は蒸気圧の高い方から低い方へ向かう為。
冬場の室内20〜22度、快適性とウイルスの増殖防止を考え相対湿度60〜65%と仮定した場合、絶対湿度は11.2〜11.7g/m3、グラスウール300mm断熱時、ザバーンの場所は19.8〜21.8℃、その際の透湿抵抗は「最低でも」10m2・s・Pa/μg程度になり、室内側石膏ボードに透湿したとしても、ザバーンBFを超えてそれより壁内に流れ込むことはないはずです。外気温が-20〜-10℃の想定ですから、あくまでご参考として。。
一応覚えておきたいのは気密度と透湿抵抗に関係はないはずですが、C値を0にすることは不可能なので、ここに数値化仕切れない問題点が浮かび上がってきます。
これを機にそれぞれの利点や欠点が議論されると嬉しいです。