無垢材と集成材
2:
(^−^)
[2005-06-11 21:59:00]
1.5倍ほどの強度差は、樹種によってもそれくらいの差があります。構造材に必要とされる強度は、曲げ、圧縮、割れの強度としましょう。集成材というのは繊維方向が同一な木材片を接着したものを言います。無垢材と同じ条件の木材片で集成材を作った場合、木材自体の強度は同じですので、差は何かといいますと接着剤となります。つまり、集成材の強度は接着剤次第と言うことです。接着強度が木材より弱ければ接着面ではがれ無垢よりも弱いことになります。接着材が木材の100倍強ければ木材の100倍強いのかと言うとそうはなりません。基本的には木材片の強度以上にはなり得ません。集成材の良いところは①節、割れ等の欠点部位を除去できる。②美しい外観が得られる。③割れ、ひずみ狂いが少ない。④品質が均一でムラが少ない。といったところです。集成材が不安なところは、接着剤の耐用年数です。集成材の需要が増え本格的に使われたのが1970年代ですから、30年強の歴史と言うことになります。集成材が無垢材の優良品と同等以上になるためには、乾燥後の全ての強度が木材以上で、老化しない接着剤が必要となります。
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3:
国産材
[2005-07-08 17:21:00]
無垢の木材は樹種によって「見なし等級」があり、1本1本測定をしなくてもこの位の強度はあるとされています。
1.5倍というのは、「それに比べて、同じ樹種を集成したものは1.5倍の強度がある」ということです。 無垢の木材の場合には節の程度や目合いなどで強度に大きな差が出ます。1本1本測定してみると、強いものと弱いもので3倍以上の差が出ます。 接着剤が剥離すると強度が低下するのは(^−^)さんが御指摘の通りですが、それ以上に腐りやすい樹種を使う方が怖いです。耐震補強なんて言っても、柱や筋交いが腐ったら何の意味も無い… |
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