トヨタ、中電、デンソーが社宅提供 被災者受け入れ、370戸
2011年4月29日
東日本大震災の被災者受け入れに、県内企業の社宅が一役買っている。県がコミュニティー(地域)単位で集団移転できる住宅を探していたところ、トヨタと中部電力、デンソーが計370戸を提供した。「やれることは協力したい」という企業の協力が被災者支援の大きな力になっている。
提供された社宅は、トヨタが豊田市の星ケ丘アパート(2DK)60戸と豊橋市の富士見社宅(3DK)100戸。中部電力が春日井市の神領アパート(3K、3DK)60戸と知多市の日長台アパート(3K)60戸、岡崎市の岡崎アパート(3DK)40戸。デンソーが西尾市の第一つくしが丘住宅(3LDK)50戸。
入居期間は1年以内で家賃は無料。光熱水費や共益費、自治会費などは自己負担。県が移送用の無料バスを手配する。
コミュニティー単位での受け入れは、隣近所が一緒に移住し、遠く離れた土地でも精神的な負担を感じずに暮らしてもらう狙い。大村秀章知事が22日に宮城県入りした際、村井嘉浩知事に住宅の確保状況を説明し、現在、調整が進められている。
大企業の社宅は戸数が多く、集団移転には最適。トヨタの担当者は「東北は関連の車両工場もあり、今回の震災に無関心ではいられない。自発的に申し出た」と話す。
東北各県から県内への避難者は既に350世帯以上で1000人を超えた。集団移転がどこの地域からになるかはまだ決まっていないが、県は社宅に加え、県営住宅や国家公務員宿舎なども集団移転向けに確保した。
[スレ作成日時]2011-04-29 18:57:50
社宅提供、被災者受け入れ370戸
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