耐震診断して耐震補強する場合の目標値、Is0.6とは、震度6強の地震が来ても
ぺちゃんこに押しつぶされる壊れ方はしないというだけで、大地震によって
修理不可能な痛み方をする可能性もあるそうです。
それは、現在販売されている耐震マンションも同じだそうで、建築に対する
耐震強度とはその程度のものだそうで、震度6強でも軽微な被害ですむのは
4階までの壁の多いRC低層マンションと免震建物ぐらいだそうです。
その程度にしか強くならないのであれば、耐震補強って意味無いように
思えませんか?
[スレ作成日時]2012-03-18 08:41:38
耐震補強は意味がないか?
No.1 |
by 匿名 2012-03-18 09:34:57
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ぺしゃんこに押しつぶされる壊れ方をしないというのは大きな意味があると思いますが…
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No.2 |
耐震の意味を、とのように受け取るかと言う点で、1さんのレスに同意です。 耐震設計とは、設定内の大地震で建物が壊れても出来る限り人命を奪わないよう、破壊されないで避難する時間稼ぎが出来るように願った設計だと理解してもらえば良いと思います。 大地震が起これば修復不可能な状態になっても仕方のないことです。 また、大地震でなくても、大き目の地震が何度も繰り返し起こっていれば、建物にはボディーブローのようなダメージが蓄積されますので、大地震でなくても何回目かの大き目の地震で、修復不可能な状態になるかも知れませんよ。 これは、耐震設計の範疇ではなく、設計士の想像による建物への配慮としての部分ですので、建物によって極端な差が出ます。 どんな地震にも耐えて住み続けられると言う建物を作ろうと思えば作れるのでしょうが、地盤の状態にもよりますが、建物規模や建設コストには、大きな無駄が出るのです。 また、自動車は衝突したら、乗員の命を守るために、壊れて衝撃を吸収したり別の方向に逃がすよう考えて作られています。 建物にも同じ様な部分がありますが、自動車のようにコストは度外視するのなら壊れた部分をそっくり交換すれば、元の形には戻せますが、マンションのような建物ではそうは行きません。 理論上は可能でも、それを実行する道具やスペースがないからです。 耐震設計と言うものの内容を知らずに営業が適当な自分の想像を話すことが多いので、間違った内容が広まっているのも事実ですね。 |
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No.3 |
マンションのモデルルームを見に行った時、耐震性については
「人命を損なうような壊れ方はしません」 という説明の仕方をされました。 地震保険についても 「買い替えの補償ではなく、あくまでも生活再建のつなぎ程度の補償です」 と言われ、地震の災害に関しては「運」だな、と悟りました。 |
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No.4 |
確かに「運」ですね。
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No.5 |
生きるか死ぬかですから十分意味があると思います。
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No.6 |
震度6でペチャンコはまずいですね。マンションなのですからせめて震度7強くらいは耐えてほしいです。
いまのマンションは壁や柱に亀裂くらいは入っても7くらいの震度には耐えられると言われますが? |
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No.8 | ||
No.9 |
ゴジラによる津波と破壊から言うと、地震とどんな違うが有るのでしょう?
ゴジラ被害と地震被害はかなり違いますか? |
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No.10 |
>>9
ゴジラ上陸による波は、津波ではなく高波に分類されます。 津波に比べてエネルギが小さいと思います。 ゴジラによる被害は、建物を設計する上でまったく想定していない 荷重状態になるため、もたれかかっただけでも大きな被害になりそうです。 エネルギ自体は、地震の方が大きいのですが、局所的な外力を受けてしまうという点で ゴジラによる被害の方が大きくなると思います。 ちなみに、40m×40mの平面で50階建マンションの重量が約10万t。 ゴジラの設定が6万tで、ゴジラの全体重をかけたとしてベースシア換算で0.6です。 超高層でこの水平力に耐えるのは難しいと思います。 >>5 >生きるか死ぬかですから十分意味があると思います。 そう思っていただけると、設計者としてありがたいです。 |
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No.11 |
補強って、古い小・中学校みたいにバッテン型の柱を入れたりするんですか?
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No.12 |
>>11
バッテンの筋交いだけではなく、外付けRCフレームや、耐震壁の増し打ち、 柱を炭素繊維シートで巻きつけたりするなど、さまざまな工法があります。 マンションだと、バッテン筋交いを入れてしまうと開口がふさがってしまうので、 別の工法を使う方がいいかもしれません。 いずれにせよ、費用や求める安全性、既存建物の構造特性を鑑みて より良い工法を選択する必要があります。 |
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No.13 |
ゴジラが襲来すると、放射線量も急増です。
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No.14 |
>>12
そこまで耐震補強するとなると費用もかなりかかりますよね。 地元の県立高校などは建て替える予算もないのか40年以上経過した校舎をバッテンだらけにしてます。 区分所有でも補強のほうが安く済むって感じで持ちこたえようとするものですか? |
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No.15 |
>12
それら全て、分譲マンションには不適当です。 外付けRCフレームは、一戸建てには有効ですが、建物が大きなマンションでは焼け石に水です。 耐震壁の増し打ちは、占有面積を狭めるだけでなく、専有部分の内装を撤去して行うため、全世帯が快諾したとしても高額な費用が掛かりますし、高い建物の場合、建物の総重量が増えるので、建物の耐久性が短くなるなど他の危険が出てしまいます。 柱を炭素繊維シートで巻きつけたりするのも、柱全周をくるむ必要があるのですが、ほとんどが柱壁構造のマンションですので、柱だけを補強出来るものはまずありませんし、前述同様、専有部分の問題があります。 |
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No.16 |
>15
外付けフレームは、5階建て程度なら有効では? http://www.araigumi.co.jp/profile/topics/2010/100420_takatoridai.html マンションの場合、2階以上の住戸については梁間方向に戸境壁があるので 強度は満足していることが多いのではないでしょうか。 1階の共用部分で大きく不足する場合が多いので、そこで耐震壁の増し打ちなり増設なりすれば 各専有部にそんなに負担をかけないで補強できる気がします。 炭素繊維シートについては、おっしゃるとおりですね。 巻きたて方を工夫すれば何とかならないこともありませんが、いずれにせよ占有部に引っかかります。 これらすべてが分譲マンションに不適であるならば、基本的に躯体に触ることが出来ないので 地下でゴソゴソやる免震化しか手がないのでは?非常に高額になってしまいますが。 |
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No.17 |
4階以下ぐらいでないと危ないか?
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No.18 |
建物補強をしても震度や地震のタイプ、はたまた津波などの違いにより、有効な補強になるのかどうか全く未知数のものに金を使うより、室内の一部屋を強化するほうが現実的だと思います。
建物が倒壊しても、その一部屋だけは変形しても人が生存できる空間が確保できるなら、大震災が起こった時に室内に居て逃げ出せない場合、なんとかその部屋に行けば命だけは守れる可能性が高いのです。 |
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No.19 |
10階建て分譲マンションで1階の両端が柱のみ、1階中央部分に2世帯とエントランスなどがあるのですが、上の階では、小さな地震でもよく揺れる上に揺れの収まりが遅いそうです。1階の両端を耐震補強をするとすれば、どの様な方法がいいのでしょうか?総世帯数は、38でRC構造です。
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No.20 |
14階ぐらいが最も揺れるような気がする。柱も5階建物よりかなり太くないしタワーのように耐震基準が厳しくない。大震災で倒壊しないか心配です。1階建物と3階建物でも破壊力がかなり違う。耐震等級1の物件はかなり危ないように思える。
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No.21 |
>>18
>建物補強をしても震度や地震のタイプ、はたまた津波などの違いにより、有効な補強になるのか >どうか全く未知数のものに金を使うより、室内の一部屋を強化するほうが現実的だと思います。 中低層のRC構造物の耐震補強自体は、揺れの特性関係なくとにかく強度を上げましょうという目的です。 無いよりは、あったほうがかなり良いものです。 >建物が倒壊しても、その一部屋だけは変形しても人が生存できる空間が確保できるなら、大震災が起こった時に室内に居て逃げ出せない場合、なんとかその部屋に行けば命だけは守れる可能性が高いのです。 そう思います。特に木造戸建だと、こちらの方がリーズナブルで良いと思います。 ただし、RC系のマンションはとにかく重量が重いことから室内側だけで安全性を確保するためには 鉄骨のシェルターを入れるなりして大変な工事が必要になります。 それよりは、建物外側だけで何とか補強したほうが良いのではと思います。 >14 14階建て耐震と、5階建耐震では構造設計の考え方が違うので、一概に柱寸法だけで判断することはできません。 超高層は確かにややこしい計算をして、中低層は簡易な計算で行っていますが、これをもって即中低層が 危険であるとはいえません。これも構造設計思想の違いというだけで、概ねの性能としては 似たようなものになっていると思います。 |
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No.22 |
>21
RC造だからこそ、1階でも有効で安価な個別で対応できる補強があるのです。 かえって高層階のほうが倒壊したときに、高いほど大きくなる加速度で地面に衝突した時には相当な力が加わりますが、1階の場合、上にのしかかるタイプの荷重ですし、地面と言う強固で変形しずらく倒壊しない強い味方があります。 建物で一番頑丈な柱もあります。 地面と巨大な建物全体を支えている基礎から直接出ている柱の一番強い部分がありますので、これらを利用するのです。 文章では上手く説明できませんが、ダンボールとかハニカムとかピラミッドと同じように一部屋を補強するだけです。 それも、部屋全体ではなく、四隅全部でなくていいのです。 |
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No.23 |
>>22
具体的にどのような工法でしょうか? 例えば一部屋が10m2として、7階建RCだとすると、崩壊に伴って上の層から部屋を守ろうとすると 100tクラスの荷重に耐えなければなりません。 鉄骨の牢屋みたいなやつなら実現可能ですが・・・・・。 ついでに、1階の柱が一番頑丈とのことですが、この手の地震荷重に対する強度は 個々の部材に発生する力によって決めているため、絶対的には断面が大きくても 相対的に断面が不足することがあります。 ですので、1階の柱が一番上部というのも迷信に近いと思います。 |
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No.24 |
>23
1階の柱が一番丈夫でないと、上の荷重には耐えられません。 だから、どんな建物であっても、一番下の柱が一番丈夫に出来ているのです。 上階になるほど、荷重に耐える必要がなくなるのは当然のことなので、上階に丈夫な柱を作りわざわざ荷重を無駄に増やし、建築コストを上げるようなことをすることはしません。 10㎡つまり6畳大くらいの部屋だとすると、2階以上にある一部屋分の荷重は、スラブだけで6トンくらいですし、梁や柱などが絡んでいる側だとすると、2階の一部屋だけでも15トンくらいでしょうから7階建てだとすると6階分の約100トンが真上にあることになりますが、倒壊する場合、真上から真下に落ちることはありません。 建物の途中から折れて倒れるように崩れていくのが普通です。 しかも、コンクリートが割れて崩れながら鉄筋が曲げられながら崩れますので、1階に上階の荷重はかからず、倒れた地面に向かうのです。 木造の戸建が実験で倒壊する映像がありますが、RC造があのような壊れかたはしません。 阪神大震災で幾つかの建物が倒壊しましたが、それをみても明らかです。 今は地震力に対して、各々の部分で決めるような設計はしませんよ。 建物全体で解析するのです。 |
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No.25 |
>>24
http://biomassr.com/sub15.html 阪神大震災では、いっぱい層崩壊しています。 確かに、1階の柱が圧壊して道路にこけた建物もありますが、層崩壊も多かったです。 この場合、該当階にはそれより上の荷重がそのままかかると考えても問題なさそうな気がしますが・・・・。 >今は地震力に対して、各々の部分で決めるような設計はしませんよ。 >建物全体で解析するのです。 今も昔も変わらず建物全体で解析して、個々の部材の応力に応じて断面を決めています。 |
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No.26 |
昔の構造計算では、柱や梁単体での地震力解析もありましたよ。
なぜなら、昔は手計算でして、全体で計算できるような計算機(コンピューター)がなかったからです。 建物が崩れますと、真下に崩れているようにみえたとしても、上階の柱や梁、スラブなどが斜めになり力を他に分散することのほうが多いのです。 運悪く、全てが真下に集中するという、達磨落としのような崩れ方はしません。 実際に建物を崩した実験を行い解析をしたことがあるのなら理解できるのですが、知らない場合、理解するのは難しいでしょう。 |
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No.27 |
このスレには専門家が多い様なので失礼します。
コンクリートの圧縮力と引っ張りに対するたわみとは関連するのでしょうか? 柱としてのコンクリートの圧縮力に関しては、東北地方太平洋沖地震で東北新幹線の大径の単柱式橋脚がかぶりコンクリートが剥がれ、主筋内部のコンクリートもやや破壊されたため、主筋がはらみだし段て落としになった被災をしていたようです(ラーメン連続高架橋の柱の剪断破壊は別として。) http://www.jreast.co.jp/pdf/restore.pdf しかも郡山駅の高架橋柱が被りコンクリートが剥がれ主筋内部のコンクリートがやや破壊され主筋が曲がっている。 これらの画像を見るとM9.0が如何にも想像を絶する巨大なものか? と思ってしまいます。 |
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No.28 |
コンクリートとは、骨材を固めただけのものですので、圧縮にしか強度を発揮しないと考えていいのです。
引っ張りに対しての強さは僅かで、たわみと言うのは、おそらく曲げのことだと思うのですが、曲げに対しての強さも持ち合わせていません。 引っ張りや曲げに対して強さを発揮するのは鉄筋や鉄骨です。 鉄筋コンクリートの柱などは、柱内部に鉄筋を効果的に配筋し、コンクリートは被り厚さで鉄筋が錆びないように保護すると共に、鉄筋には持ち合わせない圧縮強度を提供します。 鉄筋は配筋の最外周に細い鉄筋で、コンクリートが割れ難いように、また、コンクリートが割れても崩れ難いように、鉄筋の外周を蒔くように細い鉄筋を巻いています。 これにより、コンクリートが崩れても鉄筋が膨れて内部のコンクリートが外に出ないようにし、脆くなっても崩れ難いようにしています。 砂場のさらさらの砂を、両手で包み込むようにすれば、砂が外にこぼれませんが、指を開くとそこから砂がこぼれていくのと同じ理屈です。 地震の怖さは、マグニチュードより、震源地から距離と揺れ方と揺れる時間のほうが密接です。 阪神大震災はマグニチュード7.3で東日本大震災はマグニチュード9.0と言われていますので、地震のエネルギーとして比べますと東日本大震災は阪神大震災の500倍以上のエネルギーの地震です。 しかし、阪神大震災は直下型の断層地震で、東日本大震災はプレート型の広範囲にわたる連動地震です。 更に、東日本大震災では、日本地図を書き換えないといけないくらい、土地が東へ引っ張られ沈下しました。 阪神大震災はピンヒールで踏まれた感じ、東日本大震災は人がぶつかってきたような感じと考えて下さい。 |
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No.30 |
先週、テレビ番組にて柱にチューブバンドみたいな伸びる布を巻き付けて耐震補強をしてました。コストは、安く済むらしいですが、1階がピロティのマンションには向いているのでしょうか?
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No.31 |
伸びる布ってSRFですか?
伸びると言うほど伸びるわけではないですが。 向いているかいないかと言えば向いていますが、1階全てがピロティというわけでもないでしょうし、耐震補強も1階部分だけで終わらない場合が多いですよ。 |
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No.32 |
これはまた古いスレを引っ張り出しましたね。
しかも、質問しても意味の無い事がわかり切った事を書くのは、レスしたくて我慢できない依存症か、妄想性障害かも知れません。 ご自愛下さい。 |