木造住宅について
200:
e戸建てファンさん
[2009-08-30 18:48:20]
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201:
匿名はん
[2009-08-30 21:53:41]
>>200 e戸建てファンさん
196です。 ご返答ありがとうございます。 充填断熱と正確に書き込まれている点から既に相当この分野について勉強をされている方とお見受けしました。 棟に換気扇を設置する面での課題(機器選定と点検を含む信頼性)はまさにご指摘のとおりです。 棟に換気孔を設けることの最大の障害は雨漏りです。集中豪雨対策に加え台風通過時の横なぶりの風雨による雨水の侵入を防ぐ機構は必須条件です。 棟換気孔に専用カバーを組み合わせた商品がいくつかあるようですが、拙宅に採用したものは換気孔の上部ではなく直下に専用換気扇を組み合わせた棟換気システム商品「エアスルー」(発売元:司コーポレーション)です。 この専用カバーの内部には風雨をカットする機構を組み込んでいます。実際台風の通過した直後に雨水の侵入がないかを一度確認しましたが全く問題はありませんでした。 次に機器の信頼性と保守点検(修理交換を含む)についてですが、これは採用した工務店に細かく確認しました。 前に記載しましたとおり「エアスルーシステム」も(1970年台にフクビが最初に開発したエアサイクルシステムから分派したシステムのひとつで、棟換気孔カバーは30年近くの実績をもった商品をベースに設計されていると聞きました。よってこの部材の信頼性は高いと判断しました。 問題は棟換気孔直下に設置する専用換気扇です。こちらは拙宅で採用した時点ではまだ発売されて4年程度と実績の浅い部品と聞いていましたので耐久性については未知数であると判断しました。 そこで万一の故障時の交換と定期保守点検を可能にするため、換気扇はあえて小屋裏に露出させ当初張る予定であった天井を設計から外しました。工務店の設計では小さな点検口を天井に設けるものでしたが、換気扇本体がかなり長い形状をしているので故障時の修理交換は天井を壊さなければできないことがわかり変更しました。 文字だけではうまく設置状況を説明し切れませんので、もしも興味がおありでしたら実際の小屋裏の様子を撮影した写真を別途添付いたします。 壁体内の結露防止と断熱との関係についてですが、拙宅の場合は充填断熱(柱間にボード断熱材を嵌めこみウレタンフォームで隙間を塞ぐ)ですが、施工時の気密を高めることが断熱性能を高め壁内部の温度差を防ぎ結露を防ぐポイントになると考えています。よって断熱をとる場所(柱の外側か間か)ではなく如何に丁寧に隙間を塞ぎ断熱性能を高めることができるかが一番大切ではないかと思います。 ただこの分野については私はズブの素人ですのであくまで私見にすぎません。 専門家の方のご意見を是非ごきょうじ戴きたいと思います。 |
202:
e戸建てファンさん
[2009-08-31 21:23:14]
>201 匿名はんさん
いつも丁寧なご回答ありがとうございます。 大変参考になります。 棟換気はやはり、実績ですね。 風雨をカットするカバーの機構は、一般のファンメーカではなかなか、まねできないものだと推測されます。 司コーポレーションのホームページを拝見しました。結構な風量が必要なため、確かに長そうですね。 信頼性の問題ですが、棟の排気部に風量計を設置しておけば(配線が必要ですが)、常に監視できるかもしれませんね。 >施工時の気密を高めることが断熱性能を高め壁内部の温度差を防ぎ結露を防ぐポイントになると考えています。よって断熱をとる場所(柱の外側か間か)ではなく如何に丁寧に隙間を塞ぎ断熱性能を高めることができるかが一番大切ではないかと思います。 確かにその通りですね、施工中の現場を見ないと確認できないものとは思いますが、その点についてはよく知っていらっしゃいますね。確かに断熱をとる場所は関係ないかもしれませんね。というか、コスト高なのであれば、あえて、木造で外断熱にする必要はないというのが私の見解です。 |
203:
匿名はん
[2009-09-01 01:39:36]
>>202 e戸建てファンさん
201です。 ご丁寧にありがとうございます。 >信頼性の問題ですが、棟の排気部に風量計を設置しておけば(配線が必要ですが)、常に監視できるかもしれませんね。 実は私も「壁の中を通り抜ける実際の風の動きが目に見える工夫は何かないものか?壁の小窓から超軽量の風車でも回っているのが見えたらそれだけで楽しめるのに」とひそかに子供じみたことを考えていました。 しかし自作する知恵も技量もなかったのでそのままになっています。風量計があったらとてもいいと思います。 実際に棟換気扇の近くで動いているのを見ると、見た目の大きさほどの排気の勢いを感じません。 もっと風の勢いがあった方が気分がいいように思うのですが、耐久性と経済性を考慮して出力を抑えているのでしょうか。 ただ夏場はやはり小屋裏に熱が下から上昇し集まってくるのが体感できますので、最上部で熱気や湿気を排出できることの利点は大きいと思います。 現在小屋裏は点検用の通路部分を残してキャンプ用品等の収納のためのスペースとして大いに活用しています。 充填断熱の場合は大工さん自身が気密の重要性をきちんと理解して手をかけて丁寧に隙間を塞ぐ必要があるので、 大工さんによって仕上がりの差が気密測定の結果に表れてしまうようです。 その点で外断熱は塞ぐ箇所が少なくて済むので施工面で若干有利なような気がします。でも価格が高いですね。 また木造の欠点として構造材自体が湿度変化に応じてわずかに伸縮するので、厳密にいえば木造軸組みで完璧に気密を取るのは難しいのではないかと思っています。 いづれにしても壁の中でわずかな目につかないくらいの結露を起こすことは十分考えられるので、壁内部の空気を積極的に動かして排出することで壁の内部を乾燥状態へ導くことは家を長持ちさせるためにはいいことだと考えます。 |
204:
匿名さん
[2009-10-25 16:12:30]
やっぱり、木造がほっとしますね。
木に包まれた空間はとても快適ですよ。 |
205:
e戸建てファンさん
[2009-10-26 21:17:15]
良くも悪くも木造住宅でも、柱が見えない大壁工法ばかりであり、木といえばフローリングぐらい。
木に包まれた空間というのはなかなか身近ではなくなってきましたね。 内装だけ見た限りでは、それが木造か鉄筋か鉄骨かなんてわからないのが通常になってきました。 私も将来的には、無垢の家などに住みたいとおもっっておりますが、メンテナンスが心配。 どんなものでも経年劣化(たわみなど)発生しますから、その辺について中立的に面倒見てくれる、 信頼のおける機関がほしいですね。70超えて年取ったら、自分じゃ難しいですものね。 企業の寿命なんて、所詮50年ぐらいがいいとこですし。 |
206:
無垢
[2009-10-26 22:11:19]
なら売りに住めばいいじゃん。
壊れても使い捨てにすりゃいいだろ |
207:
匿名さん
[2010-02-11 01:53:48]
ちゃんとした木材を使って建てれば100年は軽く持ちこたえるらしいね。
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208:
物件比較中さん
[2010-02-11 23:27:57]
自分は木造にするのですが
数十年後まで高気密高断熱ままでとは思えないので 換気性の高い工法でいこうかと思っています。 今の家は古民家なので壁と柱の間から光が漏れるくらいなので 普通の方に比べると高気密高断熱に興味がないというのが本音ですが・・・ |
209:
匿名さん
[2010-02-12 05:38:15]
そうですねえ
高気密高断熱が持てはやされ、30年程度でのスクラップビルドが一般化してしまった 日本で、突如として言われ出した100年住宅だの200年住宅。 こんなものどう考えたって、成立するとは思えませんね。 実際に100単位の耐久性まで考えてる建物なんて、高層ビルとか社寺建築しか 無いのではないかと思います。 そもそもベニヤ板とか合板を使っても長期に家を維持するのは、ほぼ不可能でしょう 高い断熱性を維持する為に気密を取る、断熱からの結露で躯体の痛みを避ける為に気密を取る しかしその気密を取る為の様々なモノ達は、発泡樹脂だのシートだのテープだの それこそ何年機能を維持してくれるのか・・・ その本来の機能が失われた時から、なし崩しに躯体の劣化も進行するのは明らか。 日本古来から設計思想の一点をとっても、軒が深ければ壁は滅多に雨に濡れない 壁が濡れないのなら、壁の耐水性は重要でない。通気性を重視すればいいのだ。 壁材そのもので通気性を確保すれば、その劣化も遅く躯体の耐久性はそれだけ長期化する。 妙なケミカル素材に頼るより、その構造で性能維持を図るのが 長期的視野で見れば当たり前のこと。 しかしまだ、退化しきった日本の住宅が目覚めるのは先の話であろう・・・ |
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210:
ビギナーさん
[2010-02-13 02:18:25]
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211:
匿名さん
[2010-02-13 02:52:27]
↑
知ったようなことを言うな!何も知らんくせに。 アホか! |
212:
匿名さん
[2010-02-13 03:57:59]
誤解されているようですが、
高気密高断熱の方が躯体は長持ちするのですよ。 日本の家の寿命が短い理由は、木造なのにもかかわらず、 きちんと気密や断熱に配慮してないからというのは 世界的な常識だと思うのですが。 中途半端な気密や断熱が壁内結露や建材の劣化を招き、 家の寿命を著しく短くしています。 樹脂サッシよりアルミサッシが圧倒的に多い日本では、石油ストーブや ファンヒーターが吐き出す大量の水蒸気による結露につながり、 それが壁内に入って木を腐らせ、カビを発生させていることは珍しくありません。 高度経済成長期以前の昔ながらの風通しが良過ぎる家であれば 木材は長持ちはするかもしれませんが、中に住む人は快適とはいえませんし、 今となっては、アメリカカンザイシロアリには無防備ですので、 長持ちするとは思えません。 現時点では欧米に習ってACQ加圧注入加工の木材と断熱材を使って 木の腐りと食害を予防するしか手はありません。 |
213:
匿名さん
[2010-02-13 06:14:55]
>>212
貴方が誤解されているのですよ 高気密高断熱、これは確かに人の為、建物の為なのですが 果たしてその初期性能が一体何時まで維持出来るのか? そこを忘れてはいませんか? もちろん20年、30年程度の期間であれば、それ相応に維持出来るのかもしれません そしてその程度の寿命で十分(これは今までの住宅と大差無い考え方ですが) そう思うのであれば、確かにより快適な住まいであると言えるでしょう。 日本の住宅業界の過ちは、時代の流れで長期耐久性の住宅を宣伝・標榜しながら 明らかに長期に渡って性能など維持出来るべくもない、構造と素材を採用している事です これは今までの短寿命住宅の欠点を、小手先で往なしている程度に過ぎません。 今現在の施工からも、ルーフィングがあるから屋根材から雨漏りしても大丈夫 防水シートがあるから外壁から雨漏りしても大丈夫なんだと考える向きがありますが 本来は漏らない様に、雨がかからない様に作って行く事が大切なのです。 気密断熱もしかりで、なんたらシートだのテープだのに家の寿命を託す考えに 長期的に見れば、根本からの間違いがあります。これらは結局小手先の対処両方に過ぎません。 薬剤によるシロアリ対策や腐朽対策ですが、これこそ小手先の手段である事は 皆さんご存知の事でしょう。 シロアリ対策は全くもって十分ではありません、絶対的に技術的な進歩が必要です つまり一般的木造で100年住宅など、とても標榜してはいけないレベルなのです。 それなのに適当に流行っているからと、謳ってみたりする日本の住宅会社 「100年住宅を目標に日夜研究しています」これなら良いのです 最初から出来もしないものをあたかに謳う事が、非常に悪質極まりないと思うのです。 その結果、結局技術的努力も無く、名前だけ高耐久住宅のスクラップビルドが繰り返されます。 |
214:
通りすがり
[2010-02-13 08:12:06]
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215:
匿名さん
[2010-02-13 09:38:44]
212=一条信者
こんなとこでも宣伝活動。気持ちわる。 |
216:
エアスルー
[2010-02-13 09:39:37]
ここはみなさん、冷静かつレベルの高い有意義な議論がなされていて、読んでいて大変勉強になります。
わたしは木造の家を壁体内2重通気工法の設計で尚且つ使用木部材料を新建材なしで建てて既に3年になるのですが、 実際に生活してみての観察では、同じ木材樹種でも環境によっては劣化の度合いが激しく違うのが木材の特徴であると感じます。 特に木材は水分の影響を受けやすく、家の中では水回りが劣化し易いと感じます。 具体的に劣化し易い場所は、キッチン流しの足元の無垢床、次いでユニットバス入口周りの無垢床のつなぎ部分、洗面所前の無垢床、トイレの無垢床の順です。 環境が悪いと水気で色合いが黒ずんでしまいカビも生えます。もちろん掃除していますがバスの入口は毎日水がしみるのでなかなか厳しいです。 では、木材を水回りに使用したら全く駄目なのか?と言えば、必ずしもそうでもないように感じます。 換気を怠らず、なるべく木材の周りの空気を入れ替えるようにして、あるいは機械を使って常時換気して木部に触れる空気を動かせば水分の影響を抑えられると思います。 樹種の選定も重要です。 最も湿度の影響を受けやすい脱衣場の壁は全面無垢の青森ヒバを貼りましたが、抗菌作用が強い樹種なのでカビ臭さがありません(過去に生活してきた家のビニルクロス貼りの脱衣場はいつもカビ臭かった)。 ヒノキやサワラという木も比較的水に強いようですが、樹種を適材適所で選定して使い、尚且つ通気換気を徹底すれば、木造家屋は長持ちするように思われます。 また、現代の木造住宅では壁の中(外壁材と内壁材との空間)に断熱材を仕込むので多くは大壁構造となります。 外から見えない壁の中の水分も構造材に影響を与えます。 わたしの家の小屋裏はかがんで入れる形状のロフトで気密を取った部屋になっており、通気層の最上部に位置していて棟に設置した4基の換気扇で壁に部の空気を全部外に排出(第3種換気)しています。 完成した最初の夏場は基礎コンクリートから立ちのぼる水蒸気が小屋裏に集まってきたために眼鏡が曇りました。 これらの水分は一般の高気密住宅ではどう逃がしているのでしょうか? よく夏場の逆転結露で気密シートで遮られた大量の水分が逃げ場を失って壁の内部にたまって木部を劣化させると言う話を聞きましたが、ああ、このことなんだな、と思いました。 この水分は夏場に換気扇で逃がしてあげる必要があると思います。 気密一辺倒も確かに快適で良いとは思いますが、木の性質を度外視しすぎてしまうと、家の寿命が短くなってしまうと感じます。 |
217:
匿名さん
[2010-02-14 10:49:05]
一条見てきた。
日本間の柱は、東濃ヒノキ役物で、本物。 床は、無垢じゃない。 もう一皮向けないといけない。 |
218:
ビギナーさん
[2010-02-14 18:37:04]
でも床材は指定すればどーにでも変更できるでしょ。
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219:
匿名さん
[2010-02-14 20:10:41]
柱は檜や杉より欅がいいよ、最高なのは栗
床を無垢にするなら1寸位の厚みの板を使うのが良いよ。 |
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>壁内部の夏場の逆転結露を防ぐには棟の最上部から換気扇で強制的に排気させるのが効果的だと言っていました。
というのは私も納得がいきます。
但し、排気側のファンは高温にさらされ、かつ必要雨量もそれなりに大きいと思いますので、
選定と機器の信頼性(故障時の発見方法など)が難しいと思っています。
それについて、確かな答えをお持ちでしたら、教えてください。
また、結露の問題と断熱の問題は切り離しして考えることはできないと思います。充填断熱と外断熱で対策方法は違うと思いますが、基本的に、夏の壁体内結露の問題は、、棟換気によって解決できたとしても、その際、壁の断熱は確保されているのかということです。充填断熱、外断熱に分けて考えるとどのようになるのでしょうか?
ご見解をお持ちの方がおられたら教えてください。