暖炉もしくは薪ストーブを検討しています。
ご近所に、煙突からの煙がご迷惑にならないか心配しています。
煙に困っている方いらっしゃいますか?
隣接している建物はありません。50mくらい離れると初めて隣家がでてきます。
煙は、燃料の質にもよるのでしょうか?
燃料には、製材所などから広葉樹の木っ端をもらってくるのと、紙燃料を検討しています。
紙燃料を実際に使われている方いらっしゃいますか?
http://www.tnt.ne.jp/
[スレ作成日時]2009-11-28 14:55:12
暖炉、薪ストーブを検討しています。
598:
たく
[2010-01-01 08:25:08]
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599:
匿名さん
[2010-01-01 09:36:20]
>硫黄酸化物に関して質問ですが、石油燃料<バイオマス燃料というのはいかがでしょうか。
以下はペレットストーブの環境評価をした論文ですが、この中で同等の出力を持った ペレットストーブと屋内排気型の石油ファンヒータの排気の比較があります。 (薪ストーブの排気の最も良い場合でもペレットストーブと同等レベルの燃焼効率:80%前後 でしょう) http://www.jstage.jst.go.jp/article/lca/3/1/45/_pdf/-char/ja/ この中で廃棄物の人体への影響度の評価としてペレットストーブではSOx(75%)と PM10(25%)が石油ファンヒータでは屋内に排気されるNOx(63%)CO2(17%)SOx(17%) となっていて相対的な比較をすると以下となっています。 硫黄酸化物:バイオマス>石油 窒素酸化物:バイオマス<<石油 PM10 :バイオマス>>石油 二酸化炭素:バイオマス<<石油 二酸化炭素については本来はバイオマスでも同等レベル以上は発生していると思いますが カーボンニュートラルということで計上してないような感じですね。 この論文自体の信憑性を問われても、そこまでの知識が無いので回答できませんが ペレットストーブ(バイオマス燃焼)の優位性を検証するために書かれたものであるのは 明白なのでバイオマスにとって意図的に不利にしていることは無いと思います。(どちらか といえば室内汚染の激しい屋内燃焼型ファンヒータと比較して、意図的に優位と見せている 感じがします) 薪ストーブに関して言えば、総合的な燃焼効率はほぼ常時完全燃焼できるペレットストーブに 対して劣るでしょうから、廃棄物はより汚い=汚染度が高いと見るべきでしょうね。 |
600:
599
[2010-01-01 11:32:58]
>家庭用の灯油や自動車用のガソリンには、精製時に触媒を使うなどしているからということでしょうか?
私には両者の成分の違いや、それによって得られる硫黄酸化物の排出抑制効果がよくわかりません。ぜひ解説いただけるとありがたいです。 また、バイオマス燃料が石油燃料よりも硫黄酸化物を多く発生させる理由を簡単に解説いただけますか? 自分は595では無いですが、代わって回答します。 一般に売られている灯油は白灯油といって、脱硫を行って精錬してりますから硫黄分は0.008%以下(実際は もっと低い)に抑えられています。バイオマス燃料の原料の木材も硫黄分はほとんど含みませんが、硫黄分 を除去している訳ではないので0.008%前後は残留しているんだと思われます。(ちなみに軽油は脱硫して いなかったので硫黄分が多い) 窒素酸化物は高温で燃焼すると大気中の窒素と反応して生成されますので、より高温で燃焼する化石燃料では 発生しやすく、低温で燃焼するバイオマスでは発生しずらいということでしょう。PMについては高温のほうが 抑えられますので、温度がより低く燃料品質のバラ付きが有るバイオマス燃焼(特に薪)では化石燃料に比べて 発生しやすくなります。 たまに化石燃料の廃棄物は有害で、バイオマス燃料はクリーンであるというような固定概念を持っている人も いるようですが、間違った知識であることも多いです。 |
601:
たく
[2010-01-01 12:31:05]
>No.599さん
>No.600 by 599さん 非常に丁寧なご回答ありがとうございました。 私の>>No.594のコメントには、精製済み灯油の成分について認識不足があったようです。 薪ストーブ贔屓の先入観は持たずに拝見していますので、全体のご趣旨はよく理解できました。 |
602:
599
[2010-01-01 13:40:31]
>>601
ちなみに木材に含まれる硫黄含有率は一般的には0.04%とされているようですが 実測した論文では0.02~0.08%くらい含まれているようです。白灯油の硫黄含有率の 倍以上はありますから、前の論文の結果も当然といえるでしょう。 http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/kanko/335-5.pdf |
603:
サラリーマンさん
[2010-01-01 13:45:41]
>No.599さん
>No.600 by 599さん 丁寧なご説明有難うございます。 SOxについて認識を改めなければならないですね。 コメントにもありますように室内用ファンヒーター(しかも出力がペレットより低目) との比較でいいのか疑問に思いますよね。 できれば同クラスの出力を持ったFF式石油ストーブと比較したいところです。 |
604:
599
[2010-01-01 14:26:56]
>コメントにもありますように室内用ファンヒーター(しかも出力がペレットより低目)
との比較でいいのか疑問に思いますよね。 機種の容量については出力(ヒーティングパワー)ではなく燃料消費量(実際の発熱量)で 機種選定しているんだと思います。 ペレットが1.5kg/h,石油ファンヒータが0.7L/hですからペレットの発熱量を 4300Kcal/kg、灯油:8747kcal/Lとして、燃焼効率をペレット80%、ファインヒータ85%とすると ペレット1.5kg/h=1.5*4300*0.80=5160kcal/h ファンヒータ0.7L/h=0.7*8747*0.85=5204kcal/h ということでこの機種容量選定は問題ないと思います。逆にペレットストーブの最高出力 8000kcal/hのほうが疑問に思う数値ですね。(ペレットを自動供給ではなく手動で直接炉内に投入して 計測した?) |
605:
匿名さん
[2010-01-01 14:55:00]
石油の需要は減少傾向にありますので、せめてガスと比較してほしいものです。
エネルギー間競争評価 平成21年3月 http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90303a05j.pd... |
606:
匿名さん
[2010-01-01 15:21:54]
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607:
たく
[2010-01-01 16:14:44]
>No.606 by 匿名さん
>あまり面白くないジョークですね せっかく建設的な情報交換が始まったところに。。。 以後スルーしますが、一言だけ。 薪ストーブを否定する先入観を持つ人って、決まってこういう茶々を入れますよね。 空気読めてますか? |
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608:
599
[2010-01-01 17:29:16]
ということでSOxについてはひとまず結論が出たとして、本題であるPMに戻ります。
石油ストーブ、ファンヒータからはPMはほとんど出ていないことは分かって いただけたと思いますが、バイオマス燃焼(特に薪)からのPMの発生量と環境 評価が明確になっていません。近隣に隣家の無い非住宅地域であれば、完全燃焼を してもしなくても問題ないレベルだと思いますが、論点としては住宅地として バイオマス燃焼からのPMが喘息などの呼吸器疾患を持つ方にとって問題となるレベルなのか、 健康被害が無いと言ってもいいレベルなのかという点でしょう。 自分はこの当たりはあまり詳し情報は持って無いですが”たくさん”が一家言あるので あれば意見を頂きたいと思います。 |
609:
たく
[2010-01-01 17:38:49]
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610:
たく
[2010-01-01 17:57:50]
少し補足します。
我が家では、ストーブの位置を1階の中心部分として、真上にあたる屋根トップの中心から煙突を立ち上げています。高さ8mの煙突トップから、両隣と10m以上、前後の家とは20m以上の距離をとっています。 私が使っているストーブの排気量は、メーカー公表データでは0.7g/hとなっています。 そのうち25%がPM10だと仮定して、一旦上昇気流に乗って上方向に拡散されたものがどの程度健康に影響を及ぼすものなのか。その点について、私では是非の判断ができないということです。 実測データに基づかない、いちシミュレーションの域を出ませんが、ご専門の方にぜひご意見を伺いたいところです。 |
611:
599
[2010-01-01 19:47:53]
>申し訳ありませんが、私レベルでは自信を持っていずれの意見を述べる見識も持ち合わせていません。
そうですか、それではまず問題になる濃度がどの程度までが許容値かを判定しないと水掛け論に なりそうですから、とりかかりはココからにします。 wikiによれば浮遊粒子状物質は「年平均100mg/m³になると呼吸器への影響、全死亡率の上昇などがみられることなどが知られている。このためSPMの環境基準は、1時間値の1日平均値が0.10mg/m³以下、1時間値が0.20mg/m³以下、と定められている。」とあります。基準値の1日平均値に毎日晒された場合36.5mg/m³の暴露量で影響が出る 濃度の1/3程度ですから、まあ妥当なところでしょう。排ガスなどの影響も考慮する必要がありますが、 バイオマス暖房器具は半年しか使わないですから、環境基準値の1時間値の1日平均値が0.10mg/m³以下、 1時間値が0.20mg/m³以下を自宅敷地外の隣家に出さなければ、基本的に問題無いレベルと言っても良いのでは ないかと思います。(この数値が緩すぎるのか、厳しすぎるのか意見があるのであればコメント下さい) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%AE%E9%81%8A%E7%B2%92%E5%AD%90%E7%8... |
612:
599
[2010-01-01 20:08:15]
ちなみに本来はPM10,SPM,PM2.5それぞれで影響度が変わりますから分ける
べきだと思いますが、複雑になり過ぎますので10μm以下ということで当面は 厳密な区別をしないで議論したいと思います。 |
613:
たく
[2010-01-01 22:29:54]
>No.612 by 599さん
>とりかかりはココからにします。 ここまでは理解できます。 ぜひ続きをお願いします。 |
614:
匿名さん
[2010-01-01 23:07:05]
PM論議の邪魔してすみません。
前面道路で臭ってないから安心しているユーザーさん、正月くらい焚くの控えてもらえないでしょうか。 せめて正月ぐらい勘弁してください。 給気口も換気扇もありますので、隣家にニオイや微粒子が入ってますから。 |
615:
匿名さん
[2010-01-01 23:17:27]
>せめて正月ぐらい勘弁してください。
縁者や知人の来宅が多いであろう正月時こそ薪ストーブの披露・大活躍の場になる気がする |
616:
匿名さん
[2010-01-02 00:17:23]
なるほど。じゃ大目にみましょうかね。
その代わりと言っちゃなんですが、普段の日は極力控えてもらえるといいね。しんどいもんで頼みます。 |
617:
匿名さん
[2010-01-02 00:25:29]
やはり病気ですか?
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>何言ってるのですか。工場と家庭で使う製油の種類が全く違います。
>家庭で使われるのは精製された精油です。
家庭用の灯油や自動車用のガソリンには、精製時に触媒を使うなどしているからということでしょうか?
私には両者の成分の違いや、それによって得られる硫黄酸化物の排出抑制効果がよくわかりません。ぜひ解説いただけるとありがたいです。
また、バイオマス燃料が石油燃料よりも硫黄酸化物を多く発生させる理由を簡単に解説いただけますか?