こちらは変動金利は怖くない??のその39です。
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テンプレはレス1にあります。
[スレ作成日時]2011-12-19 09:48:46
注文住宅のオンライン相談
変動金利は怖くない?? その39
898:
匿名さん
[2012-01-08 15:15:03]
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
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世界中の中央銀行は1度の金利調整で0.25づつ上げ下げしています。金利の変更は経済に与える影響がとても大きいので通常は少しづつ動かして影響を見極めながら総裁を中心とした審議員が議論を交わして決定するのです。それが日本の場合、金融政策決定会合といいます。日銀は日本経済が持続的に経済成長を遂げる為に物価や企業業績、個人消費、設備投資など、いろいろな指標を点検しながら政策を決定していき、市場にメッセージを発信します。
ちなみに2006年、当時ゼロ金利だった日本は世界的な土地バブルを背景に日本の景気も回復しだした事もありゼロ金利解除を行いました。(0.25)しかし、その後物価が0.1程度のギリギリプラス圏になったものの、個人消費が伸びず(所得が上がらず)2度目の利上げは2007年に持ち越されました。この頃になると大手を中心に定昇UPや賞与UPなどが新聞に載るようになって来ていました。
しかしその後世界的なバブル崩壊と共に景気は急減速し、世界中の中央銀行はなんとか景気後退を阻止しようと利下げが相次ぎました。先進国が一緒になって同時に利下げを行ったり(日本は影響が無いからと断った)0.25どころか一気に0.5下げたりと金融政策で不況を食い止めようとしましたが、結局世界的な大不況へと陥ります。
当時日本だけが利下げを拒んでいましたが、各国の相次ぐ利下げと円高の影響や日本も他人ごとではなく、不況になって来た為、日銀も追い込まれ、利下げを行う事に。しかし日銀総裁は他国では例の無い、0.2%の利下げを行いました。(最低0.1%の金利を維持したかったようです)
結局その後景気回復の兆候は現れず、翌年さらに0.2、夏にはゼロ金利復活、アメリカが量的緩和政策に追い込まれたのを機に日本も量的緩和(包括緩和と呼んでいる)に追い込まれました。
では、これから景気が回復に向かうとするとどのように金融政策が変化するでしょう?
まずは量的緩和政策(包括緩和)の解除が上げられます。現在、期間6ヶ月物金利も0.1に誘導しておりますのでこの期間を短くして行く事になり、最終的に量的緩和を解除した後に、ゼロ金利解除、0.2→0.2と二回の利上げを経て政策金利が0.5になった時点で通常の0.25の利上げを行える環境へとシフトして行くでしょう。
ただ、利上げは経済への影響が大きく、2000年と2006年のゼロ金利解除では直後に経済が失速し、大きな批判を浴びておりますのでかなり新調になるのでは?と思います。
ちなみに日銀は物価が1%になるまで利上げは行わないとし、2013年までデフレは続くとアナウンスしていますがこれは時間軸政策といい、2013年まで利上げをしないとアナウンスする事で市場がそれを折込、長期金利が下がる効果が有るわけです。
10年債利回りが低くなれば旨みが薄くなる投資家が他にリスクを取って投資をして景気を浮揚させる狙いが有るわけです。
去年秋に掛けて長期金利が1%を割り、フラットSが低い金利で借りられたのも日銀が「金利を暫く上げませんよ」と市場へメッセージを送ったおかげでしょう。