材木屋さんの雄叫び
62:
国産材
[2005-08-08 11:02:00]
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63:
国産材
[2005-08-08 12:04:00]
あ、そうそう。素材にこだわり過ぎと他のスレで言われた私としては、大変なことを書き忘れた。
スギ、ヒノキでも白太(しらた)と呼ばれる辺材部は腐り易いので、最低でも断面の80%以上は赤身(芯材部)を条件とする必要があります。 本当は100%赤身が望ましいですが、そうすると値段がハネ上がりますので。 ツーバイフォー住宅メーカーは大きなところでも1万棟まで行きませんから、「当社はスギのツーバイフォー部材を使い、それをウリにする!」ということなら、十数社の大手製材工場と提携すれば十分供給可能だと思います。 もっとも根太の2×10は、スギよりもベイマツの方が強度が高いので、そこまで無理に国産材にする必要はないとは思いますが。 |
64:
匿名さん
[2005-08-08 12:15:00]
貴方は素材にこだわりすぎなんじゃなくて、人の話が理解できないだけでしょ。
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65:
国産材
[2005-08-08 16:41:00]
人の話が理解できないのと、樹種を選ぶ大切さを理解できないのとでは、後者の方が消費者への不利益は大きいと思います。
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66:
匿名さん
[2005-08-08 16:58:00]
人の話が理解できない人が、樹種を選ぶ大切さを啓蒙するのも、同様に
消費者への不利益は大きいです。 あなたの書き込み内容は、ソーラーなんとか工法の松○某と同じで やりかたが非常にまずいと思いますよ。 |
67:
匿名さん
[2005-08-08 21:00:00]
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68:
国産材
[2005-08-09 12:55:00]
丈夫で長持ちする木造住宅を建てるにはキチンとした設計、施工が大切なのはもちろんですが、使用する木材の選択も重要な要素です。
昭和40年代の住宅ブームで沢山の住宅が建てられましたが、戦後植えたスギ、ヒノキなどは十分に成長しておらず木材需要を賄いきれなかったため、代替品として外材が大量に輸入されました。 ところがそのような時代が長く続くうちに、木材を選ぶことへの関心がどんどん薄れ、売れる木材、使い易い木材が良い木材だとでも言うような風潮になってしまいました。 昭和40年代に建てられた住宅が40年経ち、建て替えの際に解体してみると、柱や筋交い、土台などか激しく腐朽している例が多数見られ、やはりベイツガの方がスギやヒノキよりも腐るのが早いことが明らかとなったにも関わらず、その反省に立ち腐りにくい樹種を選ぼうということにはならず、さらに腐り易い樹種を使っての家づくりが行われているのが現状です。 戦後に植林された国産材が十分に成長した今、住宅建築に携わる人たちはもちろん、家を建てる施主の皆さんにも使用する樹種への関心を高めて頂きたいと心から願っています。 |
69:
匿名さん
[2005-08-09 13:51:00]
国産材さんのかたをもつわけではないけど
やり方がまずいというのはどうところなのでしょうか. どういう内容が場違いなのでしょうか. 「材木屋さんの雄叫び」というコーナーで自称材木屋が 他人を誹謗中傷せずに自己の主張を多少過激にしているだけに見えますが. 私は銅イオンとシロアリの関係の情報を心待ちにしています. |
70:
匿名さん
[2005-08-21 10:46:00]
地域材による住宅を建てるネットワーク型のグループは、各地に誕生しているが、「性能をちゃんと担保しています」
と言える組織は非常に少ない。「狂ったり、反ったり、ヒビ割れたりすることがあるけど、これは無垢材の宿命。 なんとか我慢して地元の業者を助けるために協力して欲しい」というレヴェルで、規模は、ニッチ狙いから脱却していない。 日本の山林と製材のシステムに基本的な欠陥です。 |
71:
国産材
[2005-08-22 12:00:00]
私も、お施主さんが求めているのは「地元の木で建てた家」なのであって、地元の木が欲しいのではないのだから、まず、シッカリとした家づくりをすることが基本で、それに地元の木が使われているという認識でないとダメだと主張しているのですが、まだまだ「地域材を売りたい!」ということが全面に出過ぎていますよね…
割れなどについても、説明して納得してもらうことは必要ですが、我慢してくれというのは間違いです。 この「基本的な欠陥」を直すことは出来るのだろうかと、日々、悩んでおります。 |
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72:
匿名さん
[2005-08-22 13:07:00]
在来木軸は、戦後の物資がなかった時代に考案された羽子板ボルトと筋違いによる耐震性の低い
木造住宅の時代は完全に終焉したのである。その細い芯持ち材の育成を前提に考えていた林業は 存立の基盤を失った。 これからは、乾燥した精度と強度の高いランバーが求められている。気密性能が1平方センチ以下 を求められた時、ビルダーは好むと好まざるとにかかわらず集成材を選択するしかない。 |
73:
匿名さん
[2005-08-22 22:26:00]
http://homepage3.nifty.com/net-forum/honnne/honnelink/20050803.htm
ほしいものがほしいときに手にはいる。 質が云々以前に、商品として当然備えていなければならないものです。 国産材氏が、地域の製材所を吸収し巨大な製材所と集積所を有するようにならないとね。 上リンクの続編を読むと光明が見えなくもなく。 |
74:
匿名さん
[2005-08-22 22:34:00]
筋交いなんか使うなよ。
だからあんたは、家造りは範疇にないんだよ。 |
75:
匿名さん
[2005-08-22 22:42:00]
>今までは孤軍奮闘でしたが、ようやく「やはり耐久性極小の樹種を柱や筋交いに使うのは問題だ」と援護射撃をして下さる
>学者や学識経験者が出て来ましたので、この問題をマスコミに投げかけ、本格的な論議に発展させたいと思っています。 孤軍奮闘?学者や学識経験者?軽いイローゼだね。 ホワイトウッドでぐぐってみたことある? あんたヘンを通り越して薄気味悪いよ。ホント一回心療内科行ってみない?冗談で言ってるんじゃないよ。 |
76:
匿名さん
[2005-08-23 01:06:00]
カナダツガE120ってどうなんでしょう?
ダグラスファーより釘の保持力が強いようですが。 |
77:
国産材
[2005-08-23 10:52:00]
「匿名さん」という名前が多くて誰にレスをつけているのかワカラナイ状態で、「軽いイローゼ」になりそうですが、カナダツガE120の話。
E120というのはヤング係数120の意味で、ヒノキに匹敵する強度といううたい文句ですが、JASで定められたEいくつの表示をするためには1本1本測定しなくてはなりません。 カナダツガの場合、サンプルを測定した結果なので、中にはE120より強いものもあるし、弱いものもあります。 カナダツガもスギと同様、乾燥しにくい樹種ですが、集成材にシェアを奪われ壊滅的な打撃を受けているため、カナダツガ・パートナー協会を作り、懸命なPRをするとともに、乾燥への取り組みを強化しています。 乾燥すると暴れが生じるため、135ミリに製材したものを乾燥させ、それを120ミリ角に仕上げているので歩留まりも悪く採算は良くないとのことで、「ここまでして日本に売らなくてはならないのか!?」との声もカナダの製材工場からは聞こえてきます。 また、腐りやすい腐りにくいの話をすると石つぶてが飛んで来そうですが、カナダツガの方がホワイトウッドより腐りにくく、レッド・パイン(欧州アカマツ)と同等との評価です。 釘の保持力は確かにスギやホワイト・ウッドよりも強いですが、乾燥すると硬くなるので、釘が打ちにくいという人もいます。 |
78:
国産材
[2005-08-23 11:09:00]
> 73 国産材氏が、地域の製材所を吸収し巨大な製材所と集積所を有するようにならないとね。
「国産材製材協会」のメンバー企業全体で現在、国産乾燥材では20%を越えるシェアを持ち、JAS以上に厳格な規格で製品作りをしています。 今まではA社の一等材とB社の一等材は品質が違うということが当たり前で、これも国産材の信頼を損ねていた理由の一つですが、協会のメンバー間ではお互いに製品の融通をしあえるように規格の統一を推し進めています。 メンバーは今後も増えていくものと思いますので…と言うか、ここに入って企業努力をしないと生き残れないと言う状況になるでしょうから、少しずつではありますが改革派進んでいると思っています。 |
79:
円山きんぐ
[2005-08-23 12:38:00]
地球温暖化対策を考えた場合、無垢材で住宅をつくる必要があります。
木材を炭素ストックとする扱いについては今のところ明確になっていませんが、固定期間を長期にするには、集成材では問題があるからです。 集成材では廃材を炭として利用することもいやな感じがつきまといます。 特に耐久性があるとして積層接着に使用されるフェノ−ル系樹脂は環境ホルモンのひとつです。 無垢(心)材はその点安心ができます。国策としても重要です。説明すれば殆どの消費者が納得するでしょう。 それであっても、ビルダ−が外材・集成材嗜好となるのは、国産材は狂い易いという観念があるからです。 外材と比べ小径木であることも原因のひとつです。 外材と国産材の乾燥については、教科書的ではありませんが、外材は船輸送の間に自然乾燥が必然となっていることを見逃してはなりません。 これに対し国産材の乾燥は信用のみです。信用をこれから築く必要があるのです。 ビルダ−の方が国産材の利用に踏み込めない要因となっています。 信用のある高級木材店以外の国産材材の扱われ方は以前から申し上げているとおり惨めなものです。 広葉樹、アカマツなどは仕分けも十分にされないまま木材チップとして細切れにされているのが実状です。 NPO国産材が信用ある流通をつくり、これらの掘り起こしをする必要があると思います。 変革には過激な論も必要とは思います。 外材の腐朽については、もう少し納得できる根拠を挙げれば誤解も少なくなるのでは無いでしょうか。 明治期に造られた岩崎邸など国産材で造られた建物が未だに多く健在しています。 30年といわれる日本の住宅サイクルを国産材で見直すことができれば適ったりなのですが.. |
80:
国産材
[2005-08-24 11:17:00]
在来工法は首都圏では80%以上、全国平均でも70%以上が工場で加工されるプレカットになってしまった現状、狂いや収縮によるハネの少ない木材が求められるのは仕方の無いことではあります。
最低でも乾燥は必須条件で、以前のように未乾燥の木材でも材木屋の倉庫や大工の下小屋に半年も寝かせているうちに乾くから大丈夫という感覚ではシェアが低下するのは当然です。 タマホームが年間1万棟になったら乾燥材の供給が間に合うかどうかが問題だなどというのは木材業界にとって恥ずかしい話で、間に合わないことの方が問題なのです。 木材の欠点を大工の腕で補うという時代ではなくなった今、プレカット工場や大手住宅メーカーにも安心して使って頂ける製品を作るということが国産材にも求められています。 それが出来ない製材工場は淘汰されるでしょう。この5年間が勝負だと思ってます。 |
81:
円山きんぐ
[2005-08-24 16:23:00]
>79 3行目「・・・問題があるからです。」以降に挿入させてください(ヌケてしまいました)。 集成材でつくられた住宅は集成材の耐用年数に疑問があることから、築後数十年が経過し、メンテナンスが必要となった場合に改築よりも新築を選択せざるを得ません。木材は廃材として処分され、無垢材と比べて炭素固定の役目を果たす期間は短くなってしまいます。
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82:
匿名さん
[2005-08-24 19:15:00]
改築よりも新築を選択せざるを得ません。
得ません。って、あんたも国産材と同種の人間だな。 |
83:
匿名さん
[2005-08-24 19:50:00]
自分に都合の良いときだけフェノ−ル系樹脂っていうのもなぁ、
そんで「いやな感じがつきまとう」って、もうちょっと論理的な ことを言って貰わないと・・・ |
84:
匿名さん
[2005-08-24 23:37:00]
集成材の接着剤の寿命は、半永久的である。
と断言する人もおり、 こればっかりは、経年してみないとわからない。 あ、 不良品や、施工に問題があってダメになった集成材を持ち出すのやめてね |
85:
国産材
[2005-08-25 12:42:00]
フェノール系の接着剤は既に80年を越える使用実績がありますから、まず、問題は無いと思います。
耐水性の高い接着剤ですから、高温多湿による劣化等も無いと思います。 イソシアネートは使用実績が浅いので、これはあと50年くらい経年してみないとわからないというのが事実です。 私は別に何が何でも無垢材でなくてはとは思っておらず、「当社は集成材で行く!」という住宅メーカーやプレカット工場にはチャンと国産材の集成材を供給できる体制を作るべきと考えております。 間もなくスギとベイマツのハイブリッド集成材とコストダウンを追及したスギの柱の供給が本格的に始まりますが、それはそれで無垢材とは住み分け出来ると思っています。 |
86:
円山きんぐ
[2005-11-09 13:17:00]
木材関連で情報を得ましたので、スレします。
品確法施行後に木材の含水率を減らすため強制乾燥が行われています。 強制乾燥施設の周囲には、カメムシ等の昆虫が集まり、強制乾燥により、何らかの集合フェロモンが材から発散されているのではないかという疑念を持っています。 また、強制乾燥を行うことで、木材の艶が失われるようにも聞いています。 強制乾燥材の弊害について、ご存じの方教えてください。 |
87:
よーそろ
[2005-11-09 14:51:00]
初見ですが、たいへんためになるスレですね。
ところで金属イオンの効果についてですが、「オリゴディナミー」というのがあります。 「極微動作用」とか「微量毒作用」と訳されてるもので、銀や銅などのイオンがバクテリアの繁殖を防ぐ作用のことです。 酢の中に銀のスプーンを入れておくと腐らないというアレのことですね。 ですから銅によって材を腐りにくくするということは間違いなくあると思うのですが、それがシロアリに効くかというと??? 詳しいこと分かり次第知りたいです。 |
88:
国産材
[2005-11-15 11:27:00]
シロアリは銅(銅イオン)に弱いか?の件、大変遅くなり申し訳ありませんでした。
ようやく、専門に研究している先生とコンタクトが取れましたので、レス致します。 やはり、「シロアリは銅(銅イオン)に弱い」というのは迷信だったようです。 (以下、転載) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 銅板や銅製品の効果はシロアリに関しては報告がないですが、直接銅製品を食害することはなくても、銅製品が接している木材は食害します。 例えば「柱の下部を銅で巻いたりする」のは神社の鳥居でもよくみられます。京大・藤井義久助教授の報告では、京都の伏見稲荷の鳥居では、その銅で巻い た部分の内側の木材が腐朽し、かつシロアリに激しく食害されていたとのことです(なお藤井先生のお仕事は、表面からは見つけにくいシロアリ被害を様々な 器械で非破壊的に検出するというもので、伏見稲荷の鳥居は現場物件の一つです。)。 土台の下に銅板を置くのも同様で、シロアリを寄せ付けない効果は望めません。 玄関の柱や鳥居の柱脚部を銅板で覆うのは、掃除の時や、人が通るときに、物理的に傷つくのを防ぐ目的が大きいと思います。 |
89:
国産材
[2005-11-15 11:38:00]
木材業界では「強制乾燥」と言う言葉は使わず、「人工乾燥」と呼んでいます。
温度によって低温乾燥、高温乾燥と分けていますが、何度以上が高温なのかは意見が統一されておらず、大体、100度が分かれ目かなと思います。 100度を越える高温乾燥では木材の周囲が先に乾き硬くなり、内部が後から乾くことで隙間が出来る「内部割れ」と呼ぶ現象が起こることが多々あります。 柱など縦に使用する場合には内部割れは強度に影響は無いとの報告もありますが、継手・仕口の加工部分の強度低下を心配する研究者も多いです。 内部割れなど木材に負担をかけない乾燥温度は70度以下と言われていますが、今度は外側に干割れが生じ、見た目が悪いという問題が出て来ます。 こちらは「干割れ」ですから、実験でも強度への影響は全く無いので、「見た目」だけの問題と言えます。 御指摘の「木材の艶がなくなる」というのは70度でも起こります。天然乾燥か、50度以下の超低温乾燥なら木材の油分などは抽出されないので、艶がなくなることはありません。 50度以下の超低温乾燥器は現在、東京の奥多摩の森林組合に第1号機が設置され、稼動中です。 |
90:
ニアピン
[2005-11-16 07:55:00]
疑問があるのですが、
強制的に乾燥させた木材に雨などの水分が付着した場合、 その水分は吸着されるのでしょうか? 木材も繊維の塊ですから、 強制的に乾燥させた場合、 スポンジのように水分を吸い取りやすくなるようなイメージがあります。 宜しければ教えていただけないでしょうか? |
91:
国産材
[2005-11-16 12:54:00]
木口面は水を吸いやすいですが、側面は多少の雨程度でしたら表面が濡れるだけで、天気が回復すればすぐに乾きます。
乾燥させた木材の方が水は吸いやすいですが、それは人工乾燥も天然乾燥も同様です。 雨などの水分だけでなく、梅雨から夏の多湿の時期は空気中の水分も吸いますますが、湿度の低い時期になれば逆に排出します。 問題は冒頭に書いたように表面ではなく木口から吸い込んでしまった場合で、床上浸水に見舞われると毛管現象で柱は水を吸い込みます。 こうなると簡単には乾きませんので、水害にあった後、すぐに内装を張り替えてしまうより、しばらく柱を露出させ放置した方が良いです。 スギやヒノキ、ヒバなどの芯材部が腐りにくいのは抗菌成分を多く含むためだけではなく、油分があり木口からも水を吸い込みにくいからだと思います。 野ざらしにした柱の端材を雨上がりに見ると、スギ、ヒノキは赤身から乾くのに、ベイツガやホワイト・ウッドは芯までグッショリ濡れているため、表面から乾きます。 それを考えても油分を抜いてしまう温度の高い乾燥は疑問を感じています。 |
92:
円山きんぐ
[2005-11-21 16:25:00]
国産材さま、皆様
建築士にとって、外材と同程度の価格であれば、国産材を使用する如何は、含水率の信用性如何のようです。 無垢材を使用した場合に、ある程度の割れや狂いは、木の性質を考えれば仕方のないことと思います。 木材の割れや狂いが瑕疵と判断されるのは、使途によっても違うとは思いますが、どんなケ−スなのでしょうか? ここらがハッキリすれば、人工乾燥材以外の国産材も使いやすくなるのではないでしょうか。 どの程度の割れが瑕疵となるかは、程度問題で難しいところとは思いますが、ご意見をお聞かせ下さい。 先日、西川材を見てきました。 中目材(中途半端な太さの木)を避けて効率的に生産する必要から、スギ40年、ヒノキ50年の短伐期としているとのことです。ヒノキはもう少し赤味が入るとbestですが、それでも十分です。 価格も外材に毛が生えた程度です。 仕入れに困るぐらい売れても決して不思議はないと思うのですが...... |
93:
国産材
[2005-11-22 17:25:00]
>木材の割れや狂いが瑕疵と判断されるのは、使途によっても違うとは思いますが、どんなケ−スなのでしょうか?
これは難しい質問ですねぇ。床が6/1000以上傾いたら瑕疵(欠陥)だと言われていますが、そうすると3.6mで2.16cm。もしも片側の梁がこれ以上縮んだら瑕疵となります。 尺(30cm)の未乾燥の梁の場合、最悪、その程度の収縮が起きる可能性はありますが、片方の梁だけ縮むことはなく、全体が下がるから6/1000は傾かない… とは言っても7%も縮んだら、やっぱり問題ですよね。含水率15%以下の木材を使用した集成材でも、過乾燥状態になると105㎜角が102㎜程度になることがあります。それを考えると無垢材の場合には5%以下なら勘弁してくれいと言いたいところではあります。 表面の割れは殆どの場合、強度に影響はありません。但し、梁で斜め45度以上の角度で入っていた場合には強度に影響があると言われています。古い民家や社寺仏閣の梁はバリバリに割れていますが問題とされることはありませんし、萩市に新しく出来た博物館も地元のマツ材を使用した梁はウヘェ…っと思うくらい割れていますが、市の担当者は「これが無垢材だと言う事を来場者に知って欲しい」と涼しい顔で言っておりました。 |
94:
円山きんぐ
[2005-11-22 18:42:00]
ありがとうございます。
床の6/1000は地盤沈下でもない限り、収縮のみでは起こりにくいように思います。 木材は湿度に併せて絶えず呼吸しているわけですから組み立ての際に、乾燥している状況であれば緩く、湿度が高ければきつく組み立てることで、仮に乾湿による収縮の最大値が6%であれば、標準からはそれぞれ3%の範囲で収まることになります。 無垢材が使われる機会が少なくなると、こうした調整ができる大工が次第に減っていきます。 今住宅はプラモデル化し、組み立てやすさからkd材嗜好の大工も多いとか。 この状況で無垢材の消費を増やすには、湿度による収縮を標準からの収縮となるように材の湿度に応じたプレカットが必要となります。 そうは云っても、プレカットも刃先の状態によって誤差があるので、無垢材の使用と大工の腕はセットとなります。 割れについては、強度、狂いに問題がなければ、木材の性質を消費者に理解してもらう説明次第ということですね。 45度の角度の割れに問題があるのであれば、木目が45度以上とならないような木取りをすることが大切ということになりますね。 |
95:
匿名さん
[2005-11-22 20:11:00]
うちでは、無垢よりも狂いや強度の面で集成材がお勧めだと工務店に言われました。
実際はどうなのでしょうか? |
96:
円山きんぐ
[2005-11-22 21:05:00]
木材需要拡大のため関連スレを貼り付けします。
漏れにお気づきの方は加えてください。 集成材はこちらへ http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/14275/ http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/13569/ 無垢を推奨する会社はこちらへ http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/13586/ シロアリ・虫等はこちらへ http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/14935/ http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/13649/ 建築中の木材(水濡れ等)の疑問はこちらへ http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/14809/ 無垢のフロ−リングはこちらへ http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/14249/ http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/13586/ 外回りの木材はこちらへ http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/14198/ 薪スト−ブはこちらへ http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/14240/ |
97:
円山きんぐ
[2005-11-22 21:13:00]
|
98:
国産材
[2005-11-24 14:38:00]
無垢材か集成材かは、似た樹種であれば好みの問題です。腐り易い樹種は集成にしたからといって腐りにくくなるわけではありませんので、一階の柱などには腐りにくい樹種を使うべきです。
ようやくスギやヒノキの集成柱も入手できる環境が整いつつありますので、狂いを気にするなら集成材、本物の木らしい良さを求めるなら無垢材ということで良いのではないかと思ってます。 但し、集成材は原料の板を人工乾燥させるので、木の艶や香り成分は飛んでしまいます。抗菌成分も抽出してしまうので、腐り易くなるのではという説もありますが、まだ検証はされていません。 無垢材を薦める大工さんの方が腕は良い、とは言えるかも知れませんが、逆説的に「集成材を薦める大工は腕が悪い」とまでは言い切れません。 |
99:
???
[2005-11-24 22:56:00]
逆説的かもしれないが、檜のムク材ってそんなにいいものだろうか?
データはないけどヒノキチオールのアレルギーは意外と多いです。 シックハウスやアトピーの隠れた原因だと思う。 だれか研究してくれないかなあ。 |
100:
国産材
[2005-11-25 10:53:00]
確かにヒノキや青森ヒバの香りにアレルギー反応を示す人は増えています。当社では無垢の内装材展示場を作り、無垢の羽目板やフローリングを貼りたいという人にはなるべく家族連れで来て頂き、見たり触れたり匂いをかいだりして納得してもらってから売るようにしていますが、アレルギー反応を示さないかも大切なポイントです。
ただ、ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンのように全ての人に害を与える化学物質ではありませんので、シックハウスの原因というのは間違いだと思います。 森林総合研究所の宮崎先生は木の香りの研究では第一人者で、12月13日(火)の午後5時から東大の一条ホールで講演会があります。この件について質問してみてはいかがでしょうか。 |
101:
匿名さん
[2005-11-25 11:29:00]
ヒノキチオールのアレルギーの人にとってはシックハウスの原因
じゃないのか? あいかわらず偏ってんな w |
102:
円山きんぐ
[2005-11-25 12:43:00]
ヒノキが優れていることは歴史が証明しています。
確かにアレルギ−については、皮膚の収縮作用があり、ワックス等ヒノキチオ−ルが濃縮された商品では、敏感な方は、鼻の粘膜が収縮することがあるようです。 個人差、程度問題ですね。 ヒノキチオ−ルはヒノキに含まれていると思っていましたが、ヒノキには含まれていないようです。 また、ヒノキチオ−ルには、人工、天然があり、アレルギ−は人工に顕著なようです。 ご参考までに http://www.atopinaguard.jp/hinokitiol.html |
103:
???
[2005-11-25 22:55:00]
99です。
ヒノキチオールが檜に含まれていないのは知りませんでした。 ただ自分は歯科医なのですが、口内炎の薬でヒノキチオールを薬用成分に含んだヒノポロンというのがありまして、ど〜もこれがダメな人が経験上20〜30人にひとりくらいいるのです。 もちろん含有濃度の問題もあるのでしょうが、ヒノキチオールというキシレンやトルエンに構造の似た有機化合物に疑問を持っておりました。 檜の木材そのものとしての優秀さに異論があるわけではありません。 |
104:
円山
[2005-11-25 23:57:00]
そうですか。歯科医さまでしたか。
ヒノキチオ−ルが保険薬以外に医薬品として使用されていることは知りませんでした。 天然のヒノキチオ−ルであれば、アレルギ−は少なくなるかもしれませんね。 キシリト−ルについては、カバ類から採取されていることはCM等で有名になっています。 そのほか、樹木の成分で医薬品等に使用されている成分があれば教えて下さい。 |
105:
???
[2005-11-26 22:14:00]
医薬品については**で植物由来のものが多いと思いますが、歯医者は**使いませんので良く知らないです、すいません。
歯医者が使用する材料ということでしたら、例えば歯の神経の治療の最後に使うガッタパーチャというゴムみたいなものは、南米原産のアカテツ科高木の樹液から作られるということです。 それから仮詰めなどに用いるユージノールという、いわゆる「歯医者のにおい」のする物質は丁子(クローブとも。ユーカリに近い植物)の油からとります。 また現在の治療とは関係ないですが、おはぐろにはタンニンを含む柿渋や五倍子(虫こぶ)が用いられていました。 ユージノールはアレルギー出ることありますが、ガッタパーチャや柿渋はアレルギーとほぼ無縁と思われます。 建材とはあまり関係のない話になってしまいましたが(笑) |
106:
???
[2005-11-26 22:15:00]
↑**は「かんぽう」と入れたんですが、NGワードでしたか?
|
107:
円山きんぐ
[2005-11-28 10:39:00]
**は大方見当がつくのですが、歯科でそんな使い方があるとは露知らずでした。
ありがとうございました。 |
108:
国産材
[2005-11-29 16:44:00]
「シックハウス」に対しては、ホルムアルデヒドのように住んでいる人に症状が出る出ないにかかわらず規制が行われます。
「私はホルムアルデヒドに強いからF☆☆の建材を使ってくれ」というわけにはいきません。 ヒノキの香りのように特定の人にしか悪影響が出ない物質は、アレルギー原因物質ではあってもシックハウスの原因物質という言い方はしません。そうだとなると、あらゆる化学物質がシックハウスの原因物質となってしまうからです。 ところで、ヒノキに含まれるのは「ヒノキオール」で、「ヒノキチオール」は青森ヒバに多く含まれる物質です。 |
109:
国産材
[2005-11-29 16:49:00]
木材に含まれる化学物質が医薬品として利用された有名な例は、カナダのアスペンという木の皮から抽出された成分です。
昔から現地住民は頭痛や歯痛のとき治療にアスペンを噛んでいたことからドイツのバイエルン社が成分を分析して医薬品を作りました。有名な「アスピリン」の語源は「アスペンから作った薬」という意味です。 もっとも、今では化学合成ですが。 |
110:
国産材
[2005-11-30 14:33:00]
>102 また、ヒノキチオ−ルには、人工、天然があり、アレルギ−は人工に顕著なようです。
この天然と合成の違いは詳しく知りたいところです。 と言いますのは、木材からも樹種によってはホルムアルデヒドは出るのですが、学者は「天然由来のホルムアルデヒドも、化学合成して接着剤などに使用されているものも、化学式が同じであれば性質は一緒だ」と言うのです。 木材業界は私を中心に「それでは室内に無垢の木材を貼って新築引渡し時に規制値を超えていたら違法建築になってしまうではないか!」と反対運動をして、木材は規制対象外にして頂いたのですが、天然と人工では影響が異なるということが立証できれば、もっとスッキリと反論できるのですが… また匿名さんから「木材からもホルムが出るなら、当然、規制対象にすべきだ!」とか言われそうですが、木材の香り成分は半年ほどで数分の一に減少し、その後は気温が上がっても湿度が高くなっても、元の数値には高まりません。細胞の中に含まれている成分なので、切ったり削ったりして細胞膜が破壊されたところから出終わると、中からは殆ど出ないからです。 ところが、接着剤や塗料のように後から塗られたものは、翌年の夏になると、また数値が跳ね上がります。1/2に減少するのに8年くらい掛かるそうです。 これも木材を規制対象外として認めて頂いた理由の一つです。 でも、前述のように木材の香り成分にアレルギー反応を起す方もおられますので、「内装に無垢の木材を貼ればアトピーが治る!」などという無責任な宣伝をしないように、業界には注意を促しています。 |
111:
匿名さん
[2005-12-13 08:51:00]
上棟式の途中から、雪になってしまいました。
柱・1Fおよび2Fの床に構造用合板が張った状態で、5日間、作業が止まっています。 柱は、杉の無垢材、土台は檜を使っていますが、雪で濡れても大丈夫でしょうか? 大工さんの安全が一番だし、天気が原因なので、仕方がないと私も思っています。 また雪がやんだら、ビニールシートを張って頂けるとのことです。 信頼出来る工務店さんと出会っているとも思っています。 しかしながら、一生で1回の家造り。正直、不安もあります。 同じような経験者または、詳しい方、本当に大丈夫なのか教えて下さい。 |
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ただ、2×4、2×6までは国産ヒノキでしたが、2×8,2×10になると値段が高くなり過ぎるので、客に説明した上、ベイヒで取りました。
そこまでしたのに、それから10年足らずでその社長の会社、倒産して家も取り壊されてしまった… (T_T)
国産のスギでツーバイフォーの木材を製材していたところが1社ありましたが、最近噂を聞かないので、もう製材していないと思います。
価格的には、今のスギの丸太価格からすると、輸入材と比べてそんなに変わらずに出来るのではないかと思います。