線量計(nGr)、ガイガーカウンター(CPM)で使われている単位について詳しい方の解説を希望します。
私が調べた限りでは以下の通りです。
■nGr(ナノグレイ)
1nGr(ナノグレイ)は、0.8ナノシーベルト=0.0008マイクロシーベルト。
日本原燃HPより
http://www.jnfl.co.jp/monitoring/kaisetsu/spatial-nGyh.html
例えば以下の茨城県の空間線量率のHPで
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html
線量が300nGy/h の場所があったとすると、
300×0.0008=0.24マイクロシーベルト/h=0.00024ミリシーベルト/h
ということになります。
■CPM(シーピーエム)
ustreamなどで実況中継されているガイガーカウンターで採用されている単位。
http://www.ustream.tv/discovery/live/all?q=%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%AC...
色々と調べてみましたが、分かりやすいサイトを見つけられていません。
日本原燃HP
http://www.jnfl.co.jp/monitoring/kaisetsu/shaft-cpm.html
日経新聞
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E0E2E6...
1CPM=○○マイクロシーベルト
という風に、単純な計算はできないようです。
以下のようなページがあります。これが信用に足るものであれば、
http://www.blackcatsystems.com/GM/converting_CPM_mRhr.html
>108 CPM is about 1 uSv/hr for C060
コバルト60では、108CPM≒1マイクロシーベルト/h
>for Cs137 it is around 120 CPM per 1 uSv/hr.
セシウム137では、120CPM≒1マイクロシーベルト/h
これがWeb上でよく見る、100CPM≒1マイクロシーベルト/hの根拠だと思われます。
ガイガーカウンターが何を検知しているのか分からないため、これ以上は不明です。
どなたか本業の方がいらっしゃれば、詳しい情報を希望します。
[スレ作成日時]2011-03-17 17:24:28
nGr(ナノグレイ)、CPMの単位(μSv(マイクロシーベルト)への換算)について詳しい方の解説希望
1:
匿名さん
[2011-03-17 17:55:00]
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2:
ロブ
[2011-03-20 01:16:51]
CPM(一分あたりのカウント数)は文字通り電離放射線が
ガイガーカウンターにより検出された数を示しています。 しかし、放射線の種類もエネルギーも不明なら、検出効率や面積まで不明なので 単位時間当たりのシーベルト(等価線量)を算出することはほぼ不可能です。 ガイガーカウンターの使用目的を誤っています。 |
3:
匿名
[2011-03-23 16:35:04]
グレイからシーベルトへの換算ですが、これは放射線の種類やエネルギーによって変わるため一概にいくらになるか言えません。
ただ今計測されているのはγ線なので1グレイはほぼ1シーベルトとなります。 ガイガーカウンターは検出器に入った放射線の本数のみを計数しています。 例えば3000CPMであれば1分間に3000本の放射線が検出器に入ったことがわかります。 CPMとはカウント、パー、ミニッツのことですから。 一般的にはガイガーカウンターの数値からわざわざシーベルトへ換算はしません。 おおざっぱに言うと、 ガイガーカウンターでの数値CPMはあくまで放射線の数。 グレイは物質が放射線より受けるエネルギー。 シーベルトは人体が放射線より受けるエネルギー。 と覚えておけば良いかと。 |
4:
申込予定さん
[2011-03-25 10:42:45]
ガイガーカウンターは、そこにたまたま入ってきた放射線の粒子(ベータ線なら電子、ガンマ線なら光子)の個数を測ります。粒子のエネルギーは関係ありません、個数を素朴に数えます。一分あたりの個数をCPM、一秒あたりの個数をCPS と書きます。
さて、今、放射線粒子の線源が特定できたとして、その線源から一秒当たりに飛んでくる粒子の数をベクレル(Bq)で表します。線源から飛んでくる粒子の全てをガイガーカウンターで受けるわけではないですが、線源からガイガーカウンターまでの距離が小さいとして、1Bq=1CPS と見積もることにします。(実際は1Bq>1CPS) 粒子の運動エネルギーは、CsやIの崩壊なら、1MeV程度です。その運動エネルギーを何kgの人体組織で受けて、体組織(おそらく染色体)を傷つける確率を加味し、(体内被曝ならば)半減期はどれくらい、体外への排出までの時間がどれくらい、で換算したのが、実効線量係数と呼ばれるもので、例えばIなら 10^(-5) mSv/Bq 程度です。 http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/Yougo/j_senkeisu.html を参照下さい。 |
一体誰がスレ見るんだかわかりませんが、
私なりの回答を...
CPMなどは放射能を計測するための独自の単位。
放射線を放射線測定器が1分あたりどれだけ検出したか(計数率)の「数」値ですね。
グレイやシーベルトは吸収する放射線「量」を表す単位です。
簡単に言ってしまうと、水道の蛇口から出る水の強さがCPMで、それにより溜まる水の量がシーベルトなどです。