現在新築を検討中の者です。
サイディングについて調べていたら「樹脂サイディング」という物を確認しました。
通常の各種サイディングに比べ、コーキング不要、長期間耐久と利点が大きいようですが、実際に使った感じはどうなんでしょうか?。
[スレ作成日時]2008-09-21 11:41:00
樹脂サイディングってどうなんでしょうか?
351:
匿名さん
[2011-02-12 20:14:06]
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352:
ビギナーさん
[2011-02-12 22:25:41]
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353:
匿名さん
[2011-02-13 06:57:58]
施工例を見るなりして検討して下さい。
http://www.zeonkasei.co.jp/product/c/sample.html http://www.shinpoly.co.jp/product/construct/polypanel/construction/ind... 外壁メンテでお金がかかるのは、足場を組む必要がある2階部分です。 1階の一部分であれば、それほどコストがかからないと思います。 |
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354:
匿名さん
[2011-02-13 07:47:20]
施工例を見ながら、いろいろ検討して下さい。
外壁は、建ってから見てみて、こんなハズじゃなかったってことありますから。 http://www.zeonkasei.co.jp/product/c/sample.html http://www.shinpoly.co.jp/product/construct/polypanel/construction/ind... |
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355:
ビギナーさん
[2011-02-14 10:14:35]
アドバイスありがとうございます。
施工例拝見しました。 玄関周りに少しタイルを使用するだけで、印象がだいぶ違いますね。 予算的と相談してですが、1階に少しだけタイルを使う方向で検討してみます。 |
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356:
匿名さん
[2011-02-22 12:44:45]
最初、樹脂サイディングのサンプルを見た際に、「三角屋根の洋館は似合うけど、四角い屋根には似合わないな!」と思って選択肢から排除していました。
タイルも検討しましたが予算オーバーで諦めるしかなく、金属サイディングにでもしようかと検討していましたが、メンテナンス費用などを考えると踏み切れず、悩んでネットで調べていたところ「樹脂サイディング」が出てきました。 「四角い屋根だからな・・・」と思いながらホームページを見ていると、四角い屋根にも採用している家の画像が表示され、思っていたほど変ではないと考え直しているところです。 |
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357:
匿名さん
[2011-02-26 18:37:42]
ここの掲示板で樹脂サイディングを知り、新築の外壁に採用を検討していますが、検討している工務店からは「施工は出来ますが、風が吹くとパタパタ音がうるさいですよ。」と説明を受けました。
樹脂サイディングの構造を考えれば動くのは想像出来ますが、風が強い地域の為に音がうるさいと言われて気になっています。 実際に樹脂サイディングを採用した家に住んでいる方、是非教えて下さい。 |
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358:
匿名さん
[2011-02-26 18:58:49]
板にしたらどう?
それより 風の音は空気取り入れるアナの方がうるさいような気がするが |
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359:
匿名さん
[2011-02-26 19:28:56]
バタバタ音がするということは、
バタバタするだけの可動部分があるということですよ。 そんな可動部があれば、台風のたびに飛ばされると思いますが、 |
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360:
匿名さん
[2011-02-27 09:11:15]
確かにパタパタ音がするなら、台風などの強風で飛ばされそうですね。
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361:
匿名さん
[2011-03-01 12:54:30]
樹脂サイディングを外壁に使用した家に住んでますが、強風が吹いてもパタパタ音は特にないですよ。
形状はダッチラップ型なので、クリップボード型との違いがあるのかはわかりませんが…。 ただし、風が吹き上がってくるような土地なので、施工のときに全ての留めビスにワッシャーを使用しました。 |
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362:
匿名さん
[2011-03-04 14:54:08]
施工の際には立地の状況を考慮して貰うのが、良さそうですね。
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363:
購入経験者さん
[2011-03-04 20:31:47]
風が吹くとパタパタ鳴るなんて、それこそ風評被害です。
そんな物が何十年も使われ続けている訳が無いでしょう? 樹脂サイディングの事を知らない業者か、本当に施工が下手な業者でしょうね。 私の経験でも、樹脂サイディングの施工は出来る業者だ、と言われて安心してたら100%間違って施工されてしまいました。 出来ない、やったことが無いって言えず、何らかのケチを付けて断わろうとする所には頼まない方が良いです。 |
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364:
匿名さん
[2011-03-04 23:43:54]
363さんの言うとおり。
樹脂サイディングの欠点は、安心して施工を頼める業者が少ないこと。 断る理由をでっち上げるのは、できればやりたくない仕様の場合によくある話です。 |
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365:
357
[2011-03-06 00:23:05]
皆さん、情報ありがとうございます。
やはり風でパタパタ音が擦るなんて、有りえないですよね! 問題の工務店ではガルバリウム鋼板を薦められ、樹脂サイディングと同様に長期間メンテナンスフリーとの説明でした。 デザイン的にはガルバリウム鋼板の外壁は嫌いではありませんが、どうしてもメンテナンスが気になります。 やはり工務店は樹脂サイディングを断る口実に、音の問題があると言っているとしか考えられませんね。 妻は過去の施工実績や提案力で問題の工務店を気に入っているようですが、樹脂サイディングに否定的な工務店では依頼出来ませんね。 私が住んでいるのは北海道で、外壁に樹脂サイディングを採用している家をよく見かけるので、樹脂サイディングに対する理解は進んでいると思っていましたが、やはりまだまだ否定的(いろいろな意味を含めて)な意見が多いですね。 |
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366:
匿名さん
[2011-03-06 17:55:27]
北海道なら、ゼオンサイディングに直接相談されたらどうでしょうか。
また、工務店には、どうしても樹脂サイディングでやりたいことを誠意を持って話せば、 客本位の工務店なら分かってもらえると思いますよ。 以下に国内で樹脂サイディングが普及しない理由が書いてあります。参考までに。 http://usa-rei.com/archives/post_425.html |
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367:
匿名さん
[2011-03-09 13:06:44]
現在新築を考えているのですが、
メンテナンスフリーを考慮して、樹脂サイディングの採用を検討しております。 ただ、やはり質感がネックだと思い実際に建っている家を見てみたのですが、 信越のDXシリーズはその形状のせいもあってか あまり安っぽく見えないので良いかなと思っておりました。 ただ実際のサンプルを見ると 塩ビの素材がそのまま外側の面になっている他のシリーズと違い DXシリーズは表面に木目調の塗装(シート貼り付け?)が 施されており、内側の樹脂の色とは異なっていました。 高耐久がメリットの樹脂サイディングですが、 この表面は劣化しないのでしょうか? (実際折り返された部分を少し擦ってみると、表面が剥がれました。) 表面の素材が何か? 退色・剥がれの発生具合は? 等、知っている方がいらっしゃいましたらご教授ください。 |
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368:
匿名さん
[2011-03-09 18:59:39]
DXシリーズは知りませんが、樹脂サイディングは、塗装なしの素材だから、
再塗装が必要ないということだと思います。 信越に聞けば? |
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369:
匿名さん
[2011-03-10 10:36:15]
No.361で投稿したものです。
私も建築前はDXシリーズのカラーが気に入ったので、サンプルを取り寄せました。 初めは気がつきませんでしたが、カラーは木目調シート?のようなものが貼り付けてあり、爪でガリガリやると剥がれてしまいました。 ちょっとでも傷がついた箇所からはどんどんと剥がれるという印象でした。表面のシートをはがすとホワイトの樹脂サイディングでした。 ですので、DXシリーズの採用は見送りました。 ちなみに我が家にも採用しているSPシリーズは表面加工はされておりませんよ。 DXシリーズの表面素材や、退色・剥がれの度合いは直接、信越さんに問い合わせたほうがよいと思います。 |
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370:
匿名さん
[2011-03-10 11:18:22]
No.367です。
ご回答ありがとうございました。 私の見た感じも、同様で やはり表面の木目調の薄いシートのような物は剥がれやすく 剥がれた場合の素地は別の色(私の見たのはグレーっぽい色)でした。 SPシリーズは素材の色がそのまま表面の色ですよね。 剥がれる事もないし、傷が付いてもその下の色は同じです。 表面の耐久性が望めないとなると 樹脂サイディングの魅力は半減ですね・・・ |
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371:
匿名さん
[2011-03-10 11:36:19]
No.369です。
実際に外壁に樹脂サイディングを使用しているものの意見としては、 確かに信越さんのDXシリーズは表面がシート貼り?なので魅力はあまりないですが、SPシリーズなどは結構いい商品だと思いますよ。 ただし、色の選定と家のデザインがかなりポイントになってくると思います。 信越だけではなくゼオンとか海外の樹脂サイディングも同じことが言えると思います。 我が家は自分で設計した割には、かなり成功した部類かな~と思います。 職人の樹脂サイディングへの評価は施工前と施工後ではかなり変わりました。 協力してくれた設計士さんや職人などからも樹脂サイディングなんて・・・どうたらこうたらとかなり酷な事をいわれておりましたが、いざ施工してみると施工した板金職人からもいい評価だし、周囲の人たちも家を見せてくださいなどと言ってきます。文句を言っていた職人も他の職人と建築後に見に来たくらいです。メーカー(信越)もかなり写真を撮っていったようです。 性能としてはかなり良い部類だと思いますが、施主の知識・初めてでも施工を確実にしてくれる職人・家のデザ イン・樹脂サイディングのカラーがかなりポイントになると思います。 |
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372:
匿名さん
[2011-03-10 12:40:40]
No.370です。
そうなんですね。 確かに家のデザインによって、合う・合わないがあると思います。 私が実際に見た家では、 一般的なデザインに白っぽい色はなんだか見栄えがせず、 モダンでスクエアなデザインに濃い色はマッチしているように思いました。 ですから、あまりラップ調に見えず色の濃いDXに惹かれたのですが・・・ SPにも濃色はありますが、受注生産でやや高価ですね。 ちなみにNo.371さんは何色にされたのでしょうか? |
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373:
匿名さん
[2011-03-10 13:06:56]
No.371です。
えと、私は信越ポリマーさんのSPシリーズ:ダッチラップ型のライ色を使用しました。 初めはやはり濃い色を選択していたのですが、長年飽きのこない淡い色にしました。 以前にこのスレで建築中の画像を1枚乗せましたが、また、載せますね。雪の日の画像ですが、こんな風に見えます。 家のデザインは完全に洋風ではなく招き屋根風の山小屋っぽいイメージにしました。 本当は輸入住宅のようなアーリーアメリカンとかアーリービクトリアンのような家が一番マッチするんでしょうけど、間取りの関係上で、こういう家にしました。 北海道以外で実際に樹脂サイディングで新築されている方は非常に少ないと思います。 悩んでいる施主さんに少しでもお役にたてればと思っています。 当方は北関東地方I県の県南に新築いたしました。 |
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374:
匿名さん
[2011-03-10 14:57:40]
画像のアップありがとうございます。
なるほど、よくマッチしていますね! 大きな屋根と白い窓枠との相性も良い感じです。 私の見た家は総二階の切妻屋根に白のサイディングだったので とても違和感を覚えましたが、 家のデザイン次第では、淡い色も悪くないですね。 ちなみに窓周りの役物には 白を使用されておられるのでしょうか? |
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375:
匿名さん
[2011-03-10 15:43:48]
窓廻りの役物は、ホワイト色を使用しています。
幅広の部材で、信越さんの「ワイドJフレーム」を使用しています。 窓はすべてシャノン製品(樹脂サッシ)です。結構窓枠自体が幅広なのかな? やはり、窓廻りの役物は幅が広いほうが恰好がつく様な気がします。 ワイドJフレームはホワイト色しかありません。 樹脂サイディングは、役物を本体と異なる色を使うことによってアクセントとして、デザイン性を高めたほうがカッコいいかもしれません。 私も本来なら出隅・入隅などの役物全てをホワイトにする予定でしたが、発注の手違いで、Jフレーム以外は本体と同色のライ色になってしまいました。 結果的には見た目は悪くはなかったですが、もっと輸入住宅風にするのであれば、全ての役物をホワイトとすれば、カナダとかの家みたいになりますよ。 当初予定していたデザイン画を載せます。 |
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376:
匿名さん
[2011-03-10 16:51:28]
なるほど、やはり色を変えたほうがアクセントになりますね。
私も出隅・入り隅等は白がいいかな?と思っておりました。 お宅では同色になったとの事ですが、 雨樋があるので、デザイン画と比べても 違和感はありませんね。 また、ワイドJフレームを使う場合は やはりサッシ自体が白である必要がありますね。 形状的にはダッチラップが好みなのですが、 濃色の選択肢が無いのがネックです。 その事もありDXタイプに惹かれたのです。 信越に問い合わせたところ DXの表面はプリントでフッ素コートが施されているそうです。 表面の耐候性・退色はむしろSPより優れているとの事ですが、 やはり引っかき傷には弱い(コートが剥がれる)という面はあるようです。 |
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377:
匿名さん
[2011-03-10 17:42:57]
表面プリントはフッ素コートですか。勉強になりました。
たしかに信越ポリマーのダッチラップ型は濃い色がないのが難点ですね。 ゼオンサイディングでしたら、デザイナー型(ダッチラップ型)で濃い色がありますよ。4色ほどですが・・・。 ニューカラースケープ?とかいうグレードのものだったと思います。サンプルももらえるはずです。 私は茶色のものをサンプルでもらいました。 初めはゼオンサイディングで検討していたのですが、信越より少し高くなることとと、役物が少ない(特に窓廻りに使う幅広のものがない)ので信越にしました。ほんとはゼオンを使いたかったんだけど・・・。 |
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378:
匿名さん
[2011-03-10 18:18:49]
確かにゼオンには濃色がありますね。
仰るように、ゼオンは信越より全般的に高価なようです。 しかし残念ながら私の場合は 他の事情で信越しか選択肢が無いのです・・・ なかなか悩みは尽きませんが、 なんとか樹脂サイディングを採用できるように 色々と考えて見ます。 とても詳しく教えていただき まことにありがとうございました。 実際にご採用になられた方のお話は 大変ためになりました。 また解らない事がありましたら 是非ご教授くださいませ。 |
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379:
Mr.樹脂サイディング
[2011-03-31 15:16:53]
私はおよそ20年ほど前より、日本で初めて本格的に「樹脂サイディング」を市場に普及させてきました。 初めはこんなサイディングは日本の文化や気候風土には合わないのではないか? との疑問をもちながら・・・。 しかしながら北海道などの寒冷地区を中心に、今では全国で採用されるようになりました。 今はリタイアして独自に「樹脂サイディング」の普及に余生を捧げている身です。 という訳で、もし「樹脂サイディング」について知りたい方、その長所・欠点や具体的な施工方法、使用する場合のデザインなど、どんな内容でもお答えさせて頂きます。 もちろん業者の方、一般の方、どなたでもかまいません。 お気軽にお問い合わせください。
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380:
入居済み住民さん
[2011-04-01 01:20:02]
>379さん
ぜひ質問させて下さい。樹脂サイディングの膨張、収縮について不安が有ります。 施工時にパネルと役物(入隅、出隅、Jフレームなど)との間に隙間を開けています。 ですが、雨樋や換気ダクト、外壁のブラケット照明、壁付けのエアコン、エアコンダクト等によりパネルと胴縁が固定されてしまっている箇所が多数有り、夏になると固定された箇所の間のパネルが波打たないか、心配です。 大丈夫でしょうか? |
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381:
Mr.樹脂サイディング
[2011-04-01 11:07:03]
380、入居済み住民さんにお答えさせて頂きます。まずは樹脂サイディングをご採用頂きありがとうございます。 樹脂サイディングはご承知のごとく寒暖の差によって膨張・収縮があります。 北海道の旭川での評価試験の結果、淡い色と濃色では若干の差がありますが、冬場ー10度と夏場30度のおよそ40度の温度差において、本体3.8mの長さに対し、およそ18mmの製品本体横方向の膨張・収縮がありました。 従って製品を施工する場合、この膨張・収縮を考慮し、出隅や入隅また窓等の開口部周りに使用するJチャンネル(Jフレームではありません)との間は、その施工する時の気温によって、およそ6mmから13mmの隙間を空け、特に本体どうしを接続するカン号部分は製品の膨張・収集を十分に考慮して施工しなければなりません。長くなりましたが、ご質問の件に関してですが、雨樋やエアコンの外部ダクト等、縦方向で樹脂サイディングの本体にビス等を使用して止める場合にはほとんどこの膨張・収縮を考慮する必要はありません。 何故ならば先に記載させて頂いたように長さ3.8mに対し40度の温度差において18mm程度の膨張・収縮がある訳ですから、230mm~270mm程度の本体の縦方向の幅に関しては、ほとんど膨張・収縮が無いと考えて良いからです。 しかしながら換気ダクトフードや外壁のブラケット照明、ガスや水道管の配管周りなど、本体の横方向に対して影響のある部分はその部分に使用している本体の長さによって10mm~15mm程度の隙間を空け、その隙間はシーリング材を使用せず、スポンジ状の気密パッキン、もしくはそれらを取り付ける下地に信越ポリマーが販売するそれ用のアクセサリーを使用するのが良いと思います。もしまだご不明の点等ありましたら何なりとご質問ください。
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382:
樹脂好き
[2011-04-01 11:38:26]
私もMr樹脂サイディングさんに質問させて下さい。
樹脂サイディングが気にって新築住宅に信越ポリマーのポリマパネルを採用しました。(完成済み) 換気ダクトやエアコンパイプなどの部分は純正アクセサリーを使わずにシーリングを多く使用しています。 確かにポリマパネルの施工解説書をよく見ると、シーリング材を使用するのは間違いではないようなのですが、アクセサリーがラインナップされているにも関わらず、一切使わなかったのが気に入りません。 樹脂サイディングにシーリング材を使用するのは、念のためという認識でよろしいでしょうか?(アクセサリー未使用でもシーリングは必ずしも使わなくてもよいのか?シーリング劣化時の打ち直しは必要ない?) 施工解説書にも、「必ずパイプ周りにはアクセサリーを使用しなさい」という記述はないので、施工HMにも強く言えない状況です。個人的にはメンテナンスフリーの外壁にシーリング材は極力使いたくないのですが・・・。 写真をアップしたらアドバイス頂けますか?(樹脂サイデイングを丸くくり抜いて、その上から金属の丸いダクトカバーをかぶせ、周りをシーリングしている状態です) |
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383:
Mr.樹脂サイディング
[2011-04-01 13:50:33]
382、樹脂好きさんにお答えします。この数年前からリフォームのみならず新築に樹脂サイディングを採用される方が非常に多くなり喜ばしい限りです。 さてご質問の件ですが、古く日本ではモルタル等湿式での外壁が主流でしたが、その施工の面倒さや湿式外壁の職人の数が減ってしまった事から、窯業系や金属系等の乾式外壁が主流となってきました。 そこで出てきたのがそうした乾式外壁の欠点である目地部からの漏水を防ぐ為のシーリングであり、1次止水という外壁表面で雨水を防ぐ工法が当たり前のようになってしまったのです。古き日本の家屋では、止水または防水という考え方では無く「雨じまい」という考え方で家を建ててきました。 この雨じまいについては長くなるのでここでは触れませんが、現在はそうしたシーリングが当たり前というシーリング神話にとりつかれた職人が多い為、樹脂サイディングのように「ノーシーリング」という考え方、工法を受け入れられず、従って隙間があるとシーリングをしてしまうのだと考えております。 シーリングは油性の為、空気中の汚れや埃が付着してしまい、雨が降るとその汚れが流れて黒いダレが出てしまいます。 いつまでも外壁を綺麗に保とうと思うなら、シーリングはむしろしない方が良いと考えております。 またシーリングは材料にもよりますが3~5年で硬化収縮してしまいますので、シーリングをした個所は定期的に打ち直しをしなくてはならないと思います。 つまり樹脂サイディングにとってシーリングは百害あって一利なしとも言えるのです。 ただ見栄え等の問題からシーリングをする場合、例えばご質問にあったように丸いダクトカバーと樹脂サイディングとの隙間等の場合、このシーリングが樹脂サイディングの膨張・伸縮に悪さを与えない「三角シーリング」という方法でシーリングされていると思われるので、その部分にシーリングされているからといって樹脂サイディングに悪影響を与えるとは思いませんが、やはり年月が経つにつれて黒いダレは発生してしまうかも知れません。 メーカーの指導も曖昧ではなく、もっとはっきりと記載もしくは指導すべきでしょうね。
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384:
入居済み住民さん
[2011-04-01 22:33:55]
>Mr.樹脂サイディングさん
返信ありがとうございます。一枚のパネルの離れた2か所が胴縁に固定されている部分やパイプやケーブルの出口になっている所が有りますのでやはり夏が心配です。 再質問ですが、膨張した場合、突っ張った部分をカッターで切ったりすることで対処できるでしょうか? 高いところは自分で出来ないと思いますが。 |
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385:
最近施工済み
[2011-04-02 00:00:23]
>Mr.樹脂サイディングさん
No.384の入居済みさんに便乗させていただきます。 ゼオンサイディングで今年の冬、施工しました。 下地は、「柱・間柱」→「かべ震火」→「タイベックシルバー」→「両面ブチルテープ」→「通気胴縁T=18mm W=90mm」→「サイディング」となっています。 以前このスレッドでもエアコンのダクトカバーの件で、ご質問させていただき、結局、サイディングの上にダクトカバーのビスを下地の胴縁に貫通させないようにして施工しました。 ただ、ウォールコーナーの周辺は、シリコンコーキングで、防水処理してあります。 近くに雨樋がありますが、この金具は、胴縁まで貫通しています。この部位については、現在のところ収縮での問題なさそうです。 ただ、気にすれば気になることに 上記の場所以外と思いますが、日が当たって表面が暖まってくると「パキッ、パキッ」と音がするときがあります。 たぶん膨張していると思っているのですが、外観上膨らんでいるわけでもなさそうなので、こういうものなのか、ビスの締め付け過ぎなどの原因があるのか、ご教授いただければ幸いです。 |
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386:
Mr.樹脂サイディング
[2011-04-04 13:16:43]
NO384入居済み住民さんにお答えします。
夏冬の寒暖の差や、ビスの止めつけが強かったりして製品の膨張・収縮を妨げてしまい変形してしまった場合、このサイディンングの変形は元に戻りません。 その他誤って製品本体のパネルを破損してしまった場合なども、この変形または破損したパネル1枚を交換することが出来ます。ご質問のように1枚まるごと取り替えるのではなく、変形または破損した両サイドをカッターで切り、その部分だけを取り替える事も可能です。 樹脂サイディングは重ね張りのラップ方式ですので、こうして簡単に部分張替が出来るのも大きな特徴のひとつです。 また軒下など高い部分の補修は足場ではなく、梯子や脚立を使用して張替をする事も可能ですが、ビスの止めつけや、製品本体のパネルの重ね部分の隙間が少ない為に製品本体の膨張・収縮を妨げて製品の変形(一般的にあばれと言います)が発生してしまった場合には、工事をした職人にクレームとして張替工事をして頂く事が出来ます。 この問題は信越ポリマーでもゼオン化成でも「施工マンユアル」に十分注意するように記載されていますので、それを守らなかった職人の問題となる訳です。 |
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387:
Mr.樹脂サイディング
[2011-04-04 13:40:32]
NO385最近施工済みさんにお答えします。
樹脂サイディングはもともと北米から始まった商品であって、従って下地胴縁を必要としない商品なのですが、相変わらず日本では、この樹脂サイディングに胴縁をしたがる職人が多くて困ります。胴縁の本来の意味が良く分からなくても、ただ今まではそうしていたからという理由で胴縁やシーリング工事を機械的に行ってしまう業者が多いみたいです。 所でご質問の「音鳴り」の問題ですが、ご指摘のように良く晴れた真冬の朝方に「パキッパキッ」と製品本体から音が鳴る場合があります。 北海道では良くこの現象があり、ゼオン化成㈱の「ゼオンサイディング」のカタログや施工マニュアルにはこの音鳴りの問題を取り上げて「特に問題はありません」と記載されています。 この音の発生のメカニズムは鋼板屋根の音鳴りと共通点があり、朝になり日差しが当たる事によって、夜間に縮んでいた製品本体が元に戻ろうと伸びる事によって発生する音です。 この現象を俗に「ビードロ現象」とも言います。ビードロの薄いガラスに筒を通じて息を吹き込むことによって反復運動をして音がするのと同じ現象です。 もちろん製品には全く問題はありません。 |
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388:
最近施工済み
[2011-04-04 22:40:15]
>Mr.樹脂サイディングさん
No.385最近施工済みです。 早速のご返事ありがとうございます。 音については了解しました。 そういえば、暖かくなってきた最近は音が減った気がします。 一年中の現象でなく、特に寒い日に起こることということで理解しました。 胴縁ですが、今回の目的は、 ・メーターモジュールで、下地のピッチが広い上、間柱の厚みが30mmで、サイディングを止めるビスを確実に止めることのできる下地がほしかった。 ・タイベックシルバーの反射した放射熱をよりスムースに排出できるようにしたかった。 という意図でお願いしました。 施工業者の方は、通気胴縁はなくてもいいことは申していましたが、私の上記の理由で丁寧に施工していただきました。 以前は、窯業系サイディングの12mmをアスファルトフェルトの防水紙の上に釘で下見針で直貼りし、濃緑色に塗装していました。コーキングのない施工方法ということで、樹脂サイディングを採用しました。 今回もやはり濃緑色を選択しました。質感、色合いは大満足です。 |
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389:
Mr.樹脂サイディング
[2011-04-05 12:15:37]
NO388最近施工済みさんへ、非常に良く勉強されている事に敬服致しました。写真を添付頂きありがとうございます。 是非近隣の方々にも樹脂サイディングをお勧め頂きたく、今後とも宜しくお願い致します。もしまたお知りになりたい事がありましたら、いつでもご連絡ください。
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390:
樹脂好き
[2011-04-06 09:54:38]
382で質問した者です。
ダクト付近の処理の写真をアップしますので、Mr.樹脂サイディング様アドバイス下さい。 写真のようにダクトの下部以外、シーリングがかなり盛られています。 ポリマパネルを使用しましたが、この施工で問題ないのでしょうか? 実は別件の修正で、近々再度足場を組むことになっており、施工に問題があるのであれば同時に対応して頂こうと思っているのです。 よろしくお願い致します。 |
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391:
樹脂好き
[2011-04-06 09:56:19]
写真2枚目です。
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392:
Mr.樹脂サイディング
[2011-04-07 14:17:52]
樹脂好きさんのNO390,391の写真を拝見し、お答えさせて頂きます。
樹脂サイディングは「オープンジョイント工法」と言い、本体パネルの重ね部分をはじめ、窓周り等の開口部分や役物、色々な器具類やアクセサリー類等の取り合い部分等一切シーリングを行わないようにして、あえて常に空気がサイディングの裏面に廻るようにし、またシーリングを行わない事によって、室内側からの湿気等を自然放湿させるという考え方の商品です。 あわせて樹脂サイディングは夏場と冬場との温度差によって膨張・収縮を行うので、製品の膨張・収縮を妨げるような施工をしてはいけません。 しかしながら「見栄え」という観点から、どうしても隙間をシーリングしてしまう職人が多いのも事実です。「雨水が隙間から入る」というのも職人の意見ですが、極端な言い方をすれば「樹脂サイディングはサイディングの裏面に雨水が入っても構わないように、特に新築時には下地の外壁でしっかり防水処理を行う」という商品・工法なのです。 公的機関での風速30mを前提としたシャワーリング試験(台風を想定した雨風の試験)でも、サイディングの裏面にほとんど雨水は入りません。従ってわずかな隙間なら雨水の侵入は無いのですが、職人にしてみれば、やはり隙間があると心配なのでしょう。 長くなりましたが、写真を拝見させて頂き、このシーリングはダクトカバーとサイディングの表面のみをシーリングする「三角シーリング」であるとお見受けしました。シーリングがサイディングの下地まで廻ってしまっていて、サイディングを固定してしまっていたら問題ですが、この写真を拝見する限り特に問題はないと思います。従って施工し直す必要は無いと思います。 |
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393:
匿名さん
[2011-04-09 19:55:25]
>Mr.樹脂サイディングさん
シーリングを全くしないのであれば、ダクト周りの収まりは、どんな感じになるんでしょうか。 画像をアップしてもらえると、助かります。 |
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394:
Mr.樹脂サイディング
[2011-04-12 14:40:10]
NO393匿名さんにご連絡させて頂きます。
しばらく事務所を留守しておりましてご連絡が遅くなり申し訳ございませんでした。 ご質問頂いたダクト周りの納まりの件ですが、シーリングをしない場合、その上からかぶせるフードである程度の隙間は見えなくなりますが、やはり見栄えという点から私はゼオンサイディングを販売しているゼオン化成㈱ の「ゼオンサイディング用気密パッキン」(規格縦10mm×横15mm×長さ3m)を推奨させて頂いています。 この商品は耐久性に優れたEPDMゴムの発泡体で粘着加工がされてますので、隙間を塞ぐように廻してシールするだけの商品です。 納まりの写真は現在私の手元にございませんので、もしよろしかったら「ゼオンサイディングのホームページ(WWW.zeonkasei.co.jp)」の中の「役物を利用した納まり例」の中の写真をご覧頂くか、直接ゼオン化成㈱の建材事業部に連絡し、カタログを送って頂くのが良いかと思います。 因みにゼオン化成㈱建材事業部の電話は03-5208-5134です。 |
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395:
樹脂好き
[2011-04-12 15:14:44]
>>Mr.樹脂サイディング様
先日、ダクト周りの写真をアップした者です。 このゼオンの気密パッキンはポリマパネルにも使用できるのでしょうか? もし使用できるのであれば、シーリングを除去してでも施工してもらいたいのです。 今の状況からでもこのパッキンは簡単に取付けできるでしょうか?それともかなり大がかりな作業になりますか? (サイディングを少し浮かせてその隙間に埋め込むような感じは可能ですか?) |
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396:
Mr.樹脂サイディング
[2011-04-25 12:49:02]
NO395樹脂好きさんにお答えします。
まずはご連絡が大変遅くなりました事をお詫び申し上げます。 ご質問頂いた件ですが、北米では一部を除いてほとんどの樹脂サイディングは統一規格となっていますので、 もちろん信越ポリマーが輸入販売している「ポリマパネル」にも、ゼオン化成㈱が販売している「気密パッキン」を使用することが出来ます。 現在施工されているシーリングをカットし、そこに気密パッキンを埋めるだけですが、シーリングをカット するのが若干手間がかかるかと思います。 しかし長年使用する事を考えれば、シーリング部分から垂れてくる黒い雨ダレの問題やシーリングの痩せ等の問題もあり、この気密パッキンを使用する事をお勧めしたいです。 |
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397:
ただいま設計中
[2011-04-30 21:45:36]
現在新築を設計中の物です。
防火地域で樹脂サイディングを使い、断熱材にはアイシネンを使いたいと思っていますが、外壁の構造をどのようにしたら防火認定が取れますでしょうか? |
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398:
申込予定さん
[2011-05-01 01:15:33]
防火サイディングを貼って検査受けてから張ればよい
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399:
匿名さん
[2011-05-01 12:56:55]
内から外へ、石膏ボード、タイベック、樹脂サイディングで防火認定取れます。
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400:
Mr.樹脂サイディング
[2011-05-02 13:24:12]
NO397ただいま設計中の方にご連絡させて頂きます。
塩ビサイディングは外装化粧材であり、外壁材とは違いますので、それ単体では防火認定は取れません。 従って外壁部の壁構造体として各種の防火認定を各社が取得しておりますが、アイシネンのような発泡吹き付け タイプの断熱材を、壁内部の断熱材とした壁構造体で各社ともに防火認定を取得しておりません。 また現在各社が取得している防火認定も準耐火45分を必要とする「防火地域」での防火認定を取得しておらず、あくまで防火30分の準防火地域以下での使用しか認められない状況です。 防火30分の認定地域であれば、壁内側から①石膏ボード12.5mm②充填断熱(グラスウール100mm)③構造用合板12mm④石膏ボード12.5mm⑤透湿防水シート(タイベック)⑥塩ビサイディング でゼオン化成㈱が30分の防火認定(PC030BE-1189)を取得していますので、この構造に使用している断熱材が、より燃えにくい自己消化性であるアイシネンに変更しても可能か否かを最寄りの役所の建築主事に相談されるのが良いと思います。 |
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
http://usa-rei.com/archives/post_425.html
ここに、国内で樹脂サイディングが普及しない理由のひとつが紹介されています。
実際には、住宅が密集する国内では、防火基準クリアのために、
余計に施工費がかかることも普及しない原因だと思いますが。
また、瓦に合わないのもあるでしょう。