無垢材からも出る化学物質には、αピネン・リモネン・テレピン類があるそうです。
無垢の杉板からでも微量ですが、ホルムアルデヒドが出ています。
無垢材から化学物質が出るなんて、自然素材を使っている業者さんのHPには
書かれておりませんでしたが、本当なのでしょうか?
健康被害はあるのでしょうか?
無垢材からも出る化学物質って放出されるの?
http://www.e-kodate.com/bbs/thread/28570/
[スレ作成日時]2009-07-09 20:40:00
無垢材からも出る化学物質って放出されるの?(2)
2:
匿名さん
[2009-07-09 20:43:00]
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3:
匿名さん
[2009-07-09 20:44:00]
高気密住宅の増加により微量の揮発性有機化合物(VOC)による室内空気の化学汚染により、
シックハウス症候群が問題となっています。 このため建築基準法が改正されホルムアルデヒドなどについて使用制限・規制と居室などについては 換気率0.5回/hが義務化されました。 一方厚生労働省では、室内空気質の化学物質濃度指針物質を増加するとともに、VOCの総量規制(TVOC規制) の暫定ガイドラインを400μg/m3と策定しました。 しかし、TVOC規制の中には木材由来成分であるテルペン類も入っています。 |
4:
匿名さん
[2009-07-09 20:45:00]
無垢材は大量の揮発性物質を放散しています。
中でもピネンとリモネンが顕著ですね。 室内空気中のリモネン濃度はどれくらいでしょうか? 旧厚生省が平成9年と平成10年に行った全国実態調査では、リモネンの最大濃度は500~700μg/㎥に達 しています。 特に無垢材を多用した住宅で高濃度になる傾向があり、約900μg/㎥にも及んでいた例があります。 つまり、無垢材をふんだんに使った家ではリモネン濃度に注意が必要というわけですね。 ちなみに、リモネンは有機溶剤として工業的にも利用されていることから、動物実験が行われています。 その結果わかった肝臓への影響を指標として、リモネンの【TDI】(耐容1日摂取量)を100μg/kg/日と 見積もる指摘があります。 |
5:
匿名さん
[2009-07-09 20:46:00]
シックハウスに対する意識の向上にともない有害化学物質の含有量の少ない建材・接着剤・溶剤が使用されるようになり、その効果は、室内空気中のホルムアルデヒド濃度の顕著な減少として現れています。
一方、無垢の建材を使用した住宅において、テルペン類のα-ピネン、リモネンがその2項目だけでTVOC(総揮 発性有機化合物) 暫定目標値と同等のレベル、あるいはそれを超えて検出される例がしばしば見受けられます。 このようにテルペン類が数百から1000μg/m3近く検出されるという事例は、全国的にあるようです。 |
6:
匿名さん
[2009-07-09 20:47:00]
●以下は旧厚生省のWebサイト上で公開されている文書からの引用(転載)です。
-------------------------------------------------------------------------------- ここで言うのが適当かどうかわからないんですけれども、関連して私もコメントを申 させていただきたいんですが、木材、特にTVOCの中から木材のα-ピネンとかを 除けという話が大分14件もきているということなんですけれども、日本人は天然と言 うと天然信仰というか、天然ならば何でもいいんだろうというような考え方がともする とありがちです。 昔から使ってきた木だからなぜそれが今更いけないんだという考え方になるかもしれない んですけれども、そこは一つ皆さん見落としているんじゃないか。あるいはわざわざわかって いて見落としている人もいるのかもしれないんですけれども、日本は古来木材を使ってきたわ けではあるんですが、日本の最近の住宅の気密性能というのは昔に比べると非常に上がってい るわけでして、多分○○先生のつくられたお宅も恐らく気密性能が相当いい家だったと思うんです。 そういうところに今までの感覚でヒノキだのスギだの、全部総ヒノキ造りとか総スギ 造りなどという家を造ったら、恐らくα-ピネンの濃度が相当上がるのはわかってお ります。このα-ピネンがやはりまずいというのは森林総合研究所の○○○先生な どの動物を使った実験で、森の辺でちょっとかぐぐらいにはいいものであったとして も、それが極端に上がればやはり健康上よくない、必要以上に濃度が高くなれば どんなにいいものであったとしてもよくない、ということはある程度わかっていること ですから、その辺のことも踏まえましてα-ピネンをこのTVOCの中から安易に削除 するとか、これは別扱いだからいいんだとしていいかどうか。これは○○先生のよう な医学の関係の人たちの御意見を十分伺ってから決めるべきであるというふうに 思います。 ●これより以下の発言は割愛しました。また、固有名詞部分は○に変えました。 http://www.phyton-cide.org/library.vocslist.html |
7:
匿名さん
[2009-07-09 20:47:00]
テルペノイド類の香気成分は香料、刺激剤、消炎、血流改善、
鎮静作用がありアロマセラピー、医薬品に用いられます。 粘膜を刺激することから室内汚染空気汚染ガイドラインで規制の対象とされ テルペン類0.03mg/m3の総揮発性有機化合物(TVOC)が WHO(世界保健機構)によりガイドラインが定められています。 テルペン類で木の香りの元になっているピネン、リモネンは多量に発生すると粘膜を刺激することになるのです。 この香りの成分、森林の香り(フィトンチッド)も微生物、害虫を寄せ付けない為の防御です。 ヒノキでは、カンファー、αーピネン、カジノールの類が香りの主成分です。 フィトンチッドとはもともとロシア語からきていてフィトン(植物)、チッド(他の生物を殺す能力を有する)を意味し 植物から出る揮発成分は殺菌作用があるということを意味します。 厚生労働省からの意見募集より なおドイツの家屋を対象にした実地試験の経験から、TVOC(総揮発性有機化合物)の上限値を推測した。 すなわち、実地試験の平均値である300μg/m3が容易に達成可能なレベルであるので、これを超えないものとした。 またこのTVOCを異なる化学分類に割り振る場合は、次の通りとした。 脂肪族炭化水素100μg/m3、芳香族炭化水素50μg/m3、テルペン30μg/m3、ハロゲン化炭化水素30μg/m3、 エステル20μg/m3、アルデヒド/ケトン(ホルムアルデヒドを除く)20μg/m3、その他50μg/m3。 さらに個別のVOC濃度に関して、該当する化学分類の平均値の50%を超えているVOCが存在しないこと、 及び測定されたTVOC値の10%を超えるVOCが存在しないこと、とした。 これらの数値は、全て、毒性学的データから求めたものではなく、合理的に達成可能なレベルとして判断されたものである。 |
8:
匿名さん
[2009-07-09 20:50:00]
シック木材!?
木材から多量のVOC 木質建材の資料集が昨日届いていた。 この資料はシックハウスに関するデータ集で各種木材や 木質建材と言われる合板、集成材、複合フローリングなどの分析データ。 安易に木材を多様することは以前得ていた大まかな情報では 知っていたので機会があるごとにお客様には伝えていた。 しかし、公的機関における詳細なデータはこれまで公開されて いなかったので私には待ち望んでいた資料だ。 今日はこの資料の国産木材の分析結果から、 よく使われる木材だけをみてみた。 28日間経過後のデータだけでみると ホルムアルデヒドは、ツガ材がスギの約3倍の放散量。 アセトアルデヒドは、アカマツがスギ材の約3倍の放散量。 TVOC(総揮発性有機化合物)は、ヒノキが目標値の32倍。 それぞれの一番おおきな特徴だろうか。 総ヒノキ造りの家でシックハウス被害の報告は何例か聞いてはいたが、 これほどまでとは予想もしていなかった。 経過1時間以内だと暫定目標値の244倍にもなっている。 トリカブトも薬にもなれば毒にもなる。 自然素材という言葉は響きがいい。 響きがいいから言葉だけが一人歩きしてしまう。 住宅素材も食べ物と同じ。適量とバランスが大切なのだ。 そんなことを改めて考えさせる資料だった。 自然素材である木材を使用すれば健康住宅と 誰もが勘違いしてしまう。要注意である。 |
9:
匿名さん
[2009-07-09 20:52:00]
自然素材だから大丈夫!?
シックハウス問題をきっかけに「自然素材」を“売り”にする商品が多く紹介 されるようになりました。果たして「自然素材」なら大丈夫なのでしょうか。 自然素材だから大丈夫は危険!なのです。 自然素材である木材の問題 ・ホルムアルデヒドは木材からも放散する。 実は木材からもホルムアルデヒドやアセトアルデヒドが出ることを一般の方には知られていません。 従来から使用される木材の中には、「F☆☆☆☆」レベル以上にホルムアルデヒドを放散する種類の ものがたくさんあります。 ・木材から大量に放散するテルペン類 木材の香りや心の落ち着き効果にフィトンチッドがあります。 これは放散物質であるテルペン類によるものですが、実はここに誤解を生じています。 適度以内であることが重要なのです。過剰に放散されると有害性があることは日本では公にされてい ませんが、北欧ではすでに問題化しているのです。 ・テルペン類がホルムアルデヒドに変わる!? 木材から多量に放散されるテルペン類は、自然空気中のオゾンと反応しホルムアルデヒドに変わるこ ともすでに知られています。 産地や樹種、乾燥度によって放散料は変わりますが、木材の性質や分析データのないままの使用は、 やはり健康被害の原因になり得ることを知っておくべきです。 その他、分析してみると分かりますが、自然素材100%、化学物質は一切使用していない(無添加)こ とを謳っている自然系塗料や自然糊(接着剤)などの商品にもホルムアルデヒドやその他有害とされ る物質が基準値以上に放散されるケースが多いのも事実です。 |
10:
匿名さん
[2009-07-09 20:53:00]
室内の空気を汚しているのはホルムアルデヒドだけでしょうか?
いえいえ、すでに13物質について室内濃度の指針値が公表されています。 しかしこれだってほんの一部! 室内を汚染する化学物質の種類はとても多い――のです。 そこで”ダイエット”と同じに考えなくっちゃいけないわけ。 ホルムアルデヒドや指針値の公表されている化学物質だけじゃなく、 全部を足した”汚染度”も考えなくっちゃいけないのです。 これが総揮発性有機化合物(TVOC)っていう考え方です。 実際の室内がどのような化学物質に汚染されているのか、 そしてどんな化学物質に注意したら良いのか、 まずは詳細なデータを収集する作業が進められています。 しかしその間にも新しい家はどんどん建っていく…… そこでTVOC濃度=400μg/㎥以下という【指針値】が暫定的に用いられています。 |
11:
匿名さん
[2009-07-09 20:53:00]
無垢材をふんだんに使った自然素材の家は健康住宅と宣伝される……
ということは、TVOC濃度もさぞかし低いだろうって”連想”しますよね? でも実際はどうなんでしょうか。 以前、(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターが行った実験を紹介しました。 このときTVOC濃度も測定されています 実験室の内装をもう一度おさらいしておきましょう。 A室→→→床と壁をヒノキ仕上げ B室→→→床と壁をミズナラ仕上げ C室→→→床と壁をレッドパイン仕上げ D室→→→木質フローリングに壁紙仕上げ E室→→→床と壁をヒノキで仕上げていますが、壁は腰壁仕様 意外なことに、無垢材で内装を仕上げた部屋の方が高濃度なんです。 ”普通仕上げ”のD室のTVOC濃度は152μg/㎥―― 【指針値】以内にキチンと収まっています。 ところが”自然素材仕上げ”のA室は3000μg/㎥―― ナント【指針値】の7倍を超えちゃっている!!! うっそ~(゜o゜) 自然素材を使った方が”悪い”なんて信じられない! でもこれが”現実”であり、 同様の結果は実際の住宅でも確認されています。 |
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12:
匿名さん
[2009-07-09 20:53:00]
『健康住宅』というキーワードが世の中には氾濫しています。
うちの会社は健康住宅ではない、という会社もありません。それでは、世の中には不健康な住宅はないのでしょうか。 そうではないのです。単に、まだまだこの分野に関して知られていないことが多すぎるのです。だからこそ、タブーとも言えるこの分野に私たちはこだわります。 みなさんは次のような言葉だけを信じてしまうことはないでしょうか。 自然素材だから大丈夫!? シックハウス問題をきっかけに「自然素材」を“売り”にする商品が多く紹介されるようになりました。果たして「自然素材」なら大丈夫なのでしょうか。 自然素材だから大丈夫は危険!なのです。 |
13:
匿名さん
[2009-07-09 21:08:00]
国がついに認めた、新建材の犠牲者=シックハウス患者は推定約70万人ですが、
日本国内で国が認めた無垢材の健康被害はいったいぜんたい何万人いるんですか? そこをはっきりさせませんか? |
14:
匿名さん
[2009-07-09 21:08:00]
シックハウス症候群は正式に病名として国が認め、保険が適用される事になっていますね。
2009年06月15日 共同通信 化学物質過敏症を病名登録 健康保険適用されやすく 厚生労働省は15日までに、医療機関が診療報酬を請求する際の病名として、化学物質過敏症を10月1日付で登録することを決めた。 治療に健康保険が適用されやすくなり、患者にとっては朗報となる。 化学物質過敏症は、塗料や殺虫剤などに含まれる微量の化学物質が原因で頭痛や吐き気などが起きる症状。 シックハウス症候群もその一種とされる。 診療報酬明細書(レセプト)に記載できる病名は厚労省が定めるリストで決められているが、これまで化学物質過敏症は登録されていなかった。医療機関が「その他の病気」としてレセプトに記載することはできたが、リストに未登録だと、保険が適用されず治療費が全額自己負担になることが多かったという。 登録を要望していた特定非営利活動法人(NPO法人)「化学物質過敏症支援センター」の広田(ひろた)しのぶ事務局長は「これまでは自律神経失調症など別の病名を書かれることが多く、病名として認められたのは前進だ」と話している。 |
15:
匿名さん
[2009-07-09 21:09:00]
環境が引き起こす病気
シックハウス症候群 【インタビュー】 坂部 貢氏 北里研究所病院・臨床環境医学センター北里大学大学院医療系研究科教授 http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2510dir/n2510_03.htm シックハウス症候群とは,新築やリフォームした建造物に入居直後から遅くとも入居後2-3か月以内に粘膜刺激症状や頭痛などさまざまな症状が出てきた方を対象にします。 特定の居住環境から離れると症状が軽快,あるいはなくなってしまうことが特徴です。 特定の居住空間とは,一般的に多いのは新築やリフォームされた住居,新築のビルに移転した職場や,学校の新校舎などです。 それらの居住空間から主として建材・塗料などから放散される揮発性有機化合物の室内空気汚染によって起こります。 |
16:
匿名さん
[2009-07-09 21:39:00]
患者は15年前に発症した50代の女性。お住まいは築27年になる戸建て住宅です。
症状が重い場合に避難しているのが築17年の親類宅なので、 症状を誘発する化学物質の濃度は患者宅>避難先でなければ辻褄があいません。 ところが不思議なことに…… 指針値が定められていて、シックハウスの原因と騒がれている化学物質の多くは、 むしろ避難先の親類宅の濃度の方が高くなっています。 患者は隣家に撒かれた防蟻剤が発症原因だと考えていますが、 少なくとも現在ではクロルピリホスは検出されません。 患者宅の濃度が明らかに高く、症状との相関が強く疑われるのは、 2-EHをはじめ、従来あまりマークされてこなかった化学物質ばかりです。 ピネンやリモネンなど植物由来の化学物質も、症状との関係が疑われます。 ここで、無垢材で内装を仕上げた自然住宅を思い出して! ピネンとリモネンだけで凡そ2000μg/㎥にも達していました。 これは患者さん宅の、ざっと25倍の濃度になる―― こんな家に過敏な方が住んだら、 とてもじゃないけど耐えられないってことがわかるでしょ? 化学物質過敏症の方に、自然住宅は辛い――のです http://fptsukioka555.blog86.fc2.com/blog-entry-135.html |
17:
匿名さん
[2009-07-09 21:40:00]
>それらの居住空間から主として建材・塗料などから放散される揮発性有機化合物
>の室内空気汚染によって起こります。 揮発性有機化合物って、テルペン類ですね。 |
18:
匿名さん
[2009-07-09 21:43:00]
シックハウス訴訟には二つのタイプがある
①健康被害が発生している場合 ②健康被害は発生していないが、「健康住宅」をセールスポイントに販売活動したにもか かわらず、空気汚染を生じるような建材を使用していたことが判明し、債務不履行責任が問われる場合 「シックハウス対策をやります」「健康住宅をつくります」「アトピーが治ります」「化学物質ゼロの家です」などの広告をうたって、シックハウスとなった場合には施工者は債務不履行責任を問われることになります。 大手ハウスメーカーでは今このような広告はしないそうです。 |
19:
匿名さん
[2009-07-09 21:44:00]
■目標値の5倍の化学物質を検出
-------------------------------------------------------------------------------- 仮設校舎で授業を行っている宮城県第二女子高校で生徒らが頭痛などのシックハウス症候群の症状を訴えた 問題で調査の結果、仮設校舎の一部から目標値の5倍の化学物質が検出されました。 この問題は、仙台市太白区の宮城二女高の仮設校舎で、生徒3人と教諭1人の合わせて4人がシックハウス 症候群と診断されたものです。 これを受け県教育委員会では仮設校舎の9か所で化学物質の濃度を測定したところ、このうち音楽室で目標値 の5倍の化学物質が検出されました。 測定値が高かった2種類の化学物質は、いずれも樹木などに含まれる自然由来のもので、県教委では仮設校舎 に使われた木材から拡散したとみています。 県教委では、現在どの木材から化学物質が拡散しているか調べており今後、対策を検討することにしています |
20:
匿名さん
[2009-07-09 21:49:00]
>測定値が高かった2種類の化学物質は仮設校舎に使われた木材から拡散したとみています。
やはり新建材は危険なんじゃないですか! |
21:
匿名さん
[2009-07-09 22:00:00]
>>測定値が高かった2種類の化学物質は、いずれも樹木などに含まれる自然由来のもので
テルペン類だね。ヤバ。 ピネンとリモネンだろうね。 |
木材に含まれている「木の香り」のもとのα-ピネンとリモネンが国の室内空気汚染ガイ
ドライン等の中で、他の化学物質と同様に規制の対象にされる可能性が強いのですが、
何故でしょうか。
回答
ピネンやリモネンは、化学物質分類では、テルペン類に分類されます。以前、世界保健機関(WHO)の専門家委員会のメンバーだったザイフェルト博士が、総揮発性有機化合物(TVOC)のガイドラインを作成していますが、テルペン類には0.03mg/立方メートルのガイドラインが提示されています。
今後、厚生労働省が策定するピネンやリモネンの室内濃度指針値は、動物実験や労働現場の疫学調査結果から閾値を確認または推定し、作成されます。厚生労働省は、平成10年度に行った室内空気中の揮発性有機化合物実態調査結果や、世界保健機関(WHO)がすでに作成しているガイドラインをもとに、影響の高いと思われる化学物質から順次室内濃度指針値を策定しています。
最終的には、約50種類の化学物質に対して、室内濃度指針値が策定される予定なっています。その中に、実態調査で高い濃度が検出された、ピネンやリモネンが含まれるのは妥当な考えです。実態調査結果では、高い濃度の順で、パラジクロロベンゼン(第1位)、トルエン、ピネン、リモネン、m,p-キシレン(第5位)の順です。