基礎断熱にしようと思ってるんだけど、湿気対策も兼ねて床下にエアコン設置して冬場の暖房にも使おうと思うがメリット・デメリットを教えてくれ。
[スレッドタイトルを更新しました 2017/12/06 管理担当]
[スレ作成日時]2011-01-13 17:41:50
床下エアコンのメリット・デメリットを教えてください
9581:
tk
[2022-04-26 11:12:46]
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9582:
匿名さん
[2022-04-26 11:45:18]
うちも床下から外気をいれてます。
それを床下エアコンで温度調整して各部屋に床から給気してます。 ダクトレスです。 一番コストの安い全館空調です。 |
9583:
tk
[2022-04-26 19:51:33]
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9584:
tk
[2022-04-27 09:15:52]
>9581:◆湘南の床下エアコン…⑨
●換気…その3 ・tk宅の第2種換気 法定換気量を満たす口径100のシロッコファンを床下に設置し、 外気を床下に吸い込む シロッコファンは定流量特性があるから、 室内/外圧力差くらいなら風量はほぼ一定になる だから第3種換気に使われている 法定換気量は二人世帯では多すぎるので、 別に80m3/hのシロッコファンを付けて、 これを常時運転している 各ファンにはダンパーを付けて、 ファンの電源をきるとダンパーが閉じる 冬の冷たい外気は床下エアコンの熱で温められて、 1階床の四隅に設置した通気口から1階室内に押し出される 通気口のサイズはΦ100の丸穴にし、 床下に物が落ちないようにプラスチック製の換気レジスターをはめ込んでおく 半床下エアコンのように大量の空気が通るわけではないから、 大きな換気ガラリは必要ない 1階に送り込まれた空気は各部屋を通り、 階段室に集まって2階に登る 換気用空気は、2階各室の外壁側に設けた通気孔から屋外に排出される これで2階各室の換気が実現できている この仕組で館内全室の換気が行われる 第1種換気に近い換気性能が簡単な仕組みで実現できている 各室内の空気流速は極めて遅いから、気流を感じることはない 間取りの都合で階段経由の換気経路が確保できないときは、 換気できない部屋は、1階天井と2階床にΦ80の通気口を設けて、 1階と2階の部屋間を直接通気する (続く) |
9585:
通りがかりさん
[2022-04-27 09:26:17]
うちは基礎から床下に外気を入れる予定ですが、基礎に通気口を開けるだけです。
排気はトイレの換気扇を24時間動かす予定。 まだ完成してないので、上手く機能するかは不明。 (床下エアコン+基礎外断熱) |
9586:
tk
[2022-04-27 16:27:54]
>9585
>基礎に通気口を開けるだけです 昆虫やゴキブリが入るので防虫網が必要です 年に1~2回、網を掃除します 虫と大きなホコリが貼り付いています 基礎は位置が低いので強風のとき砂塵が入る可能性があります ビルの吸気口は、Φ150の塩ビ管を1500立てて、 雨が入らないように先端を下に向けています tk宅は基礎から吸気しています 入り口に防虫網、 内部に花粉が入らない粗さのフイルター(ビル空調用600角ダクト用)を付けています その後ろに給気用ファンがあります >排気はトイレの換気扇を24時間動かす予定 1階は床通気口を各室に付ければ換気は確保できます 2階はトイレまでの経路によっては換気ができない可能性があります 換気できない部屋には排気シロッコファンが必要です |
9587:
評判気になるさん
[2022-04-27 16:40:46]
フィルターは、PMと花粉まで対応したものをつける予定です。
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9588:
tk
[2022-04-28 08:04:45]
>9584の続き:◆湘南の床下エアコン…⑩
●tk宅の第2種換気で壁内結露が起きない理由 ・2階排気口付近の内外圧力差 排気口はΦ100のものが5個付いている 床下吸気量にくらべて十分な排気量があるから、 排気口付近の室内と屋外に圧力差はほとんどない これは年間を通して変わらない 外気風量はシロッコファンにより一定に保たれているから 排気口内外の圧力差も一定である ・床下圧力の変化 冬季 床下温度は24~26°Cに制御している 空気の密度は温度1°C当り1/273変化する 床下26°C、外気0°Cのときは、26/273≒0.1 約1割軽くなる この密度差で床下の内/外圧力差が決まる 冬は、床下圧が低くなり、 これにより館内全体の圧力も低くなる したがって、壁に隙間があれば外気が侵入する 外気は絶対湿度が低い上に、 壁断熱材を通過するとき温度が高くなり、 相対湿度はさらに下がる したがって、壁内断熱材の結露は起こらない 夏季 1階は温度28°C。湿度60%にしている このとき床下温度は24°Cくらいになる このとき床下の内/外温度差は6°Cになり、 密度は6/273≒0.02 だけ外気より重くなる 冷房時は外気温度より室温が低いから、 室内圧力は外気圧よりわずかに高くなる このため、壁内スキマから室内空気が外壁側に漏れる 漏れた空気は壁内で温められるから、 壁内結露は起こらない したがって、夏も壁内断熱材の結露は起こらない (続く) |
9589:
e戸建てファンさん
[2022-04-28 08:15:16]
設備はなるべく少なくという原理原則があるので、
基礎外断熱、床下エアコン、外気は基礎から取り入れ床から給気、排気はトイレの三種換気、定期的な床下点検は自分でやる、床下塗装、床下清掃 |
9590:
tk
[2022-04-28 11:45:51]
>9589
>外気は基礎から取り入れ床から給気、排気はトイレの三種換気・・・ キッチンのファンは動作時に大量排気します このとき必要な空気はどこから取り入れますか tk宅は大量排気すると、2階の通気口から外気を大量に吸込みます 通気孔は吸/排が自然に切り替わります 自然のバランスを利用して、 余計な機械をつけないという原則通りです |
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9591:
e戸建てファンさん
[2022-04-28 11:59:04]
最近はもう、同時給排レンジフードが普通ですね。
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9592:
tk
[2022-04-28 17:21:31]
>9591
>最近はもう、同時給排レンジフードが普通ですね tk宅のレンジフードも同時給排だが、 吸気位置がフードの上でうまく排気できていない フードの高い位置でショートパスを起こしてレンジの煙が室内に拡散している ガスコンロの近くに外気の吸気口があればうまく排気できると思う 同時給排が一般化する前には、 コンロ近くに吸気するする機器を作っている業者があったが、今はなくなっている 解決法は2通りある 1.同時給排をやめる(吸気ダンパーの配線を外す) 2.ガスコンロ近くに吸気口を新規に付ける そのうち、これを解決したい まず、簡単な1.からやってみるかな |
9593:
tk
[2022-04-28 18:03:10]
>9587
>フィルターは、PMと花粉まで対応したものをつける予定です。 tk宅が花粉対応のフイルターを付けた理由を思い出しました PM2.5対応のフイルターを付けると目詰まりが頻繁に起き、 フイルター交換が面倒だからです PM2.5対応フイルター(HEPA)は単独で使うとすぐ目詰まりを起こします だから、花粉サイズのフイルターと2重構成で使います tk宅のビル空調用フイルターはHEPAフイルターを買えば、 2重構成が可能です PM2.5は湘南では問題にならないので花粉だけにしました |
9594:
tk
[2022-04-29 12:49:27]
本文 >9588の続き:◆湘南の床下エアコン…⑪
●tk宅の室温制御 去年3月に床下エアコンを交換したとき、 温度センサー内蔵の有線リモコンを付けて、 リモコンを1階に取付けた ・冬季 22年冬シーズンは、リモコンを1階に取付けることにより、 床下エアコンは1階室温を測って動作した ときどきエアコンは温度設定値から少し外れた状態でバランスする 原因はエアコンの制御アルゴリズムによると思うが、 メーカーの設計者の検討不足だろう 床下温度は外気温度の変化に追従して24~27°Cの間で動いていた 21年冬までは、床下エアコン内蔵の温度センサーで床下温度を制御していたので、 1階室温の変化を見ては、床下エアコンの設定を変更していた 設定を変えるとき、床板をはぐってリモコンを操作するのが面倒だった また、何度に設定したらよいか迷った 22年シーズンこそ温度設定の変更なしになる、 と期待したが思惑通りにはいかなかった しかし、変更頻度は格段に減り、1階のリモコン操作は楽だった リモコンの温度設定は、1°C刻みの変更だけで済んだ 1階室温が20°C以下になったら設定を1°C上げ、 21°Cを超えたら1°C下げるだけだ 2階は外壁・窓・天井から室内が冷却されるから、 1階より1.5°Cくらい低くなる これを補正するために2階用エアコンを付けている 今は10畳用エアコンだが、大きすぎるので、 壊れたら6畳用と交換するつもりだ ・夏季 夏季の室温は28°Cを目安に制御している このとき床下温度は24°Cくらいでバランスしている 24°Cの空気が1階床の通気口から1階に登ると、 室内温度が冷却されて28°Cまで冷却される 1階は床板全体からも冷却されている 素足で歩くと床板はかなり冷たくて気持ちがいい 最高気温が34°Cを超えると、 床下エアコンの能力不足で室温が28°Cをオーバーする そのときは1階エアコンを起動して冷房すれば28°Cは維持できる 2階温度は、1階より1.5°C高くなるから2階エアコンで冷房している (続く) |
9595:
匿名さん
[2022-04-29 13:12:48]
うちは高気密高断熱の平屋なので床下エアコン一台で夏も冬も快適です。
電気代もかかりません。 |
9596:
tk
[2022-04-29 14:36:51]
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9597:
名無しさん
[2022-04-30 08:12:43]
いえ、全体から見れば、床下エアコンはまだまだ認知度は低いですね。
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9598:
tk
[2022-04-30 12:54:45]
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9599:
tk
[2022-04-30 13:22:24]
>9594の続き:◆湘南の床下エアコン…⑫
●tk宅の湿度制御 冬季の床下散水 冬のエアコン暖房で最も問題なのが室内の乾燥である 40坪の全館を湿度50~60%に維持するには、 15リットル/日くらいの加湿が必要になる tk宅では、当初は加湿器を使っていたが、 給水が面倒だったので加湿器はやめて、 床下の基礎底盤に1日に1回、散水している 経 過 築後1年間は、電熱式加湿器4台使った 4台の給水に追われた 築2年後に、床下撒水を思いつき、 試したらうまく行った 1日に1回、バケツで床下に水を流すだけだから、 加湿器より圧倒的に楽ちんだ 築後10数年間はバケツで床下に水を撒いていたが、 これも面倒になったので、 トイレのフラッシュタンクと同じ仕組みの合板製タンクを自作した 水を流すときはロープを引くだけで済む 1階の散水で1日当り湿度が3%アップする 外気の温湿度条件で室内湿度が変化するから、 毎朝、湿度計を見て散水回数を決めた 沢山水をまくと床下の水たまりの面積が大きくなり加湿量が増える 外気温湿度の傾向が変わらなければ、 この面積を維持するように散水すれば、室内湿度は安定する 床下の水たまりの外周に黒カビが発生したため、 スーパーで売っている過炭酸ソーダをときどきタンクに入れて撒いている。 これで黒カビの増殖は止まった 過炭酸ソーダは酸素しか発生しないから人体に対する毒性はない 夏季 夏季は1階室温制御するだけで、湿度は60%くらいで平衡している 床下を24°Cまで冷やすと結露水がかなり出て床下絶対湿度が下がる この絶対湿度は床下温度が変わらなければ安定している この空気が1階床の通気口から1階に登ると28°Cまで加温され、 相対湿度が下がる これが湿度60%付近で安定している理由だ この床下温度制御方式は、 室内エアコンや半床下エアコンに比べて湿度がよく下がる 湿度が60%なら室温28°Cでも蒸し暑くない (続く) |
9600:
名無しさん
[2022-04-30 14:18:01]
tkさんはいろいろ実験していて楽しいそうですね。
でも一般化は難しい内容なので、こちらにも情報をお願いします。 コピペでもかまいません。 https://www.e-kodate.com/bbs/thread/677945/ |
●換気…その2
・第2種換気
外気をファンで吸い込んで、館内に強制的に外気供給する
この方法は、下記の誤解をしている人が多い
ファンで室内に空気を圧入するから、
外気より室内圧が高くなる
そのため、冬は室内空気が壁内に漏れて、
壁内結露を発生するから使うべきではない、
こんなことが建築関係の書籍にも書かれているのを見かける
これは排気口のサイズがごく小さいときに成立する
排気口が吸気量に較べて十分に大きければ、
排気口付近の内/外圧力差はほとんどない
tk宅は、新築時には第3種換気を使用し、
不具合が多かったため、数年後に第2種換気に変更した
tk宅の第2種換気の原型は、下記のパッシ換気(動力を使用しない換気)システムである
北海道立北方建築総合研究所(北総建) 発行
『パッシブ換気システム設計・施工マニュアル』
https://www.hro.or.jp/list/building/koho/pdf/gijutu/passive_manual.pdf
北総研のパッシブ換気は、温度差による無動力換気にこだわりすぎている
室内/外温度差の変化により換気性能が安定しないから、
排気ダンパーで排気量を調整しなければならない
また、内部構造が特殊で、普通の住宅会社では手におえない
tkはシロッコファンで外気を床下に供給すれば、
簡単に、年間を通して一定換気が実現できることに気がついた
第3種換気用排気ファンと同じものを吸気に使うだけだ
(続く)