耐震等級3の在来と耐震等級2の2×4
No.2 |
by 周辺住民さん 2008-06-09 14:15:00
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そういうのは、具体的にデータ提示をしてもらえばよいのでは?
個人的には、在来の場合大工の腕次第なので、その大工の評判を聞くのが良いと思う。 ただし、あなたの場合、比較対象の2xも工務店ですよね。 それって中小ですか? 大手だと、多くの2xは工場プレカットだから大工に左右されないメリットがあるけど、 中小の2xじゃそのメリットがないので、そのあたりを考えると2xにする意味がないような気がするけど、どうなの? |
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No.3 |
現在、大なり中小なり建材の殆んどが製材プレカットです。こだわり住宅は別ですが、図面指示で、製材屋加工で上がってきます。
在来で特に耐震性能耐久構造を採っていれば大丈夫ですが(大手等で耐震実験を数回繰り返し建物の気密度を計測して耐震性に継続性がとれてるか)単に耐震金物だけをつけて、申請の時だけ耐震等級3です。という建物が結構あるので、注意が必要です。 特に軸組は柱全体を揺らして地震エネルギーを逃がすので軸組部分がすぐに甘くなってしまうような建物は耐震強度の継続性が危ぶまれます。要は耐震等級が3であっても2年、3年後に直ぐに耐震等級1に落ちてしまうようでは駄目だという事です。 |
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No.4 |
耐震等級は主に壁量の多寡で決まり、木軸、2×で基準とする壁量に差はありません。
木軸は荷重を柱、横架材などの骨組みで受けて、横方向の揺れを筋交い、構造用面材で受けます。 一方、2×は荷重も横方向の揺れも、面材と、それをフレームに留める釘で受けます。 このような力の掛かり方の違いから、2×は木軸に比べて釘への負担が大きいので、 同じ面材を貼るときも太い釘を打つことが要求されます。 また耐震上、2×は木軸よりも面材の釘保持力が重要になるので、 透湿抵抗の低い無機質系の面材を使いにくいという欠点もあり、 正しい施工をしないと壁体内結露の影響を受けやすくなる危険性もあります。 ただ、2×は、構造用面材を使った木軸と比べても、 内壁や外壁の内側のPBも耐力壁に使えるので、壁量が多くとりやすいと言う良さもあります。 ただ、表記の2×は壁量の少ないので、2×を使うことの良さが出ていないと思われます。 壁量が少ないのは、多分、経費を落とすため、PBの厚さが薄いものを使っているのでしょう。 「耐震等級は2だけれど、在来よりも2×のほうが地震に強いから耐震等級3は必要ない」 と言うのは、構造のことを良く理解していないか、嘘をついているのでしょう。 そのような認識の業者だと、釘の種類などを正しく使っていないなどと疑ってしまいますし、 あまりお勧めできるとは思えません。 あくまでも一般論ですが、 2×にするのなら、壁量を多くとれるという利点があるものにしないと、 木軸に対してデメリットが目立つ構造になってしまう可能性が高いです。 |
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No.5 |
>03さん
> 軸組は柱全体を揺らして地震エネルギーを逃がすので > 軸組部分がすぐに甘くなってしまうような建物は耐震強度の継続性が危ぶまれます それは、もの凄く少ない耐力壁しか付いてない構造の時のことでしょう。 耐震等級3を満たしているような家だと、耐力壁は家の随所に付けられて、 また、それらの配置も一定の基準を満たさないと、耐震等級3にはなりません。 |
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No.6 |
ちょと待って下さい?
在来では耐震等級3と言われたのですか?? 在来で、2xと同じ壁量を稼ごうと思えば、ダブル筋交いを全ての壁に入れて、さらに面材耐力壁ってことですか?? ちょっと考えられないですよ。全ての壁にダブルの筋交いを入れるなんて。 同じ間取りなら、通常2xの方が耐力壁が多いので、耐震等級も上になります。 2xなら、ほとんどの例で耐震等級3が取得可能です。 以上より、どちらの業者も怪しいとしか思えません・・・ 参考 http://www.ads-network.co.jp/tokusyuu/t-18/10.htm http://www.ads-network.co.jp/kiso/koho/koho-02.htm |
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No.7 |
≫04さん
2×で指定規格外の釘を使用する事は建築法違反になるの知ってますか??? |
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No.8 |
> No.06 by 住まいに詳しい人
木軸で耐震等級3って、そんなに難しくないですよ。 ウチも木軸で耐震等級は3です。 壁量は最もギリギリの1階の南北方向でも瓦葺きの耐震等級3の規定の1.2倍程度です。 偏心率も1階2階両方向とも0.1以下だし、耐力壁線の間隔も最長で5m以内で、 主要な耐力壁線は1階、2階重ねています。 考えて設計すれば、難しいことではないです。 |
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No.9 |
本当に同じ間取りなら、在来が2xを上回ることは極めて困難だと思います。
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No.10 |
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No.11 |
≫05さん
書き込みする前に皆さんにレスされてしまいましたが・・・私の地元の中小Mも木軸で耐力面材一切なしの耐震金具のみで取れてるようです。商品としてパンフにも載ってます。 |
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No.12 |
2x4で耐震等級2ってことは、結構壁が少ない間取りなんでしょうね。
にもかかわらず同じ間取りで木軸で耐震等級3というのは、高倍率の壁を多用しているのだと思います。そういう場合、壁バランスが悪くなる可能性も考えられます。 偏心率(壁バランスの目安)はそれぞれどれくらいなのか気になるところです。 それによって、どちらが強いのかはある程度わかるかも。ぜひきいてみて下さい 2x4が強いのは、普通に建てれば自然と耐震等級3程度以上の壁量になるからで、等級2でも2x4だから強いというのはちょっと強引な理屈ですねw |
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No.13 |
在来の方、何らかの手段で壁倍率を上げてるとしか考えられないです。
在来といってもHMでは独自の方法使ってますが、そういうケースかもしれませんね。 大臣認定で壁倍率5(ないし構造計算ありならそれ以上)を受けてる壁の工法がありますから。 |
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No.14 |
木軸が面構造で2×に勝てないのは、ランバーのスタッドの間隔だと考えています。木軸で言うと柱にあたるのですが、在来の柱の間隔からすれば2×のそれはまさにがんじがらめ。2×の地震の揺れ方は硬い。
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No.15 |
スレ主の2×で耐震等級2とは品確法で計算しているのでしょうか?
計算しないで言ってませんか? それと木軸の方が同じ間取りで耐震等級3では値段が全く違ってくるのでは? |
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No.16 |
耐震等級3(≒1階の壁倍率を基準法の2倍以上を確保)の壁倍率を軸組みで実現するのは、
たやすいですよ。特にダブルの筋交いも不要です。一般的な間取りであれば。 通常の軸組みに2.5倍の耐力面材を外周に貼るだけでクリアできますし、 変心率の最適化も簡単です。 自分自身計算ソフトで確認したので間違いないと思います。追加費用も百万もかかりません。 ただ、図面上は軸組みで2X並の耐力壁を確保するのは容易ですが、 実のところ2Xの良さは図面での計算には現れない部分にあると思っています。 耐力壁の考え方は水平力しか見ていませんが、実際の地震は回転力や斜めの力が加わります。 BOXの集合体である2X4が有利なのは当たり前なのです。 私は別の理由で軸組みを選びましたが耐震性で選ぶなら2Xで間違いないでしょう。 |
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No.17 |
変心率-->偏心率
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No.18 |
>16
そんなことより、このスレの場合はそれで、なぜ在来が等級3の壁量確保出来るのに、2xが等級2になるのかが不思議なんだよ。 それと壁倍率2.5倍を外壁だけで等級3は無理だと思いますよ。開口部が相当少なければ別かも知れませんが… あなたのプランの間取りがどうなってるか解りませんが… |
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No.19 |
>>18さん
>壁倍率2.5倍を外壁だけで等級3は無理だと思いますよ いや、通常の筋交いに加えてということでしょう。 プラス耐力面材で、壁倍率4.5倍くらいは見てるんじゃないでしょうか。 それにしてもツーバイより耐震等級が高くなるというのが解せない、というのは同感です。 |
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No.20 |
在来では筋交+面材で壁倍率を4〜5倍見ていて、2xでは石膏ボードを壁倍率に算入しないで(もしくは算入できない施工をする)外部の合板部分での壁倍率3倍のみで見ているのではないでしょうか?
さらに2xの方は耐力壁区画をワンフロア全てで見て外周壁のみを耐力壁にしているとか。 床剛性あげれば1区画で72㎡までいけるし。 すると2xの方が耐震等級が低くなるのもありえるかも。 |
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No.21 |
それと2階建てで在来、2x共に工務店のようですし、構造計算などせずに簡単な壁量計算のみで
耐震等級2とか3とか言ってるのかな。 2xの業者もおかしなことを言ってるようですし。 何を根拠に耐震等級を言ってるのか確認した方がいいですね。 |
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No.22 |
>14さん
2×と言っても、メーターモジュールのものもあるし、スタッド間隔はマチマチです。 それ自体が2×の地震の強さの理由になるものではありません。 それに、ランバーは自体は38mm程度しかないので、それ自体では家の荷重を支えられません。 ウチの間柱は45mm厚ですが、上から力をかけると、しなるのが分かります。 ランバーは、それ自体では構造材として機能しません。 結局は、2×の面材はランバーと一体になって初めて力を受けることが出来ます。 なので、力は釘で支える構造になっています。 >16さん 2×も、説明では簡易的に、BOXの集合体という言い方をする場合がありますが、 組み方を見れば、必要なところに壁を入れているだけで、 箱を組み上げるような作り方はしていません。 これは、軸組でも耐力壁線を考えるのと殆ど似た考え方です。 どちらでも正しく考えて作れば、回転力や斜めの力といったものに対する 構造上の耐力の差異はあまりありません。 2×のメリットは、 外壁の内側や内壁のPBを4周打ちできるので単純に壁量を増やせることです。 2×のデメリットは、地震などの横方向の力に対してだけでなく、 恒等的にかかる荷重も釘で支えているので、木軸よりも高い釘保持力を要求されるので、 面材などの材料の選択の幅が狭まり、それに伴う対策を施さないといけないところです。 2×の施工業者のHPを見ていると、出来の悪い木軸と比べて、2×が良いと誇張したり、 逆に、木軸の業者の中にも、逆に2×の欠点のみを吹聴するところもあります。 どちらの意見も聞きながら、自分の中で整理しないと正しいものは見えてきません。 |
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No.23 |
>22
大間違い!→釘は基本的に構造材ひいては構造躯体を保持するものであり、2×建築においては、木軸よりも耐力機能に比重がかかっているだけです。 あくまで釘は構造躯体を構成する一部であり、木軸よりその負荷が耐力構造側に寄与しているだけで、地震等の外的エネルギーに対して三位一体となってそれを受け拡散します。2×は釘だけで力を受け止めるものではありません。全てバランスによるものです。 >回転力や斜めの力といったものに対する構造上の耐力の差異はあまりありません。 回転力、斜め入力に関して2×4よりも2×6の方が強度2.5倍と圧倒的数値が示す通り、材の厚さや、スタッドのスタンスにより耐力が大幅に変わってくるので、容易に木軸と比べられるものではありません。 2×はBOXの集合体ではなく、1つのBOXです。ユニット工法ではありません。なので、何処か一ヶ所だけ強くても駄目だし、一ヶ所だけ弱くても駄目です。さっき言ったように全てはバランスで出来ている工法です。 2×での釘に対する役割を巷の情報や間違った推測でモノを言うバカな専門家の言う事を鵜呑みにしないでください。 以上 |
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No.24 |
>20
それでも、全ての壁に筋交いを入れてることはあり得ないでしょう。 ツーバイは少なくとも外壁1周は倍率4.5でしょうし。(開口部以外) それで、壁倍率2.5、ところどころ4.5とか5の壁があったところで、2xよりも壁量が多くなるとは思えません。 ま、間取りを見てみないと何とも言えませんが・・・ いずれにしても、どちらの業者も怪しい気がしますね。 きちんとした、壁量の計算を見せてもらうといいでしょうね。偏心率と。 スレ主さん、見てたら、計算結果を載せて下さい。 |
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No.25 |
外壁1周の内壁にはる石膏ボードを1枚で4周打ちしないで在来のように千鳥張りのように貼った場合は、内壁部分は当然壁倍率に入らずに外壁1周は倍率3倍になります。(開口部以外)
去年の法改正で石膏ボードの倍率が1.5→1に変更になったので石膏ボードを4周打ちしても4倍です。 それで在来では室内の壁にも筋交たすき掛けなどで倍率UPすれば逆転現象も起きるかなと推測しました。 この場合は偏芯率を調整するのが難しそうですが。 あとは2xは屋根が瓦仕様で在来はガルバ屋根とか・・・。 |
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No.26 |
>23 by 施工屋さん
バランスが大切と言うことには納得します。 釘だけで固定しているとは言っていません。 負荷が、まず釘に向かうと言っているのです。 2×4と2×6で回転力や斜め入力に差が出るのは、1本の材同士を比べた場合ですよね。 実際に、スタッド1本1本の回転力や斜め入力が影響する程の力ががかかったら、 スタッドの差が出る前に、面材のねじれの方が影響は格段に大きいでしょう。 そこで、面材とスタッドを繋ぐ釘の保持力が大切になります。 家全体を考えれば、回転力や斜め入力でも、先ずは釘に負担が行きます。 そして、2×4と2×6の差は耐震性よりも、入れられる断熱材の量の差が大きいです。 そして、木軸と2×を比べたとき、 正しく設計、施工されていれば、お互い壁はバランス良く配置されています。 そして、木軸では荷重を受けるため、柱もバランス良く配置されています。 そこで、垂直荷重がかかっている状態で揺らされるのと、 垂直荷重を柱で支えられた状態で揺らされるのでは釘にかかる負荷は桁違いです。 そして、どちらの釘が緩みやすいかと言ったら、 垂直荷重を受けながら揺らされる方が釘は緩みやすいです。 なので、2×では釘保持力は生命線で、 軸組ではN釘でも可となっているのに対して、2×ではCN釘を要求されています。 これは最低限の要求で、安全性を考慮して木軸でCN釘を使う場合もあります。 2×はBOXの集合体ではなく、…以下は、16さんの考えに対して、 私と全く同じことを言っているように感じるのは、私の考え違いでしょうか? |
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No.27 |
>>22 2x4のメリット:容易に壁量をかせげるというのはわかりやすいけど
デメリット:常に釘に負荷がかかる といっても、それがどの程度のデメリットなのかが定量的にはっきりしないので、そもそもデメリットというほどのものなのかどうかがわからないです。 |
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No.28 |
>26
OK! |
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No.29 |
>>26さん
>2×はBOXの集合体ではなく、1つのBOXです。 そうなんですか?次のURLの考え方の方がしっくりくるのですが。 http://www.ads-network.co.jp/seinou/se-5/2x4/2x4-01.htm 興味あるので、その理由を教えてもらえないでしょうか。 内壁は六面体を構成する耐力壁とはみなさないということですか? |
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No.30 |
在来工法で、耐震等級3→2→1→なし の場合、地震(震度にもよりますが…)が起きた際、
どのような違いが出てくるのですか? 耐震等級がなくて、地震が起きると、家にガタが出やすい、崩壊も有り得るということなのでしょうか? 阪神大震災、構造計算書偽造問題(姉歯建築設計事務所)以前は、世間で、耐震等級というものはあまり考えられていなかったような気がするのですが… |
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No.31 |
>>30さん 耐震等級というのは、2000年にできた基準です。耐震等級1は建築基準法と同等なので等級なしと同じことだと思います。
等級3というのは建築基準法が想定している1.5倍のゆれに対して耐えられる強度です。 在来工法の場合、主に筋交いや構造用合板などの面材が入った壁(耐力壁)で地震の水平力に耐えるわけですが、耐力壁とはみなされない要素、たとえば内装の石膏ボード、外壁のモルタルやサイディングにも、地震力を負担できる余力が相当程度あるので、仮に耐力壁だけで建築基準法ぎりぎり(等級1)の計算で作ったとしても、余力も含めると実力的には基準法の1.5倍のゆれにも耐えられる(等級3相当)家は珍しくないはずです。 なので等級なしでも即危険ということでは全然ないです。 昭和56年以降の新耐震の基準で建てられている在来工法は、平均すると等級2(基準法の1.25倍)程度の強度(正確には壁量)があるといわれています。 むしろ、壁バランスが悪い等級3だと、基準法ぎりぎりでもバランスよく間仕切壁なども多い家よりも弱いということもありえます。 |
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No.32 |
在来工法の場合で特に面材を使った場合は基準法では計算されない耐力が発生します。
基準法では雑壁(垂れ壁・腰壁)準耐力壁などが計算されません。 31さんの言うとおり、それらの雑壁を含めると壁量自体は等級3並になることもめずらしくないです。 基準法の壁量計算では耐力壁にみの計算になります。耐力壁になるかならないかは、面材の釘の打ち方により変わります。基本的に面材を4周打ちで耐力壁となります。 したがって、在来の場合、内部の壁は筋交いではなく面材では耐力壁になりにくいです。しかし4周打ちでなく、2周打ちでも準耐力壁にはなります。石膏ボードで倍率0.6倍 内部にも4周打ちできる方法などもあります。 後は耐力壁線をきちんと入れないと等級2以上にはなりません。 在来は8m以内、2×の場合は12m2×には耐力壁区画があるので等級に関係なし、在来の方が広い空間を取りずらい計算になるが筋交いレスにした場合は12mになります。 面材の方が粘り強いという結果の為です。 その他にも等級に関係する項目はありますが壁量計算では上記が必要になります。 筋交いのみの場合は雑壁が必然的に少なくなります。 よく筋交いが水平力には必要だとか言うオジサンがいますが、次世代省エネなど、耐力などの問題でも筋交いの方がメリットは少ないです。 横道に反れました。 |
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No.33 |
31さん、32さん、
すごく勉強になりました!有難うございました。 > 31 >「基準法ぎりぎりでもバランスよく間仕切壁なども多い家」 在来工法で、1階の間取りが、20〜25畳のLDK、和室6畳が2つ(ふすまで続き)の場合、 理想は、大きな窓・外へ出入りできる窓?(ガラス戸)を付け、LDKと2つの和室をオープンな空間 にしたいのですが、耐震のことを考えると、現実的には難しいですね… > 32 >「次世代省エネなど、耐力などの問題でも筋交いの方がメリットは少ないです」 筋交いと比べ、雑壁で、次世代省エネ・耐力のメリットは何になりますか? |
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No.34 |
2×は余程複雑に設計でもしない限り普通に等級3は取れるはずです。真四角な家であれば間仕切り壁で耐力壁線2か所もあれば確実に3は取れるはずです。ですから最初から2×でウチは等級2です。なんて言う工務店は変ですね。あえて2ですなんて言うのがおかしい位です。木軸は等級3です・・・?
木軸で3をとるよりも明らかに2×の方が容易だと思うのだが? 共に3取れる思うよ。 その工務店変ですよ。 |
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No.35 |
34さんに同感。
前の方のレスに、PBを全周止めしてないから壁倍率が低いんじゃないかって意見があったけど、もしそうだとするとそれは2×4としておかしいんじゃないかな。 ナゾだよね。 |
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No.36 |
>33さん
オープンな間取りはむずかしいですが出来ますよ。在来で、もちろん基準法クリアのみなら外周のみ面材でも出来ます。(柱は入るかも) 等級2以上にするには、在来でも2×でも基本は24畳以内(40㎡)の空間であり、耐力壁線8or12mといいましたが、耐力壁線はそのままですが24畳以上にする場合、床倍率を上げれば出来ます。ほとんど標準で24mm以上の合板が1階床、2階床に入っています。剛力床です。その合板の釘の打ち方を変えたり、合板を厚くしたりすれば床倍率を上げることができ32畳(60㎡)までOKとなっています。 最大では在来も2×も72㎡まで上げられるようです。72㎡は日本では?かも・・ そのほかにも地震に強く開放では免震などは有効です。(値段が高い) スケルトン・インフィルという考え方の工法を取っているSE工法や住友林業などは重量木骨などを使い、可能にしています。幅の広い柱を使うようです。目的は違いますが・・ 筋交より面材のメリットは細かく言えばかなりあります。 大きな点では2×のメリットを活用し、全周ばりで気密性が高く出来る。 全周張りをしたことにより開口部の雑壁も耐力になる。 断熱材が施工しやすい。つまり気密性と断熱性能を上げやすい。 細かい点では、 筋交いシングルのように方向性が無い。 壁倍率を上げやすい、筋交いは三寸柱だと壁倍率4倍が限界。 施工性が良い、収まりが良い。施工確認しやすい。 60㎝幅でも耐力の計算に入る。(筋交いは91㎝以上ないと施工できない) 全周張りしたことで小屋裏の強度もあがる(屋根下地に合板) 靭性がある。倍率1で水平力約200㎏の負荷に対抗できる計算になっているが、筋交いはある程度以上の力が掛かると折れてしまい当然、力は0となる。面材は倍率以上の力が加わっても釘が何本か破損するが、耐力は残る。つまり粘り強いという評価をえている。何度も実験されている。 そのため耐力壁線が12mと筋交いよりも多くなっている。 もはや大手では筋交いは使っていません。 |
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No.37 |
耐力面材の耐力、靭性については説明が尽くされているようですが、
耐震のあらゆる状況で面材>筋交いという訳でもないと思いますよ。 何故なら2Xと軸組みでは固有振動数が明らかに違うので、直下型の短周期地震動には 実はラーメン構造である軸組み+筋交いの組み合わせの方がダメージが少ない場合も 十分考えられるからです。 入力の大小、方向、繰返しという観点以外に幅広い周期に対応した構造という視点も 重要でしょう。このような観点で戸建ての耐震性について語られているのを見た事がありませんが そういう意味で、筋交いは残しておく利点は十分あると思っています。 どちらが優れているという結論はまだ早いかもしれませんよ。 個人的には、筋交いと面材のハイブリッドが一番安心できると考えていますが、どうでしょう。 やがて調査研究が進めば、幅広い固有振動数の耐震壁を最適な場所に置するという考え方が 生まれてくるのではないかと思います。 |
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No.38 |
おっやるね〜!現時点より先を見てる?
専門家の意見が入ってくると面白いのだが・・・ |
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No.39 |
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No.40 |
軸組みの「揺れる」構造では振動数うんぬんの議論が必要かもしれないが、面材(と剛床)を使用すると基本的に剛構造となる(波長は短くなり振動数は大きくなる)から、戸建てレベルの軸組みパネルで固有振動数の考慮がいるかどうか、自分は疑問に思う。
面材と筋交いの併用はすぐれた工法であるというのは賛成。 ただし、構造研究するだけの資金がない工務店クラスで、手軽に地震に対する信頼性の高い壁を造ることができるという意味で。 |
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No.41 |
石膏ボ−ドを耐震+0.6で計算している。
木ずりも同じこと。 耐力あるわけない。 重量が加わった揺れに対してどんな耐力があるというのだ。 筋交いなければ崩れるのはそこからだ 何でもかんでもカウントして等級3ですと言われても、等級の信頼性自体に疑問を感じてしまう。 |
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No.42 |
>重量が加わった揺れに対してどんな耐力があるというのだ。
枠組みに石膏ボードを釘打ちしてみれば、かなりの強さを実感すると思う。 もちろん面に垂直な力に対してはほぼ無力だが。 |
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No.43 |
>41
あなたや我々素人がつべこべ言わなくても、きちんと実験してますから… |
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No.44 |
>41
石膏ボードは去年までは壁倍率1.5倍だったぐらいだぞ(準で0.9倍) 今は格下げで1.0だけど(準で0.6倍) あくまで面と木ネジの強さ12.5mmしかなくて折れやすいとか関係ない。 面工法拒否してます? |
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No.45 |
>>44
日本語でたのむ |
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No.46 |
>>37 面材と筋交いを併用した場合、面材だけの場合より長く、筋交いだけの場合より短い中間的な固有周期になるはずです。 なので、結局その中間的な周期成分が強い地震波が来れば、3つの中で一番揺れてしまうということになるかと思います。
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No.47 |
短い周期の地震波がくるか長いのがくるかは解らんでしょ…
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No.48 |
>>46
>面材と筋交いを併用した場合、面材だけの場合より長く、筋交いだけの場合より短い中間的な固有周期になるはずです これは解らない。 面材と筋交いを併用なら、普通に考えて面材だけの固有振動数にごく近くなるだろう。 中間になる根拠は何かな? >結局その中間的な周期成分が強い地震波が来れば、3つの中で一番揺れてしまうということになるかと思います さらに解らない。 大地震のS波でそんなのありうるかな? |
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No.49 |
>>48 48さんとは考えている前提が違うかもしれません。
37さんが言う、面材と筋交いを併用したほうが安心、というのはどういう意味かを考えてみると、 「面材だけで建てるよりも、面材の量は同じで、さらに筋交いも追加したほうが強くなる」 というのはあまりに当たり前すぎる話なので、全体の壁量は一定に保った上で、それらを面材+筋交いに分配したほうがよいのではないかという意味に受け取りました。 でもそうしたとしても、それによって新たな固有周期(面材だけ<組み合わせの固有周期<筋交いだけ) になるだけなのでそれほど意味があることではないと思ったのです。 ちなみに、面材の量は同じで、さらに筋交いも追加した場合の固有周期は、面材だけの場合よりもさらに短くなりますね。 |
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No.50 |
>全体の壁量は一定に保った上で、それらを面材+筋交いに分配したほうがよいのではないかという意味に受け取りました。
なるほど、しかしまさかそんなことを考えていたとは・・・。 筋交いに単に面材を追加して壁量を上げたケースと、壁量一定で面材・筋交いに分配したケースと、施工にかかる手間は同じだから、わざわざ併用してまで筋交いのみの壁量に合わせるというのは思いもよらなかった。 |
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No.51 |
50訂正
わざわざ併用してまで筋交いのみの壁量 ↓ わざわざ併用してまで面材のみの壁量 |
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No.52 |
よく理解できないのですが、
>全体の壁量は一定に保った上で、それらを面材+筋交いに分配 1.長い周期の揺れ → 筋交いは、耐えられる 2.短い周期の揺れ → 筋交い・面材ともに耐えられる どんな地震が来るか分からないので、「筋交い」のほうが、耐震には向いている(安全策)というわけではないのでしょうか? あと、「面材+筋交いに分配」した場合、1.長い周期の揺れ で、「面材」の箇所にガタが出るとか、「筋交い」だけの場合と比べ、バランスが違うため、揺れの力が一定箇所に加わりやすいということはないのでしょうか? |
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No.53 |
固有周期の影響は地盤による影響も強いですよね。
筋交いでも面でもある程度建物により揺れ方が予測できます。 固有周期に近くなり共振したとしても制震や免震などが減衰する役目を担っている。 48さんは多分制震、免震は除外での意見だと思う。 しかし現状やまたは先を見ても筋交レスが主流になりつつある所で、また筋交いや筋交い併用になるとは思えません。 固有周期の影響でポイントで筋交いを使うなら、制震を使うはず。 筋交いは耐力壁として地震力を耐震で受ける形になります。斜め方向におかしな力が発生すると思うし、靭性の点でも劣る。面と比べたらデメリットしかない。 制震がある以上筋交いはやはり要らない。 たまに勘違いしている人が居ますが、在来軸組は面でも筋交いでも剛です。(揺れ方は少し違う) 木造では伝統工法が柔です。伝統工法は筋交いは使いません。 言い方は悪いですがすべてを踏まえても筋交いはもうやめるべきなのでは?・・・ |
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No.54 |
面だけで十分な壁倍率が取れるならいいけど、現実問題として軸組みで9ミリパネル使ったって壁倍率2.5でしょう(材質によってちょっと違うけど)?
かといってパネル厚くすると、今度は透湿性の問題が出てくるし。 だから単純に筋交い併用してその分だけ耐震性上げる、ということじゃダメなの? |
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No.55 |
>>53
>言い方は悪いですがすべてを踏まえても筋交いはもうやめるべきなのでは?・・・ 筋交いに代わるものがあればいいけど、現実に木造軸組み住宅で内壁に耐力壁として使えるのは筋交いだからなあ・・・外壁は面でいいかもしれないけど。 |
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No.56 |
37ですが、面材と筋交いの併用がいいのでは?と考えたのは別の理由です。
前提は、「面材で十分な耐震性を確保した上で筋交いを追加」です。 これですと当然、面材のみの場合の固有周期よりも更に短くなりますね。 耐震を考える場合、単一な震動周期だけではなく、家の固有周期も単一ではないということを 考慮する必要があるのではないか?と思っています。 実際、大きな地震で家が壊れはじめると、固有周期はどんどん長くなります。 これはとても重要な事です。 私が考えた、面材と筋交いの併用した耐震構造とは、次のことを想定しています。 1.耐震性に優れた建物(固有周期が短い)はまず超短周期地震以外では壊れにくい。 2.運悪く家の固有周期と同じ短周期の地震動が相当の時間続いた場合、面材は徐々に 緩くなって破壊が始まり、やがて家の固有周期は、筋交いのみの場合の固有周期に 近づきます。 3.2のような状態では、もう面材の支持力は期待できません。この状態で、次に大きな 揺れが来たときは倒壊が始まるはずですが、まだダメージを受けていない筋交いが ここで踏ん張ります。 5.筋交いの固有周期は、面材より長いので建物は共振せず、倒壊には至りません。 実際には、いろいろな周期の震動がもっと複雑に発生するするとは思いますが、 2つの固有周期を持つ耐震壁を併用した場合、明らかに単一の固有周期の家より 強いと考えています。ポイントは、2つ目の固有周期は、1つ目の固有周期が突破されたときに 現れるということです。 ちなみに、2つの固有周期をできるだけ離すために、筋交いは全てシングルで家を建てました。 上記は私が勝手に考えた耐震理論だという事を強調しておきます。(笑) |
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No.57 |
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No.58 | ||
No.59 |
>54・55
内壁にも面材は4周打ち出来ますし、内装材用の面材はあります。 ①切り欠きを作り、欠いた部分を増し打ちする方法。 ②受け材を決められた所定の釘、間隔、木材で作り後は普通に面材を打ちます。 内外で倍率ほとんど5.0です。 確かに余計な手間が増えますが、自分が建てたHMでは②の方法で初めから工場で付いてました。 後は床も②のようになってました。 工場でそれらをやっている場合、鉄砲で釘を打っていくだけなので早いです。 プレハブユニットでなく軸組で工期2ヶ月でした。 |
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No.60 |
59続き
外側が面、内壁が筋交いでも別にいいと思います。 |
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No.61 |
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No.62 |
一般に、皆さんが言われるように、面材を使った構造は共振周波数が高く、
鉄骨のブレースや木軸の伝統工法などでは共振周波数が低くなります。 筋交いは、伝統工法と面材の中間のような感じです。 ただ、注意しないといけないのは、 建物の共振周波数を考える時は、建物全体の構造で考えるべきと言うことです。 筋交いと面材を組み合わせたから、面材の共振周波数の部分を筋交いがカバーして、 筋交いの共振周波数を面材がカバーするようなことはありません。 両方の耐力を合わせた一体の壁として、新たな別の共振周波数ができます。 一般には面材の共振周波数に近い高めの周波数に来ます。 また、筋交いで耐力を確保した上で、面材を貼る工法の紹介をされていましたが、 この工法では金物をどうするかが重要です。 筋交いの耐力に対応する金物を付けた軸組に、ただ面材を貼った場合は、 高周波数側の強い揺れに耐えられなくなる可能性が出ます。 筋交い、面材の両方があるものとした場合に適切な金物を付けないと、 かえって危険な構造になる可能性があります。 また、共振周波数を低い方向に設定すると安全と言うことはありません。 構造物の揺れ方は、加速度という意味では高い周波数の方が激しいですが、 一般に、低い周波数ほど振幅が大きくなります。 なので、面材などの高い周波数の構造の時には、 瞬間最大でかかる力に耐えられるような強い耐力の構造に、 低い周波数に共振周波数を設定した時は、 大きな振幅の揺れにも耐えられるような粘り強い構造にする必要があります。 この辺りを間違えると、脆い構造になります。 とは言え、適切な壁に、適切な金物を付けていれば、 耐震強度としては、それ程危険な住宅にはならないと思います。 要は構造がどうよりも、正しく設計されて、正しく施工されているかが重要です。 そして、その初期の強度をどれだけ長く保てるかということでしょう。 過去の地震の被害で多いのは、耐力が足りてなかったものと同様に、 腐朽が進んだものが多かったので。 |
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No.63 |
結局地盤次第じゃないですかねぇ?実家は大手の免震ですが、たぶん基礎は間違いない無いはずですが、道路をダンプカーが通ると揺れます。周りは田んぼです。近所のお宅はもっと揺れるみたいデス。地盤強化もしたみたいなのですが、そこの土地全体が緩い様なので、ダメみたいです。お金かけたのに揺れるので、両親は、がっかりしてるみたい。
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No.64 |
地盤の影響はかなり大きいですね
地震の揺れの周期にしても、常時微動や、ハンマーで衝撃を与えたりしたときの地盤の反応を見て、地震時にどのような周期の揺れ方をするかをある程度推定することができるのではないかと思います。 杉山英男さんもおっしゃっていたように、最近の住宅は剛性が高く固有周期が短いので、むしろ固い地盤の上でダメージを受ける可能性もあるのではないでしょうか。 ただ倒壊に至るようなダメージを受ける可能性は極少ないと思いますが。 |
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No.65 |
地震を感知した瞬間にリニアモーターカーみたく宙に浮かす家ってないんか。
誰か教えてくれ。 |
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No.66 |
56ですが、
>>57さんは共振という現象をどうもご理解頂けていないように思います。 >>58さんのレスについてですが、 >面材が先に壊れて、次に筋交いが踏ん張るとありますが、面材が壊れるほどまで建物が >変形しているということは、筋交いも壊れるほどに変形しているということになって >しまいます。 これが正しければ筋交いと面材と併用する意味はありません。 在来工法と2Xの固有振動数が違うという事実がありますので、同時に壊れる事は無いという 前提です。固有振動数が違うということはすなわち変形量が違うということですから。 >>62さん >筋交いと面材を組み合わせたから、面材の共振周波数の部分を筋交いがカバーして、 >筋交いの共振周波数を面材がカバーするようなことはありません。 >両方の耐力を合わせた一体の壁として、新たな別の共振周波数ができます。 それは分かっているのですが、>>56では、破壊が進行している状況を想定しています。 一般的な共振と固有振動数の話はその類の知識がある人であれば当たり前なことなので 省略していますが、建物の固有振動数は、>>56のモデルでは時間という重要な パラメータを持った関数であるというところがポイントです。定数ではありません。 あまり机上論ばかりを展開してもなかなか伝わらないようなので残念ですが、 もともと耐震性については理論より実験結果がものを言う世界です。そこを解明するには 莫大な費用がかかります。希望ですが、そういった方向にも予算がかけられるような 業界に成長して欲しいものだと思いますね。 |
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No.67 |
何だかいろいろ言いましたが、
>要は構造がどうよりも、正しく設計されて、正しく施工されているかが重要です。 これは同意です。ですので、面材のみで耐震性が確保できた上でのハイブリッド構造であることを 前提として書いています。 私の一連の書込みはあくまで、建物の共振という極一部の破壊要因についてのみに 着目したものです。誤解無きよう念のために申し添えておきます。 |
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No.68 |
>>66さん
>>面材が先に壊れて、次に筋交いが踏ん張るとありますが、面材が壊れるほどまで建物が >>変形しているということは、筋交いも壊れるほどに変形しているということになって >>しまいます。 >これが正しければ筋交いと面材と併用する意味はありません。 >在来工法と2Xの固有振動数が違うという事実がありますので、同時に壊れる事は無いという >前提です。固有振動数が違うということはすなわち変形量が違うということですから。 同じ壁、あるいは同じ耐力壁線上に筋交い&面材を併用していた場合、当然、両者の変形量は同じになりますよね。 これは固有振動数を考慮しようがしまいが関係なくいえることです。 筋交いと面材の降伏変位はそれほど違いがないと思うので、面材が降伏していれば、同時に筋交いも降伏していることになります。 面材が降伏した後に筋交いが効くようにしたければ、面材の降伏変位程度の遊びを設けて筋交いを設置しなけばなりません。 |
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No.69 |
>同じ壁、あるいは同じ耐力壁線上に筋交い&面材を併用していた場合、当然、
>両者の変形量は同じになりますよね。 その前提が意見の違いになっています。 私が筋交いはダブルを避けてシングルのみとした理由はそこなのです。 そもそも筋交い(シングル)と面材の壁倍率が違うのは当たり前ですが、 この場合壁倍率の違い=変形量の違いです。壁倍率定義そのものですね。 |
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No.70 |
実は、面材と一言に言ってもいろいろあります。そこも考慮しているのですが、
木質系と無機質系とでは、筋交いとの相性(共振という意味で)も違います。 まあ、そういった諸々の事を考えているのですが、 あまり深入りすると単なる机上の空論で終わりそうなのでこの辺にしておきます。 >降伏変位程度の遊び に関しては、私も相当悩んだので>>58さんの仰りたい事は良くわかります。 なかなか痛いところを付かれたという感じですか。(笑) |
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No.71 |
2×4で建築中にところどころ筋交いの様な斜めに木材が張ってあるのですが何だかわかりますか?
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No.72 |
屋根や梁、上階の床などで壁パネルが完全に固定されるまで仮で支えているものだと思います。
フレーミングが終われば撤去されるはずです。 |
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No.73 |
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No.74 |
>>69さん 難しく考えすぎですよ。同じ壁に筋交いと面材が併用されていた場合、当然 変形量は同じになります。 もし同じでないなら、それはどちらかの接合部分に遊びがあるということです。壁倍率、共振は関係ありません。
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No.75 |
問題になっているのは限界耐力時の許容変形量です。
降伏限界時の変形量が面材と筋交いがどの程度違うのかといった 実験結果があれば是非拝見したいところです。そもそも誤差が大きい木造で そういった実験自体、参考にもならないというオチかもしれませんが。 >難しく考えすぎですよ。 専門の方であればもっと深く考えていらっしゃいますよ。でないと困ります。^^; |
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No.76 |
>>75さん
>降伏限界時の変形量が面材と筋交いがどの程度違うのかといった >実験結果があれば是非拝見したいところです。 やはりそれすらも調べないで考えていたのですね。 >>難しく考えすぎですよ。 >専門の方であればもっと深く考えていらっしゃいますよ。でないと困ります。^^; シンプルに考えればすむことを、必要以上に複雑化するのが素人。シンプルなまま考えるのが専門家、という認識です。 |
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No.77 |
>やはりそれすらも調べないで考えていたのですね
>シンプルに考えればすむことを、必要以上に複雑化するのが素人。シンプルなまま考えるのが専門家、という認識です。 矛盾してるだろ、この二つの発言は。 |
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No.78 |
シンプルに考えれば多少コスト上がっても制振?
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No.79 |
でも大地震で周りが倒壊してるのに
制震・免震の自分の家だけが助かっても・・・・・心中複雑ですな。 |
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