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購入検討中さん [更新日時] 2008-08-26 13:32:00
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坪単価60〜65万円で鉄骨住宅の新築を検討しています。
(ここで言う坪単価は建物の本体価格を指し、水道工事や地盤改良工事やインテリアや外溝を含みません)

ハウスメーカー限定とするなら、みなさんはどのメーカーのどの商品で家を建てようと思いますか?

ハウスメーカーを取捨選択する際の参考にさせていただければ、と思っております。

[スレ作成日時]2008-08-25 15:03:00

 
注文住宅のオンライン相談

どこのHMを選びますか?

22: 購入経験者さん 
[2008-08-26 02:39:00]
前にも書きましたが
去年完成の某ユニット系鉄骨大手約35坪、諸費用その他 2台分カーポート+4台分土間コン含むで
HMへの総支払いで2千万切りました(ただしカーテン電気は別・地盤強化はなし)
オール電化でキッチンや洗面やトイレも俗に言う標準ではないですし
瓦屋根・鉄骨は冷え込むと言われたので大きめの蓄暖・各部屋に収納
1・2階の水廻りの壁にアクセントでタイルを張ったりガラスブロックをデザインして入れたりとか
オプションのセキュリティーやら大きな掃きだし窓には電動シャッターを入れたりしてなので
全然ガマンしてでの施工ではなく、現在も大変満足しています

ただ、この前点検に来た営業さんと話したところ、
ここ1年で本体価格が単純計算で1割くらいは上がっているとのことなのでアレですが・・・

私は実家が築30年のユニット系鉄骨で未だに躯体に狂いがないのと
親戚の家が20年位前の2×でドアのしまりが悪かったりしているのを見ているので
あえて鉄骨を選びました、技術は進んでいるから今の2×は大丈夫だとも言われますが
実際まだそれだけ経っているものもないでしょうし・・
23: 匿名さん 
[2008-08-26 07:55:00]
個人的な感想だが、「木のぬくもり」は単に内装に木製材料を使ったから出るものじゃないと思う。
例えば鉄骨だとヒートブリッジで移動する熱量が多いから、どうしても温度感覚が違ってくるんじゃないかな。
24: こぶた 
[2008-08-26 09:50:00]
軸組構造のうちはオモチャ
特に積水の木造は鉄骨をそのまま木に置き換えただけだから木に対して不適切な構造と言っていた
25: 購入検討中さん 
[2008-08-26 09:52:00]
>19さん
分かりやすい解説ありがとうございます。勉強になります。
木造の方が外気温に影響されにくいんですねぇ
鉄骨の方が壁の空間を大きく取れるというのも初めて知りました。結局、何にも知らないですね・・・

三井ホームも回っているので、今度はもうちょっと詳しく話を聞いてみます。

>20さん
ありがとうございます。
見極めることができるようになるまでが大変ですね。自分の家のことなので、勉強していきたいと思います。

>21さん
私も窓の大きさにはこだわっていないので、木造も視野に入るかな、と思っています。
窓が大きいと明るくて開放的だと思いますが、それだけ外気温に影響されそうですもんね。

ここの掲示板を見ていると「C値」「Q値」という言葉が出てくるので、これについても勉強して参考にしたいと思います。
でも、数値上の多少の差が本当に実感できるのか疑問を感じなくもないですけど(^_^;)

「新省エネ基準」「次世代省エネ」という言葉は、よく営業さんから出る言葉ですね。やっぱり、今の時代、大切な指標なんですね。

>22さん
鉄骨に限らず、各商品は少しずつ値上がりしているんでしょうね。その結果、本体価格も値上がりしている、と。

ツーバイの良し悪し、鉄骨の良し悪しの話が聞けて、大変参考になります。ありがとうございます。
26: 住まいに詳しい人 
[2008-08-26 10:26:00]
一般論として、軽量鉄骨と木造の特徴は以下のようなものだと思います。

○基礎の作り方。
鉄骨は木造に比べて重いだけでなく、荷重が柱に偏りやすい傾向にあります。その偏った荷重を分散させるため、基礎の立ち上がり長は木造よりも高くしなければなりません。また、基礎にかかる力が大きいため、ベタ基礎にするとスラブに掛かる力が大きく、木造よりも遥かに厚いスラブを作らないと力が分散できないので、ベタ基礎にすると高くなるので、布基礎になっている傾向が強いです。

一般に、ベタ基礎だと建物の荷重が分散されて地表に伝わるけど、布基礎では地盤にかかる最大荷重は大きくなるので、ベタ基礎よりも遥かに固い地盤でないと、不同沈下を起こす可能性があります。充分に固い地盤だったら、どちらでも良いですが、地盤が柔らかめの時はベタ基礎の方が良いです。

○地震による揺れ方。
軽量鉄骨は柔構造になっていることが多く、木造は耐力壁を使った剛構造が多いです。
柔構造は地震が起こったときの建物にかかる最大加速度は、剛構造より小さい代わりに、揺れの振幅が大きくなる傾向が強いです。一方、剛構造は逆で、揺れの振幅が小さい代わりに、最大加速度が大きくなる傾向があります。

ただ、軽量鉄骨でもユニット構造の場合は、各ユニットは剛構造になっていますが、ユニットの繋ぎ目には非常に大きな力がかかるので、ユニット一つ一つが耐震性を確保しているというセールストークがありますが、問題は別のところにあるので、繋ぎをどのようにしているかに注目して構造を考えて方が良いでしょう。

また、面材を使っていても木軸とツーバイとでは、荷重の受け方が違っています。木軸は柱、梁などの構造材で荷重を受けるのに対して、ツーバイは壁で受けます。この壁に掛かる力は、スタッドと面材を繋ぐ釘に常に掛かり続けるので、長いスパンで見ると経年的に接続が弱くなっていきます。なので、ツーバイで構造が歪んできたら、建物自体の耐力が落ちてきている証拠なので注意が必要です。

○気密、断熱性
鉄骨の最大の弱点は鉄骨が熱橋になって、断熱性能を落とすと言うことです。各社それなりの熱橋対策をしていますが、断熱性を考えると、現状では木造に軍配が上がるでしょう。
また、鉄骨は先にも話しましたが、柔構造になっていることが多いので、建物は大きく揺れやすいです。そのため、構造的に気密性も上げにくい傾向にあります。

○壁体内結露
鉄骨造では、前述の熱橋の問題で木造よりも、壁体内結露が起こりやすいです。
鉄骨でも木造でも気密シートを正しく施工すれば、理論上は冬型の壁体内結露は問題なくなりますが、本州以南の高温多湿の夏がある地域では、鉄骨造の熱橋は夏場の逆転結露に特に悪影響があるような気がします。

木造でも、木軸では筋交や最近流行りの透湿系の面材を使って結露対策はされていますが、ツーバイでは、耐力壁で荷重も支えるため太い釘を使わなければならず、面材の釘保持力も重要になるので、構造用合板を使うことが多いです。そのため、壁から湿気が抜けにくく、かつ、構造用合板も湿気に非常に強い分けでもないので、ツーバイで構造用合板を使った作りの場合は、壁体内結露に弱い傾向があります。

○耐久性
耐久性に関しては、軽量鉄骨では鉄骨の錆の影響が大きいです。
軽量鉄骨は肉厚が薄いので、錆で肉厚が1mm程度薄くなると柱としての役割を果たさなくなる場所もあります。各社防錆加工をした鉄骨を使っていますが、搬送、施工中に傷が付くことも多く、それらは現場塗装で対応します。これらは施工の丁寧さに依るところが大きいので、どの程度というのは言いにくいところですが。

木造では蟻害、腐朽対策が耐久性に占めるウェートが高いです。
これらも使用建材、施工の丁寧さに依るところは大きいです。


いろいろと書いてきましたが、結局は軽量鉄骨だ、木造だといった構造によるある程度の向き、不向きはありますが、丈夫な家を作るには、それ以上に、設計、施工の占める割合が高いと思います。HMで紹介されるスペックは、全てが理想的にできたときの最高スペックです。実際の家には、ある程度は細かなミスなどが積み重なり、それよりも性能は落ちています。その度合いの方が、実際の家の性能に占める割合は高いというのが現状だと思います。大手と呼ばれるHMでも、これでは…と感じられる現場は結構あります。構造を決め打ちするよりも、どれだけ真摯に家作りに取り組んでいるHMかを判断基準にされることをお勧めします。
27: 購入検討中さん 
[2008-08-26 10:57:00]
>24さん
調べていると、鉄骨でも木造でも軸組工法が多いと思うのですが、それらはみんなオモチャだと・・・
では、軸組工法より枠組壁工法の法が優れていると?!

>26さん
詳細な説明ありがとうございます。
分からない単語で埋め尽くされていたので、調べながら読んでみました。

木造って、剛構造なんですか?読んでいると、柔構造だという記述が目立ったのですが。

真摯に取り組んでいるHMを見極めるのは難しそうですね。それを営業さんから感じ取るのは難しいと思いますし。やはり、自分で勉強してカタログの数値等の意味を理解できるレベルには最低でもなっておかないといけないってことですね。

幸いにも時間はあるので、少しずつ勉強していきます。ありがとうございます。
28: どちて坊や 
[2008-08-26 11:03:00]
>>26
かなり詳しいですね。一つ教えてください。
「ツーバイの壁に掛かる力は、スタッドと面材を繋ぐ釘に常に掛かり続けるので、長いスパンで見ると経年的に接続が弱くなっていきます。」とのことですが、そうするとツーバイに類似する工法のパネル工法はどうでしょうか?釘でなく接着剤でつけています。接着部分が剥がれるという懸念は別問題として、釘という点よりも接着という面で付ける方が、経年的に接続が弱くなりにくいと思うのですが、どうでしょうか?
29: 26 
[2008-08-26 11:35:00]
言葉足らずですいません。木造全てが剛構造ではないです。
ツーバイや構造用面材を外周全てに貼った軸組は剛構造ですが、昔からの伝統工法は柔構造ですし、木軸でも耐力壁が筋交いだけや、部分的に耐力壁を貼ったものは、柔構造と剛構造の中間になります。

鉄骨造は、ブレースと呼ばれる斜めにはった受材を使って、建物全体をゆっくり揺らすことによって、急激に大きな力が掛からないようにしていることが多いです。最近は制震装置をブレースの代わりに入れることも増えましたが、制震装置が効くのは柔構造だからです。また、ユニット系の軽量鉄骨や、一部ラーメン構造を採用して、剛構造に近づけた軽量鉄骨もあります。

時間があるのなら、カタログなどだけでなく、建築現場を見るのか一番効果的だと思います。
丁寧な施工をしているところは、現場を綺麗にしているところが多いです。汚い現場では施工過程も整理できていないところが多いですし、タバコなどの管理ができていないところは、下請け業者の管理も不十分なところが多いです。そのように、全くの素人でも分かるところは沢山あります。


>> どちて坊やさん
一般論ですが、有機系の接着剤は、必ず寿命があるのものなので、どの程度とハッキリ言えませんが、永遠に保つものでは無いことは確かです。接着剤の種類によっては、イソシアネート系接着剤のように湿気に弱いものもあり、壁体内結露、万が一、雨漏りが起こったときなどとで劣化は進むと思います。

また、構造用合板を使った場合は、接着剤での接着は、表面の1プライだけが繋がっていることになります。一方、釘は数プライ分貫通して、構造材と面材を繋げています。そのことを考えると、構造用合板の表面の1プライ分が劣化すると力は働かないように推測されます。
30: 匿名さん 
[2008-08-26 12:11:00]
どんなに良い工法で有っても、予算が合わなければしょうがない、ソノコト解ってますか?
31: 購入検討中さん 
[2008-08-26 13:00:00]
>29さん
解説ありがとうございます。おおまかですが、理解できた(気がします)。

ハウスメーカーが連れて行ってくれる現場は、きっとキレイにしているでしょうから、建築中の家を見かけたら様子をチラっと見る方がいいかもしれませんね。

>30さん
誰への問いかけなんでしょうか。

私はその程度のレベルのことは分かっていますし、アドバイスしてくれているみなさんもそんなことは百も承知だと思いますよ。
家を建てることを考えるなら工法の特徴を把握したり、施工の重要性を把握した上で検討した方が視野が広がって良い、ということではないでしょうか。
もちろん、検討していく上で予算という枠は常に意識していないといけないと思います。
32: 匿名さん 
[2008-08-26 13:32:00]
それは予算が無い人の話
有意義な議論なんだから別にいいじゃん

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