グランイーグル多摩川スカイフロントに行ってみた − モデルルーム見学記

[まつりか]

グランイーグル多摩川スカイフロント を見学してきました。

スカイフロントというとどこを想像するでしょうか。

すっかりリバーフロントと名前を誤って呼んでいました。

実際、キャッチが

「桜並木に寄り添う

爽快な全邸リバーフロント」

リバーフロントじゃん。という多摩川の際に建つ大型マンションです。川崎から橋を渡るとすぐの六郷。そのまさしく蛇行する河口の間際に建てられます。川の向こう岸まで空間があり眺めの中には空が大部分だから、ということでしょうか。

マンション自体は2016年11月に竣工予定で、すでに販売は第三期で順調に販売されているようです。ということで、今回販売は20戸とのことです。先着順です。


完成模型(正面)。他の模型は別の場所のマンション模型です。

まずは、現地にはないモデルルームを見学します。ただ、このモデルルームがどこにあるのかHPや不動産サイトをみてもわかりません。地図にも現地の表示しか出てきません。そういったところがマイナスに働きます。

結論から言うと、マンションギャラリーというのは売主のグランイーグルの本社にあります。そして住所をたよりに探して、マンションギャラリーにいってきました。気づかなかったのですが会社案内のページに行くと、地図もありました。蒲田駅から東急池上線で一駅の蓮沼が最寄り駅です。距離的には蒲田からも大したことはないでしょうが、地図のみが頼りなので最短で行きます。すると駅から五分くらいであっさりと見つかりました。普通の会社ビルですが、幟も立っています。

マンションギャラリーの感じは、町の不動産屋さんみたいでした。そこが、売主でもあって、販売担当でもあります。グランイーグルは東京都大田区や川崎市などのここの近辺のみで120棟ほどの実績があります。地場の不動産デベロッパーということでしょうか。

ということで、説明していただいた若い方も、返事や喋りは大きな声、受け答えしていただきます。大型連休中でしたので、現地まで来場客を車で案内するピストン輸送のように、出入りが激しかったですね。ただ、総合マンションギャラリーにもなっていますので、こちらのマンションだけでなく、他のマンションやその他の用件の方も混在していたのかもしれません。

モデルルームは3LDK。オプションもドアや床などはもうチョイスできる時期ではありませんので、調度などをざっと見ます。長方形のいたってノーマルなかたちです。設備はいまどきのものは特になく、シンプルです。それによって価格は抑えられたのでしょうか。
またおもしろいところで和室があります。これは好みによりますが、モデルプランを見ても、ほかではあまり目にしません。住戸が残っていたら面白い選択肢でしょうか

つづいて、実際の立地についてです。
各駅停車駅六郷土手駅から15分くらい場所にたたずむ15階建てで、総戸数115戸の壮大な大規模マンションです。外観のイメージ図ではあくまでオーソドックスなマンションという感じがしました。いまどきのマンションでは必須な重厚な感じのエントランスがあります。

　グランイーグル多摩川スカイフロントの敷地面積は3872.51㎡ 、建築面積1380.42㎡ です。一部鉄骨造りの鉄筋コンクリート15階建てになります。建ぺい率は60%の工業地域、準防火地域、都市計画区域内、市街化区域にあります。周囲はマンションもいくつかあり、河川敷のグラウンドがマンションと川の間の川沿いにあります。駐車場は敷地内に51台分設置（平置）で月16000円です。一戸に一台の余裕はないので、こちらも先着順でしょうか抽選でしょうか。。自転車・バイク置場は敷地内（屋外）に平置きスペースを各住戸2台分設置（屋根付き）されています。

　売主は前述したとおり、株式会社グランイーグルです。施工はピーエス三菱になります。　

　このマンションの最大のセールスポイントは、スマートシステムとのことです。いちばんの特徴的なものとして、重点的に説明されます。太陽発電して売電し、電気は一括購入するというシステム化を試みます。それにより3/1の電気代が節約できるということです。そしてエコですね。
　ただ、通り一遍に聞いてみて、素人感覚では頭を捻ったりします。最近の電気事業自由化になって、電気の買い取りは著しく低価格になっていると話に聞きます。いちおう大丈夫な話ですが、将来にわたって確約はないでしょうから、むしろ緊急時に自給自足できる蓄電力とだけとらえた方がいいと思います。



　マンション自体はワンフロアが8戸で、地上15階まで延びている高層マンションです。比較されやすい同駅利用にプラウド大田六郷がありますが、高さ的にはだいたい同じです。プラウドは600戸の大マンション群で圧巻ですから、ほどほどの単立感があってわたしは落ち着きます。グランイーグルと違い、プラウドは川から離れていますが、利用駅が雑色(ぞうしき)と六郷土手の中間にあるためどちらも遠いのが欠点です。ただプラウドの設備は比較するとあちらがいろいろと上です。その分価格に跳ね返っていますので当然なのですが。いずれも土手の場所柄、河口部分として水害も怖いところです。そこらの対策は充分に出来ていますが、ただ後々の売却などを考える購入では、頭の片隅に入れる必要があるかもしれません。



係の方は出払っていましたので、そこにある電話で到着を連絡します。

気になる価格帯ですが。

「2LDKはもうありません。価格帯も、出していません。だいたい4000万円台後半です」とのことでした。

　ただ、これに書き起こすためにチェックしていたら、不動産サイトスーモに細かく価格がのっていました。役立ちますので興味がある方は御参考にしてください。物件HPにはのっていませんので。それによりますと、14階で5000万円くらいの住戸があります。ほかも大体似たような価格帯で4700万円からあるようです。

　競合するプラウドと1000万円くらいの差でしょうか。そして感覚として似ていて価格帯として競合しそうなの大師線沿いの川崎のマンション群でしょうか。地域イメージが芳しくないですし、東京都でなくなるため、価格設定が、都心との距離を考えると、とても割安です。そして、設備はそちらのほうがよさそうです。

　グランイーグルは60㎡＋αで5000万円で高層階が手に入ります。眼前には多摩川と対岸。そして大田区アドレスと、京急で川崎へ一駅、反対方向でも品川までも各停で行っても蒲田で特急乗り換えでも、遠くない距離。ここら辺が魅力でしょうか。

羽田空港も近いという、セールスポイントがありましたが、あまり使いません。むしろ飛行機がうるさいのではと危惧しましたが、飛行コースからそれはないようでした。

いずれにしても、もう、残りも多くないようです。関心がありましたらお急ぎください。


看板はまた別の物件でした。

マンションギャラリーはこちらの駅から。池上線は味わい深いです。