暖炉もしくは薪ストーブを検討しています。
ご近所に、煙突からの煙がご迷惑にならないか心配しています。
煙に困っている方いらっしゃいますか?
隣接している建物はありません。50mくらい離れると初めて隣家がでてきます。
煙は、燃料の質にもよるのでしょうか?
燃料には、製材所などから広葉樹の木っ端をもらってくるのと、紙燃料を検討しています。
紙燃料を実際に使われている方いらっしゃいますか?
http://www.tnt.ne.jp/
[スレ作成日時]2009-11-28 14:55:12
暖炉、薪ストーブを検討しています。
581:
匿名さん
[2009-12-30 23:54:20]
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582:
サラリーマンさん
[2009-12-31 01:14:17]
No.580 by たく 2009-12-30 23:45
>間違っていたらすみません。 >確か環境測定の仕事をされている方ではなかったでしょうか。(間違いでしたら、重ねてすみません) >10μm以下の粒子が一定量を超える環境って、薪ストーブの煙突周辺で容易に起こり得ることなのでしょうか? >私にとっては、大型車が頻繁に行き交う国道の方が、よほど環境が悪いと感じるのですが。 私は環境測定とは無関係のただのサラリーマンですよ。 私は、薪燃焼のようなゆっくりした燃焼から10μm以下の粒子が多く出るとは思って いません。逆に、気体・液体燃料の高速燃焼によるエンジンからこの様な微粒子が多く でると思っています。(水素エンジンを除きますが) この意味で、たくさんと同じ意見ですね。 薪ストーブの排煙が有害という部分について、簡単に考えてみました。 一酸化炭素の量:薪ストーブ≧FF灯油ストーブ・ガス給湯器 二酸化炭素の量:薪ストーブ=FF灯油ストーブ・ガス給湯器 窒素酸化物の量:薪ストーブ<FF灯油ストーブ・ガス給湯器 硫黄酸化物の量:薪ストーブ<FF灯油ストーブ・ガス給湯器 浮遊微粒子の量:薪ストーブ≦FF灯油ストーブ・ガス給湯器(10μm以下) 煙突付着煤の量:薪ストーブ>FF灯油ストーブ・ガス給湯器 揮発炭化水素の量:薪ストーブ<FF灯油ストーブ・ガス給湯器 においの原因物質がどうか悩むところですが、一般的には炭化水素に当てはまる のかも知れません。 薪ストーブが有害性が高そうなのは、一酸化炭素と煙突付着の煤位ですね。 これは、完全燃焼させると少なくすることができそうです。 浮遊粒子でも、粒子系が大きい物質はそんなに有害性が高くないので(逆に小さ すぎるととても有害)ので一般的に規制物質になりにくいですね。目に見える煤の 粉なんかは経口摂取したりしなければ体に入りにくいと思われます。 もともと、薪ストーブの排煙が重大な健康被害につながると思っていないためかも しれませんが、一応冷静に考えてみました。 間違っていると思われる部分は科学的にであれば遠慮なくご指摘ください。 |
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583:
匿名さん
[2009-12-31 01:42:18]
ご近所さんが煙やススを出すのやめてくれたら、外壁を塗りなおそうかな・・。
黒スジ落ちないから、今やっても無駄だし・・。 |
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584:
たく
[2009-12-31 06:51:41]
>No.582 by サラリーマンさん
不躾な質問への丁寧なご回答、ありがとうございました。 NOx、SOxは石炭、石油燃料、ガスと比べ低いだろうというのは想像に難くありませんね。全く同感です。 10μm以下の浮遊微粒子については、ちょっと私レベルでは自信を持って明言できませんが、大気中に浮遊している量からいえば、やはり自動車由来の方が薪ストーブよりもずっと多いのだろうと思います。 CO2は、地球温暖化がテーマではありませんので、ここで議論してもあまり意味がないと思いますし、火力発電所などに比べればその量も微々たるものでしょう。 最も問題になるのは、一酸化炭素と煙突内部の煤ですか。 前者は完全燃焼によって最少、最短時間にとどめることしか思い浮かびませんが、これも常時高濃度のガスが出続けるというものでもないと思います。 後者については・・・、年1回の煙突掃除の際に気をつけるべきものでしょうが、落ちてくる場所は家の中。近隣住民の健康被害につながるケースはにわかに想像できません。 本来ならメーカーの研究の中で、シーズン中の一定期間、複数のサンプリングポイントで採った、成分分析も含めたデータ比較があると信憑性があって良いのですけどね。さらに同じ地点でオフシーズンとの比較もされていれば、なお良いのでしょう。 |
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585:
匿名さん
[2009-12-31 07:32:31]
燃焼が完全でない薪ストーブからの煙が、かなり有害なのは間違い
ないだろうけど、完全燃焼でどの程度低減できるのかがポイントでしょうね。 --------------------------------------------------- 「薪ストーブの煤が地球温暖化に及ぼす影響(米国)」 発展途上国で使われている伝統的な調理用ストーブから出る煤を測定した結果、こ れらのストーブはこれまで考えられていたよりも有害な煙粒子を多く排出し、地球温 暖化に予想以上に大きな影響を及ぼす可能性があることが明らかになった。この研究 結果は、11 月1 日発行の米国化学会(American Chemical Society)の学術専門誌 “Environmental Science & Technology”に掲載される。 この研究論文の筆頭著者であるTami Bond 博士とイリノイ大学アーバナ・シャンペ ーン校の博士課程で研究に携わるChris Roden によると、世界全体で20 億人以上の 人々が薪や作物残渣を燃料とする約4 億台のストーブを調理や暖房に日常的に使用し ている可能性があるとのことである。ホンジュラスでフィールドテストを行った結果、 他の発展途上国で使われているものとよく似たこの地域のストーブは、以前行われた 実験室での研究に基づく予測の2 倍の煙粒子を排出することが分かった。Roden は「こ の黒い煤の粒子は草地や森林の火災で発生する粒子よりも黒く、太陽エネルギーを吸 収して大気を暖めるので地球温暖化に影響を及ぼす」と説明する。 Bond は以前の研究で、発展途上国で使われている調理用ストーブの主要燃料である 薪の燃焼により、世界全体で年間80 万トンの煤が排出されていると推計している。一 方、ディーゼル車とトラックは年間89 万トンの煤を排出している。世界の大気に一年 間に排出される煤のうちこの二つの排出源がそれぞれ約10%を占めている、とBond は説明する。 環境への影響に加えて、調理用ストーブから出る煙は呼吸器疾患、眼の感染症およ び結核の主な原因になる、と研究者達は言う。 Bond は次のように述べる。「調理用薪ストーブから出る煙は、女性や子供を中心と した使用者の健康、近隣の大気質、地球温暖化に影響を及ぼす。クリーンに燃えるス トーブと燃料を使用して煙の排出を減らすことで多くの利点が得られるだろう。」 http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/989/989-16.pdf |
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586:
585
[2009-12-31 08:01:50]
自己レスです。
>完全燃焼でどの程度低減できるのかがポイントでしょうね。 二次、三次燃焼できる最新型のもので約70%削減できるようですね。 これで十分とするか、不十分とするかは議論の分かれるところだと 思います。 (浮遊微粒子の発生量がFF灯油ストーブ・ガス給湯器より少ないと する見方はかなりの違和感を覚えますが・・・・) -------------------------------------- [EPA PM2.5発生原因のひとつである旧式薪ストーブの交換プログラムを実施] EPAは、微粒子(PM2.5)発生原因の一つである旧式薪ストーブの交換を促進するため、「アメリカ薪ストーブ交換キャンペーン」を実施している。今回、モンタナ州リンカーン郡リビー地区を対象にこのキャンペーンが実施される。 このキャンペーンは、非効率かつ汚染物質排出量の多い薪ストーブを、EPAにより認証された薪ストーブ、ペレット・ストーブ、暖炉、あるいはガス・ヒーティングに代替させることを促進するもので、EPAのほか、薪ストーブ事業者、州および地方自治体によって設立されたものである。EPAは、ペンシルバニア州南西部、オハイオ州デイトン、ネバダ州ウェイシュウ郡においても交換を支援している。 アメリカ国内における微粒子(PM2.5)の排出量全体のうちの約6%が、木材の焼却による煙によるものであり、薪ストーブの使用割合が高い地域においては、その煙がPM2.5発生の大きな原因となっている。旧式の薪ストーブを、EPAの認証を受けたストーブに代替することにより、煙の発生を平均で約70%削減することができる。 リビー地区では、今後3年間で旧式の薪ストーブの代替を進めていく予定である。リビー地区およびその周辺地域は、PM2.5に係る全国大気質基準の未達成地域である。またリンカーン郡では住宅の薪ストーブ等から発生する煙が、粒子状物質の約80%を占めると推測されている。同郡も、現在EPAのPM2.5基準を達成していない。【EPA】 http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=10675 |
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587:
たく
[2009-12-31 08:34:17]
>No.586 by 585さん
EPAが以前からこのようなキャンペーンを行っていることは承知しています。 EPAが特に問題視しているのは、旧式の薪ストーブや暖炉、石炭ストーブなど、ずっと以前から家々に据え付けられて交換が進んでいないものという認識です。薪ストーブがイコール環境悪化の元であるとの趣旨ではありません。 現在は排気量が少なく「クリーンな」製品であることを認証する「EPAステッカー」が貼り付けられたものしか販売できないという規制がかけられています。 記事の一部引用だけでなく、ご自身の意見もコメント、補足いただけると、情報の独り歩を防ぐことができて有難いのですが。 |
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588:
匿名さん
[2009-12-31 11:00:27]
ご近所が薪ストーブをはじめると咳き込んでしまうのはなぜでしょうか。
煙突から50mくらい離れていますが、煙も見えないくらい、上手な焚き方です。臭いは多少します。気になると言えば気になりますね。だって焚かなければ無臭なんですから。 |
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589:
[2009-12-31 18:02:47]
もっとクリーンなバイオエタノールストーブにすればいい。
バイオエタノール車やバイオエタノール発電所。 カーボンニュートラルだし、燃えても水と二酸化炭素しか出ない。臭いも粉塵も煤煙もなし。 精製するのにエネルギーが必要になるから、完全なニュートラルではないかもしれないが。 |
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590:
近所をよく知る人
[2009-12-31 18:55:20]
No.588 by 匿名さん
>ご近所が薪ストーブをはじめると咳き込んでしまうのはなぜでしょうか。 1.誰かがあなたたの噂をしている 2.犬よりも鋭い嗅覚の持ち主だから |
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591:
匿名さん
[2009-12-31 21:05:06]
>ご近所が薪ストーブをはじめると咳き込んでしまうのはなぜでしょうか。
マジレスすると、嗅覚をトリガーにした条件反射でしょうね。 (書店に入るとトイレに行きなくなるとか、嘔吐物の匂いを嗅ぐと えづくとかの同類) |
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592:
サラリーマンさん
[2009-12-31 21:52:18]
論議が発展的になってきてうれしいです。
No.586 by 585さん >(浮遊微粒子の発生量がFF灯油ストーブ・ガス給湯器より少ないと >する見方はかなりの違和感を覚えますが・・・・) この点は悩みながら書いていますので、科学的な反論は歓迎します。 あくまでも10μm以下の微粒子に限定しての話です。 これが100μmとか500μm以下となったら薪ストーブのほうが浮遊粒子 が多くなるのではないかと思います。 No.589 さん >カーボンニュートラルだし、燃えても水と二酸化炭素しか出ない。 カーボンニュートラルは同意しますが、煤はでますよ。 カーボン含有燃料を燃焼するかぎり、煤は逃れられないですよね。 今はあまり時間がないので最小限のコメントにて失礼します。 |
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593:
匿名さん
[2010-01-01 00:03:07]
>この点は悩みながら書いていますので、科学的な反論は歓迎します。
あくまでも10μm以下の微粒子に限定しての話です。 自分な感覚では灯油系の暖房器具は不良灯油を使ったり、不完全燃焼した場合を除いて、 PMやススなどの炭素粒子成分はほとんど発生しないように思えます。 灯油系で発生する排気成分の大部分は窒素酸化物とアルデヒド、水蒸気、二酸化炭素で、 薪等のバイオマス系ではPM,スス、硫黄酸化物、二酸化炭素、一酸化炭素ではないかと思います。 |
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594:
たく
[2010-01-01 07:39:33]
>No.593 by 匿名さん
粒子の比較的大きなものは、薪>石油ということでは認識が一致していると思います。 >灯油系で発生する排気成分の大部分は窒素酸化物とアルデヒド、水蒸気、二酸化炭素で、 >薪等のバイオマス系ではPM,スス、硫黄酸化物、二酸化炭素、一酸化炭素ではないかと思います。 硫黄酸化物に関して質問ですが、石油燃料<バイオマス燃料というのはいかがでしょうか。 そもそも硫黄酸化物が大きな問題となったのは、工場で石油や石炭などの化石燃料を燃焼させる際の排煙が原因だったと記憶しています。 工場であれば、脱硫装置を使うことで、今は環境基準値以下に抑えることは当たり前になっていますが、家庭用の石油ストーブやファンヒーターには当然そのようなものは備わっていません。それでも、家庭レベルでは排出量がごく微量なので問題にならないというだけなのだと思います。 |
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595:
匿名さん
[2010-01-01 07:54:17]
>No.594 by たく
>そもそも硫黄酸化物が大きな問題となったのは、工場で石油や石炭などの化石燃料を燃焼させる際の排煙が原因だったと記憶しています。 >家庭用の石油ストーブやファンヒーターには当然そのようなものは備わっていません。それでも、家庭レベルでは排出量がごく微量なので問題にならないというだけなのだと思います。 何言ってるのですか。工場と家庭で使う製油の種類が全く違います。 家庭で使われるのは精製された精油です。 |
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596:
匿名さん
[2010-01-01 07:59:29]
>No.587 by たく
>現在は排気量が少なく「クリーンな」製品であることを認証する「EPAステッカー」が貼り付けられたものしか販売できないという規制がかけられています。 これはどこの国を対象にした規制なのですか?そこを書いておかないと誤解を招きますよ。 |
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597:
たく
[2010-01-01 08:11:51]
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598:
たく
[2010-01-01 08:25:08]
>No.595 by 匿名さん
>何言ってるのですか。工場と家庭で使う製油の種類が全く違います。 >家庭で使われるのは精製された精油です。 家庭用の灯油や自動車用のガソリンには、精製時に触媒を使うなどしているからということでしょうか? 私には両者の成分の違いや、それによって得られる硫黄酸化物の排出抑制効果がよくわかりません。ぜひ解説いただけるとありがたいです。 また、バイオマス燃料が石油燃料よりも硫黄酸化物を多く発生させる理由を簡単に解説いただけますか? |
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599:
匿名さん
[2010-01-01 09:36:20]
>硫黄酸化物に関して質問ですが、石油燃料<バイオマス燃料というのはいかがでしょうか。
以下はペレットストーブの環境評価をした論文ですが、この中で同等の出力を持った ペレットストーブと屋内排気型の石油ファンヒータの排気の比較があります。 (薪ストーブの排気の最も良い場合でもペレットストーブと同等レベルの燃焼効率:80%前後 でしょう) http://www.jstage.jst.go.jp/article/lca/3/1/45/_pdf/-char/ja/ この中で廃棄物の人体への影響度の評価としてペレットストーブではSOx(75%)と PM10(25%)が石油ファンヒータでは屋内に排気されるNOx(63%)CO2(17%)SOx(17%) となっていて相対的な比較をすると以下となっています。 硫黄酸化物:バイオマス>石油 窒素酸化物:バイオマス<<石油 PM10 :バイオマス>>石油 二酸化炭素:バイオマス<<石油 二酸化炭素については本来はバイオマスでも同等レベル以上は発生していると思いますが カーボンニュートラルということで計上してないような感じですね。 この論文自体の信憑性を問われても、そこまでの知識が無いので回答できませんが ペレットストーブ(バイオマス燃焼)の優位性を検証するために書かれたものであるのは 明白なのでバイオマスにとって意図的に不利にしていることは無いと思います。(どちらか といえば室内汚染の激しい屋内燃焼型ファンヒータと比較して、意図的に優位と見せている 感じがします) 薪ストーブに関して言えば、総合的な燃焼効率はほぼ常時完全燃焼できるペレットストーブに 対して劣るでしょうから、廃棄物はより汚い=汚染度が高いと見るべきでしょうね。 |
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600:
599
[2010-01-01 11:32:58]
>家庭用の灯油や自動車用のガソリンには、精製時に触媒を使うなどしているからということでしょうか?
私には両者の成分の違いや、それによって得られる硫黄酸化物の排出抑制効果がよくわかりません。ぜひ解説いただけるとありがたいです。 また、バイオマス燃料が石油燃料よりも硫黄酸化物を多く発生させる理由を簡単に解説いただけますか? 自分は595では無いですが、代わって回答します。 一般に売られている灯油は白灯油といって、脱硫を行って精錬してりますから硫黄分は0.008%以下(実際は もっと低い)に抑えられています。バイオマス燃料の原料の木材も硫黄分はほとんど含みませんが、硫黄分 を除去している訳ではないので0.008%前後は残留しているんだと思われます。(ちなみに軽油は脱硫して いなかったので硫黄分が多い) 窒素酸化物は高温で燃焼すると大気中の窒素と反応して生成されますので、より高温で燃焼する化石燃料では 発生しやすく、低温で燃焼するバイオマスでは発生しずらいということでしょう。PMについては高温のほうが 抑えられますので、温度がより低く燃料品質のバラ付きが有るバイオマス燃焼(特に薪)では化石燃料に比べて 発生しやすくなります。 たまに化石燃料の廃棄物は有害で、バイオマス燃料はクリーンであるというような固定概念を持っている人も いるようですが、間違った知識であることも多いです。 |
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601:
たく
[2010-01-01 12:31:05]
>No.599さん
>No.600 by 599さん 非常に丁寧なご回答ありがとうございました。 私の>>No.594のコメントには、精製済み灯油の成分について認識不足があったようです。 薪ストーブ贔屓の先入観は持たずに拝見していますので、全体のご趣旨はよく理解できました。 |
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602:
599
[2010-01-01 13:40:31]
>>601
ちなみに木材に含まれる硫黄含有率は一般的には0.04%とされているようですが 実測した論文では0.02~0.08%くらい含まれているようです。白灯油の硫黄含有率の 倍以上はありますから、前の論文の結果も当然といえるでしょう。 http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kanko/335-5.pdf |
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603:
サラリーマンさん
[2010-01-01 13:45:41]
>No.599さん
>No.600 by 599さん 丁寧なご説明有難うございます。 SOxについて認識を改めなければならないですね。 コメントにもありますように室内用ファンヒーター(しかも出力がペレットより低目) との比較でいいのか疑問に思いますよね。 できれば同クラスの出力を持ったFF式石油ストーブと比較したいところです。 |
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604:
599
[2010-01-01 14:26:56]
>コメントにもありますように室内用ファンヒーター(しかも出力がペレットより低目)
との比較でいいのか疑問に思いますよね。 機種の容量については出力(ヒーティングパワー)ではなく燃料消費量(実際の発熱量)で 機種選定しているんだと思います。 ペレットが1.5kg/h,石油ファンヒータが0.7L/hですからペレットの発熱量を 4300Kcal/kg、灯油:8747kcal/Lとして、燃焼効率をペレット80%、ファインヒータ85%とすると ペレット1.5kg/h=1.5*4300*0.80=5160kcal/h ファンヒータ0.7L/h=0.7*8747*0.85=5204kcal/h ということでこの機種容量選定は問題ないと思います。逆にペレットストーブの最高出力 8000kcal/hのほうが疑問に思う数値ですね。(ペレットを自動供給ではなく手動で直接炉内に投入して 計測した?) |
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605:
匿名さん
[2010-01-01 14:55:00]
石油の需要は減少傾向にありますので、せめてガスと比較してほしいものです。
エネルギー間競争評価 平成21年3月 http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90303a05j.pd... |
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606:
匿名さん
[2010-01-01 15:21:54]
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607:
たく
[2010-01-01 16:14:44]
>No.606 by 匿名さん
>あまり面白くないジョークですね せっかく建設的な情報交換が始まったところに。。。 以後スルーしますが、一言だけ。 薪ストーブを否定する先入観を持つ人って、決まってこういう茶々を入れますよね。 空気読めてますか? |
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608:
599
[2010-01-01 17:29:16]
ということでSOxについてはひとまず結論が出たとして、本題であるPMに戻ります。
石油ストーブ、ファンヒータからはPMはほとんど出ていないことは分かって いただけたと思いますが、バイオマス燃焼(特に薪)からのPMの発生量と環境 評価が明確になっていません。近隣に隣家の無い非住宅地域であれば、完全燃焼を してもしなくても問題ないレベルだと思いますが、論点としては住宅地として バイオマス燃焼からのPMが喘息などの呼吸器疾患を持つ方にとって問題となるレベルなのか、 健康被害が無いと言ってもいいレベルなのかという点でしょう。 自分はこの当たりはあまり詳し情報は持って無いですが”たくさん”が一家言あるので あれば意見を頂きたいと思います。 |
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609:
たく
[2010-01-01 17:38:49]
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610:
たく
[2010-01-01 17:57:50]
少し補足します。
我が家では、ストーブの位置を1階の中心部分として、真上にあたる屋根トップの中心から煙突を立ち上げています。高さ8mの煙突トップから、両隣と10m以上、前後の家とは20m以上の距離をとっています。 私が使っているストーブの排気量は、メーカー公表データでは0.7g/hとなっています。 そのうち25%がPM10だと仮定して、一旦上昇気流に乗って上方向に拡散されたものがどの程度健康に影響を及ぼすものなのか。その点について、私では是非の判断ができないということです。 実測データに基づかない、いちシミュレーションの域を出ませんが、ご専門の方にぜひご意見を伺いたいところです。 |
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611:
599
[2010-01-01 19:47:53]
>申し訳ありませんが、私レベルでは自信を持っていずれの意見を述べる見識も持ち合わせていません。
そうですか、それではまず問題になる濃度がどの程度までが許容値かを判定しないと水掛け論に なりそうですから、とりかかりはココからにします。 wikiによれば浮遊粒子状物質は「年平均100mg/m³になると呼吸器への影響、全死亡率の上昇などがみられることなどが知られている。このためSPMの環境基準は、1時間値の1日平均値が0.10mg/m³以下、1時間値が0.20mg/m³以下、と定められている。」とあります。基準値の1日平均値に毎日晒された場合36.5mg/m³の暴露量で影響が出る 濃度の1/3程度ですから、まあ妥当なところでしょう。排ガスなどの影響も考慮する必要がありますが、 バイオマス暖房器具は半年しか使わないですから、環境基準値の1時間値の1日平均値が0.10mg/m³以下、 1時間値が0.20mg/m³以下を自宅敷地外の隣家に出さなければ、基本的に問題無いレベルと言っても良いのでは ないかと思います。(この数値が緩すぎるのか、厳しすぎるのか意見があるのであればコメント下さい) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%AE%E9%81%8A%E7%B2%92%E5%AD%90%E7%8... |
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612:
599
[2010-01-01 20:08:15]
ちなみに本来はPM10,SPM,PM2.5それぞれで影響度が変わりますから分ける
べきだと思いますが、複雑になり過ぎますので10μm以下ということで当面は 厳密な区別をしないで議論したいと思います。 |
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613:
たく
[2010-01-01 22:29:54]
>No.612 by 599さん
>とりかかりはココからにします。 ここまでは理解できます。 ぜひ続きをお願いします。 |
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614:
匿名さん
[2010-01-01 23:07:05]
PM論議の邪魔してすみません。
前面道路で臭ってないから安心しているユーザーさん、正月くらい焚くの控えてもらえないでしょうか。 せめて正月ぐらい勘弁してください。 給気口も換気扇もありますので、隣家にニオイや微粒子が入ってますから。 |
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615:
匿名さん
[2010-01-01 23:17:27]
>せめて正月ぐらい勘弁してください。
縁者や知人の来宅が多いであろう正月時こそ薪ストーブの披露・大活躍の場になる気がする |
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616:
匿名さん
[2010-01-02 00:17:23]
なるほど。じゃ大目にみましょうかね。
その代わりと言っちゃなんですが、普段の日は極力控えてもらえるといいね。しんどいもんで頼みます。 |
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617:
匿名さん
[2010-01-02 00:25:29]
やはり病気ですか?
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618:
たく
[2010-01-02 00:39:15]
No.611 by 599さん
具体例を元に検証した方がわかりやすいと思いますので、そのまま我が家の例をサンプルとさせていただければと思います。 まず、薪ストーブを使用する環境についてですが、我が家の敷地面積が120坪(≒400㎡)です。 煙突トップの高さが8mで、上昇気流で排煙が舞い上げられる高さを12mと仮定し(本当はもっと高くまで上がると思いますが)、モデルを簡略化するために、上記環境を400m*12m=4800m3の直方体と見立てます。 次に排気量の評価ですが、我が家のストーブからの排気0.7g/hが全量我が家の敷地内に落ちたと仮定すると、0.7/4800≒0.145mg/m3/hとなります。 ここで、PM10以下の微粒子量ですが、ひとつ変数が生じます。論文中の「25%」という数字は、環境に悪影響を与える物質のインパクト度であって、排気量中の成分比率ではなかったと理解しています。何が言いたいかというと、水蒸気など、環境に悪影響を及ぼさないものがカウントされていないということです。 本来なら薪ストーブの排煙に含まれるPM10以下の微粒子量を測定すべきなのでしょうが、かなり多めに、「20%」と仮定してみました。 これを我が家のストーブにあてはめると、0.029 mg/m3/hのPM10以下の微粒子が我が家の敷地内に排出されている計算となります。 そこから、周囲への影響を導き出すと、我が家は周囲を同じ区画の5件の家に囲まれていますので、我が家を含め影響を及ぼす面積は6倍となり、排煙はさらに拡散されて、PM10以下の微粒子量は0.0048 mg/m3/hとなります。 さらにですが、寝ている時間や仕事に行っている時間は「熾き火」の状態か、もしくは火が消えている状態ですので、その時間も差し引く必要があります。かなり多めに見て、1日16時間稼働したとしても、0.0032 mg/m3/hとなります。 あとは、土地の面積や煙突の高さ、周囲何mまで影響が及ぶと見込むかによって、ある程度のシミュレーションができると思います。仮に我が家のストーブの排気量「0.7g/h」が、実数はその倍ぐらい出しているとしても、「環境基準値の1時間値の1日平均値が0.10mg/m³以下、1時間値が0.20mg/m³以下」には遠く及ばないのではないでしょうか。 できるだけ簡略化したつもりですが、長くなってしまいました。 見込みの甘い部分がありましたら、ご指摘をお願いします。 |
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619:
599
[2010-01-02 08:15:30]
発展途上国などで薪を直接屋内で煮炊きに使用した場合に、どの程度PMが発生するか
ネパールでの測定結果を見つけました。薪の消費量はストーブでのバイオマス利用に 比べて少ないですが、燃焼効率の悪さと排気を屋内に行うということで、直接は今回の 比較に使えませんが参考数値にはなりますね。 これによると実測値は0.20mg/m³以下の国内基準値に対して2418mg/m³で基準値の1万2000倍ですから かなりの危険な数値ですね。 日本でもつい70年位前までは薪を屋内で煮炊きに使っていましたから、私たちの祖父祖母よりも上の世代は 常時健康被害に晒されていたということでしょうね。 ちょっと前に「囲炉裏で過ごした私達の祖先は皆、公害病の被害者ってことになるな。 おかしな理屈だな。」と言っていた方がいましたが、おかしな理屈を述べていたのは やはりこの方だったようですね。 -------------------------------------------- [ネパールでバイオマス・ストーブが普及」 1.健康への被害 家庭で料理に使用するまきの燃焼排ガスがそのまま家の中に充満するため、小児ぜんそく・気管支炎で死亡する率が高い。2001年のネパール国勢調査結果ではぜんそく・気管支炎の死亡者数は、年間7,170 (6.71%)人で、5歳以下の幼児が23%を占めている。人口全体に占める幼児は12.1%なので、幼児の死亡率は成人の約2倍。PM10(10ミクロン以下の微粒子)のネパールの家庭での実測値は、1立方メートルあたり2,418ミクロングラムと報告されており、LNGを燃焼させた時の約3倍である。 http://indonews.jp/2009/12/post-3416.html |
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620:
599
[2010-01-02 08:32:12]
>>619
まず0.7g/hという性能数値が何を捕集して測定した数値であるかを明確にしないと議論は 始まりませんね。本来は薪として燃焼された質量は、灰としてストーブに残った僅かな量 以外は全て煙突から出ていきますので、こんな数値にはなりません。最低でも気体成分の 大部分のH20、co2は除かれているとみたほうが適切でしょう。単純に考えれば、煙突部分で 簡単に捕集できる粒度の大きい固体成分(煤等)のみを測定した可能性が高いのではないかと考えます。 そうだとすると今回のPMの検証にはまったく使えない数値になりますから計算には使えませんね。 |
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621:
春夏秋は冬を待つ季節
[2010-01-02 08:34:00]
No.618 by たくさん:
揚げ足取りのような書き込みばかりでアホらしくなって書き込みを一時中断していましたが、有意義な具体論になってきたので、再度書き込ませていただきます。 カタログスペックの0.7g/hという排煙量についてですが、この数字をまともにとらえてはいけません。これは薪ストーブ本体が十分に蓄熱して熾き火が大量にあり、その上で薪が完全燃焼していて、二次燃焼や触媒が働いている理想的な安定稼動時の「最も排気がクリーンな状態」の時のものです。 車にたとえれば時速60キロで加速も減速もしないで一定の速度で平坦な舗装路のテストコースをプロドライバーが一定の速度で転がしている時の燃費のようなものです。現実の道路では赤信号で停まることもあるし、渋滞もある、坂道もあるということで実用燃費はまた違ってきますよね。 焚きつけ時に煙がモクモクというのは問題外の使い方なのですが、ほとんど煙が目視確認できないような理想的な焚きつけをしたとしても、薪ストーブが安定稼動するまでにはカタログスペックの数百倍から数千倍の煙が出ていると私は感じています。この段階では触媒も二次燃焼も全く効きません。計測したわけではないから具体的な数字は提示できませんけど、これまで4シーズンの間、自分で使った経験上の勘です。 そして温度を上げられずに燻らせたりしているユーザーも多いと思います。薪ストーブに貼り付いている温度計の表示にビビってしまい熾き火もロクにない状況で、全体的にはまだ温度も上がっていないのに焚きつけ後20分程度でダンパーを閉めてしまって「火が消える」「温かくない」とか言っているユーザーも多いのが現実です。触媒はこういう燻った煙の臭いを消す魔法のフィルターだと勘違いしているユーザーも多いです。薪ストーブ屋さんも「触媒があれば排気はクリーン」とか「燃費が良い」としか話さないので無理もないですが・・・。この場合は数万倍から数十万倍の煙が出ていると予想しています。 このように同じ薪ストーブでも、誰が焚いても同じような排気にならないところが問題なのだと思います。上手に焚けば数百倍から数千倍排煙が出ている焚きつけ時にも、問題となる空気汚染濃度とはらならいんでしょうし、煙モクモクで下手な焚き方であれば、問題となる空気汚染濃度に近づいたり、そこまでいかないにしても、ご近所からクレームをいただていしまうような状況となってしまうのでしょう。これが現実だと思います。 |
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622:
599
[2010-01-02 08:34:39]
アンカーを間違えました。前の619は618の誤りです。(619は自分ですね)
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623:
匿名さん
[2010-01-02 09:44:25]
春さんの見解はごもっともです。
それと風向きもありますよね。 理想的な実験室で拡散していく理論値ではなく、煙は風下に集中しますからね。 |
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624:
たく
[2010-01-02 10:23:32]
>No.619 by 599さん
>発展途上国などで薪を直接屋内で煮炊きに使用した場合・・・ >参考数値にはなりますね。 参考にはならないと思います。 私はモンゴルで同じような現場を経験しましたが、途上国の家庭で見られるのは、昔日本にもあった「カマド」です。他方、薪ストーブは燃焼効率を上げる構造とするために改良が重ねられたもので、炉内は700~800℃の高温で燃焼しています。 私自身は、カタログ数値をそのまま妄信していませんが、一方でメーカーとして公表しているものですから、一定の条件が基になっているとしても、何らかの根拠があってのデータだと思っています。 先に申し上げた通り、これは実測値に基づかない、いちシミュレーションに過ぎません。ですが、ネパールの事例を引っ張ってくるよりも、より現実に近い条件設定ができると考えますが、いかがでしょうか。 >単純に考えれば、煙突部分で簡単に捕集できる粒度の大きい固体成分(煤等)のみを測定した可能性が高いのではないかと考えます。 私もこの0.7g/hの根拠を知りえませんが、同時にあなたが否定する根拠もまた憶測に過ぎません。であれば、数値設定をどの程度引き上げれば良いのでしょう? データに基づく議論が始まったかと思えば、途端に想像の議論に逆戻りした感があります。 少し残念です。 |
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625:
たく
[2010-01-02 10:31:28]
>No.621 by 春夏秋は冬を待つ季節さん
先に述べさせていただいたとおり、私もカタログデータは稼働時間全体の平均値だとは考えていません。 ですが、シーズン中の長時間の使用を前提に考えれば、熾き火の「クリーンな」時間帯がむしろ長く、あながち現実離れしたデータでもないと思います。 他に由るべき確たるデータもない中、いちシミュレーションとして使っています。 |
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626:
たく
[2010-01-02 10:35:02]
>No.623 by 匿名さん
>理想的な実験室で拡散していく理論値ではなく、煙は風下に集中しますからね。 風を考慮していないのはもちろん承知しています。 これこそ、実測値でした得られないデータですので、ここで設定のしようがありません。 ただ、一旦屋根よりも高い場所に舞い上げられた排煙が、風によってより拡散・希釈されると考える方が自然ではありませんか? |
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627:
599
[2010-01-02 10:53:09]
EPAの排ガス規制値ですが以下の薪ストーブの掲示板の方の発言を見ると
0.7g/hは煤ではなくPM10を測定した結果らしいとのことです。 この発言の裏付けは分かりませんが、とりあえずは0.7gの全量をPM10と 見て計算してもいいんじゃないでしょうか? http://www.firewood.jp/c-board38/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=888;id=woods... |
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628:
599
[2010-01-02 12:46:08]
ここの情報でもEPAの基準値は微粒子に対して定められているとの記載が
ありますから全量PM10とみなしてもよさそうですね。 ---------------------------------- 煙に含まれる微粒子に対しての規制があると聞きましたが。 木煙は、焼けていない木製粒子および燃焼の他の副産物を多く含んでいます。アメリカでは1988年に、現在のEPA基準の第一段が設立されました。その時の試験結果として、1時間あたり約70~80グラムの微粒子を生産することが示されました。1992年からEPA基準の第二段として触媒方式のストーブでは、毎時最大4.5グラム未満、非触媒方式のストーブで毎時最大7.4グラム未満という基準が設けられました。また、当時は触媒方式のストーブの触媒は5年の平均寿命経過すると、非触媒方式のストーブと同じになるであろうと予測されました。非触媒方式のストーブは、一貫した微粒子の排出量を保ちます。 http://www.naganosohsyo.co.jp/pdf/service/Q&A.pdf |
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629:
599
[2010-01-02 15:00:31]
本家のEPAのホームページで検証方法を見つけました。やはり排ガス規制値はPMに
対して定義されているようです。 ----------------------------------- Fireplace Test Method Information EPA’s Qualified Wood-burning Fireplace Program will initially qualify models achieving a Phase 1 particulate matter emission level of 7.3 g/kg or a Phase 2 particulate matter emission level of 5.1 g/kg. EPA will no longer qualify models at the Phase 1 level as of February 19, 2012. http://www.epa.gov/burnwise/testmethods.html#fireplace |
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630:
たく
[2010-01-02 19:17:57]
>No.628 by 599さん
>ここの情報でもEPAの基準値は微粒子に対して定められているとの記載が >ありますから全量PM10とみなしてもよさそうですね。 0.7g/h=全量PM10以下の微粒子だとします。 0.0032 mg/m3/hの5倍として、0.016mg/m3/hです。 よって、薪ストーブの排煙に含まれる浮遊粒子状物質は、完全燃焼状態を保っている状態では、近隣の方々の健康を害する心配はないという結論でよろしいでしょうか。 |
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
ついでにCOとCO2も測ってみれば、ご近所も納得ですね。