材木屋さんの雄叫び
2:
国産材
[2005-07-11 15:25:00]
|
3:
とらな
[2005-07-11 23:19:00]
神戸の震災でベイツガやホワイトウッドの家が日本の国土になじまず早々に腐ってしまったことから数多く倒壊
を招きました。その教訓からひのき、米ヒバ、米松などで家を建てなけば家はもたないと一般常識になりつつあり ましたが、昨今の不景気、木材高騰、中身より見た目重視の顧客嗜好の移り変わりにより在来、ツーバイの多く がホワイトウッドの家になりつつあります。ベテランの大工も02の材木屋さんと同じ気持ちでこんな木で建てる と20年たつとと腐朽菌やカビで木材が真っ黒になったり力ずくで釘が抜けてしまう不健康で危険な家になって しまうことを憂いていますが仕事あってこその自分から陰口をたたいて終わっているようです。 工務店も外見と高密度高断熱ばかり求めないで災害に強く長持ちして健康的なほんとにいい家を販売してほし いものですね。 |
4:
匿名さん
[2005-07-12 06:37:00]
銘木店が泣いている!
もっと「床柱」使おう! (o^∇^o)ノ |
5:
匿名
[2005-07-12 10:49:00]
木材のことがわからないので質問させて下さい。
集成材なのですが、スプルースを使うHMとレッドパインを使う工務店・・工法の違いもありますが、坪単価が10万円位違います。 集成材でも、木材によってかなりの違いがでますか? |
6:
国産材
[2005-07-12 11:03:00]
集成材の柱の価格はホワイトウッド(欧州トウヒ)でもレッドパイン(欧州アカマツ)でも、そんなに変わりません。柱1本で問屋価格で100円か200円の違いです。
最近は国産のスギの集成材も作られ始めました。こちらは定価に当たる設計価格ですとヨーロッパの樹種の2倍ですが、実際の価格は小売段階でも3〜4割高で、1本1000円位の差だと思います。 1軒の家に使う柱の数は80〜100本ですから、1000円高くても8〜10万円で、これによって坪単価が大きく変わることはないと思います。 お話変わって、床柱は日本間が減り、床の間もなくなった現在、今までの売り方では難しいと思います。NPO国産材では全く違った視点から洋間にもデザインとして床柱を使うことを提案しており、東京の荻窪の生活アートクラブさんの展示場にサンプルを展示しています。 「国産材」で検索するとNPO国産材のHPが見つかりますので、覗いて見て下さい。 |
7:
円山キング
[2005-07-14 11:03:00]
通常、建築現場で使われている木材の仕入れ価格は如何ほどなのでしょうか?
山元では価格が安く集材の人夫賃にもならず切り捨てられる間伐木が多くあります。 アカマツは、松食い虫の被害が拡大しているにもかかわらず、間伐材と同じ理由で放置され、自然枯死となります。 レッドパインはアカマツとは違うのですか? 国産材が使用されないのは、一言で云うと木材流通の問題です。 大手企業は大量の仕入れが必要なので、流通に不安がある国産材よりも確実に仕入れできる外材を使う傾向にあります。 先日のリフォ−ム番組で、奈良の間伐材を利用した匠がいました。間伐材を賃挽きしていましたので、おそらく価格は2万円/m3以下で収まっているでしょう。 山元から小回りが利く個人の建築士に国産材を流通させることで、丁寧で国産材を使用した低価格な住宅が実現可能と思います。 材木屋さんも山元から建築士までをコ−ディネイトすることを考えるべきではないでしょうか。 もう一つ重要なことがあります。 木材の最終消費者は誰かということです。本来は購入者であるのですが、残念ながら、住宅産業においては企業であり、建築士となっています。 購入者は、企業、建築士の仕入れ先の範囲でしか選択権はないのです。 国産材が使われない原因はここにあると考えます。 ご意見お待ちしています。 |
8:
国産材
[2005-07-14 12:16:00]
> レッドパインはアカマツとは違うのですか?
レッドパインは「欧州アカマツ」で、日本に生えているアカマツとは別物です。 > 材木屋さんも山元から建築士までをコ−ディネイトすることを考えるべきではないでしょうか。 当社は問屋という中途半端な立場で、小売屋のように設計士との接点もないし、製材工場のように山元からも遠い… ですが、今、設計士・工務店の会に入会し、また山元の方にも接点を作り、動き始めました。御指摘の通り、山と設計者・工務店を近づけないと国産材の需要拡大は難しいと思います。 > 購入者は、企業、建築士の仕入れ先の範囲でしか選択権はないのです。 普通はそうです。というか、今まではそうでした。住宅の購入者には自分の家の柱などにどのような木を使うかの選択権は無く、住宅メーカーの標準仕様やオプションにNPO国産材剤が無ければ、もうそこで話は終わりです。 今までは「木で建てれば木造住宅だ」と思われていて、木を選ぶことの大切さが忘れられていましたが、その認識がひっくり返り、「国産材の柱を使っていない家なんて、怖くて買えない」となれば、住宅メーカーもオプションリストに載せざるを得ないでしょう。 プレハブのように、パネルを生産するのにオプションで注文によって国産材に替えることが困難な住宅は敬遠されるようになって欲しいなと、個人的には思ってます。 |
9:
国産材
[2005-07-14 12:19:00]
08の訂正
誤:住宅メーカーの標準仕様やオプションにNPO国産材剤が無ければ、もうそこで話は終わりです。 正:住宅メーカーの標準仕様やオプションに国産材が無ければ、もうそこで話は終わりです。 すいません。辞書に「こく」と入力すると「NPO国産材」と出るように登録したもので、ヘンな文書になってしまいました。(^^; |
10:
材木素人
[2005-07-14 13:11:00]
この度、住宅を購入した者ですがここまで真剣に調べて買わなかったので反省してます。
「主要構造材・土台・柱にすべて紀州産檜無垢4寸角(12x12)使用」とありますが、どうでしょうか? ただ単に国産材のほうが外国産より良いのかなくらいに考えてました。 たしか無垢材と集成材は一長一短で無垢材は割れやすくて、集成材は強いとどこかで 見た気がするのですが・・ ということは集成材のほうが良いということなんでしょうか? |
11:
私も素人
[2005-07-14 13:56:00]
私も無垢材を構造材としているHMに決めたのですが、そういうところは集成材の方が強いとは言いませんよね。むしろ弱いと言いました。
どちらの方が強度があるのか分かりませんが、構造現場にいくと見た目では無垢材に軍配が上がりました。 集成材は接着材で張り合わせたものなので見た目にも安っぽく不健康そうな気がしました。 コストダウンに今や不可欠なのかもしれないけれど、目に見えない所にこそこだわった方がいいような気がして杉とヒノキを構造材にしたところに決めました。 ただ国産なのか外国産なのかも分かりませんで、甘いですかね? |
|
12:
国産材
[2005-07-14 14:28:00]
>「主要構造材・土台・柱にすべて紀州産檜無垢4寸角(12x12)使用」
これはもう、全く申し分がないです。雨漏りとかのメンテをしっかりすれば、100年は持つでしょう。 無垢材には無垢材の良さがあり、集成材には集成材の長所があります。 無垢材の良さは接着していないので接着剤の耐久性や強さに左右されないことで、すべて紀州産檜「集成材」4寸角使用だったら、接着剤が100年持つかどうか私も断言できません。 集成材の長所は抜け節などの欠点を除去した板を貼り合わせて作られるため、強度のバラつきが少なくなることです。 無垢材は目合いが詰み、欠点の少ないものは非常に高い強度を持っていますが、死節や抜け節のある、目合いも粗いものは強度が落ちます。もちろん、使用される場合、強度が必要とされる場所には強度が高いものが使われますので問題はないのですが、それを心配して「強度が高いものだけ欲しい!」と言われてしまうと、強度の弱いものが在庫の山になってしまうので、うまく混ぜて使って頂く必要があります。 無垢材の強度を調べると弱いもの、強いものがまちまちで、学校のテストで言えば、落第点スレスレの子も結構いるが、100点満点の子もかなりいるという感じです。 集成材は前述のように強いもの弱いものを混ぜて張り合わせるので、成績は真ん中から少し上のところに集中します。平均点は無垢材よりも高くなるため、一般に「集成材は無垢材より1.5倍強い」と評価されていますが、欠点の無い無垢材は集成材より丈夫です。 無垢材の欠点は後からの収縮や狂いが集成材よりも大きいことで、木材の表面に割れが生じることもあります。もちろん、強度には関係ありません。 板の段階で乾燥させてから張り合わせる集成材は中まで乾燥しているので収縮は少なく、張り合わせることで後からの狂いも少なくなります。 |
13:
材木素人
[2005-07-14 18:55:00]
国産材さん、お返事ありがとうございます。
断熱材・構造は熱心に勉強したつもりだったのですが、木材の種類・特徴までは よく調べてませんでした。 国産材さんの説明わかり易かったです。 |
14:
国産材
[2005-07-19 16:04:00]
16日の土曜日、私が木材業界紙に連載しているコラムの愛読者の浜松の技術者が開発した金物工法を見に行きました。
今までの金物工法は使用する木材に高い寸法精度を要求するため集成材しか使えないと言われていたのですが、この新工法は普通の無垢材で良く、簡単な加工機で木材の加工が出来、大工の腕の良し悪しで郷土に影響が出ないという「優れもの」です。 しかも壁倍率換算で9.3倍と言う、一般の木造住宅の2倍もの強度で、耐震性を売り物にしているプレハブやツーバイフォーをも遥かに凌ぐ丈夫さです。 但し、集成材を使わない場合、どうしても建ててから1〜2ヶ月で木材の収縮によりガタつきが出ます。今まではそれを避けるため集成材でなければとされていたのですが、この工法は「無垢材は縮んで当たり前。ガタついたら住んでいる人がクサビを叩いて締め直せばイイじゃん」という、目からウロコの発想です。 家を建てた人に木鎚をプレゼントして、それで定期的にクサビの緩みを調整してもらうと言うのですが、それをやらないと家がガタつくって言うのは、納得してもらえるのでしょうか… もし納得して住んでもらえるのでしたら、これは集成材にシェアを奪われ続けている無垢材にとって、救世主となります。学校出たての大工見習いでも、親方と同じ強度の家が建つというのは、最近の職人不足をカバーできる画期的な工法です。 |
15:
匿名さん
[2005-07-20 12:04:00]
住宅を建てる側から見た場合、確かに自分で手を入れるのはいい事だと思いますが、
その頻度が頻繁でもいいという人は、正直少数派だと思います。 一般の家庭において住宅は清掃とかの基本的なメンテナンスでさえも、 できる限り減らしたいのが実情かと思います。 また、在来の住宅をやっている方から聞いたところ、 壁紙の継ぎ目が、1ミリ程度の隙間が開いたり、 ドアの建て付けがチョット狂っただけで、欠陥住宅だとか言う人もいるそうです。 こうなると無垢材はより使いにくいですね。 ただ、無垢材に拘る施主もいるのは間違いないので、 そういう部分の掘り起こしにはなると思います。 |
16:
国産材
[2005-07-21 11:08:00]
無垢の木材でも乾燥材ならばそんなに頻繁にクサビを打ち直す必要はありませんが、含水率が25〜30%ですと、建ててから1ヶ月目、3ヶ月目、半年後、1年後の4回くらいはチェックする必要があります。
それを面倒だという人達には集成材を使うしかありません。 |
17:
10
[2005-07-21 13:41:00]
アドバイスいただいたものです。
無垢材を使用していますが、年4回どういったところをチェック するのでしょうか。 面倒じゃないのですが、調べても具体的な場所がわからなかったので・・ |
18:
国産材
[2005-07-21 17:48:00]
あ、すいません。私の書いた「年4回チェック」というのは前掲の新しい工法の場合で、乾燥が十分ではない無垢材も使用できるが、その場合には木材の収縮によりクサビが緩んでくるので、年に4回、クサビを打ち込む必要があるということです。
通常の在来木造住宅の場合、最近は乾燥材が多く用いられ、またボルトを締めるナットも木が縮んでも緩まないものも出回るなど、いろいろと工夫されていますので、まずチェックの必要は無かろうと思います。 もし心配でしたら、小屋裏を覗いて梁や柱を止めている金物のボルトが緩んでいないかを調べ、緩みが生じているようでしたら建てた建築会社に連絡して増し締めしてもらえばOKです。 前掲の新しい工法は、その作業を簡単にし、住んでいる方自身が出来るようにしたところがミソなのです。やってくれるかどうかの不安はありますが… (^^; |
19:
10
[2005-07-21 21:35:00]
国産材さま、アドバイスありがとうございます。
購入してもこれからも家のことを勉強していきたいです。 |
20:
国産材
[2005-07-22 14:16:00]
私も木材は専門家ですが、住宅についてはプロではないので、どこまでお答え出来るかわかりませんが、わかる範囲でお答え致します。
質問がありましたら、遠慮なくどうぞ。 家を長持ちさせるには、基礎の通気口を収納ボックス等でふさがない事。 脱衣場のように湿度が高くなる場所は換気に気をつけること。 電気のスイッチボックスやコンセントなど、壁の中の空気が多少なりとも出入りする場所の匂いを時々嗅いで、カビ臭くないか確認すること。 カビの匂いがしたら、即、建てた建築会社に連絡し、点検してもらうこと。 床下収納などがあり、取り外して床下の様子が見られるようでしたら、年に一度は床下点検。シロアリやカビ、腐れがないかチェック。 このくらいやれば、まず大丈夫です。 雨漏りしたり、カビ臭さを感じた場合、そのままにしておくとドンドン腐朽が進みますので、早めに対処しましょう。それが家を長持ちさせるコツです。 |
21:
匿名さん
[2005-07-22 14:57:00]
|
22:
国産材
[2005-07-22 16:08:00]
2×4工法が日本に導入されてから30年。当初は使用された木材はベイツガとベイマツでしたが、その後、軽くて作業性が良く、柔らかくて釘が打ちやすいということからSPFが使われ始めました。
SPFが主流になってまだ20年程度です。阪神淡路大震災で倒壊した木造住宅の大半は筑後40年以上経った建物でしたから、それと比較してSPFの2×4住宅の方が丈夫だとは言えないと思います。 それに2×4工法の方が開口面積の制約が多いため、狭小住宅で1階の南側にガレージと玄関があるといった開口だらけの建物は難しいです。 そのような間取りの家は在来工法で建てられることが多く、ちゃんと構造計算をしなかったり、決められた補強をしないと新しい物件でも倒壊する可能性はあります。 それなのに一部のプレハブや2×4住宅メーカーは鬼の首でも取ったように「在来工法は地震に弱い。2×4は地震に強い」とPRしたから、2×4工法の人気が一時的に高まったのであり、正当な比較の結果ではないと思ってます。 似た間取りの筑後40年経ったSPFの2×4住宅と、築40年のホワイトウッドのような腐り易い木を使わなかった在来工法住宅では、私は耐震強度は在来の方が強いと確信しています。 もっとも、SPFの2×4住宅が40年経っても残っていればの話ですが。 |
23:
匿名さん
[2005-07-22 17:00:00]
それでは両方とも腐りやすい木を使わない、在来工法と2×4では
40年後の耐震強度はどちらが強いですか? |
24:
匿名さん
[2005-07-23 06:41:00]
阪神淡路大震災で倒壊した原因は 「白蟻」と聞いてますが・・・ |
25:
匿名さん
[2005-07-24 13:43:00]
>>22
築浅でも在来は、全壊してるの何棟もあるじゃないの。ツーバイは0。 それらの在来は、欠陥だったのかもしれない。 でも、ツーバイの0って凄いよ。 いろいろな工務店が建てて、基礎もいろいろ、仕様もいろいろ、 それでも0なんだから。 それと、ツーバイだから開口面積の制約が多い? 在来と遜色のない開口面積にできるよ。ただ、金はかかるけど。 アメリカのツーバイに詳しいんじゃなかったの? 日本の在来より、窓だらけのツーバイもたくさんあるでしょ。 |
26:
匿名さん
[2005-07-24 13:46:00]
|
27:
匿名さん
[2005-07-24 13:53:00]
>>24
それも理由のひとつ。 どの業者も自分の都合のいいところだけを抜き出して誇張する。 震災後に、旧建設省がまとめた資料を見るといいよ。 激震地でも、81年以降の耐震基準の家では軽微な被害しかなかった、という結論。 2000年にも耐震基準は強化されている。 |
28:
円山キング
[2005-07-25 17:19:00]
神戸の震災で倒壊した住宅は、瓦屋根で重心が高い位置にあったものが多いように感じました。
旧い住宅が多いことも確かです。 シロアリ被害については、旧い住宅が多かった長田地区の住宅は燃えてしまっているので、確認方法に疑問があります。 2×4の倒壊0もよく解りません。 在来、2×4いずれにしても最大限の効果が発揮できる施工が重要と思います。 耐震基準や耐震システムについても書面上のものでは話になりません。 新潟地震からは、倒壊家屋から多くの手抜き、施工不良が報告されています。 書面の建築確認、完了だけをみる竣工検査では、この解決となりません。 検査制度自体に問題があります。 それ以前に、住宅業者は「人命」が掛かった仕事であることを肝に銘ずるべきです。 |
29:
匿名さん
[2005-07-26 13:51:00]
国産材の在来で家を建てました。周りにもそういう人がそこそこいます。
みんな結構好きなのではないかと思いますが・・・。 今までうまくPRをしてこなかったから伸びないだけのように思います。 もっと国産材を使って日本の山林の崩壊を防げればいいのですが。 まあ、都会に住んでいて、気が向けば地方の観光地に遊びに行くだけの人には 何のことかわからないでしょうけど。 |
30:
匿名さん
[2005-07-26 14:10:00]
この度国産材の在来でウチを建てます。
しっかり乾かしてからの材木使用なので、曲がりの心配も無いそうです。 せっかくなので梁のある作りにしました。 見た目は今風でなくダサめになりそうですが、体にはよさそうな気がしてます。 |
31:
匿名さん
[2005-07-26 14:28:00]
|
32:
30
[2005-07-27 09:55:00]
家具まで考えていなかった(^^;)
これからじっくり検討してみます。 換気についてはよくわからないんですよね。 24時間換気が主流になりつつあるんでしょうか? 窓あけて、きちんと掃除すれば大丈夫かと思ってるんですけど。 |
33:
“
[2005-07-27 10:46:00]
木の臭いにアレルギーでる奴もいるけどなw
|
34:
国産材
[2005-07-27 11:36:00]
> それでは両方とも腐りやすい木を使わない、在来工法と2×4では
> 40年後の耐震強度はどちらが強いですか? とてもよい質問です。私は腐りにくい樹種を使って、壁体内通気にするなど、腐りにくい工法を採用した2×4工法の方が強いのではないかと考え、23年10ヶ月前、自分の家は総ベイヒバ造り通気工法の2×4で建てました。 しかし建ててから、ここまで手間と金を掛ければ、在来でも同じくらいの耐震強度の家が出来るかナァとは思いましたが… 腐り易い樹種を使った場合には家が20年か25年しか持たないだろうとは言えますが、では、腐りにくい樹種を使えば何年持つのかは誰にも答えられないと思います。 |
35:
国産材
[2005-07-27 11:47:00]
> それと、ツーバイだから開口面積の制約が多い?
> 在来と遜色のない開口面積にできるよ。ただ、金はかかるけど。 > アメリカのツーバイに詳しいんじゃなかったの? > 日本の在来より、窓だらけのツーバイもたくさんあるでしょ。 この方はアメリカの木造は全て2×4工法だと思っておられるのではないでしょうか? 北米では金持ちは2×4工法では建てません。ビル・ゲイツもそうです。 金持ちの家は「ポスト・アンド・ビーム工法」という柱と梁の工法で、これは在来工法に近いものですが、より太い柱、梁を使いますので広い開口面積が取れます。 北米の2×4工法は耐震規制が日本より緩いので、確かに日本の2×4よりも広い開口が取れますが、それでも在来工法ほどではありません。 確かに金と手間を掛ければ日本でも開口面積の大きな2×4住宅は出来ないことはありませんが、構造計算をしても外壁の出隅、入り隅部分の壁量の制約があるので、在来工法のように角々が窓というのは無理です。 |
36:
匿名さん
[2005-07-27 11:56:00]
>>国産材
> シロアリは銅イオンに弱いので。 恥ずかしいです・・・未だにこんな事を平気で言う人がいるなんて・・・ http://www.sinfonia.or.jp/~isoptera/ スミからスミまで全部読破してください。こういった間違った知識を 持った人達がいるからシロアリ被害はなくなるどころか拡大するのです。 |
37:
国産材
[2005-07-27 12:01:00]
住宅建材などから出るホルムアルデヒドは規制が強化され、ほとんど問題はなくなりましたが、家具はまだ野放しです。
規制強化の時、国土交通省には何度も文句を言い、シックハウスの全ての責任を住宅に負わせて24時間換気を義務付けるなどと言うのはオカシイと主張したのですが、家具の規制を強化すると輸入できない家具が増え、輸出国から非関税障壁だとの批判が出るからと、未だに規制の動きがありません。 家具の量販店で買った子供の二段ベッドの下に寝ていた子供の目が腫れてしまい、返品したのは良いが、何か良い家具はないかとメールをもらい、仕方なく当社で無垢材を使って製作しましたが、家具から出る化学物質を野放しにして24時間換気扇を回せというのは、どう考えても納得できません。 今でもシツコク、法改正を要求しているのですが、一度出来てしまった法律を緩和してもらうのは難しいです… |
38:
匿名さん
[2005-07-27 13:16:00]
あるホームメーカーの広告に完全乾燥材、含水率15パーセントの国産檜使用とあり、
これなら建築後の木の反りの心配が無くて良いのかと思いました。 ところが他の工務店で完全乾燥材は、もう細胞が死んでいる木でもろい木なのだと言われましたが、 どうなのでしょうか? |
39:
国産材
[2005-07-27 13:21:00]
36 >> シロアリは銅イオンに弱いので。
> 恥ずかしいです・・・未だにこんな事を平気で言う人がいるなんて・・・ 「2×4の住宅はどうですか」のスレにも同じ書き込みがありましたのでダブりますが、こちらにも書いておきます。 銅イオンに弱いのは迷信だったンですか…当社は皇居の新宮殿とかにも木材を納めたのですが、玄関の丸柱の下部や土台下に銅板を巻いたりしているので、なぜなのか聞いたところ、シロアリは銅イオンに弱いからと言われたそうです。 防腐防蟻剤も銅を含むものが多いので、信じていました。今度、自分で実験してみます。銅に効果が無いとすると、防蟻剤の効果も再検証しなくてはなりません。 貴重な情報と良いサイトを教えて頂き、ありがとうございました。 |
40:
国産材
[2005-07-27 13:37:00]
> 38
完全乾燥材がもろいと言われているのは、高温で短時間で木材乾燥させると、表面が先に乾き、後から内部が乾く際に収縮により内部割れが起きるケースがあるからです。 静岡の林業試験場の実験では内部割れが生じても強度への影響は殆ど見られないと報告されていますが、角材として強度を測定するのと、仕口を加工した接合部分の強度とは異なりますので、本当に家を建てた場合、強度的に問題が無いのかは、残念ながらまだわかっていません。 少なくとも「細胞が死んでいるから弱い」というのはウソで、「赤身」と呼ばれる芯財部の細胞は木が立っているときから死んでいます。細胞が生きているのは「白太」と呼ばれる辺材部だけです。 木は外側へ外側へと成長するので、成長の過程で辺材部の内側の部分は徐々に細胞が古くなり、死んでいきます。その前に普及菌やシロアリなどから身を守る成分を蓄えてから死にます。だから、芯材部の方が腐れやシロアリに強いのです。 目合いの点では芯の部分の方が辺材部よりも粗いので、強度を測定すると辺材部に比べ芯財部は弱いですが、これは細胞が死んでいるからではありません。 それに高温乾燥ですと木材の持っている樹脂分なども水分と一緒に出てしまうので、確かにもろくなります。 一番良いのは、「葉枯らし」と言って山で木材を切り倒した後、枝葉を付けたまま数ヶ月放置し、葉から水分を出させて乾燥させた丸太を製材し、さらにそれをサン積みして半年から1年天然乾燥させた木材で、表面割れはありますが、内部割れは出ません。 木材の持つ樹脂分もそのまま木の中に残るので、確かに丈夫です。 |
41:
国産材
[2005-07-27 13:59:00]
補足です。含水率が20ぇ以下の人工乾燥材でも、高温乾燥ではなく低温でジックリ乾燥させたものは内部割れも生じにくく、木材の成分も出にくいのでもろくなる心配はあまりないと思います。
ただ、70度以下の温度(出来れば50度以下が望ましい)で乾燥させると数週間掛かるので、あまり普及していません。 最近、低温でも短期間で乾燥させる技術が出て来ましたので、これからはそのような材が出回るかも知れません。 |
42:
国産材
[2005-07-28 13:28:00]
すいません。 >40 「芯財部」ではなく、「芯材部」でした。
財のない材木屋に、あるまじき間違いでした… |
43:
匿名さん
[2005-07-28 14:00:00]
36の匿名さんが紹介されているサイトの記事を読みました。
シロアリは銅を嫌わないことは書いてありましたが、 銅イオンに関する記述が見当たりません。 銅と同じく銅イオンも嫌わないのでしょうか。 銅と銅イオンを混同しているわけでもないでしょうから どこかに記述があるのだと思いますが、 よろしければ書かれている場所を教えてください。 私の住んでいる地域はシロアリが多いそうでとても気になります。 それと、国産材さんがおっしゃるように葉枯らし材がいいのはわかりますが、 そう簡単には手に入らないと思います。いいものだけどお金を積まないといけないものよりも ある程度普及しているものの中でのいいものをあげていただけるほうがより現実的かと思います。 |
44:
国産材
[2005-07-28 15:38:00]
> 43 確かに葉枯し材は手に入りにくいですね…失礼致しました。
ただ、木材業界ってショウモない業界でして、売れないと作らない、売れれば作るというニワトリと卵みたいな話なので、皆が「多少高くても良いから、葉枯し材が欲しい!」と言う声が高まらないと、いつまで経っても入手困難が続きます。 その意味では、家を建てる人たちが「出来る限り、葉枯し材にしてくれ!」と言って頂くことも必要かと思います。 シロアリと銅イオンについては8月2日に京都大学に行きますので、専門に研究されている先生にお会い出来ましたら聞いてみます。 |
45:
43
[2005-07-29 13:15:00]
私が家を建てるときに「出きり限り葉枯らし材にして欲しい」といいましたが結局だめでした。
それならばと、それまで頼んでいたHMとは別に、葉枯らし材を扱っているHMに 見積もりを依頼しましたが、2割ほど高くなりました。それも初めのHMは40坪、 後で頼んだHMはそれそり5坪も減って35坪になってですし、 グレードも少し落としたときの値段です。 10万、20万の買い物ではありませんから、2割というのはかなりの金額です。 それに建坪と仕様を同じにすればいったいどうなるのかと思って結局断りました。 「多少高くてもいいから」などという生易しいものではなかったですよ。 庶民には高嶺の花です。 親切に答えてくださる国産材さんに言い掛かりをつけているようになってしまっていますが、 私の経験を書かせていただきました。やはり、業者の方からも積極的にPRしないとなかなか・・・。 もっとも、世間では、国産材を使うか否かとか、そもそも木材を使うか否かという段階のところで 話が行われていますので、PRしても効果はなさそうですが。 |
46:
国産材
[2005-07-29 15:44:00]
ああ、やっぱり葉枯し材はなかなか手に入りませんでしたか。そのような事情も知らずにすいませんでした。
地域にもよるのですが、まだまだ葉枯しをしているところは少ないです。 それにしても、使用する木材を葉枯し材にしただけで家の価格が2割も高くなるなんてことはないです。 そんなに葉枯し材自体は高いものではないです。柱1本¥1500高くなったとしても、100本で15万円の差ですから。 難しい注文をすると足元を見たように値段を吹っかける木材業界や住宅業界の悪い癖だと思います。 そんなことしてるから木材の需要が減るのだと、木材業界紙に書いて注意を促しておきます。 |
47:
円山キング
[2005-07-29 17:29:00]
現場では、葉枯らしをすれば2割高く買って戴けるわけはなく、葉枯らしの目的は含水率を下げて軽くし、搬出コストの軽減を図るのみです。
以前調べたところでは、山元の立木価格が45%下がっているのに対し、製品は15%しか下がっていないという実態がありました。 今や、林業利回りは、補助金分を差し引いても成立しません。 現場と建築士との直流が唯一の生きる道かもしれません。 |
48:
43
[2005-07-29 17:47:00]
私が葉枯らし材で見積もりを頼んだ会社は地元でもかなり真っ当な会社です.
後の乾燥は自前で「まじめ」にやっているようです.社長から苦労話をきかされました. いろいろなところで建築中ですので,契約はずいぶんととれているようです. 初めに見積もりを頼んでいた会社は宣伝広告費を抑えて価格を下げている会社で これも真っ当な会社です.ただし,それならばと小国杉を使ってもらいましたが. その点を書くのを忘れてしまいました. よからぬ誤解を招いてしまったかも知れません.申し訳ありません. |
49:
円山キング
[2005-07-29 19:22:00]
昨年、間伐木を立木で販売しました。
杉60%(径12〜30cm)ヒノキ40%(8〜30cm)で600m3ありましたが、価格は1M3当たり1000円に満たない結果に終わりました。 葉枯らしを前提とした市場価逆算による販売もできません。 間伐材では、土台は無理かもしれませんが、それ以外の部位には使えると思います。 実際、建築現場をみていると間伐材程度のものがたくさん使われています。 ”国産材さん"何か良い知恵はありませんか。 教えてください。 |
50:
ド素人
[2005-08-03 08:28:00]
全て国産材で建築予定のものです。
昨日見積もりをいただいたのですが、妥当な価格なのかがまったくわかりません。 建坪40 木造2階建て オールフローリング 一階腰壁 といった感じの家ですが。 材木代280万 新建材80万 造作材80万 となってきました。 どう区分されているのかもわからないぐらいド素人ですが、 この材木費用は普通なんですかね??? |
コダテル最新情報
ハウスメーカーレビュー最新情報
昔は材木屋にも職人的な意地がありましたから、粗悪な木材を売ったら店の看板に傷が付くとか言って売りませんでした。しかし、今は違います。ホワイトウッドのような材木屋なら誰が見ても長持ちしないことが明らかな樹種でも、扱う…
「当社では、あのような日本の気候風土に合わない木は扱いません!」と言っても、取引先から「え〜、ホワイトウッド、売ってないのぉ〜。じゃあ他から買うからイイや」と言われてしまうので、皆、先のことには目をつむって商売してます。
このような状況を打開するには、家を建てる方々が「シロアリもおらず、木を腐らせる菌も少ない国の木材は使わないで欲しい!」と言ってくれない限り、ダメでしょう。法律で規制することについては、国交省は「まだ、具体的に腐ったという事例がない」とか言って外交摩擦になるような使用規制には腰が引けてます。
長持ちする家を建てようと思うなら、使用する木材を業者任せにせず、「国産材を使ってくれ!」と雄叫びを上げるしかありません。