現在、家を建てようと思い、構造について勉強していますが、気になる事があります。それは、HMと工務店の断熱材の差で、多くのの大手HMはあまり評判の良くないロックウールやグラスウールを使用しています。工務店はグラスウール等も使っていますが、拭きつけウレタンなど断熱効果の高そうな物を使用している工務店も多く有ります。HMはなぜグラスウール等が多いんでしょうか?施工が確実にできるからですか?
[スレ作成日時]2007-07-01 11:07:00
HMと工務店の断熱材の差について
2:
特急建築家
[2007-07-01 11:31:00]
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3:
初心者
[2007-07-01 12:06:00]
>02さん ありがとうございます!!
なるほどですね!木造軸組であれば、高価な拭き付けウレタンや板状の断熱材を使用しなくても100mm程度のグラスウール等の充填でそれなりの効果が見込めるんですね。現場吹きつけや板状の断熱材を使用している工務店はグラスウール等と比べ、かなりの性能差があると謳っているところが多く悩んでしまいます。 |
4:
匿名さん
[2007-07-01 12:46:00]
断熱材によって「単位厚み当たりの性能」はかなりの差があるのは事実ですが、イコール建物の断熱性能の差、というわけではありません。そういう煽り文句を使うHMや工務店は、正直言って信用ならない業者だと私は思っています。
それぞれの断熱材に長所、短所があり、断熱工法にも同じく長所、短所があります。それらをきちんと説明した上で、施主の理解を得るべきなのではないでしょうか?>悪徳HM・工務店のみなさん。 |
5:
初心者
[2007-07-01 20:33:00]
>04さん
断熱材も奥が深いですね。営業マンの説明を鵜呑みにしたら無駄なお金が掛かりそうなので、もっと勉強します!! |
6:
匿名さん
[2007-07-02 07:28:00]
積水のホームページを見ると、内貼り断熱ではなく、充填断熱になってる気がするけど…。
大手HM の構造を見ると、まずは施工の簡略化から入っている感じがする。 その結果、性能が上がるところと、性能が落ちるところがあって、 当たり前だけど、デメリットは宣伝しない。 |
7:
MOAI
[2007-07-02 11:28:00]
私の中での認識
内断熱=充填断熱 外断熱=外貼り断熱 内断熱の○ 断熱材が安価、断熱材の重量が外壁の負担にならない 内断熱の× 構造材(柱や筋交)が熱橋となる、自重で垂れる、繊維系(グラスウール・ロックウール)は一度濡れたら乾かない 内装施工後は手直しなどの再施工が不可、筋交が入る外面耐力壁の施工がいい加減になりがち 外断熱の○ 熱橋が少ない(窓などの開口と断熱材を止める釘くらい) 外断熱の× 断熱材が高価、重量が外壁の負担になる、室内の音が響く 自分は予算の関係で充填断熱(ロックウール)にしました。予算が許せばEPS外貼りに通気層で下地サイディングの塗り壁にします。また防音効果を狙って充填もした方が良いかな。。。 |
8:
匿名さん
[2007-07-02 11:59:00]
木材はそこまで熱伝導係数が悪くないが、鉄骨は熱伝導定数が高く、
ヒートブリッジを考えると、充填断熱と内張断熱の差は雲泥の差。 鉄骨での充填断熱と内張断熱は全くの別物。 |
9:
匿名さん
[2007-07-02 12:17:00]
グラスウールやロックウールも乾燥しますよ。それは認識不足。
乾燥すれば元通りの性能になります。 自重で垂れるのも10kとかのGWですよね。 外断熱の欠点は長期的な安定性が全く保証されていないことだと思います。 まだ30年程度の歴史しかない訳ですから。その後いろいろ工法が変わってますが、今施行している工法で何年持つかは未知ですよね。自重でずり落ちてくることもありますし、地震で落ちてくることもありますし。 |
10:
匿名さん
[2007-07-02 12:24:00]
袋詰めの断熱材は、一度袋の中に水分が入ると抜けづらいので、
あながち、間違いとも言い切れない。 正しい気密止めを施工しないで、袋詰めの断熱材の袋をもって、 気密を取っていると主張するHMや工務店は注意が必要。 |
11:
匿名さん
[2007-07-02 12:33:00]
木造の話ですが、しっかりと施工されていれば充填断熱でも十分な性能だと思います。
しかし、契約は大手ハウスメーカーでも下請け・孫請けが施工しているのが現実でしょう。果たしてどれくらい真剣に断熱材の施工に取り組んでくれるかは、はっきり言って運だと思います。壁内には筋交いや配管などが入っており、その周辺に隙間ができないようにしているのか。内装が始まってしまえば分かりません。 |
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12:
匿名さん
[2007-07-02 12:47:00]
充填断熱も外張断熱も職人の技量や慣れ等に左右されるので、現場発泡断熱材を勧められています。
今の職人は、長年修行した腕のいい職人が少なくなっているし、簡略化された施工を多くしてきているので腕がなまっている事も多いみたいです。 後は、運次第なんでしょうか?こわ・・・ |
13:
MOAI
[2007-07-02 13:15:00]
>09さん
>グラスウールやロックウールも乾燥しますよ。それは認識不足。 >乾燥すれば元通りの性能になります。 ご指摘ありがとうございます。私の認識不足でしょうか? 外壁から侵入した雨水がもし壁内のGWやRWを濡らしてしまうとOSBや構造用合板と防湿フィルムに挟まれた環境ではまず乾かないと思っています。袋入りも同じでしょう。 乾燥させれば元通りなのは理解できるのですがその方法がないというのが私の認識です。 現場でも万が一降雨なのでGWをぬらしてしまった場合PBをはがしてジェットヒーターなどで強制乾燥させないと乾かないと聞きます。面倒なので交換してしまうという話も聞いたこともありました。 仮に透湿抵抗がものすごく低いあるいは吸湿性能がある構造用面材などを「乾かす方法」があればご教授願いします。 |
14:
MOAI
[2007-07-02 14:52:00]
誤字
>などを「乾かす方法」があれば ⇒を使用するなど「乾かす方法」があれば |
15:
匿名さん
[2007-07-04 15:41:00]
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16:
匿名さん
[2007-07-07 07:11:00]
北海道でQ1(キューワン)住宅がひそかなブームになりつつあります。
Q値で1を切ると言う、ある意味恐ろしいくらい断熱性能を上げた家です。 その場合の断熱はグラスウールの内断100ミリ+外断100ミリでした。 やはり素材自体のコストパフォーマンスが高いので他の断熱材を使うくらいならその予算で たくさん使えるということでしょうね、ちなみに発泡系でQ1をやろうとすると断熱だけで 軽く100万はかかるでしょう。 |
17:
匿名さん
[2007-07-07 07:44:00]
ちゅーか、断熱材にこだわるより窓を2層×2とかの薄い4枚ガラスサッシとかにしたほうがよほど
保温効果あるんだが |
18:
匿名さん
[2007-07-07 09:24:00]
>>17 そしてかなりのコストアップになるんだが。
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19:
匿名さん
[2007-07-07 11:20:00]
いえ、どちらも大切ですよ。
開口部のみ、断熱材のみではダメです。 問題は施工側のレベル「こんなのやったことねえーよ」とか 大手の現場で職人がぼやいてる・・・ |
20:
匿名さん
[2007-07-07 19:19:00]
>>そしてかなりのコストアップになるんだが。
それは間違い、断熱材の費用対性能は微々たるものだがサッシは東西さえ断熱強化してしまえば 効果が体感できて費用対効果は断熱材変更より上。試しに東西の窓のシャッターを降ろして 室温変化の確認してみて。熱が入ってこなければ室温は上がらないということが体感できる |
21:
匿名さん
[2007-07-07 22:20:00]
東西?
南西ではないのですか? |
グラスウールやロックウールは、単位厚さ当たりの断熱性能こそ、ウレタンフォームやフェノールフォーム、EPSといった発泡系断熱材に劣りますが、コストメリットが大きいという特徴があります。このため、ぶ厚く使用しても、発泡系材料より安く済む場合がほとんどです。
木造軸組工法では、柱の間のスペースがもともと12センチ前後のデッドスペースとなっており、ここを断熱のための空間として使用することができます。12センチのグラスウールを入れられれば、次世代省エネルギー基準もクリアすることができるため、無理をして高価な発泡系断熱材を使用する必要がありません。これを、内側充填断熱といいます。
鉄骨(軽量鉄骨を含む)の場合は、ヒートブリッジが問題となりますので充填断熱は好ましくありません。このため積水などでは、内貼り断熱(柱の内側に断熱材)、ダイワは外貼り断熱(柱の外側に断熱材)を入れて、壁体内結露の発生を防いでいます。この場合には、断熱材はなるべく薄くしたいわけですから、高性能な発泡系断熱材を使用して薄く納め、室内空間を広くとったり、柱と外壁の距離を小さく抑えたりするわけです。
なお、ほとんどのハウスメーカーは、屋根断熱にグラスウール、ロックウールを使用しています。
これは、火災の時に最初に焼ける可能性がある部分に、有毒ガスを発する発泡系断熱材を使用しないという配慮や、天井裏に充分な空間がある場合がほとんどであり断熱材を厚くすることができるという納まり上の理由からだと思われます。
参考になりますでしょうか?