その5です。
前スレ:http://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/152842/
内閣府の委託による日本建築学会の調査で、東海、東南海、南海地震が連動して発生すると、東京、大阪、名古屋の3大都市圏の超高層ビルは、想定より1.2~2倍大きな長周期地震動に襲われる可能性があるものの、余裕を持って建設しているので、いずれの都市圏でも既存の超高層ビルが崩壊する可能性はほとんどないことが明らかになった。また、被害を受けやすい建物は100棟以下と推定されるので、耐震診断をして、大規模修繕の際に耐震補強をあわせて行い、工期や費用を節約することを勧めており、東京都庁なども数年後に耐震補強が始められるらしい。超高層建築物への逼迫した危険性はどうやらなさそうである。
2000年基準に合致している超高層マンションに大きな問題がみられない一方、メキシコ地震では15階以下の中高層に被害が集中したことなどから、現在明確な規制や基準のない60m未満の中超高層建物についても、今後危険性が指摘されるのではないか。これ以上超高層と中高層の安全性に隔たりが起こらないよう今後の動向を皆さんで見守りたい。
[スレ作成日時]2011-04-07 15:13:59
超高層ビル「ゆっくり揺れ」対策も義務化⑤
742:
匿名さん
[2011-07-19 21:09:45]
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743:
匿名さん
[2011-07-19 23:19:07]
能書き垂れても本日も長周期被害ゼロです。情報商材にだけはひっかからないようにしましょう。
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744:
デベなら違法
[2011-07-19 23:48:26]
日経ケンプラッツより
「超高層、耐震性の検証を - 震度5強で都庁舎の天井材落下、急がれる長周期地震動への備え 」 https://kenplatz.nikkeibp.co.jp/premium/dl.jsp?id=1928056&pg=searc... 東日本巨大地震で震度5強を観測した東京都心部。震源から遠くまで地震動が伝わり、 ゆっくりと揺れる「長周期地震動」が超高層ビル群を襲った。 都庁舎など非構造部材が損傷したビルがあり、耐震性の検証が急がれる。 「天井材落下のため、立ち入り禁止」。東京・新宿にある東京都庁舎の1階正面玄関。 無人となった通路の片隅に、アルミ製ルーバーがうずたかく片付けられていた。 東日本巨大地震の発生時、都庁第1本庁舎(地上48階、高さ243m)、第2本庁舎 (地上34階、高さ163m)にあるエレベーター全75基が揺れを感知して緊急停止した。 東京都財務局建築保全部の草野智文・庁舎整備課長は 「人的被害はなかった。構造躯体に損傷はなく、業務に支障はない」と話すが、 巨大地震は爪痕を庁舎に残していた。 第2本庁舎33階にある職員用体育室。吊り下がる天井はスプリンクラーヘッドの 周囲がこすれて穴が開いていた。一部の天井パネルは落下し、破片が床に散乱している。 草野課長は「スプリンクラーが損傷して漏水し、重みで天井材が落下したようだ」と語る。 庁舎では設備の損傷、壁パネルの脱落、防火戸の外れなどの被害もあった・・・ |
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745:
匿名さん
[2011-07-20 00:25:04]
虚しいね、ネガの阿鼻叫喚
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746:
匿名さん
[2011-07-20 00:29:19]
>>740
ありがとう。 要はダンパーがなければとんでもないことになっていたと言う記事のようですね。 「免震の鉛ダンパーに亀裂、宮城のホテルで」2011/07/12 http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20110711/548511/ にこの記事がある。 ------ 数分間も揺れ続けた本震や、繰り返し起こった大きな余震。東日本大震災で鉛ダンパーに亀裂が生じて、取り換えた免震建物がある。地震の揺れで傷んだ免震装置を交換するのは恐らく国内初となる。 3月11日の地震で、館内の備品に転倒も落下もありませんでした。改めて地震に強い免震ホテルであることを実感しています――。 4月2日、こう宣言して営業を再開したビジネスホテルが宮城県大崎市にある。川村建設(さいたま市)が施工して運営する「エクセルイン古川」だ。 本震で震度6強を観測。周辺のほかのホテルは外壁などが損傷したものの、水道が復旧した約1週間後から次々と営業を再開した。ところが、同ホテルは建物に被害がなかったにもかかわらず、宿泊客をすぐに受け入れられなかった。 理由は地下の免震ピットにある鉛ダンパーだ。本震によって、可とう部の上下に深さ15mmほどの亀裂が生じた。 ... 「厳密な基準はない」 亀裂がすぐ破断につながるわけではない。福岡大学の高山峯夫教授らの研究によると、鉛ダンパーは片振幅10cmの変形を10回ほど繰り返すと亀裂が発生。さらに、300回ほど振幅を繰り返して初めて破断に至る。 しかし、川村建設は鉛ダンパー8基すべての交換を決めた。「交換する厳密な基準はないものの、再び大きな地震が繰り返し発生するリスクを考えたからだ」(中山所長) ホテルは開業以来、岩手・宮城内陸地震などの大きな揺れに耐えてきた。「地震でダンパーが傷んで交換するのは初めて」と川村建設の川村郁夫社長は話す。 交換に要した費用は、材料費と作業費を合わせて約800万円。ホテルのオーナーである川村社長が負担した。「ホテルの供用期間中に、1度くらいはダンパーの交換があるかもしれないと覚悟していた。安全・安心のための費用だと考えている」(川村社長) ... ------ 今回の地震で免震装置には色々と問題点がわかったものの、結論としては、免震装置があったので「3月11日の地震で、館内の備品に転倒も落下もありませんでした。改めて地震に強い免震ホテルであることを実感しています」というオーナーの言葉の通りではないのかな。 まあ要約と解釈次第で>>740のようにでもなるのだろうね。 |
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747:
匿名さん
[2011-07-20 00:33:37]
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748:
デベなら違法
[2011-07-20 07:05:35]
日経ケンプラッツより
「長周期地震動により『死を覚悟するほどの恐怖』を感じた理由」 東京圏で最大の恐怖を感じた人は、超高層ビルの上層階にいて、ゆっくり、大きく、 いつまでも続く長周期地震動に、翻弄されていた人たちに違いない。 「震災当時、私は会社におりました。当ビル31階の横揺れは凄まじく、 とても立っていられる様な状況ではありませんでした。耐震性に優れていると 分かってはいても、死を感じる程の恐怖に見舞われました」(同) 長周期地震動とは、周期が数秒から10数秒程度の地震波による大地の揺れのこと。 震源から遠く離れた場所に建つ、超高層ビルや石油タンクなどを共振させる。 首都圏における長周期地震動はどんなものだったか。主に東京・新宿地区にあるK-NET新宿や 東京都庁舎における記録などを中心にしてまとめる。ひとつの地点ですべての記録が まとまればいいが、そのようなケースはまれなので、近辺の記録を寄せ集めることも必要になる。 このうち、K-NET新宿観測点(TKY007)とは、新宿区上落合2丁目553-7のことだ。 K-NET新宿における東日本大震災の観測値、2004年新潟県中越地震の観測値、 2007年新潟県中越沖地震の観測値を比較する。 (1)東日本大震災観測値(防災科学技術研究所のデータ) 速度応答スペクトル(数~10秒) 30~45cm/s程度 継続時間600秒程度 (2)2004年新潟県中越地震(M6.8)観測値(東京大学地震研究所) 速度応答スペクトル(数~10秒) 20cm/s程度 継続時間150秒程度 (3)2007年新潟県中越沖地震(M6.8)観測値(東京大学地震研究所) 速度応答スペクトル(数~10秒) 20cm/s程度 継続時間180秒程度 このように、今回の長周期地震動はM9と規模が巨大な割には、 速度応答スペクトルはM6.8の2004年新潟県中越地震や2007年新潟県中越沖地震を 少し上回る程度で収まった。一方、継続時間は今回が600秒も続いたのに、 2つの新潟県地震では150秒から180秒程度にとどまった。 古村孝志東大地震研教授の分析によると、 「地震波の伝搬経路や関東地方の地下構造などの影響と考えられる」(日経BP社ケンプラッツ)。 >要するに、今回の長周期地震動は「最悪」ではなく、むしろ「穏やか」であってくれたのである |
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749:
デベなら違法
[2011-07-20 07:07:31]
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750:
デベなら違法
[2011-07-20 07:16:07]
もひとつ日経ケンプラッルより
「大地震後の超高層、危険度判定の遅れで1カ月使用不能も」 http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/knp/column/20110309/546255/?P=1 超高層ビルが長周期地震動に遭遇したとき、どのような事態が起こるのか。 日本建築学会が3月4日に研究成果を発表したばかりだった。 そこで、気になる一文を見つけた。 「超高層建物が大きな地震を受けた直後に実施しなければならない 応急危険度判定(避難の要否)や被災度判定(被害の程度と再使用への工期・工費)は 困難を極める可能性が高い」。 つまり、大地震発生後に超高層ビルの構造安全性を確認することは現状では 難しいということだ。超高層ビルの被災調査は高度な知識が必要で、 専門家に頼らざるを得ない。肝心の構造技術者が足りず、作業が遅れる可能性が高い。 これは、超高層ビルが倒壊しなくても、長期間にわたって使用不能となる恐れが あることを意味する。・・・ 超高層ビルの設計や研究・開発に実質的に従事している現役世代の技術者は、 全体の中の一部にすぎない。エレベーターが停止した場合、階段で超高層ビルの 最上階まで登る可能性があり、体力的に調査に耐えられないこともあり得る。 仮に東海・東南海・南海地震が連動して発生すると、被害は広範囲に及ぶ。 首都圏や関西圏の技術者の多くは重大な被害が発生した地域へ派遣され、 実際に超高層ビルを調査できる技術者数は減少する。技術者自身が直接・間接に 被災することもあり得る。・・・ |
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751:
デベなら違法
[2011-07-20 07:30:56]
746は740の記事の前半部分。これに続いて石巻赤十字病院では(7階建て)の
エキパンションジョイントが破損、ダンパー46基すべてに塑性変形・ボルトの緩み といった大きな被害が報告され、更に 「免震なのに壊れた!」とマンション住人に噛み付かれた 施工者にも言及している。 そして結論として、免震の問題点をあげて ・ダンパー交換が難しく、定期点検をしてない物件が半数もある ・交換しようにも、免新装置の調達が容易でない。 と指摘している・・・・ こういった↑ネガ情報を非公開にし、業者主体の会員のみに見せるとこが 業界紙の面目躍如というべきや?ここe-mansionそっくりで笑った。 |
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752:
デベなら違法
[2011-07-20 07:35:39]
ケンプラッツ所載のこの地図↓見ると、関東がいかに長周期振動に弱いかわかる。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/column/20110418/547011... |
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753:
匿名さん
[2011-07-20 08:53:59]
なるほど。
湾岸だけかと誤解していたが、関東全域危ないようですね。 |
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755:
匿名さん
[2011-07-20 08:57:55]
この地図って、ちょっとみると、色の赤いのが危険かと間違って解釈してしまったけれど、周期で色分けしているだけのようね。
3・40階建ては、周期3・4秒と共振しやすいといわれているから、関東では比較的安全と読むのは間違いないのかな? 詳しい方、よろしく! |
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757:
匿名さん
[2011-07-20 09:15:17]
>>756
「免震装置に被害を生じた」のではなくて「免新装置が機能した」のだと記事を理解しましたが、どうなんだろうか。 周りのビルは外壁が落ちるなどして被害を受けたが、免新装置の建物は棚からものも落ちなかったとかなってないかな? 宮城の問題点は、地震後の点検がすぐにできなかったこと、装置を作ったところが事業から撤退してすぐに交換部装置を入手できなかったことのようですよ。 「免震建物の再検査」が必要なんてどこかに書いてありましたか? |
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758:
匿名さん
[2011-07-20 09:34:50]
現存する高層のほとんどが巨大地震に耐えられる構造ではない。
しかも軟弱地盤に建っている高層も大量にある。 そういうことを許してきたわけですよね。 想定外で済むことでしょうか。 |
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759:
匿名さん
[2011-07-20 09:49:34]
>現存する高層のほとんどが巨大地震に耐えられる構造ではない。
中低層はどうなの?耐えられる構造なの? >しかも軟弱地盤に建っている高層も大量にある。 今回の地震では、軟弱地盤に建っている戸建ての被害が目に付いたようだけれど。 |
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760:
デベなら違法
[2011-07-20 10:03:16]
粗忽な757さんへ、もう一度書く。
>746は740の記事の前半部分。これに続いて石巻赤十字病院では(7階建て)の >エキパンションジョイントが破損、ダンパー46基すべてに塑性変形・ボルトの緩み >といった大きな被害が報告され、更に 「免震なのに壊れた!」とマンション住人に噛み付かれた >施工者にも言及している。 日経ケンプラッツの「日経アーキテクチャー」7月11号 「鉛ダンパーに亀裂 顕在化した『取替え問題』」(会員専用ページより) https://kenplatz.nikkeibp.co.jp/premium/dl.jsp?id=2064131 この後半部分の非会員には読めない記事より・・・ 「(石巻赤十字病院の被害について)U字形鋼材ダンパー46基すべてにボルトの緩みや 塗装の剥がれ、塑性変形が見つかった。・・今後ダンパー一基を取り外して、鋼材の 疲労状態を詳しく調べる。罫書き線から読み取れるのは大きな変形だけ。小さな変形を 繰り返し受けて、披露が蓄積している可能性もあるからだ。」18頁 「今回の震災で免震建物の課題として浮かび上がったのは、ダンパーの変状だけではない。 例えば、免新装置の応急点検をすぐに実施できなかった。日本免震構造協会は、 震度5以上の地震があった場合、技術者が直ちに点検するように求めている」19頁 「免新建物は通常、応急点検のほか5年や10年おきに実施する定期点検を条件に 性能評価や建築確認を受けている。ところが費用負担などを嫌って『半数の免新建物が 定期点検していない』」19頁 「ダンパー交換の難しさも浮き彫りになった。交換できるように設計しているものの 交換のしやすさは設計者によってまちまち・・」19頁 (くだんのエクセルイン古川での交換の困難ぶりに言及) 「免新装置の調達も容易ではない。エクセルイン古川では、当初のメーカーが事業から撤退。 別メーカーからの納品に時間を要した。」19頁 「今回の震災では、免震建物の外周に設けたエキスパンションジョイントなどが破損する ケースも目立った。・・石巻赤十字病院の場合、合計1000万円ほど掛かるという」19頁 >こういった↑ネガ情報を非公開にし、業者主体の会員のみに見せるとこが >業界紙の面目躍如というべきや?ここe-mansionそっくりで笑った。 |
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by 管理担当
こちらは閉鎖されました。 |
「超高層ビルが林立する街で大丈夫か(東京都)」という記事も
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20110715/548593/?...
課題を挙げてみよう。まずひとつは、震度7の地震に建物や設備が耐えられるかである。
我が国の建物の耐震性や耐火性については非常に厳しい基準が定められている。
背景には1923年に発生した関東大震災で建物の崩壊や火災による被害を経験したこともある。
そして、一般的に超高層ビルは、建物が柔軟な揺れ方をすることで耐震性を確保する
というふうに伝えられている。しかし、本当にそうなのだろうか。
もしかしたら、専門家も震度7の地震を体験するまでわからないのではないだろうか。
>これは免震構造という新しい構造についても言えることで、
>私の住むマンションでも今回の震災で表面上の被害はなかったが、
>ダンパーに損壊があり、これをどうするかが問題になっている。
>東日本大震災よりも、もっと強い揺れが来たときに、どのようなことが起きるのかは未知である。
超高層ビル内部にいる人に対する影響も、どういったものになるのか明確になっていない。
東日本大震災での震度は東京都心で5強だったが、超高層ビルにいた人が味わった恐怖は
とても5強のレベルではなかった。机が移動したり、壁に固定していた書棚が倒れたり
したケースが相当数に上った。むろんエレベータはすぐに停止し使えなかった。
これで大きな火災が発生していたら、どんな被害が発生していたのだろう。
考えるだけで本当に恐ろしい。
だとさぁ・・