太陽光発電+ガス
250:
匿名さん
[2011-08-19 10:56:41]
|
コダテル最新情報
ハウスメーカーレビュー最新情報
250:
匿名さん
[2011-08-19 10:56:41]
|
問題は、その差がどれほどのものなのか。
新築・リフォーム住宅のオーナーは、火災保険分野におけるメイン顧客層。
オール電化住宅の数は少ないとはいえ、改定当時は増加傾向にあった。
なのにそれら顧客にそっぽを向くような割引廃止を行ったのは何故か。
経営が厳しいから割引分の利益が欲しい?その可能性がないとはいえない。
ただ、「割引が無ければ割高の保険料を得られて儲かる」って、
保険会社はそこまでユーザーを甘く見ていない。
割引を廃止すれば、ユーザーが他社に流れることも想定しているはず。
ところで保険会社は、事故の可能性の低い顧客と契約したい。
保険金支払いの絶対額が減り、利益があがるからだ。
あなたが会社側なら、ガス併用よりオール電化ユーザーと契約したいでしょう?
事故が少なそうだし。保険料の割引(=収入減少)してでも獲得したいはず。
ところで、保険会社にはアクチュアリーというリスク等を綿密に分析する
専門職がいる。彼らはここで貼られるようなものより、よっぽど緻密で
具体的な情報を元に、事故(火災等)のリスクを算出している。
(それらのデータや得られた結果は、企業秘密なので当然表には出ない)
これらのリスクと、代理店等から上がってきた商品に関する要望、
契約に際して必要なコスト等を総合的に判断し、
保証内容やその保険金額が決定される。
(自分も離職して長いし、保険ではなくて資産運用のエンジニアだったので、
業界にそう詳しいわけではないが、恐らく現在もこのような決定過程だろう。)
アクチュアリーの分析があり、結果的に割引が廃止されたということは、
わかりやすく言えばオール電化もガス併用も事故率は大差なしということ。
差は確かにあるだろう。ただ、割引適応の際の事務手続きのほうが
コストがかかると判断されたってことだ。
なお、割引存続している2社はちょっと特殊。
まずセコム損保は、その名の通りホームセキュリティのセコムの傘下。
旧・東洋火災海上。
HP見る限り、オール電化よりもホームセキュリティ割のほうが割引率がよい。
ここにもアクチュアリーがいて、リスク分析を行っているので、
ホームセキュリティ未加入のオール電化より、加入済みのガス併用のほうが、
最終的な損害が少ない可能性がある。
警備会社はセコム以外でもOK。ただしその際の書類の責任はユーザーが負う模様。
http://www.secom-sonpo.co.jp/anshinmyhome/question/discount.html#q-che...
自社の警備対象家庭については、コード番号でその設備の詳細を把握できるので、
他損保に比べれば保険契約時や事故時の事務コストは軽いと推測できる。
(うちはセコムセキュリティ導入済みなので、そう思うだけだが)
ところで、下記ページでセキュリティ割と異なり、
オール電化割引は確認資料不要と記載されている
http://www.kasai-hoken.info/info/discount/
セキュリティ未加入で、割引を考慮して見積もり依頼したオール電化ユーザーには
(1)オール電化でも火災リスクがあると説明(←他社の割引廃止と矛盾しない)
(2)セキュリティ加入で、保険料がさらに割引
(3)保険料割引も考慮すれば、セキュリティ未加入時と比べると、
少しの負担で安全性は格段にUP!
の流れでセキュリティの勧誘も兼ねてユーザー宅を訪問するのではないかと見た。
自分がセコム損保の中の人ならそうするぞ(笑)
AIU。ここは10年以上の長期契約だと、10年ごとにその時点での
保険料率を適応し、調整を行うそうだ。
http://www.aiu.co.jp/individual/product/house/homelife/contract.htm
保険料率がが下がる場合は返金もあるが、上がる場合は追加料金が発生する。
そのため、必ずしも他社と比べて得になるとは限らず、
特に今回のような震災が発生した場合、上がる可能性も十分に考えられる。
この料率変更条項、日系損保では聞いたことがない。
AIUの保険はリスクが細分化されており、一見お得なように見えるが、
逆にこの条項でAIUも長期契約リスクを上手に避けているとも言える。
保険を選ぶ時は、上記の点も考慮することをオススメする。
スレ違いの長文・乱文失礼。