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コテハン奈良市民 [更新日時] 2013-03-08 22:30:21
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音はいったいどちらが聞こえないの?

[スレ作成日時]2005-04-27 16:14:00

 
注文住宅のオンライン相談

ボイドスラブと普通のスラブについて

61: 匿名さん 
[2005-11-29 20:34:00]
ゼネコンボーイ様
はじめまして。
今検討しているマンションですが、
床がスパンクリート150mm場所打ちコンクリート90mmの合わせスラブになっており
二重床の間に特殊吸音ブロックが入っている床で、フラットスラブ設計と称して天井もフラットで、
且つ逆梁・アウトフレーム工法だそうです。
この合わせ技の場合、厚さはどの程度が適切なのかわからず、悩んでおります。
是非参考意見をお聞かせ頂きたく宜しくお願いします。
62: ゼネコンボーイ 
[2005-11-29 22:46:00]
61の方へ
残念ですが、まず、大した合わせ技になっていないと判断します。
スパンクリートは穴あき板で、内部に直線上のPCケーブルを打ち込んでいます。
よってこの合計240mmの厚さのものが、どの程度のスパンに架構されているかで違ってきます。
断面の遮音上の基本性能は穴あきである分、200mm程度はあるかもしれませんが。
一方向板なので、その厚さ通りの性能にならないケースもあるようです。
特殊吸音ブロックは、軽量床衝撃音における高温域対策です。
これも、下室外壁面にGL工法のような内壁工法がない場合には、若干の効果を持ちますが、
もともと性能がよくない状況では、吸音ブロックで吸収されるエネルギーも一定なので、
よりよいと認識できる状態には変化しません。(LL45に近いLL50環境で、ブロックを入れるとLL45に
なるケースがあるが、LL55に近い環境で入れても、大きな変化は期待できない)
類似のレスを「今時直床・・」でやっていますので、その189や163をご参照ください。
63: 匿名さん 
[2005-11-29 23:31:00]
回答ありがとうございます。
あまり効果が無いとの事ですが、
何故このスパンクリート150mm場所打ちコンクリート90mmを
使用したと思われますか?
小梁をなくす事が出来るからでしょうか?
また、この合計240mmとコンクリのみ200mmとどちらが遮音力が
あると思われますか?
質問ばかりで申し訳ありません。
64: ゼネコンボーイ 
[2005-11-30 06:17:00]
63の方へ
検討中のマンションのHPがあれば、紹介してください。
ない場合は、総戸数、購入したい住戸の間口寸法、階数、階高、天井高、
二重天井かどうか、等の情報をご連絡ください。
65: 匿名さん 
[2005-11-30 19:32:00]
63です。
下記案件です。
宜しくお願いします。

http://nexus-c.jp/
66: ゼネコンボーイ 
[2005-11-30 22:27:00]
63の方へ HP拝見しました。
まず、スパンクリートの組み込みですが、これはHPにあるように、
室内に小梁のでっぱりをなくす目的ですね。さらに、なぜ通常の在来型枠工法での
ボイドスラブでないのかというと、構造設計者が最初から組み込んだか、
施工するゼンコンが当初より構造設計の手伝いをしており、工期短縮の意味合いから、
このような合計200戸近くなる現場では、スラブ部材のPC化を図ったという経緯があるかも知れません。
その意味では、ハーフPCaタイプの矩形ボイドでもよかったのすが、マンションラッシュで、
矩形ボイド生産工場も埋まっており、生産余力のあるスパンクリートを選定したのかも知れません。
スパンクリートの240mmと通常の200mmですが、部屋のサイズで変わってくるので、一概に言えませんが、
同程度であると推測します。
 スパンクリートは下端埋設のPC鋼線で、上にむくるので、場所打ちコンクリートの
表現が約9cmとなっていますね。スラブ中央ほど厚さが薄くなります。
二重天井にしているので、むくった状態は問題ないですが、将来的な模様替えで、
照明位置を変更する場合は、アンカー打ちで、板内のPC鋼線を切断しないように注意が必要です。
また、HPで梁を戸境壁内に埋設したことを自慢していますが、そのために全体として振動しやすい
床板を形成しており、床の遮音性能はあまり期待しない方がよろしいかと思います。
また、逆梁も遮音性能をやや悪くします。(次へ続く)
67: ゼネコンボーイ 
[2005-11-30 22:42:00]
逆梁について:
この5年くらいで、すっかりアウトフレーム逆梁マンションが増えてきました。
外観がすっきりしますが、居間の床遮音性の確保からは、大梁に近くなる順梁方式の方が
すぐれています。これは逆梁では、居間からバルコニー側の大梁までの距離が離れることもそうですが、
バルコニー部分のスラブ厚さは、しばしば居間部分より薄く設計されることも要因の一つです。
個人の好みの別れるところですが、順梁の梁型がサッシュの上にあることより、
バルコニーが全部手摺り兼用の逆梁で覆われることの方が、私には息苦しく感じます。
特に、本件の戸塚駅から15分といった、近郊低層マンションでは、バルコニー園芸をしたい方も
たくさんいると思いますが、手摺りタイプやガラス枠タイプの明るいバルコニーの方が
園芸には有効で、居間も明るく感じられたと思いますね。
>価格的に標準装備であり、全体計画もまずまず。床の遮音性は普通クラスでしょうか。
68: 匿名さん 
[2005-12-01 00:28:00]
貴重な意見ありがとうございます。
このマンションは×では無いということですね。
この程度の価格で、ゼネコンボーイさんが見て構造的に良さそうだと
思えるものってどこかありましたか?
また、現在賃貸に住んでいますが上階の椅子を引く音が非常に気になります。
このような音はどういう構造であれば、ある程度聞こえなくなるのでしょうか?
今回のこのマンションでは、どのような音に強く、どのような音に弱いのでしょうか?
本当に質問ばかりで申し訳ありません。
69: ゼネコンボーイ 
[2005-12-01 05:46:00]
63の方へ
前半の質問は、ご容赦ください。
日頃から、くまなくマンション案件をウォッチングしているわけでもないので、
>上階の椅子をひく音
これが、典型的な苦情であり、軽量床衝撃音の一つになります。
賃貸マンションが二重床とすると、この辺の音は、二重床部分の振動が、
二重床のゴム付き支柱ではなく、二重床の接する間仕切り壁や戸境壁を通して、
下階に固体伝搬音として響くことが多いようです。
各フローリングメーカーのカタログに掲載するLL45とかの表示は、昔は残響試験室
でこのような際根太部分の影響とかを考慮しない簡便な試験だったので、
実際の現場測定では、1ランク(5dB)程度、値が悪くなるケースがほとんどでした。
これで、よく現場施工者は施工が悪いとか間違った非難をされたものです。
今はその反省から、際根太や入り口の框補強を模した測定を箱形試験室で測定します。
これで、現場における値との相関がよくなりました。
つまり、メーカーカタログ値はどの試験方法かよく確認する必要があります。
また、どのような際根太にするか、その仕様とセットで認証されます。
現場における確認事項としては、
*フローリングやその下地を壁部分に対して隙間を設定していること。
*際根太に防振タイプを使用しているか。(その分、床はやや揺れやすくなるが)
*吸音の不織布マット設置は、あった方がよりよい。(空気伝搬分を緩和)
*外壁部分にGL工法を使わないと改善するが、そこまで対応するマンションは稀。
70: 匿名さん 
[2005-12-01 23:02:00]
本当にありがとうございます。
壁際等、モデルルームでの確認って出来るのでしょうか?
また、当該物件は性能評価について「音」に関してのみ評価を受けないのは
何が考えられますか?
疑えば、遮音性能が悪いと思っているからなのかと思ってしまいます。
どうぞよろしくお願いします。
71: ゼンコンボーイ 
[2005-12-03 00:22:00]
モデルルーム:
一般に外に作るモデルルームは、そこで気を遣っていない可能性が高いですが、
施工中の住戸を先行公開するタイプでは、十分に確認可能です。
今は、重量衝撃音緩和のため、二重床際の幅木はすかすか、ヒレ付き幅木にする訳ですが、
すかしていると、施工不良と勘違いしている例がこの掲示板でもみられますね。
品確法の音評価が漏れる要因:
「音評価」がないことは、学会の遮音関係者でも問題視されている部分です。
ひとつは、部屋の大梁による拘束条件と部屋の面積で評価が違うので、
部屋ごとに指定する面倒さがあることと、最高等級の5の表示を得るのが
難しいことです。今は床仕上げ材は、素面のコンクリートスラブの基本性能に対して、
床衝撃音の遮蔽性能を何dBよくするか悪くするかで、改善する場合を+として、
低減量で評価されます。この低減量=0の二重床工法の取得で、各二重床メーカーは
それぞれその工法を持っていますが、アスファルトの制振シート等が必要になって、
材料単価も倍になるので、普及しておりません。また素面そのものも、少しでも
広い面積のものがあると、評価する表からはずれることで、最低等級に落ちることが
あるといったもので、使いづらいものでした。
つまり、他の評価項目が少し努力すれば、最高等級を得られるものに対して、
音環境はへたに細分化して、またコスト的にハードルも高いものにしたので、
デベ側が取り込むのをためらったものです。
音評価を付けていない方が普通なので、心配する必要はありません。
また、将来的にはスラブ自体の断面性能(等価厚さ)だけで、評価しようという
流れにあるようです。(簡単にしないと、使ってくれない)
72: 匿名さん 
[2005-12-04 20:29:00]
毎度毎度ありがとうございます。
その辺りを気に掛けて色々他の評価書見てみることにします。
構造のことは、実物を見ないとわからないということみたいなので
MRの方に色々聞いてみます。ありがとうございました。
73: ゼネコンボーイさま 
[2005-12-07 22:13:00]
http://www.mmtowers40.jp/
購入検討中です、稠密スラブ300ミリですが、
物件形状が楕円というのは、雁行になるのでしょうか。

スラブ厚と形状で、問題点やデベに確認する事項があれば、是非ご指南ください。
よろしくお願いします。
74: ゼネコンボーイ 
[2005-12-08 00:15:00]
73の方へ
これはまた大規模物件ですね。
通常の矩形プランにあきたらなくなった、地所が差別化のための楕円プランを持ち出したようです。
地所+鹿島で、決して安い物件ではないでしょうが、価値はあるようです。
特に超高層免震を敢行した点がすごいですね。
これまで、超高層では固有周期が自ずと長周期になり、免震する必要がないのでは、
阪神大震災で証明されたようなものですが、品確法の耐震等級3を取得し、差別化する必要が
あったのでしょうか?これだけのゴムを30〜60年後に更新するもの大変な費用かと。
これは近傍で、東京建物が造っているBrillia Grande と競合するのでしょうが、たぶん坪単価も
かなり差があるかと推測します。
HPからは、スラブ厚さは伺えなかったのですが、全体プランは
http://www.mmtowers40.jp/kozo.html
にある「ダブルチューブ構造」と各プランから伺えますね。
ダブルチューブ構造は、超高層住宅でよく採用される構造方式で、スラブ厚さが300mmであるとする
スレ主さんから情報によると、そのダブルシューブ間は、フラットプレート構造になっており、
一切の梁型がない訳です。お金持ちは、複数戸購入して、乾式の戸境壁を撤去して、
大豪邸も可能でしょう。その梁なしのスラブを健全な厚さにすると300mm程度欲しかったという
感じでしょうか。実際には、型枠でスラブを造ることはこのような大型案件ではあり得ないので、
ハーフPCa床板を使用することになり、その場合は、構造上の有効厚さを現場打ち厚さの225mmとしている
可能性があります。よって、実際にどのようにスラブを構築するのか質問されてもよいかと。
(ゼネコンボーイも知りたい)
平面形状が楕円だと、施工費用も割高になります。それはよいとして、実際に住戸を購入する場合、
バルコニーが湾曲するのはデザイン参加料としても、部屋自体が矩形でない場合は、
やはり使いづらい感じがあると思います。
75: ゼネコンボーイさま 
[2005-12-08 00:47:00]
73です。
ありがとうございました。「実際にどのようにスラブを構築するのか」来週MRで質問してみます。

便乗で恐縮ですが、この物件の最上階の場合も、スラブ厚が薄くなったり、柱が細くなっているのでしょうか。
最上階住戸も検討中ですので、教えていただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。

76: ↑ゼネコンボーイさま 
[2005-12-08 00:50:00]

追加情報ですが、最上階の場合、天井高は下層階より1000mm高くなっています。
77: ↑↑ゼネコンボーイさま 
[2005-12-08 01:05:00]
↑↑
すみません。営業にチューブのゴムの寿命(交換年数)を尋ねたところ、
「メンテナンスフリー」と言われたのですが、それでも最悪30年程度しか、もたないのでしょうか?

78: ゼネコンボーイ 
[2005-12-08 20:17:00]
73の方へ
最上階ですか。素晴らしいですね。
さて、最上階ですが、スラブ厚さは通常階数に関係しないので、変化していないでしょう。
柱サイズは下層階より小さくなっている可能性は十分にあります。
天井高が高いということは、部屋も広い訳ですね。1mも高くなれば、それなりの
広さがないと逆に落ち着かない感じがするかも。
MM21の上空の風はどの程度のものか不明ですが、高層階では海に近いと特にバルコニーに出れないくらい
風の強い日々も多いかと。特に最上階では、下からの外壁沿いの上昇気流もすごいでしょう。
さて、ゼネコンボーイの勝手な判断で30年〜と表記して、ご心配おかけしました。
http://www.kajima.co.jp/news/press/199609/12a1fo-j.htm
にあるように、60年以上問題無い可能性も高いようすね。ただ、まだ歴史の浅い
工法ですから、各ゼネコンとも「60年以上は交換不要で、万が一のときも交換可能」
という表現を多用しています。が、どの免震ゴムメーカーもどのゼネコンもどのデベも
「5年保証」ですら、出さないのがこの免震構造です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4764820218/250-0246408-758422...
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2005/pr20050426/pr2005042...
にあるように、長周期が到来して、この免震マンションの固有周期と同調した場合、
免震ゴムがダメージを受けるまで、変位する可能性もあるのでしょう。
誰かこの当たりに詳しい方が否定的見解をしていただくとありがたいですが。
79: ゼネコンボーイ 
[2005-12-08 20:23:00]
補足:
外壁沿いに流れる気流のおかげで、
サッシュを閉めている限りは、外を覗かない限り、
バルコニー内は平穏であるケースも生じます。
どのような方向から、風が吹いてきているかと、建物のどの位置に自分の住戸が
あるかで、状況は違ってきますが、そのような幸運な部位も存在すると予想されます。
80: 匿名さん 
[2005-12-09 00:10:00]
ゼネコンボーイさん、非常に参考になるコメントを楽しみに拝見させて頂いております。
さて、上記と同じくみなとみらい地区に建設中の下記URLのマンションを購入検討しております。
こちらもかなり変形高層物件ですが、普通のスラブ210㎜との事です。
感想・コメントを頂けるとうれしいです。
http://www2.mmmid.com/mmmid/index.html

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