千葉県の建築設計事務所が建築確認の際に必要な構造計算書を偽造し、東京、千葉、神奈川の3都県で偽造書類に基づいて建てられたマンションなどが14棟あることが17日、国土交通省などの調べで分かった。国交省が点検を終えた2棟は震度5強の揺れで倒壊の恐れがあることが判明。マンションの所有者らへの連絡を開始し、設計事務所を警視庁に刑事告発する方針を決めた。
国交省によると、書類を偽造したとされるのは千葉県市川市の姉歯建築設計事務所。所属する男性設計士(48)は偽造をほぼ認めており、「コスト削減のプレッシャーがあった」などと話しているという。
国交省が偽造を確認したのは2003年2月以降に建設許可の出たマンション20棟とホテル1棟。このうち4棟は工事中、3棟は未着工だった。完成済みのマンションは世帯向けが7棟(236戸)、単身・小世帯向けが6棟(235戸)だった。
既に国交省が点検を終えた川崎市と船橋市のマンションは、いずれも震度5強の揺れで倒壊の恐れがあると判明した。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20051117AT1G1702H17112005.html
[スレ作成日時]2005-11-17 21:40:00
姉歯建築設計事務所が21棟の書類偽造・2棟は「震度5強で倒壊の恐れ」
102:
匿名さん
[2008-10-21 08:45:00]
|
強度不足が発覚したマンションの住民が建て替えなどを余儀なくされた問題で、住民が初めて国を訴えました。
この問題は、確認検査機関や自治体が偽装を見抜けないまま耐震強度が不足した建物が完成し、マンションの住民が建て替えなどを余儀なくされたものです。
6日午後、東京・世田谷区と川崎市のマンションに住んでいた住民57人が、国や自治体、確認検査機関などを相手取り、総額10億4500万円の損害賠償を求める訴訟を起こしました。
耐震偽装被害弁護団は提訴後の会見で、「国には確認検査機関を十分に監督していなかった責任がある」などと主張しました。
弁護団によりますと、住民が国に損害賠償を求める訴訟を起こしたのは初めてだということです。